アリコーン「レールガン発射用意!」ピッ
アリコーン「目標、敵戦艦扶桑」
ピッ...ウィーン...ガンッ!
アリコーン「砲撃開始ッ!」
キュィィィィン...バシュンッ!バシュンッ!
―――重桜艦隊
ガァン!ギィン!
扶桑「第二主砲塔が!?...損傷確認を急いでください!」
山城「姉さま!大丈夫!?」
扶桑「安心して山城。損傷は大きくないわ。」
山城「でも姉さま、主砲が・・・!」
扶桑「大丈夫よ。まだ戦えるわ。」
扶桑(それにあの潜水艦をみすみす逃がしては、重桜が危機に陥る可能性も・・・)
―――
アリコーン「・・・なんだろう、さっきから違和感があるな。」
アリコーン「空間が歪んでるような・・・。」
(((ブォンッ!ブォンッ!ブォンッ!)))
アリコーン「あれはセイレーン!?一体どこから!?」
―――
扶桑「セイレーン...周りには私達以外居なかったはず。どうやって接近を・・・?」
山城「姉さま!私は平気だけど姉さまがこのままじゃ危ないよ!いったん退こうよ!」
扶桑「...そうね。でも、牽制の砲撃はしておきましょう。少しでも足止めになるから」
((ドガドガドガァァァァァァァン!))
―――
(((ドガドガドガァァァァァァン!)))
アリコーン「水柱で目標を見失った...」
(サァァァァァァ...)
アリコーン「・・・居ない?」
水柱が晴れた先にはすでに何も居なかった。
戦艦だけではなくセイレーンもだ。
...わけがわからん
アリコーン「いくら考えてもわからんことを考えたって仕方ないな。」
アリコーン「最初の目的だった陸地を探すか。動力が原子力とはいえ操艦は俺と最低限の補助AIくらいだし・・・」
アリコーン「はぁ...腹減った。」
―――って感じで数時間海の中を彷徨ってたら運良く陸地を見つけたからそこで野宿をすることにした。
いや野宿じゃない。野営だ。野営。
アリコーン「よし。バレなさそうなところにアリコーン停めたし今夜は大丈夫だろう。」
アリコーン「釣りでもするか。」
―――数十分後
今日の釣果:木の枝二本、多分魚。三匹。そのへんに居たガザミ一匹。
アリコーン「魚とカニはいいとして、木の枝は何に使おうか・・・。」
アリコーン「湿気ちゃってるし、焚き火としては使えんな。」
アリコーン「釣り竿に使えるか...リール無いけど」
アリコーン「そんなことより料理するか。多分調理室があったはず」
―――俺は調理室に向かった。
そこでクッキングを始めたら爆弾が完成したらしい。秒で爆発した。
アリコーン「・・・料理くらい、学んでおけばよかった。」
ちなみに、真っ黒のまま病室見に行ったらいつの間にか起きてた潜水艦ちゃんたちが心配してくれました。
調理室ロボにはしばかれた。
―――翌日
アリコーン「腹を満たせるものがあることはわかった。...でもここどこだよ。」
アリコーン「AI、ちょっと地図を表示してくれないか?」
AI「了解。」
ウィン
アリコーン「ああ、ここユニオンか...面倒だが敵対していないだけまだマシだと思っておこう。」
アリコーン「・・・偵察機を飛ばして周囲の様子を確認してから出発するか」
ピッピッ...バシュッ!
アリコーン「AI、ドローンカメラに接続して周囲二キロ圏内の偵察をよろしく」
AI「了解。」
―――数分後
AI「確認終了。詳細を画面に表示します。」
アリコーン「頼む。」
ホログラム地図にKAN-SENを示す赤い点と基地を示す黄色い四角が投影される。
アリコーン「やけに厳戒態勢だな」
AI「昨晩浮上したときにレーダに一瞬だけ捕らわれたものと思われます。」
アリコーン「・・・こうなってしまうとダルいな。」
アリコーン「どうにかしてユニオン基地にコンタクトを取って港に停めてもらいたいんだが・・・。」
AI「ここまでの厳戒態勢だと海上からはおろか地上からも無理だと思われます。」
アリコーン「だよなぁ・・・。」
AI「危険ですが海中から侵入し防衛網を突破。港に強行突入する手があります。」
アリコーン「・・・できればやりたくないんだが。無線とかそういうのでコンタクトはできるか?」
AI「私達の使用する無線とあちらの無線の周波数が同じという保証はありません。」
アリコーン「じゃあモールスは?」
AI「そもそも機械がありません」
アリコーン「正面から行って敵意がないことを証明するとかは?」
AI「可能性はあります。そうすれば交戦確率は格段に下がります。」
アリコーン「戦うことしか考えられなかったのかこのAIは...」ボソッ
AI「なにか言いましたか?(圧)」
アリコーン「いや何も。」
アリコーン「・・・では、これより潜航する。」
―――数分後
アリコーン「偵察情報だとこのあたりだな。」
アリコーン「メインタンクブロー!浮上する!」
(((ザッバァァァァァァン!)))
―――ユニオン防衛網 最前線警戒艦隊
((ザッバァァァァン!))
クリーブランド「うわわっ!なんだッ!?」
50Mくらい先に突如として何かが浮上した。
クリーブランド「...潜水...艦?」
突如現れた巨大な潜水艦に私は驚いた。
クリーブランド「えっと...無線機...あった!」
クリーブランド「こちら第三警戒艦隊旗艦クリーブランド!防衛網至近に大型潜水艦の浮上を確認!攻撃が無いから敵意はなさそうだけど念の為増援を!」
―――
アリコーン「あっぶねぇ...もう少しでぶつかるところだった」
アリコーン「AI、地図と海図の更新よろしく」
AI「了解。更新終わり次第表示します。」
アリコーン「了解...ん?」
ふと横を見ると通信機のランプが光っていた。
アリコーン「・・・やっぱりユニオンからか。」
俺は無線機を掴んだ。
クリーブランド「こちら第三警戒艦隊旗艦、軽巡洋艦クリーブランド。貴艦の所属と艦名を明らかにせよ!」
クリーブランド「貴艦は包囲されている!無用な交戦は望まない。まずは冷静に、こちらの指示に従ってくれ!」
アリコーン「...こちら潜水航空巡洋艦アリコーン。所属は・・・言えない。だが安心してくれ。こちらに敵意はない。」
クリーブランド「では次に浮上した理由を明かしてくれ。」
アリコーン「・・・この基地の司令官と話がしたい。...武装をロック状態にするので港に入らせてはくれないか?」
クリーブランド「...指揮官との面接が理由か」
クリーブランド「指揮官と総旗艦に判断を任せよう。ここでは無理だな。」
―――数十分後
オハイオ「こちら艦隊総旗艦、BB-68オハイオ。入港を許可。第三警戒艦隊は潜水艦を港まで案内しろ。怪しい動きをしたら即撃沈を許可する。」
クリーブランド「りょ、了解!」
―――数十分後、ユニオン基地
モブ整備士1「なんつーデカさの潜水艦だ」
モブ整備士2「こんな艦うちにあったか?」
モブ整備士3「さぁな。新型艦とかじゃねぇのか?」
リーダー整備士「無駄口叩いてねぇで終わったんなら他の艦の整備に移れ!」
整備士たち「は、はいっ!」
―――
アリコーン「久々の陸だぁーーー!」
俺は大きく背伸びをした。
この続きは別小説で書きます。
次回からは艦これに戻ります。