学生提督が艦息に転生したそうです   作:戦艦建造家(?)

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Cloud slayer作戦が開始。
敵艦隊の待つ海域へ...


Cloud slayer:開戦

―――小笠原へ向け日中米英合同艦隊が進軍する。

その様子を超空から見下ろす一機の漆黒の巨鳥の姿があった。

―――深海棲艦の巣:中央

???「...キタワネ」

???「ゼンカンセントウカイシ。テキヲアシドメシナサイ」

その号令とともに、ヲ級flagship、ヌ級eliteからなる空母部隊から大量の艦載機が発艦する。

―――合同艦隊上空

キィィィィィン...ズダダダダダダダッ!

ガガンッ!ガンッ!

キィィィィン...((ボガンッ!))

イーグル23「こちらイーグル23!敵機を撃墜!」

ジェラルド(無線)「敵機だと?」

イーグル23「偵察機だ!既にこっちの位置はバレてる!」

ジェラルド「マズいわね...」

―――合同艦隊

ジェラルド「全艦に通達。敵の偵察機に見つかったわ。対空警戒を厳として!」

全員(無線)「「「了解!」」」

―――数分後

ミリアス「レーダーに艦影!...大艦隊だ」

ジェラルド「...これは想定してなかったわね」

ジェラルド「全艦、対水上戦闘用意!」

ジェラルド「突入隊は側面に展開後、突撃用意!」

―――突入隊が側面に展開。空母部隊は航空攻撃に対応できるよう輪形陣を形成した。

ハワード「敵艦隊、交戦距離に入りました」

ジェラルド「よし...」

ジェラルド「突入隊、戦闘開始!」

―――突入隊

ヴィクトワール「全艦、戦闘開始ッ!」バシュッ!

「「「了解!」」」

―――

尾張「ハアッ!」ガギィン!

((ズバッ!))

尾張「...初めて使ったが、こりゃ良いもんをもらったな」

((ドドドドドドガァァァァン!!))

尾張「休んでる暇はない...か」

尾張は刀を構え直し、フウッ...と息を整えた。

その瞬間...

((ガギィンッ!ガギンガギンガギンッ!))

目にも止まらぬ速度で刀を動かし、敵の砲弾全てを弾き返した。

―――尾張が奮戦する中、ヴィクトワールは敵旗艦と思われる軽巡ム級と対峙していた

ム級「ブレイナヤツハ...キライッ」バシュッ!

ヴィクトワール「攻撃してきてるのはテメエらだろッ!」バシュッ!

ム級「シズミナサイッ!」ガギンッ!ウィィィィン...ガチャンッ!

((ドッカァァァァァァァァン!!!))

ヴィクトワール「何じゃそりゃッ!?」

俺は咄嗟に回避した。

ヒュルルルル...(((ドッガァァァァァァァァァン!!!)))

振り返ると、俺の後方で5000kg爆弾に匹敵するレベルの爆煙が立ち上っていた。

ヴィクトワール「あんなもん当てられたらひとたまりもないな...すぐに決着を付けるぞ」

ヴィクトワール「CIC妖精!移動中に隙を見て主砲を撃ち込めるか?」

CIC妖精「可能です。しかし移動中となると精度は著しく落ちます!」

ヴィクトワール「だったら近づけば問題ないな?」

CIC妖精「それだったら...問題ないです」

ヴィクトワール「分かった。行くぞッ!」

ヴィクトワール「水流噴進ッ!」

CIC妖精「水流噴進!」ガチッ!

水流噴進で一気にム級に接近したヴィクトワールは格闘戦に持ち込んだ。

ヴィクトワール「オラァッ!」((ドガァァァン!))

ヴィクトワールは自身の巨大な艤装をム級に衝突させた。

ム級「ナッ!?」((ガァァンッ!))

流石のム級も格闘戦に持ち込まれるとは思わなかったらしい。

一瞬の判断ミスが隙を生じさせた。

ヴィクトワール「今だッ!主砲、撃てェ!」

CIC妖精「主砲、発射!」ピッ!

(((ドドドガァァァァァァン!!!)))

ム級「グハァッ!」

主砲のゼロ距離射撃を食らったム級は大きく後ろに吹き飛ばされた。

ヴィクトワール「どうだ...」

ム級「...」ガギンッ!

ム級の頭部と胸部を守っていた装甲が剥がれ落ちた。

ム級-壊「コ...ノホウガ...タタカイヤスイ...ワッ...!」

ム級-壊「オ...マエ...ダケハ...」バシュッ!

―――

ヴィクトワール「ッ!?消えッ―――」

ム級「...」ブンッ!

(((ガァァァァァン!!!)))

ヴィクトワール「クソッ!」

ヴィクトワール「副砲をッ!」

俺は瞬時に副砲を向けた。しかし...

ヴィクトワール「居ねぇッ!?」

ム級「...」ブォンッ!

(((ギィンッ!!!)))

ヴィクトワール「またかッ!」

ヴィクトワール「ワープでもしてんのかコイツはッ!」

体を向けたは良いもののそこにム級は居ない。

(バシュッ!)

ム級「...」ブンッ!

(((ガァァァンッ!!!)))

ヴィクトワール(今...かすかに音が?)

...考えている暇などない。ダメージが蓄積する前に仕留めなければ。

俺は動くのをやめた。

ヴィクトワール(音だ...音を感じ取るんだ)

幸い、海は凪の状態で静かだった。だからこそ一瞬の音が聞こえたのかもしれない。

(バシュッ!)

ヴィクトワール「...!」

ヴィクトワール「そこだッ!」

(((ガァァァァァァァァンッ!!!!)))

防御態勢を取った俺の艤装にム級が衝突。

その衝撃でム級はよろけた。

ヴィクトワール「今だッ!主砲、一斉射ッ!」

CIC妖精「主砲一斉射!」ピッ!

(((ドドドドドドドドドドカァァァァァァァン!!!!)))

ム級「ッ!?」

(((ドドドドドガァァァァァァァァァァン!!!)))

発射された砲弾が装甲の無くなった胸部に直撃。

ム級はその場に倒れ、崩壊した。

ヴィクトワール「...終わったか」

―――同時刻、空母部隊

ベンフォールド「レーダーに反応あり!敵機です!」

ジェラルド「到達までどれぐらい?」

ベンフォールド「距離から見て...約二分ほどで到達します!」

ジェラルド「分かったわ。」

ジェラルド「艦隊旗艦から全空母へ。敵機が現れたわ。接敵まで二分。それまでにできるだけ艦載機を上げて!」

遼寧・山東(無線)「合点」「承知ッ!」

福建(無線)「お姉ちゃんたち元気すぎない...?」

クイーン・エリザベス(無線)「あくまで優雅に、ね」

プリンス・オブ・ウェールズ(無線)「欧州最強の名は伊達じゃないってところを見せて差し上げますわ」

ジェラルド「...何もかもが作戦通りに行かないわ」

ハワード「まぁ、仕方ないですよ。上層部だって未来予知ができるわけじゃないですから」

ハワード「そんなことよりも「アレ」使っていいですか?」ワクワク

ジェラルド「はぁ...今回だけよ」

ハワード「やったー!じゃあ、早速準備を...!」

―――

遼寧「艦載機発艦!老朽艦だからって舐めんじゃないわ!」

山東「艦載機の運用能力勝負なら受けて立つわ!艦載機発艦ッ!」

福建「艦載機、発艦します...!」

クイーン・エリザベス「傷一つなく、そして優雅に勝利を収めて差し上げましょう。艦載機、発艦なさい」

プリンス・オブ・ウェールズ「英国海軍の本気、見せて差し上げますわ。艦載機、発艦」

―――

ジェラルド「全艦大丈夫そうね。私も行くわ」

ジェラルド「艦載機、順次全機発艦!敵を捻り潰しなさい!」

―――次々に飛び立っていく艦載機。

F/A-18スーパーホーネットやJ-35、F-35Bなどが編隊を組み、敵艦載機群へと向かった。

―――

イーグル3「見えてきたぞ」

イーグル7「奴ら、ターボプロップか」

イーグル4「チッ。空の王様気取りかよ。護衛機も付けずに」

イーグル1「だったら奴らを落として俺等が王者になれば良い!行くぞお前等!」

イーグル部隊(無線)「「「了解ッ!」」」

―――

ナイト3「無線がやかm...騒がしい...」

ナイト6「言い換えてもあまりいい表現ではないな」

ナイト9「優雅なのは良いが、空の上では命取りだ」

ナイト8「それ、帰っても言うなよ?」

ナイト1「はぁ...良いですか?今日だけは優雅は二の次です。敵を落とすことにだけ集中しましょう」

ナイト隊「「「了解」」」

―――

陰龍13「何気に深海棲艦相手は初めてだな」

陰龍4「まぁいつも通りやればいいさ」

陰龍2「いつも通りじゃ駄目だ。目指すのは「全力」だ」

陰龍4「おいおい、俺達が全力じゃねぇって言いたいのか?」

陰龍1「やかましいわ!会話じゃなく敵機を落とすことに集中せんか!」

陰龍隊「「「了解!」」」

―――空母部隊

ジェラルド「...始まったようね」

ジェラルド「アレの準備はできた?」

ハワード「準備万端です」

ジェラルド「...まだ撃つんじゃないわよ」

ハワード「分かってますって!」

―――数分後

空戦が始まりわずか数分で敵艦載機部隊は壊滅。

迎撃に上がった艦載機が戻ろうとした...その時だった。

―――上空

イーグル15「楽勝だったな!」

イーグル4「性能が違いすぎるんだよ!プロップとジェットじゃなァ」

イーグル4「って...あ?何だあれ」

イーグル4の視線の先には複数の黒い点が写っていた。

イーグル4「ッ!?」

イーグル4「敵機複数!7時の方向から突っ込んでくる!」

イーグル1(無線)「全機反転!敵機を迎え撃てッ!」

―――

((キィン!キィン!キィン!キィン!))

ナイト5「何だあれは!?」

ナイト7「不気味な...」

ナイト9「あんな機動、見たことないぞ!」

ナイト1(無線)「ナイトリーダーから全機。あの機体を艦隊に到達させてはなりません!全機落としてください!」

―――

陰龍3「クソッ!」

陰龍5「旋回戦で負けるとは...何たる屈辱...!」

陰龍6「駄目だ!そいつと格闘戦をするな!」

陰龍1(無線)「各機に通達!敵機と格闘戦を行うな!繰り返す!敵機と格闘戦を行うな!」

―――

ジェラルド(艦載機が帰ってこない...一体空で何が起こっているの...)

ジェラルド「ベンフォールド、頼みがあるのだけれど」

ベンフォールド「何かありましたか?」

ジェラルド「今日は私のレーダーの調子が悪いから、貴方のレーダーで上空の様子を見てほしいのだけれど、できるかしら?」

ベンフォールド「分かりました。少し待っていてください」

ベンフォールド「...これは...」

ベンフォールド「ジェラルドさん、マズいことになったかもしれません」

ジェラルド「マズい?」

ベンフォールド「艦載機部隊が敵機に襲撃されています」

ジェラルド「...勝てる見込みはあるのかしら」

ベンフォールド「...敵機の動きを見た感じ相手は恐らく無人機です」

ベンフォールド「フライトシミュレーターのデータから参照すると...」

ベンフォールド「勝率は0.05%です」

ジェラルド「かなりマズいわね...」

ジェラルド「...何か手はないのかしら」

ベンフォールド「あるとしたら...ハワードのアレしか」

ジェラルド「アレは機密扱いだから、あまり使いたくなかったのだけれど...」

ジェラルド「防ぎ止めるには使うしかない...わね」

―――

ジェラルド「全空母に通達。今空を飛んでいる艦載機を現空域から離脱させて!今すぐに!」

クイーン・エリザベス(無線)「ジェラルドさん...一体何をなさるおつもり?」

ジェラルド「今はそんなことを言ってる暇はありません!一刻も早く離脱させてください!」

クイーン・エリザベス(無線)「...まさか、秘密兵器を使うつもりですの?」

ジェラルド「...」

クイーン・エリザベス(無線)「...分かりましたわ。離脱させましょう」

―――上空

イーグル1「空域から離脱!?今この状況でか!」

ジェラルド(無線)「ええ。離脱よ。アレを使うわ」

イーグル1「...分かった。あいつ等を離脱させる」

ジェラルド(無線)「感謝するわ」

―――離脱命令を受けて、次々と艦載機が空域を離れていく。

ジェラルド「ハワード、「シリウス」発射用意」

ハワード「了解...発射台展開。エンジン点火用意」ピッピッ

ガチンッ!ウィィィィン...ガシャン!

コードネーム「S.I.R.I.U.S.」正式名称「Strategic Incendiary Radiant Ignition Under-sky System」

2036年、米海軍が開発した超極秘兵器。元々は落下してくる隕石や小惑星などから地球を防衛するために開発された、特殊な長距離ミサイルシステムである。

ジェラルド「ハワード、最終チェックを」

ハワード「軌道計算よし。爆破範囲測定終了。システムオールグリーン」

ジェラルド「ベンフォールド、空域に味方機は?」

ベンフォールド「作戦空域に味方機なし。」

ジェラルド「分かったわ」

ジェラルド「...「シリウス」...発射!」

ハワード「発射ッ!」カチッ!

ガチッ!ガチガチガチンッ!

(((ドッゴォォォォォォォォォォォ.....)))

―――数秒後

((((ドッガァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!))))

空はまるで恒星のような光に飲まれた。

「シリウス」は敵航空機もろとも、その場の空気や雲をも焼き尽くした。

―――

ジェラルド「...あれが...シリウス」

ハワード「...」

ベンフォールド「...敵航空機、全滅。レーダーに反応無し」

―――突入隊

ヴィクトワール「何だ...あの光は」

尾張「分からん。だがあれは明らかにこっちの攻撃だ」

ヴィクトワール「たった100年で人類はこんな兵器を開発できるようになるのか」

尾張「いつだろうと技術の進化は止まらないのだな...」

―――「シリウス」の発射から約1時間後

ジェラルド「...もうすぐ作戦海域だ。我々空母部隊はここで停止するわ」

ジェラルド「...後のことは、突入隊に託すわね」

ヴィクトワール「敵の残存兵力はどのようなものですか?」

ジェラルド「偵察機からの報告によると、ほとんどが空母ね。しかも先程の航空攻撃で艦載機がいないと来たわ」

ヴィクトワール「妙ですね。艦上戦闘機の一つや二つ搭載していてもおかしくない気がするのですが...」

ジェラルド「...それは私も同意見よ。でも偵察映像からは発艦させる様子が見えないのも確かなのよね...」

ジェラルド「ほら、もし余裕があるんだったら第二波攻撃とか仕掛けてきてもおかしくないでしょう?」

ヴィクトワール「確かに...ですが念の為護衛機をつけていただけませんか」

ジェラルド「分かったわ。旧式ではあるけれど、F-14を10機ほど護衛につけるわ」

ヴィクトワール「ありがとうございます」

ヴィクトワール「...それでは、我々は出撃します」

ジェラルド「ええ。気をつけて」

ヴィクトワールは一礼し、静かにその場を後にした。

ベンフォールド「...言わなくてよかったのですか」

ジェラルド「ええ。言ったは言ったで逆に士気低下に繋がってしまうわ」

ジェラルド「...それに、彼らの護衛につけるのは私のトップエース部隊よ。何かあっても全力で守ってくれるわ」

ベンフォールド「...そうだったら良いのですが...」

―――突入隊

ヴィクトワール「突入隊、全艦出撃!」

その無線と共に突入隊がゆっくりと進み始める。

戦艦ヴィクトワール、大和、尾張を先頭とした陣形を組み、前進していく。

―――数分後

矢矧「偵察機から入電があったわ。小笠原に空母部隊は発見できなかったそうよ」

尾張「何だと?奴ら逃げたのか...?」

矢矧「偵察機から続報が入ったわ。現在こちらに向かう艦影があるそうよ」

ヴィクトワール「数は?」

矢矧「...数は一。姫級のようね」

ヴィクトワール「姫級が?何故そんな真似を...」

尾張「...裏があるな」

ヴィクトワール「だろうな。ずっと島で籠もってたやつが急に単独で出てくるとは考えられない」

ヴィクトワール「全艦、陣形を単縦陣に」

ヴィクトワール「砲撃戦、用意」

皆(無線)「「「了解ッ!」」」

艦隊の陣形が変わり、いよいよ海戦の火蓋が切られようとしていた。

―――数分後

近づいていた姫級がゆっくりと姿を表した。

???「ミナサマ、コンニチハ。」

???「ワタシハ、シンカイデンソウキ」

深海電装姫「イマカラアナタタチヲ、ゼツボウノフチヘオトシイレルタメニヤッテマイリマシタ」

俺達は一斉に主砲を深海電装姫に向ける。

深海電装姫「ソウアセラズトモ。マズ、アナタタチガタタカウコトニナルノハ、ワタシジャアリマセンシ」

深海電装姫「ホラ、オデマシヨ」

そう彼女が言葉を放った瞬間、巨大な鉄床雲を突き破り、巨鳥が姿を表した。

深海電装姫「コイツハ、ノクターナス。ワタシガツクッタナカデ、モットモセイコウシタキタイヨ」

深海電装姫「ワタシハココデミテルカラ、セイゼイアガイテミナサイ」

―――深海電装姫は、不敵な笑みを浮かべながらそう言い放った...




次回はこの続きとなります。
関係ありませんが、私はノクターナスみたいな巨大兵器大好きなので今後何体も登場します(断言)
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