TS転生創造神が世界と一緒にカードゲームを作って広めました   作:稲光結音

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07VS! 「天の宮」リーダー聖鳴かな!

 俺達三人は学園に併設されている教会に来ていた。

 「天の宮」ギルドはここで活動を行っているらしい。

 それはともかくまあ立派な建物だ。創造神の女神がどれだけ手厚く信仰されてるかがよく分かる。

 

「しかし……なぜこの女神はここまで信仰されてるんだ」

 

 割とノリが軽くて、しかも元一般人オス。あんまり敬える感じじゃないと思うのだが。

 答えを求めるでもないそんな呟きに、反応する者が一人。

 

「女神が与えし『人魔天機』、それは人々に言葉を、娯楽を、競争を、そして経済を与えたのです。

 まだ何も知らなかったヒトという存在が言葉を知ったのはカードのテキストのおかげ。

 ゲームを楽しむという心の余裕を得られたのはカードのおかげ。

 他人と競い合い、それでいて傷つけない。そんな安全な競争も与えられたもの。

 より強くなるため、食べ物とカードを交換するという経済の基本が出来たのも元々はカードを与えられたから。

 そして何より、私達人類を世界ごと作ってくれたのは我らが母なのです。信仰しない理由がない……」

 

 そう熱く語る少女は、修道女の服を着ていた。

 いや制服着ろよ。ここ学校だぞ。

 

「あなたが「天の宮」リーダー?」

「はい。聖鳴かなと申します。貴方の事もデス子さんから聞きました。なんでもレジェンド・レアを所持されている一年生だとか」

「まあ、そうですね」

「割と強引な勧誘をして「人の宮」に人を集めてるとか」

「……そうですね」

「そして――三宮のリーダーをすべて倒すおつもりだとか」

「そうです。もうそこまで情報が出回っているなら話は早い。デュエルしましょう」

「いいですよ。挑まれたからには『天の宮』リーダーとして拒否する選択肢はないですね」

 

 そう言って、デュエル・パーツを左腕にセットする『天の宮』リーダー、聖鳴かな。

 俺もパーツにスマホをセットし、準備完了だ。

 

『デュエルモードセット』

 

 機械音声が流れる。しかしこの時俺の心にあるのは油断できないなという警戒の精神だった。

 

「切札セット!」

「障壁展開! 手札補充!」

 

「「デュエル!」」

 

 なにをそんなに警戒しているのか。それはあまりにもデス子戦が余裕だったからだ。

 このデッキ、機デッキとは相性が良かった。それは本来の相性とは逆。

 ということはつまり、弱点となるデッキ相性も逆で天デッキに弱いのではないか、そう疑っているからだ。

 

「先に切札ゾーンを設定しましたので、私のターン。ドロー。表メモリをセット(1-0)

 アイテム『薬草』をセットして(手札6→5)ターン終了しますね」

 

 薬草!? 初期デッキに入っているようなカードだ。まさかそんなカードをわざわざデッキに入れてるなんて……なにかある。

 

 C アイテム 『薬草』 1-0 消耗1 効果発動により消耗。自分のユニットが破壊されたとき、破壊されなかったことにする。防御力は1になる

 

「俺のターン、ドロー! メモリを表向きにセット!(1-0)いくぜ!『ベビードラゴン』!(手札6→5)出撃時効果により、俺は自分の障壁を一枚破壊する!(エイト障壁10→9)(手札5→6)

 さらにベビードラゴンは速攻を持つ! かな先輩に直接攻撃!」

「きゃっ!(かな障壁10→9)(手札5→6) うう、攻撃を食らうこの瞬間は何度やっても慣れませんね……」

「ターンエンド!」

 

 

 

小栗エイト

手札 6枚

メモリ 1-0

障壁 9枚

盤面

『ベビードラゴン』2/1

 

 

 

聖鳴かな

手札 6枚

メモリ 1-0

障壁 9枚

盤面

『薬草』 消耗1 効果発動により消耗。自分のユニットが破壊されたとき、破壊されなかったことにする。防御力は1になる

 

 

 

「では私のターン。ドローして表メモリをセット(2-0)

 私は『祝福する精霊』をプレイ!(手札6→5) このカードは不殺、重殺といった障壁破壊枚数に関する効果しか持たない。もしくは能力を一切持たない自分のユニットは+1/+1されて場に出ます! さらに遮断5!」

 

 C 天 『祝福する精霊』 1-0 1/1 不殺もしくは重殺しか能力を持たない、もしくは能力を持たない自分のユニットは+1/+1されて場に出る 遮断5

 

「システムユニット! 場にいるだけで効果を発揮するユニットか!」

「そうですよ。さらに私はメモリを一点残しています。これにより『期待のルーキー』を場に出します(手札5→4)」

 

 U 人 『期待のルーキー』 1-0 1/2

 

「このユニットは効果を持たない代わりに防御力の高いユニット。この子の能力がさらに上昇します(1/2→2/3)」

「薬草はシステムユニットを活かすための布石だったか……」

「ふふ、初期デッキのカードだから弱いだなんて誰が決めたのでしょう。カードは使い方、ですよ」

「それに『天の宮』リーダーだからといって種別:天にこだわっている様子も無い」

「そうですね。神の与えしカードに貴賤などありませんから」

 

 強い、な。

 カードの組み合わせ方が上手い。

 だが、まだなんとかなる範疇だ。デュエルは始まったばかり。俺らしい戦術で戦っていこう。

 

「俺のターン、ドロー! 表メモリセット!(2-0)

 俺は『サンダードラゴン』を召喚!(手札6→5) 出撃時効果で自身の障壁を一枚破壊し(エイト障壁9→8)(手札5→6)、さらに相手ユニット一体に3ダメージ! 対象は『期待のルーキー』!」

 

 『期待のルーキー』 2/3→2/1

 『薬草』消耗1→0 破壊

 

「そしてベビードラゴンで『祝福する精霊』を攻撃! 相打ちだ! ターン終了!」

 

 

 

小栗エイト

手札 6枚

メモリ 2-0

障壁 8枚

盤面

 

 

聖鳴かな

手札 4枚

メモリ 2-0

障壁 9枚

盤面

『期待のルーキー』2/1

 

 

 

「では私のターン、ドロー。メモリを表向きにセット(3-0)

 まずは『ハーフエルフの魔法使い』から(手札4→3)。このユニットは自分のユニット一体を+1/+1します。

 この効果で自分以外のユニットを対象とした場合、そのユニットは破壊する障壁の枚数を+1します。この効果の対象は勿論、『期待のルーキー』!(2/1→3/2 障壁破壊枚数+1)

 さらに! 余った1コストを消費し。『草原のコボルト』を召喚! 出撃効果で山札から一枚ドロー!」

 

 C 魔 『ハーフエルフの魔法使い』 2-0 1/1 出撃=自分のユニット一体に+1/+1 それが自分でない場合、そのユニットは攻撃時に破壊する障壁+1

 U 魔 草原のコボルト 1-0 1/1 出撃=山札から一枚ドローする

 

 展開が、早い! だがその戦術には大きな欠点がある!

 

「『期待のルーキー』で相手を攻撃! 障壁を二枚破壊!」

「ぐっ(エイト障壁8→6)手札(6→8)」

「ターンエンド、です」

「俺のターン、ドロー! 表メモリセット!(3-0)俺は『ドラゴンガーディアン』を召喚!(手札8→7) このユニットは防衛を持ち、さらに出撃時に相手ユニット一体に2点のダメージを与える! 『期待のルーキー』撃破! ターンエンド!」

 

 U 魔 『ドラゴンガーディアン』 3-0 3/3 防衛 出撃=相手ユニット一体に2ダメージ

 

 

 

小栗エイト

手札 8枚

メモリ 3-0

障壁 6枚

盤面

『ドラゴンガーディアン』3/3 防衛

 

 

聖鳴かな

手札 3枚

メモリ 3-0

障壁 9枚

盤面

『ハーフエルフの魔法使い』1/1

『草原のコボルト』1/1

 

 

 

「私のターン……ドロー。メモリを裏向きにセット(3-1)(手札3→4)」

 

 やはり手札切れで裏メモリをセットし始めたか。

 高速展開デッキ……アグロは顔面の殴り合いに持ち込まず、冷静に盤面を対処していれば勝手に息切れする。基本だぜ、先輩。

 

「私は守護する天使をプレイ!(手札4→3) こちらも防衛持ちを置かせてもらいますね? ターン終了」

 

 C 天 『守護する天使』 1-2 3/3 防衛 遮断3

 

 『ハーフエルフの魔法使い』、『草原のコボルト』では殴ってこなかった。

 当然だ。防衛持ちを殴らなければならないから無駄死にになる。

 それなら一ターンを稼いで次のターン天使で殴って空いた顔を二回殴った方がいい。

 でもそれは、こっちが何もしなければの話だ。

 

「俺のターン! ドロー! メモリを表向きにセット!(4-0) 召喚! 『双頭のドラゴン』! (7→6)こいつの効果は相手ユニットに3ダメージを与える! それを二回! この効果は射撃ではないので遮断持ちでも問題なくダメージが通るぜ! 『守護する天使』、『ハーフエルフの魔法使い』撃破! さらに、『草原のコボルト』に『ドラゴンガーディアン』で攻撃!」

 

『ドラゴンガーディアン』3/3→3/2

 

「ターンエンドだ!」

 

 

 

小栗エイト

手札 6枚

メモリ 3-0

障壁 6枚

盤面

『ドラゴンガーディアン』3/2 防衛

『双頭のドラゴン』4/4

 

 

 

聖鳴かな

手札 3枚

メモリ 3-1

障壁 9枚

盤面

 

 

 

「カードに貴賤はない。私は確かにそう言いました……しかし、事実としてレアリティというものはあるのです。お見せしましょう私のレアカードを。

 ドロー、メモリセット(4-1)『延命の傷薬』!(手札3→2) このアイテムカードは二回までフィニッシュを無効にする効果を持っています!

 貴方はこう思ったはずです。アグロ相手ならばじっくり時間をかけて盤面を整えてから倒せばいい、と。

 しかし私の現在の障壁は9枚! フィニッシュは二回無効! 私は手札さえ補充できれば逆転できるつもりですが……さあ、どうしますか?」

 

 さすがレア・カード。効果がぶっ飛んでる。まさかこんな効果があるなんてな。

 

「まあ、なんとかなる――か」

 

 その一言に、対戦相手のかな先輩は驚きの声をあげていた。

 

「この状況をそんな気楽そうに……! くっ、ターンエンドです」

 

「俺のターン、ドロー。裏向きにメモリセット(4-1)(手札6→7)

 『反転竜・リターンドラゴン』をプレイ!(手札7→6) このユニットが出撃した時、裏メモリ1枚を表向きにすることができる! 俺は自分のメモリを一枚、表向きにする!(5-0) ターンエンド!」

 

 

 

小栗エイト

手札 6枚

メモリ 5-0

障壁 6枚

盤面

『ドラゴンガーディアン』3/2 防衛

『双頭のドラゴン』4/4

『反転竜・リターンドラゴン』3/1 二重殺

 

聖鳴かな

手札 2枚

メモリ 4-1

障壁 9枚

盤面

『延命の傷薬』消耗2 効果発動により消耗。フィニッシュされた時、それを無効にする

 

 

 

「私のターン、ドロー(手札2→3)

 ……おお、これも女神様の思し召し! 私はメモリを裏向きにセット(4-2)

 エリアカード『矢の降る戦場』を発動! この効果によりすべてのユニットは射撃1を持ちます! そして二体の『エルフの盾持ち』をプレイ! 遮断1 防衛 不殺のユニットですのでエリアカードの射撃効果をこちらは受けないわけですね。そして二回の射撃で防衛を持つドラゴンガーディアンを破壊! ターンエンド!」

「やったな」

「ええ、やらせてもらいましたよ」

「さっきまでの手札は三枚。エリアカードと二体のユニットカード。消費して残りは何枚だ?」

「――それは」

「ゼロ。あとはもう引きにかけるしかない。女神様はお前を見ていてくれるかな?

 俺のターン、ドロー! メモリを表向きにセット!(6-0)

 スペル『王者の行進』を発動!(手札6→5) 効果により山札から二枚ドロー! そしてそれぞれを表メモリ、裏メモリにそれぞれ配置する!(7-1)

 『双頭のドラゴン』、『反転竜・リターンドラゴン』でそれぞれ『エルフの盾持ち』を攻撃! リターンドラゴンの防御力は3に! リターンドラゴンは相打ちして破壊される! ターン終了!」

 

 

 

小栗エイト

手札 5枚

メモリ 7-1

障壁 6枚

盤面

『双頭のドラゴン』4/3

 

 

『矢の降る戦場』すべてのユニットは射撃1を持つ

 

 

聖鳴かな

手札 0枚

メモリ 4-2

障壁 9枚

盤面

『延命の傷薬』

 

 

 

「私のターン、ドロー……

 メモリは4-2。プロセッサフェイズを発動すれば3-1。あまりにも心もとない。ならこの一枚を何に使うべきか。メモリか、場に出すか。

 私はまだ死なない。ならばここはメモリにするべきですわね……表メモリにセット(5-2!)

 ターン終了します」

「俺のターン、ドロー! 俺はメモリを表向きにセット!(8-1)

 エリア変更! 『絶対竜域』!(手札5→4) この効果により、名前に竜、龍、ドラゴンのいずれかの名の付くカードの表メモリの消費を一点減らし、さらにそれは突撃を持つ!

 さらに俺は『反撃竜・リベンジドラゴン』を召喚!(手札4→3) 本来このユニットのメモリは表7。しかし、破壊された障壁の数だけコストが下がる! 『絶対竜域』の効果でさらに一点コストが下がる! ただし俺の場の裏メモリの数だけその能力値を下げる……よってこのユニットのスタッツは5/5!」

「三重殺のユニット……!」

「当然、まだ攻撃はできないけどな。ターンエンド」

 

 

 

小栗エイト

手札 3枚

メモリ 8-1

障壁 6枚

盤面

『双頭のドラゴン』4/3

『反撃竜・リベンジドラゴン』5/5 三重殺

 

『絶対竜域』名前に竜、龍、ドラゴンのいずれかの名の付くカードの表メモリの消費を一点減らし、突撃を持つ

 

 

聖鳴かな

手札 0枚

メモリ 5-2

障壁 9枚

盤面

『延命の傷薬』

 

 

 

 ここで、聖鳴かなは気付いた。

 エイトの手札もまた枯渇が近づいていると。

 あと障壁の数は実質十一。こちらを攻撃しないわけにはいかない。

 あとは障壁が中途半端に破壊され、手札が充実したタイミングで一気に逆転を仕掛ける。

 その策略を取れるだけの忍耐、我慢強さ、精神力。それらを持ったプレイヤーだった。

 そして、あちらが間に合わないなら切札ゾーンからカードを取り出すのもいい。

 二段構えの戦術を取ろうとしていた。

 

「私のターン。ドローします。表メモリをセット。ターンエンド」

「俺のターン、ドロー! 表メモリをセット!(9-1) プロセッサフェイズに入る!

 表メモリと裏メモリを一枚ずつ破壊し(8-0)、切札ゾーンから『伝説の赤龍・ヴォルガニス』を手札に加える!

 さあかな先輩! あなたにも【英雄】を見せてやる! 切札ゾーンから手札に加わったこのヴォルガニスを公開することで、障壁を三枚破壊する!(かな障壁9→6)

 さらに『絶対竜域』の効果で7コストに下がった『伝説の赤龍・ヴォルガニス』をプレイ! こいつは速攻を持つ! 攻撃!」

「ご、五重殺……!?(かな障壁6→1)」

「続いて双頭のドラゴンで攻撃!」

「ふ、ふふ……(かな障壁1→0)

 おかげさまで私の手札はほぼ最大です。そして私は『延命の傷薬』の効果であと二回フィニッシュを無効にできるわけですから。ええ、反撃竜リベンジドラゴンの攻撃があったとしても無駄なわけです。

 それとも、残り1コストで速攻を持つユニットが二体いるとでも? 三枚の手札で? ありえない確率です」

「いや、そうじゃない。俺の答えはこれだ! 来い! 『ウインドドラゴン』!

 このユニットは他の属性竜と同じく出撃時に自分の障壁を一枚破壊する(エイト障壁6→5)

 そしてその代わりに……場のカード一枚を手札に戻す効果がある! 俺は『延命の傷薬』を手札に戻させてもらう!」

「な、なんということでしょう!?」

「そしてまだ攻撃していない『反撃竜・リベンジドラゴン』で攻撃! フィニッシュだ!」

「あぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

 

 ――小栗エイトwin

 

 

 

 

 

 

「貴方の……勝ちです」

「ああ」

「『魔の宮』のリーダー、間宮一番は強いですよ」

「そうですか。まあそれはいいんですよ。かな先輩、カード好きですよね」

「……? はい、それはもう」

「なら『人の宮』に布教に来てくれません? 人集めたのはいいんですけどあんまり……質が……」

 

 そう言うと、彼女は笑った。

 

「分かりました。何人か連れてそちらに向かいましょう。さすがに『人の宮』に移籍するのは難しいですが、布教という形なら、はい」

 

 それを聞いたチノとハイタッチ。

 そう、無理やり集めたメンバーだったのでモチベーションが低いメンバーが多くて困っていたのだ。

 

「でもそれとは別に、エイトくん。貴方にもお勉強が必要かもしれませんね」

「え、俺?」

「レジェンド・レアのカードの力を引き出せていないでしょう」

 

 カードの力? たしかに英雄効果ばっかり使って直接召喚する機会は少ないが……

 

「あー、言われてみればそうね。かな先輩。こいつ神の裁き喰らって記憶飛んでるんですよ」

「裁きを……!? 一体何を」

「ちょっと巻き込まれたといいますか……それともかな先輩は裁き受けるような人間は信用できませんか?」

「――いえ。裁きは受けた時点で罪は裁かれました。そして、裁きを受けたような人間でもそれでも愛してくれるのが神様です」

 

 それを聞いてなんかテンション上がってるのが陰だ。

 

「す、すごい。ね……! なんか本物のシスターさんみたいだ、よ……!」

 

 そう言われると恥ずかしくなってくるのがかな先輩というキャラらしい。咳払いを一つすると話を戻した。

 

「レア以上のカードからはカードの精霊から力を借りられるのです。例えば私なら傷薬の力で怪我を治してあげることができますし、デス子さんなら銃撃を放つ事ができるでしょう」

 

 ああ、あのエアガンってそういう。

 ちょっと納得。

 

「てことは俺も、なんか龍の力が?」

 

 そう問うと、頷いてくれた。

 ただ、それって神製のやつだからなのかな? 俺が勝手に作ったやつだと効果発揮しないとかありそう。

 そしたらなんでこれ効果発揮しないのって事で問い詰められて能力バレとか……?

 なんかまずい方向性になってる気がしてきた。

 

「でもデュエルには使わないでしょう? ならいいですよ」

「まあ、それはそうなんですが」

「エイトくんは私が守るから、ね……!」

 

 陰がふんすふんすとテンション上げている。そういやこの娘、銃弾掴めるんだっけ。

 

「もしかして陰もレアカード持ってる?」

「うん」

「強い?」

「うん」

「だったら勝負しようぜ!」

「だ、だめだよ。私いやらしいから……」

 

 いやらしい!? え、何の話!?

 そう思ったのが顔に出てたのか、陰の顔が真っ赤になった。

 

「そ、そういう意味じゃなくて……戦い方が、ね……?」

「いやらしい戦い方……興味あるな」

「だから、そういう意味じゃなくて……!」

 

 わたわたする陰は今日も可愛かった。

 

 

 

・嘘予告

 絶対拒否の構えを解かない陰に対し、ルールをそちらが決めて良いよと言った結果返ってきた答えは「ストリップデュエル」!?

 障壁に合わせた枚数の服を着て、障壁が破壊されるごとに一枚ずつ服を脱いでいく特殊ルール!

 なるほど、これはいやらしい……!

 次回、『人魔天機リダイブ』第八話! 「脱ぐか脱がせるか! 愛と性欲のストリップデュエル!」

 次回も人魔天機、奉納!

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