世界一の殺し屋だけど気づいたらマーベル時空だった。あとTSもしてた 作:ウォッチャー3
人間は弾丸を避けられないという常識は、嘘だ。
あらゆる物事には
その
例えば拳銃にせよ、ライフルにせよ、まずは構える必要がある。
次に狙いをつける、つまりここで銃口を僕に合わせる。
そこから引き金を引くまで、どんなに訓練しても僅かなタイムラグは存在するものだ。それは単純に、指を引き金にかけ、少しばかりズラす動作にかかる時間だ。
このタイムラグの間に、銃口が示す照準から、僕の物理的座標が外れればいい。
簡単な話だ。少なくとも、僕にとっては。
暗くて、埃臭い部屋。
ずだだだだ、ぱぱぱん、と気の抜けた表現しかできないような轟音を立て、銃煙の幕が下りる。
その元は、世界で一番生産された
合計で4人のハゲた男たち、スキンヘッド・フォーが1人の目標へ迅速な死をお届けする様子だ。この世界では有り触れた状況だが、今日ばかりは話が違った。
その証拠に、仕事終わりの達成感みたいな雰囲気が、恐怖と動揺へと。ゆっくりと彼らの心情が変わっていくのが煙が晴れていくにつれ、よく見える。
「……っ!」
「避けた!?」
「いや……躱したんだっ!!」
「何の訂正だよ!?」
4人のハゲはどよめく。
当然と言えば当然だろう。銃弾を掃射した相手────たった一人の男が、未だに傷の一つも見せずピンピンしているのだから。
つまり、僕が全ての弾丸を避けた。そして、彼らは驚いた。
そういうことです。
僕はおほん! と咳払いし、話し合いを試みることにした。
「いやーミスったミスった」
「ひぃ!?」
「これだけ計画失敗して、実力行使に及ぶなんて数年ぶりだよ」
「うわぁ!?」
「でも君たち別にメインの
「えっ!?」
「だから帰るなら見逃すよって言ってるの」
「こっちも面子と信頼があるビジネスやってんだよ死ねぇ〜っ!!あと殺し屋風情がスパイダーマンのお面被ってんじゃねえ!!!」
「うるせぇ! 僕だって咄嗟にこれ被ってピーター・パーカー“さん”には申し訳ないと思ってんだよ!」
こうして護衛のハゲ・フォースメンは全滅した。
申し遅れたが、僕は殺し屋なのだ。
本当はもっとスマートに、ハゲカルテットをハゲと知ることもなく標的のみを排除するつもりだった。いつもはそれで成功してるんだが、今回は運が悪かった。マスターデュエルでうらーら・スリーカードが3戦連続で出るくらいの不運だ。
ハゲどもから顔を咄嗟に隠すため、止むを得ず私物のスパイダーマンお面(日本の夏祭りで売ってるようなやつだ)を被ったが、彼は僕のような殺し屋とは異なる本物のヒーローだ。本当に申し訳ない。
パニッシャーの仮面ならまだしも、彼は子供には不人気だからあまり売ってないのだ。
とはいえ殺し屋なので、次は本命の殺害対象に向かうことにした。
そこにインカムから、仲間からの通信が入る。
『ねぇ“ジョークマン”、まだ現場に着かないの?』
「行けたら行く。それよりそのコードネーム何とかならない?」
『
「ガラだよ。だって僕……」
『“世界一の殺し屋”でしょ。分かったから早く来て』
「りょ……あ、窓から見えた」
『え?』
この世界に、スーパーマンやスパイダーマンのようなヒーローはいない。
在るのは治安の悪化し続ける社会、そして治安という言葉では表せない裏社会、そして跋扈する殺し屋たち。
その中で僕は、それでもヒーローの物語が好きだ。
幸いにも僕には殺しの才能があり、故に仕事を選ぶ権利を得て、それを使って彼らの真似事をした。本物の彼らには顔向けできなくとも、やっぱり善い人よりは悪い奴を選んで殺そうと。
殺して殺して殺して殺して────いつしか『世界一の殺し屋』と呼ばれるようになった。それが僕です。
『……ちょっと、そこから500mはあるでしょ!?』
「いやまあ、いい感じの銃借りられそうだから」
ハゲたちのリーダー格が持っていたカッコいいリボルバー拳銃を死体の手から抜き取り、窓から依頼対象の女へと向ける。
彼女は思い返したくもないくらい、裁判官が軒並み吐き気を催して法廷が地獄になりそうな非道をたくさん犯してきた人物だ。
だから殺していいわけではないが、僕は殺せるし、殺せと依頼があったし、他のたくさんの標的候補の中で最も彼女が死ぬべきだと思った。僕にはそれだけで十分だ。
500mどころか高低差で800mはあるが、何も言わずに銃口を向け──軽く引き金に力を込める。
観察、理解、対応。そして行動。
風向きを観察し、彼女の動きを理解し、どこを狙うか対応を決め、最後に指を動かす行動。結局、この方程が何事にも役に立つ。
ぱぁん。
彼女は糸が切れたように、崩れ落ちた。
「……ミッション、コンプリート」
……そして、僕の意識も。眠気のように、あるいは死期のように。
ここで世界から落下する、途絶える。
◇
「…………ん?」
甘い匂いが鼻をくすぐり、僕はふと目覚める。
柔らかい布団の感触、ベッドで横になっているのに気づく。
ゆっくりと起き上がると、少し頭が痛い。
経緯確認。
僕は確か……4人のハゲを仕方なく殺し、“仕事”を無事に終え……そこから今までの記憶がない。
あの局面から意識を失ってしまったとなると、ガスか何か吸い込んで昏倒した……とかだろうか? 大体の毒はかなり耐性をつけてたつもりなんだけど、量や種類によっては不思議ではない。
現状観察。
ここは有り触れた洋室。清潔ながら生活感があり、拷問部屋などではなさそうだ。拘束具も当然なし。
布団は安物ではなく、内装も平凡ながら不自然な点はない。どこかの家の、普通の寝室に見える。窓も大きい。カーテンに遮られているものの、明るさから見て今は昼間か。
暫定結論。
ガスか何かを吸い込んで昏倒した僕は、何らかの紆余曲折を経て、敵対者にも仲間にも回収されなかった。その代わり、善意の一般人に拾われて介抱されていたのだろう。
「となると……」
どすどす、きぃぃぃ。この部屋へ向かう男の足音、そして扉が開かれる音。
僕は礼を言おうと、彼の方に向き直る。
「あぁ、起きたのか」
「…………!?」
しかし、礼を咄嗟には言えなかった。
息を呑んだせいだ。
「君、うちの近くで倒れてたから……娘がうるさくてな? 怪しいもんじゃないぞ、デイリー・ビューグルは知ってるだろう?」
「じ、JJJ……??」
「いかにも」
何故僕がここまで困惑しているか? その顔が多くの映画で見てきた、
J・ジョナ・ジェイムソン、略してJJJ。このおっさんはデイリー・ビューグルという新聞社のトップであり、ファンの間では非常に有名なキャラクターだ。
しかし、彼とそっくりな顔の男が目の前に現れ、他でもないJJJと名乗る……これはなんだろう? 夢? 仲間はドッキリを仕掛けるようなタチではないから、やはり夢か?
頬をつねる。普通に痛い。現実のようだ。
「君、名前はなんだ?」
「あー……クラーク・ケント」
「ん? なんだ? クラ……クラリッサ? ケン…ああ、クラリッサ・ケインか?」
おいおい、僕みたいな30代そこそこの男にクラリッサはないだろう。
「クラリッサ……何でもいいですけど、僕、そんな女の子に見えます? 目大丈夫です?」
「どう見ても若いお嬢さんだが……そっちこそ本当に大丈夫か?」
「えっ」
押し付けられた手鏡を見ると、そこには。
全く知らない女の子が映っていた。鮮やかなショートカットの赤髪と、金色の双眸が特徴的な美少女だが、それはそれとして誰?
「えっこれ僕?」
「私の認知能力と鏡の物理的機能、この両方を疑うよりは、その推測の方が自然だろうな」
「ええ……」
いや、確かに身体の感覚が変だな……とは思っていたが。
改めて腕を見ると、確かに細いし、肌も白い。それだけではなく、背も大幅に縮んでるのがなんとなく分かる。
つまり……マーベル世界にTSしながら迷い込んできたってコト!?
「あのう、ちなみにスパイダーマンって……」
「あのヒーロー気取りの赤い覆面男か? 奴がどんなに危険で思い上がった存在かは、私の新聞を読んでるなら分かるだろう」
「あっはい」
スパイダーマンについて、当然のように文句を垂れ流すJJJ氏。
やはり……マーベル世界にTSしながら迷い込んできたってコトか!!
なんで?
「さて。私は行く。身の回りの世話は娘がやったし、これまでもやらせるから、くれぐれもセクハラなどで私を訴えてくれるなよ」
「娘?」
JJJに娘がいるという設定は、聞いたことがない。ここが本当にマーベル世界なら、その中でも原作にない、未知のバースということだろうか。
僕の疑問に答えず部屋を出ていくJJJ、しかし入れ替わりで小柄な(いや多分、今の僕よりは背が高いんだけど)少女が入ってきた。
栗色の髪がふわふわとカールした、小動物のように可愛らしい娘だ。
僕は彼女が出した氷水(普通は白湯とかじゃないか?)を飲み、一息つく。
「起きたんですね! えーと……」
「……クラリッサ。クラリッサ・ケインだ」
そういうことになった。
「クラリッサさん! あたしはジョイス。ジョイス・ジェイムソンです」
「ははあ、JJJの娘さんか」
「そうなります」
「……僕を拾った時、なんか持ち物はなかったか?」
「い、いやぁ……実を言うと、真っ裸で落ちてたので。道に」
「えっ」
「まあでも、あたしたちが回収した時は、まだ変なことにはなってなかったのでご安心を。あ、服はあたしのです」
両腕を広げ、セーフ! みたいなジェスチャーをするジョイス。
しかし裸で落ちてた、か。この身体が元の僕由来にせよ、他の人物由来にせよ、真っ当な戸籍や事情ではなさそうだ。
「ありがとう、ジョイス」
「いえいえ。それにしても、クラリッサさんは可愛いですね」
「そうかな……そうかも……」
「あっすみません、歳上かもしれないのに……」
「たはは……」
笑って誤魔化すしかなかった。
「クラリッサさん、歩けます? 手を貸しましょうか?」
「ふうむ……」
試しにベッドから起きあがろうとすると、すんなりと身体は動いた。
立つ、歩く、手の動作。どれも正常だが、感覚の違いに慣れない。とはいえ、病人のように筋力が弱ってるわけでもないのは朗報だ。
ジョイスは手を叩いて、自分ごとのように嬉しそうだ。
「すごいですね! クラリッサさん、お仕事は何を? それとも学生?」
「えっと……」
思わず言葉に詰まる。
まさか殺し屋と名乗るわけにもいかない。以前は適当にフリーターとか名乗っていたが、この外見年齢と雰囲気(この赤い髪は何なんだ?)では微妙そうだ。
「……もしかして記憶がぼんやりしてるんですか?」
「まあ、そうなるね」
「なら、良ければこの家に住みません?」
「えっ?」
あまりにも、僕へ都合がいい申し出だ。
だが、彼女は本気で言っている。それは分かる。
「いいのか? 僕ほど得体の知れない人間はNYにいないぞ」
「父さんは嫌がるでしょうけど、あたしが折れなければ嫌がるだけですよ。まあ、食い扶持は稼いでもらう! みたいな話にはなりそうですけど」
「うーん……」
「まあ正直この家、母さんも兄さんもいない今では広すぎて……部屋を貸すようなもんだと思ってもらえれば。家賃も父さんは請求するかもなので、もちろん他にアテがあったりするなら……」
「なるほど」
彼女は間違いなく善意の人で、能天気にすら見えるが、考えなしというわけでもなさそうだ。
彼女が言うように貸し部屋と捉えれば、見ず知らずの人間と同居するのもそこまで不自然ではない。それに意図してるのか無自覚か、こちらの引け目に配慮するような形で、家賃という対等な契約も仄めかしている。
なかなか有り難い申し出だ。
「……少し考えさせてくれ。もしかしたら、記憶も遠くないうちに戻るかもしれない」
「なるほど、わかりました」
とはいえ、すぐには決められない。
この世界でどう生きるかは、もう少しだけ慎重に考えるべきだ。
氷水のグラスを、もう一口。涼しい部屋だが、氷はかなり溶けていた。
────ずどん!!
沈黙を砕くように、何やらすごい衝撃音。表から聞こえたので、ジョイスを手で部屋の奥に制止しつつ、カーテンの隙間から様子を伺う。
すると。
「おらおら出てこいスパイダーマン! 今度こそお前をぶっ飛ばしてやるぞ!!」
とヤクザみたいな野太い声。若い男のそれだが、幼さはない。ただし青さは感じる。
あの黄色いスーツ、チンピラめいた言動、そして特徴的なガントレット。あれは恐らく……。
「ま……またショッカーですか」
「またって言うほどよく出るのか」
「最近は変な武器商人がいるらしくて……」
流石はマーベル世界、クソ治安ネタに事欠かない。
さておき、ショッカー。彼は強盗を生業とするわりにトレードマークとして衝撃波を放つガントレットを毎度装備している、よく分からないヴィランだ。金庫破壊用にしてももうちょっと何かないか?
ずどん! がしゃあん!!
「やばっ」
「きゃあっ!?」
覗いてた窓ガラスに、衝撃の余波でヒビが入り、こちらに飛んでくる。
僕は咄嗟にシーツを盾とし、ジョイスを庇う。
「大丈夫か?」
「ええ、まあ……ありがとうございます」
どうやら無傷のようだ。これは良かった。
割れた窓枠から摩天楼を見ると、遠くに赤いスィング軌道の影が見える。
やはり“彼”も駆けつけてるようだが、しかし。
「おー? やっと来るか!」
こちらへの被害、怯えてるジョイスも気にせず、呑気してるショッカー。
あの様子には、何だかすごく腹が立った。
そんなわけで僕は手元の割れたガラスの破片を一つ、手に取る。
「ジョイス、これは僕と君の秘密だ」
「え?」
◇
「とうっ」
窓から身を乗り出し、2階から地面へと華麗なる飛び降り。
この美少女ボディでは初めて、ぶっつけ本番での着地だが、何とか上手くいった。どうも以前とそこまで性能は変わらない……僕の知る、この体格の女性の身体能力ではないが、この世界基準では普通だろうか?
ショッカーはこちらに気づくと、訝しい目でこちらを見た。
「……? 誰だお前は? ガキは帰れ」
「そうは行かない」
「は?」
「割ったガラスを弁償しろ」
「やだよ。この通り大体割れたんだぞ、どんだけになると思ってんだ」
「そうか」
最後通牒を拒否されたので、僕は踏み込む。
まず右に軽くフェイントを入れる。次に前、後、右左右後。すると荒事慣れはしてても技術には乏しいショッカーは戸惑い、衝撃波の引き金を一瞬ためらう。
その隙を突くように、地面のマンホールを垂直に蹴り上げる。あまり知られていないことだが、どこをどうやって踏むかの知識とテクニックさえあれば、地面にハマってるマンホールを高く吹き飛ばすのは意外と簡単だ。
そうなると当然ショッカーは上を見る。つまり僕が駆け込む、下への視線が疎かになる。
「……わけねえだろ! マンホール飛ばしたからって上方向じゃ攻撃にもなんねえのはバカでも分かんだよ!」
「チッ……」
「バカにされたみたいで腹立つから死ねぇ!」
「あっ撃つのか」
……しかし現実には、目の前に銃口。やはり慣らしが不足してると、まだまだダメだ。
ダメなので、僕の肉体に頼らない予備プランの出番だ。
がきん! ごちん! ががん!
頭上で金属どうしがぶつかる音、金属が何か人に当たる音、そして地面に2つの金属が転がる音。
垂直に近い軌道で落下し、ショッカーが自分には当たらないと判断したマンホールが、見事に彼の鳩尾へ突き刺さる。そしてその傍には、どこからか飛来したガスボンベ。
「ぐげっ」
ショッカーは白目を剥いて崩れ落ちた。
まあ、単純な仕掛けだ。
ジェイムソン家の2階、ショッカーのいる通りとは逆側のベランダ。そこで氷を利用した単純な時限装置を単純な梃子と組み合わせ、ガスボンベを設置すれば、所定の時間に所定の座標へとガスボンベが飛んでくることが分かる。
後は今やったようにマンホールをかち合わせてぶつけたり、そう上手くいかない場合も煙幕のように使ったり、ガスだから爆発を狙ったりとやりようはある。
「しかし……単純な奴だな、やっぱり」
周囲を観察、敵を理解、対応する作戦を決め、いざ行動。
ショッカーは僕ではないから、戦闘中にそれを求めるのは酷だが、これではスパイダーマンにも何百回挑んでも勝てないだろう。
こうして僕が一息つくと、赤い影がしゅたっと降り立ってきた。
「そこまでだショッカー……あれ!?」
JJJの宿敵にして我らがヒーロー、スパイダーマンだ。
彼は伸びているショッカーを見つけ、キョロキョロとしている。そんな姿も市民的な魅力だ。
彼は頭にクエスチョンマークを浮かべたままショッカーをウェブでグルグル巻きにした後、僕を見つけると駆け寄ってくる。
「あの、お嬢さん。怪我はないかな?」
「大丈夫です」
「それはよかった! でも危ないから、こういう時は外に出ないようにね」
「はい……スパイダーマン」
よそ行きの低い声で咳払いしながら、彼は言った。
「あの」
「ん? なんだい」
「僕、ずっと前から貴方が好きで。サイン……は紙がないから、握手してくれません?」
スパイダーマンは当然、握手に応えてくれた。
暖かく、柔らかな手だった。
夢だったとしても、素晴らしい夢だ。
これから何が待ち受けてるにせよ、この瞬間があっただけで、人生に後悔はない。
それだけは確かだと、強く感じた。
【登場人物紹介①】
クラリッサ・ケイン
主人公。マーベル世界の謎バースに別次元から流れ着いた漂流者。
自由人で倫理観が死にかけだが、何やかんや相対的に善寄りの人物。
元の世界では30代前半のおじ…お兄さん。見た目は普通だったが世界一の殺し屋として名を馳せた一種の超人。その綿密な計画性もさることながら、ハッキングから寿司握りまで文字通り万能のスキルによる臨機応変なリカバリ能力が最大の武器。
クソみたいな治安で殺し屋やギャングなどが跋扈する、現実とは異なる世界出身だが、同時に生粋のアメコミファン。推しはスーパーマンとスパイダーマン。
今の外見は赤髪金瞳の美少女。身長155cmと小柄かつ華奢。肉体面の由来は現在不明。