学生提督が艦息に転生したそうです   作:戦艦建造家(?)

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今回も少し長めです。
あと案の定投稿間隔空きました


残党狩り

ヒュルルルルルルルル...

(((ドガドガガドガドガガァァァァン!!)))

ひゅうが「奴ら撃ってきたぞ!」

あすか「...戦うしか無さそうだね」

ちょうかい「戦うって言っても...」

那智(無線)「全艦、反撃を許可する!...戦闘を開始せよ!」

ちょうかい「良いんですか!?」

那智(無線)「ああ。第一こっちが先に攻撃されているからな。正当防衛だろう」

あすか「新装備の試験にはピッタリだね~」

ひゅうが「...全艦、戦闘開始ッ!」

―――

ル級?「シンカイノフッコウノタメ...シズンデイケッ!」

(((ドドドドドドドドガァァァァァァァン!!)))

ヲ級?「...カンサイキ、トウタツ」

―――

ちょうかい「ッ!?周囲に航空機が出現!とんでもない数です!」

ひゅうが「...流石にあの数は捌ききれないぞ」

あすか「...やってみないと分からないよ?」

あすかは片腕のレールガンで対空戦闘を始めた。

((ガシュッ!))

(((ドガァァァァァン!)))

あすかの放った砲弾は正確に敵機を貫いた。

ちょうかい「...そうですね。」

ひゅうが「やってみるか!」

ちょうかい「上空の目標、α1からβ3までロックオン!」

ちょうかい「VLS全解放!対空ミサイル発射はじめ!」

ウィーン...((ボッシュゥゥゥゥゥゥゥ....))

ひゅうが「こっちも行くぞ!」

ひゅうが「目標β4からγ2までロック!」

ひゅうが「対空ミサイル、撃ち方始めッ!」

ウィーン...((ボシュッ!ボシュッ!ボシュゥゥゥゥゥゥ...))

ちょうかい「目標到達まで3...2...1...到達!」

(((ドガドドドドドドドガドガドガドドガドガァァァァァァァァン!!!)))

ちょうかい「敵機複数の撃墜を確認!」

那智(無線)「ちょうかい!敵機直上!」

ちょうかい「ッ!?」

ちょうかい「CIWS自動照準!射撃開始ッ!」

ウィンウィン...ブォォォォォォォォォォォォォォ.....

ちょうかい「落ちてッ!」

ちょうかいの言葉を無視するかのように突っ込んでくる敵機。爆弾が投下されようとしていた。

その時だった。

(((ガシュガシュガシュッ!)))

(((ドガァァァァン!!)))

敵機に突然大穴が空き、大爆発を起こした。

ちょうかい「一体...何が!?」

―――

ヴィクトワール「...間に合ったみたいだな」

ヴィクトワール「すぐにでも敵艦の殲滅を始めたいところだが...」

ヴィクトワール「...まずは航空機を殲滅しないとな」

ヴィクトワール「全対空兵装、射撃用意!目標、上空の敵航空機!」

ウィン...ガチンッ!

何十基もの対空兵器が自動的に目標を追尾し始める。

ヴィクトワール「撃てェ!」

ヴィクトワールから多数のレーザーが照射された。

―――

ひゅうが「何だあれは!?」

例の艦船の辺りから放たれた光線により次々と航空機が落とされていく。

ちょうかい「レーザー兵器...と言うやつでは?」

ひゅうが「...まだ実用化まで至っていなかったと思うんだが」

ちょうかい「いえ。海外では既に実用化されています。」

ひゅうが「...あれは海外艦ということか?」

ちょうかい「はい。その可能性が高いです。」

ひゅうが「...後で話を聞いてみる必要がありそうだ」

―――

ヴィクトワール「...凄まじい威力だ」

レーザーを照射して間もなく、百機以上居た航空機は全滅していた。

ヴィクトワール「よし。敵艦隊の殲滅に向かうか」

――― 一方、敵艦隊

尾張「ハァッ!」ブンッ!

((ギィン!!))

ル級?「ホウ?カタナモチトハ...メズラシイ」

尾張(なんて硬さだ...刃が通らない!)

ル級?「フッ!」ブオンッ!

((ギィン!!))

尾張「ぐぁッ!」

尾張はル級のパンチを辛うじて刀で受け止めたが大きく吹き飛ばされた

((バッシャァァァァァン!!))

尾張「グッ...」フラッ

ル級?「マダタチアガルカ...オモシロイ」

尾張(どうにかして切れる場所を探すしか無いか...)

尾張はまた刀を構え

((バシュッ!))

勢い良く水面を蹴り上げ、ル級に切りかかった。

ル級?「マタツッコンデクルノカ...オロカナヤツメ」

尾張「フンッ!」ブンッ!

((ギィンッ!!))

尾張「何ッ!?」

ル級?「ナマクラガッ!」バキッ!

尾張「刀がッ!?」

ル級?「オワリダ」

ガンッガガガガガガガン!

ル級の全ての主砲が尾張を捉えた。

ル級?「シズメ」

(((ドドドドドドドドガァァァァン!!!)))

尾張「くッ...」バシャッ!

尾張は咄嗟に距離を取ったが一足遅く、左側の艤装が吹き飛ばされた。

尾張「...どうせ主砲は使えないんだ。身軽な方が良い!」

ル級?「マダシズマンカ。シブトイヤツメ。」

ル級?「ダガ、コレデオワリダッ!」

(((ドドドドドドドドガァァァァァン!!!)))

尾張(...集中しろ。感覚を研ぎ澄ませ。この刀でも戦える!)

尾張「...見えたッ!」

((((ザキンッ!ザキザキザキンッ!!!))))

(((ドガァァァァァァン!!)))

ル級?「...オワッタカ」

シュゥゥゥゥ...

尾張「もう良いか。艤装なんて足手まといだったしな」

ガキンッ!バシャッ!バシャンッ!

ル級?「ウソダロ...」

煙が晴れた先には目が赤く光り、赤熱した折れた刀を持つ尾張が居た。

尾張「...」バシュッ!

ル級?「キエタッ!?」

尾張「遅い」

((ガキィィィン!!!))

ル級?「ナニッ!?」

ル級?「ダガキサマノチカラデハ...ワタシヲキレナイッ!」

尾張「...そんなことを誰が決めた?」

(((ズバァンッ!!!)))

ル級は艤装ごと真っ二つに裂かれた。

ル級?「バ...カ...ナ...」

ル級は力尽き、その場に倒れた。

尾張「...終わったか」

―――同時刻 戦艦ヴィクトワール

ヴィクトワール「主砲射撃用意。目標、空母ヲ級!」

ヴィクトワール「弾種徹甲!」

ウィーン...ガキンッ!

ヴィクトワール「主砲、撃てェ!」

(((ドドドドガァァァァン!!)))

―――

ヲ級?「...」バシュッ!

(((ドガドガドガァァァァァァン!!)))

ヲ級は攻撃を察知し回避。

続いてヲ級は艦載機を大量に発艦させ、ヴィクトワールを攻撃し始めた。

―――

(((ブロロロロロロロ....)))

ヴィクトワール「また航空機か...さっき落としまくった後だってのに...」

ヴィクトワール「対空戦闘開始!敵航空機の接近を許すな!」

ウィン...((ガシュン!ガシュンッ!ガシュン!))

レールガンやレーザーが一斉に攻撃を開始した。

続々と航空機が火を吹き落ちていく。

空はまるで日没のように赤く染まっていた。

ヴィクトワール「クソッ!こいつらどんだけいるんだよ!」((ガシュンッ!ガシュンッ!))

次々出てくる航空機に対し、俺は結構イラつき始めていた。

ヴィクトワール「爆弾とか魚雷とか落とされないうちに撃墜できてるのは良いけど多すぎる!」

ヴィクトワール「本体の空母はどこに!?」

俺は隙を見て周囲を見回した。

ヴィクトワール「居ない?」

ヴィクトワール「...逃げたか」

ヲ級が居た辺りには増援と見られる複数の深海棲艦がいるだけだった

ヴィクトワール「...ちょうど航空機も居なくなったことだし、敵艦を沈めるか」

(((ドドドドドドドガァァァァァァン!!!)))

ヴィクトワール「...護衛艦たちか」

敵艦隊は飛来したミサイルにより一方的に沈められた。

―――

ひゅうが「レーダー上に敵反応無し。」

ちょうかい「にしても何で今頃になって深海棲艦が...?」

あすか「もしかして、また戦争を始める準備が整った...とか?」

ちょうかい「悪い冗談はよしてください!」

あすか「あはは~ごめんごめん」

ちょうかい「何で棒読みなんですか!」

ひゅうが(...今回ばかりはあすかさんの言っていることが真実かもしれないな)

ちょうかい「ひゅうがさんも黙ってないでなんか言ってくださいよ!」

ひゅうが「ああ、すまん。少し考え事をしていた」

ひゅうが「...私にはあすかさんが冗談を言ってるようには見えなかったな」

あすか「...」

ちょうかい「そうなんですか?」

ひゅうが「これは私の憶測でしか無いが...既に水面下では深海棲艦が動いているだろうな」

ちょうかい「何故そう思うんですか?」

ひゅうが「今回接敵した奴らの練度が異常に高かったからだ。」

ひゅうが「今のがただの残党だったなら、訓練なんてロクに積んでいない迷子の艦隊の様になっているはず」

ちょうかい「確かに...そうですね」

ひゅうが「...このことに関して深く考えるのは基地に帰ってからにしよう。」

ひゅうが「今は優先すべきことがあるからな」

ひゅうがはレーダにある2つの反応を見ていた。

―――

無線「こちらは海上自衛隊呉基地所属、護衛艦ひゅうが。そこの二名の艦娘、機関を停止し大人しくしていろ」

ヴィクトワール「了解。機関を停止し待機する」

尾張「...待機する」

―――といった感じで俺らは一旦職質...を受けることになった。

ひゅうが「...確認完了。ケルマデックと...尾張だったか。君たちが装備している艤装は登録がされていない。」

尾張「そりゃそうさ。前大戦時代の艤装だからな」

ちょうかい「前大戦の...?そんなものを何処から?」

尾張「私のは元々装備していた物だ。」

尾張「こいつのは...私にも詳細がわからない。」

ひゅうが「分からない?」

尾張「こいつのつけている艤装は元々横須賀にあったものだ。比較的整備がされているようだったから基地に持っていった。」

あすか「...それって窃盗罪じゃ?」

ちょうかい「今は関係ないと思いますよ...」

あすか「まぁ確かに横須賀鎮守府跡は国も捨てた場所だからねぇ...」

ひゅうが「...とりあえず二人を陸地まで連行する。機関は停止したままでな」

―――

ひゅうが「...接続完了。動くぞ」キュィィィィン....

ギギギギギギギ....

ちょうかい「全然動いてなくないですか?」

ひゅうが「駄目だ...一人じゃ出力が足りない...」

あすか「私の出力じゃ絶対ムリそうだからもう一人の方連れて行くね~」

ちょうかい「ズルいですよ!私も!」

ひゅうが「ちょっとは手伝えよ!」

ヴィクトワール「...俺のサブリアクターをアクティブにして航行したほうが良いんじゃ?」

ひゅうが「いや、万が一攻撃された時に困る。」

ヴィクトワール「...少なくとも一人で運ぶのは無理ですよ。この艤装感覚的に軽く900kgはありますから」

ひゅうが「900!?そりゃ動かないわけだ」

ひゅうが「はぁ...連行できないのはマズいからな。攻撃しないのを条件に航行を許可する」

ヴィクトワール「安心してください。武装はロックしてありますから」

ヴィクトワール(にしても良くこの艤装を輸送して保管までしておけたな...俺でさえ制御外骨格があってようやく動かせるくらいなのに...)

―――横須賀鎮守府跡 出撃ドック付近

那智「ふむ...未登録の艤装に大戦時代の艦娘...」

那智「わからん!よくわからん!」

那智「いや、大戦時代の艦娘はまだわかる」

那智「でも未登録の艤装が良く分からん」

ちょうかい「明らかに大戦時代に作られたものでは無いですからね」

あすか「でもここにあったんでしょ?」

ちょうかい「そこがおかしいんですよねぇ...」

ひゅうが「重量的に誰かが持ってきたわけでもなさそうだ」

皆「「「うーん...」」」

那智「...後で詳しそうな人に話を聞くしかなさそうだな」

ちょうかい「そうですね」

那智「それはそうと、ここに居られるのは明日までが限界だ。明日にはここを発つ」

那智「どうにかして艤装を輸送したいもんだが...」

那智「ケルマデック...じゃなかったヴィクトワール。その艤装は何キロ位ありそうだ?」

ヴィクトワール「体感900kgです」

那智「900か...分かった。」

那智「あと例の帝国艦娘達だが...どうする?」

尾張「どうするとは?」

那智「許可が出れば呉に停めて置けるかもしれないんだが...」

尾張「こちらからするとありがたい。最近は物資が不足気味だったからな」

尾張「...無理を言うようだが頼めるだろうか?」

那智「分かった。連絡して確認する」

ちょうかい「そういえばこれからどうするんですか?」

那智「近くの宿泊施設で一泊する。勿論二部屋取ってあるぞ」

ちょうかい「早速行きましょう!」

那智「いや待て。まずは艤装を片付けないと」

那智「ヴィクトワールと尾張は艤装を...とりあえず工廠の艤装格納庫へ置いてきてくれ。」

ヴィクトワール・尾張「了解」

―――俺達は艤装を片付けに行った。




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