なんかケモ耳生えてるわ、女の子拾うわ、どうなってんだこの世界 作:妖妖夢
紫関ラーメンの後学校に戻り、また会議をしていた時だったアヤネが外からくる傭兵に気づいた
「結構いるね~」
「ここまでの傭兵を用意するなんて、よほどの大物なんでしょうか」
「さぁな…多分あれが相手の大将だな」
「あれあの人って」
「ん、アヤネの機嫌取りしてた時に紫関ラーメンに来た人たち」
「でもあの人たちお金が無さそうでしたけど…」
「多分シロウ先輩対策じゃない?」
「確かにあの白黒の子シロウと知り合いだったね」
「カヨコとは結構会うけど…」
「そのカヨコちゃんに言ってやめさせてくれないかな?」
「さすがに無理だと思うぞ」
みながみなで言う
前までのヘルメット団よりも多い
ちゃんとしている組織なのだろうか
その後ろには明らかに傭兵ではない人物が四人
「初めまして…じゃないわねアビトス高校の人たち」
「カッコよく言っているけど、結構ダサいよアルちゃん♪」
「へぇーアビトス高校こんな感じなんだ」
「私たちは便利屋68、いきなりで悪いけどこっちも依頼でやっているの、悪く思わないでね」
「私情でやめるとかできないからね~ごめんね」
「勝負よアビトス高校!」
そこからは大乱闘である
傭兵は数はいるが、少しずつ減っていた
シロウも前線に出ながら、後ろの後輩にできる限り敵を合わせないようにしている
ヘルメット団と同じ感覚で戦っている
「どうしたの砂狼シロウ、あなたはそんなもんじゃないでしょ」
堂々としている(本当はシロウあいてにくそビビってる)アル
その姿はまさにアウトローだった
しかしそれが裏目に出た
障害物に隠れていたシロウが正面に出てきた
「へぇあんた俺について知ってんのか」
自意識過剰ではない
こんな自分でも知られていることが珍しくいたからだ
「当然、あなたのこともよくわかっているわ」
まったくの嘘である
隣のカヨコの情報で予定より傭兵を雇った
情報なんて知らなかったら今更どうなっていたか
「面白い組織だな便利屋、だが俺は誰であろうがこのアビトス高校を襲撃する奴は…」
その言葉で空気がガラッと変わる
「俺が倒す」
風が吹かなくなる、砂嵐が来なくなる
今のシロウの周りはまさに凪だ
シロウのヘイローが水色から少しずつ赤色へと変わっていく
オッドアイの片瞳が水色から赤くに染まる
「さぁここからが本番だ」
キーンコーンカーンコーン
チャイムだ
こんな今の状況には似合わない音だ
いまそんな時間なんだなと思った
だがどうせ今から戦うのなら時間なんて関係ない
楽しませてもらおう
「あ、定時だ」
「え、ちょいちょい」
ちょっとだけ本気でやろうとした矢先、アビトスにある時計塔からくるチャイムが鳴った
もうそんな時間かと帰る傭兵たちだった
みんなが急に帰っていくことに驚いている社長
「て、定時?!そんなんで帰るのあなたたち!」
「いや定時なんで、労働基準法とかないから」
「あの男の人結構いい顔だよね!」
「私タイプかも」
おいおいおいとシロウは思う
あんなことを言わせてといて帰る!?そんなん下手なドラマでもないぞ
と心の中で言った
「く…これだけで勝ったと思わないでねアビトス高校!!」
「いやまだやろうぜ」
「次は今回みたいにうまくいくと思わないでね!!」
「いやまだやるだろ?」
「覚えておきなさいよ!!」
「いややろうって!」
呆れたシロウは逃げた便利屋を追いかけることもせずにその場にポツンと立っていた
「…なんだあの人」
まだ戦いきれていないシロウは少しだけ拗ねた
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「何とかなったね」
「定時だからって帰るんだあの傭兵」
映画を見た後の感想をいっているようにしか見えない
「ん、兄さん今度は私に相手させて、ぶん殴ってくる」
「やめなさいシロコ」
兄妹で話しているとシロウのスマホから電話がかかる
「!…すまん、少し外す」
(…兄さん今の顔は不機嫌だった、誰だろう)
誰もいない、聞こえないところまで移動した
普通なら廊下に出てすぐにでるものだ
だが電話の相手を見てここまで移動した
「…もしもし」
今の声をアビトスのみんなに聞かれたら驚くだろう
いつもよりも低い声だ
「何の用だ黒服」
『さっきのみなと同じ感覚で話してほしいですよシロウさん』
「ほざけ、お前なんかにそうする気もない」
怒りがあらわになる
しかし黒服は変わらない
『まぁ落ち着いてください、今回の話はあなたにとってもいい話だと思いますよ』
「何?…」
『私と契約するのはどうでしょうかシロウさん』
物語が進むかもしれない
BADの終わりの方に
実はシロウとシロコの見た目はほぼ一緒
オッドアイで左右シロコと同じ色
ただしシロウは神秘の力をある程度自分でコントロールできる
強さでシロウの一部が変わったりする