金剛のバスケ+10cm   作:藤原わさび

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【修正】
3Pシュートの数を2つにします


13.帝光中学決勝ーー格の差

 明洸ボールから始まり、金剛へボールが渡らないよう硬いディフェンスをする帝光のチームメイトを見ながら、ベンチにいる彼は1人呟いた。

 

「不味いな……このままだと押し切られるぞ」

 

 青峰は冷静にその判断を下した。それを横で聞いていた桃井も頷く。

 

「……やっぱり、みどりんの3Pシュートを外したことが大きいよね。あんな挑発までされて外したんだもの、いくらきーくんでも折れちゃうか……」

 

 マネージャーの桃井としても、あの失敗は心を折られても仕方がないものだと思っていた。1度引っ込めるべきかどうすべきかの判断ができず悩んでいたところだ。

 

「──いや、この程度で黄瀬は折れねーよ。俺が思うに、それよりも遥かにヤベーな」

 

「……え?」

 

 幼馴染みのその言葉に唖然とする。その表情も見ることなく青峰はコートを見ながら続けて言う。

 

 

「阿含があんなバカみたいに細かく長々と丁寧に説明したのは、黄瀬相手に勝ち誇りたかったわけじゃねー。

 黄瀬にプレッシャーを限界まで掛けることと、自分の仲間と会場に居る観客達に黄瀬の敗北を知らしめることだったんだろうぜ」

 

「仲間はともかく、会場……?」

 

 

 疑問を抱く桃井に青峰は続けてその真意を語る。

 

「黄瀬にとって『完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)』は渾身の一手だったはずだ。それを目の前で1つ1つ丁寧にその仕組みを暴かれ、完全に嘘っぱちの劣化品であることがバレた。

 それはつまり、『チームの誰も敵わなかったあの金剛阿含を、心理戦と発明した技で圧倒している』という万能感から、その当人に鼻で笑われる格下のプレーヤーまで、大々的に引き摺り落とされたってことだ。

 しかも、この会場には黄瀬を見るために押し寄せたファンの奴らも居るからな。どうにかして、これから自分の実力を知らしめてやりたいと思うだろうよ」

 

 それが意識的にか無意識的にかは分からないが、この状況で粛々と敗北を認められる者がどれだけいるのだろうか?

 SNSなどで『「キセキの世代」の人気モデル黄瀬涼太』というフレーズが拡散され、黄瀬のファンの子達が多くこの会場には足を運んでいる。

 そんな自分のために集まってくれたファンにカッコ悪いところよりも、試合で活躍する格好いい姿を見せたいと思うのは、当たり前と言えば当たり前の心理だ。

 

「黄瀬はモデルをやっていることから分かる通り、自分に圧倒的な自信がある。あの顔面に高い身長に加えて、あらゆるスポーツで結果を残せる才能もあるんだから納得だな。

 それで卑屈になって生きろってのが無理だろ。だからこそ、この決勝という大舞台での完膚なきまでの敗北なんてもんを、あいつは受け入れられない」

 

 あらゆるもので結果を残して、周囲の人間に認められてきたからこそ、才能によって蹂躙される恐怖に敏感だ。

 その上、緑間のコピーがお前にできるわけがないと、ドフリーで打たせられる屈辱的な挑発をされたことも、黄瀬には実に効果的だった。

 

「俺達『キセキの世代』の中にお前は『できない』だの『無理』だの言われて、黙っていることができる奴なんていねーだろ。実際に闘争心を完璧に抑えられる奴なんて、赤司とテツくらいのもんだ。緑間の奴はああ見えて熱くなりやすいしな」

 

 その中でも、その手の挑発に一番弱いのが黄瀬だ。

 

「一目見て習得しちまう黄瀬からしたら、ありとあらゆるスポーツがお遊びの延長線上だったんだろ。だから、挫折もしたことがなければ明確な失敗も経験をすることがなかった。

 そんなあいつが『お前にできるわけがねえ』と言われて、我慢なんかできるかよ」

 

 できるのが普通である黄瀬からすれば、その言葉は的確に黄瀬の琴線を震わせる言葉だったはずだ。

 

 

 

「……それでさらに黄瀬のメンドクセーとこが、別に黄瀬は赤司みたいに勝ち続けるのが当たり前だという思考じゃねーってところだ。

 相手にまんまとドリブルで抜かれようがシュート打たれようが、最後に超えて勝てば問題ないという価値観があいつにはある」

 

 

 

 黄瀬は誰かに負けたことがないわけではない。

 1度やられても必ずやり返すのが黄瀬流であり、実際に今までも最後には必ず勝利し、勝者で在り続けたのが黄瀬だった。

 それこそ灰﨑のこともおそらく、勝ち逃げをされたとしか思っていないだろう。

 

「灰﨑との1on1も結局のところ、同じ学校の同じチーム同士の腕試しの範疇から出ないもんだった。なんなら、灰﨑がバスケ部を辞めたことを内心でバカにしてるんじゃねーのかあいつ?」

 

 結局のところ、黒子の実力を素直に受け止めることができたことも、結果を残せる人物こそが価値があるという思考があってのことだろう。

 どれだけ相手に負かされようと最後に上回って勝てばいい。そんな黄瀬だからこそ折れずに強敵相手でも猪突猛進に挑み掛かっていく。

 

 ───例え、その先の勝算がどれだけ薄くても。

 

 つまり、黄瀬はこれから自棄に近い精神状態でプレーをするということであり、そんな心持ちであの身体能力だけではなく、頭も回る阿含に勝とうなど夢のまた夢でしかない。

 

「……考えてみれば、自分が対戦相手に負けてチームを敗北に導く経験なんて、あいつがしてるわけがねーわ。

 道理で初めての公式戦でも、緊張することなく伸び伸びとプレーができていたわけだ」

 

 一目で高等技術もコピーができる以上、自分の未熟から失敗するという経験なんて積めるわけがない。

 それこそ、何十時間も掛けて相手が身に付けたことを、たったワンプレーで達成できてしまう黄瀬は、周囲の人間よりも優れていることが当たり前であり、自らのプレーがチームの敗因になることなどなかったはずだ。

 

 

 これまでの人生でただの1度も。

 

 

 だからこそ、止まらない。常に目の前の相手に勝つことで今まで喝采を浴びてきたその経験が、チームのために退くという選択肢を黄瀬に取らせない。

 

「……きーくんの心が折れるってことはないの?」

 

「折れるとしてもそれは試合が終わった後だな。あいつには大舞台での敗北の経験がない。きっと、この試合の間は練習のときみたいに何度も何度も金剛に挑み続けるだろうな。

 ……あいつが本当の意味で敗北の2文字を知るのは、この試合が終わったその瞬間だ」

 

 チームのために尽くす。集団スポーツでどの場面でも結果を残してきた黄瀬にその執念と献身さは無い。

 だからこそ、黄瀬はこの大舞台でチームを無視して子供のようにムキになる。なってしまう。

 

 その言葉を聞き、あることを桃井は思い出す。

 

「まあ、大ちゃんも赤司君に文句言ってたもんね。経験が少ないきーくんなら仕方ないかぁ」

 

「うぐ……っ、……い、いや、俺は最後にはちゃんと理解して折れただろーが!」

 

「それができてるのもテツ君の言葉があったからでしょー?結局は似た者同士じゃない」

 

「ぬぐぐぐ……」

 

 反論ができずに苦々しい顔をする青峰を見て、得意気な顔をする桃井だがこれでは話が進まない。青峰を宥めて話の続きを促す。

 

「あーっと……なんだっけか?あー、そうだそうだ、チームへの献身だとか責任感だとかの話だったな。

 思い出してみろよ、さつき。黄瀬がしだした『完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)』も、最初は金剛にボールをスティールされる可能性の方が高かっただろ。

 そのリスクを知りながら、黄瀬のヤツは独断で決行しちまうとことか見れば誰でも分かる。あいつはその辺り結構ズレてるんだよ」

 

「……なるほどね。確かに結果的にはそれで明洸と渡り合えてはいるけど、あれが最初の一回で成功しなかったら私達のピンチになってた、か……」

 

 それが天才故の強靭なメンタリティ……と言えたならよかったが、黄瀬の頭の中には思い付きの発想を、この試合で実現することしかなかったはずだ。

 それこそ、勝ち筋が生まれたとして、『例え失敗したとしても取り返しが付かないほどに点数が離されなければ問題はない』などと、とてもチームを背負い公式戦に出ている選手の思考ではない。

 

 

 ───例えば、原作の海常のようにチーム全体であらかじめ共有しているならともかく、誰にも言わず試合中に勝手にやり始めるなど正気の沙汰ではなかった。

 

 

「これからはどれだけ赤司が言い含めたところで黄瀬は暴走をする。交代しかねーだろ」

 

「……でも、今きーくんが抜けると……」

 

「まあ、俺に続いて金剛と正面切って戦える奴がコートからいなくなる。代わりとなりえるのは赤司だが、『神速のインパルス』と金剛の隔絶した身体能力の差を考えると、1on1で勝つのはまず無理だと思っていい筈だ。

 それこそ、黄瀬のアリウープを出したときのように赤司はパスに専念するべきじゃねーか?あれであの金剛相手でも防げないパスを、赤司だけは出せるってことが証明されてるんだからな」

 

 シュートやドリブルをするだけの猶予は作れないが、豪速球のように速いパスならば『神速のインパルス』を掻い潜り、チームメイトに出せるのは既に実証済み。

 だからこそ、赤司はそれを活かす立ち回りをするべきであり、ここでPGのポジションを辞めるのはありえない。

 

「だが、あの高速パスをベンチの控えに居る奴に出して、どれだけの奴がファンブルすることなく、空中で冷静に受け取れるのかって話になる。

 まあ、赤司なら上手くやれるかもしれねーが、明洸がそいつに荻原を宛てれば、黄瀬のときとは違って簡単に千切るのは不可能だろうな」

 

 加えて阿含とのコンビネーションなら、パスもさせずにボール奪取も不可能ではないかもしれないと、青峰は考えていた。

 

「……まあ、横見りゃあ交代の準備をしてやがるし、赤司も監督も今の黄瀬を出し続けるリスクが分かってんだろ」

 

 その言葉に桃井も横を見て納得する。

 

 この局面で実力が劣るメンバーを出すことに、渋る気持ちは分からないでもない場面だが、桃井も今の話を聞いたあとでは黄瀬をコートに立たせるべきではないと考えるようになった。

 その判断を即座に下せる判断力は、さすがは超強豪である帝光バスケ部を任される監督である。

 

「テツの影の薄さも、黄瀬が『加速する(イグナイト)パス』をコピーしたせいか、『あんなパスでさえコピーする黄瀬が凄い!』みてーな認識になってるからな。まだまだ持続すんだろ。

 まあ、『完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)』……あー、いや、『劣化・完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)』というべきか?

 それで散々コートで黄瀬が暴れまくってたからな。それに引っ張られてテツの影もかなり薄くなってる」

 

 何度も阿含が触れられていないパスというのは注目を集めるが、知名度が無い黒子とは違って、影が薄くなる瞬間など一切無い黄瀬に視線誘導(ミスディレクション)を行うことで、濃くなり始めていた影の薄さを少し取り戻した。

 

「問題は体力だな……どれだけ影が薄くなろうともプレーができるだけの体力が無けりゃあ、どうしようもねーぞ」

 

 どれだけ黒子の才能が金剛に刺さるのだとしても、その体力は並み程度しかない。

 金剛を相手にする『キセキの世代』もフルスロットルで動き続けているため、それに合わせなくてはならない黒子の負担は、普段のものよりも遥かに大きいものだった。

 それを加味すれば、このままというわけにもいかないが、青峰だけではなく黄瀬もこのあと下げるために、ここで黒子を下げれば明洸に勝てなくなるのは明白だ。

 

「(……あと1分49秒……テツからすれば地獄の2分弱だ)」

 

 

 ───そして、その青峰の懸念は現実になる。

 

 

「しまっ……」

 

「……よし!」

 

 明洸からボールを奪い帝光がパスを回していたが、黒子からのパスが乱れて、明洸にボールが渡ってしまう。

 黒子のパスミス。帝光でも見た者が少なくなっていたその光景に誰しもが息を飲む。

 

 そして、それを見逃さず明洸選手が取ったそのボールが、誰に向かってパスされるのかなどわざわざ言うまでもない。

 

「金剛ッ!」

 

 黄瀬が伸ばした手を掻い潜ったボールは阿含の手に渡る───が、そのボールに向かって背後から赤司の手が伸びた。

 金剛がボールを受け取った瞬間を狙った不意討ちの1手。

 

「(このタイミングならば……ッ!)」

 

 

 

 『天帝の眼(エンペラーアイ)』で阿含の動きを見切る確殺のその抜き手は───予想に反してボールに触れることはなかった。

 

 

 

「(……何……だと……)」

 

 赤司が驚愕のまま後ろを向けば、既に阿含は自陣のペイントエリアからハーフコートを超えて、帝光の3Pライン付近にまで侵入していた。

 ベンチから見ていた者の中で、その阿含の変化にいち早く気付けたのは、やはり帝光のエースである青峰だ。

 

「オイオイ、マジかよ……この局面で()()入りやがるのか!」

 

 対面する紫原も即座に気付く。

 

「(チッ……黄瀬ちんのコピーが不完全だとバレれば、そうなる可能性があるとは赤ちんは言ってたけど、こいつ、もうなってやがる……!)」

 

 その速さにパワーは先ほどの阿含よりも格段に上がる。それこそが、────『ゾーン』。

 

 

 

 再びコートへ黄金色の稲妻が降臨する。

 

 

 

「この俺が1度できたことを2度できねえとでも思ってんのか?あ゛~?

 俺をテメーら如きが推し量ることなんざ、できるわけねえだろうが、カス共ッ!」

 

 そして、フルドライブからの急停止。そのままシュートモーションに移る。

 

「──それは散々見てんだよ!金剛ッ!!」

 

 その動きに反射的に反応をして紫原がブロックへ飛ぶ。その動きにいつものような余裕は無いが、だからこそ動き出しの速さは第1Qとは比べものにならない。

 

「凄い、むっくん!あれなら例え『ゾーン』状態の金剛君でもシュートコースなんて無いよ!」

 

 金剛が行う青峰の『型のない(フォームレス)シュート』は凄まじいものだが、そのシュートを練習で一番受けて、ディフェンスをしているのは他でもない紫原だ。

 そこからの変化に対応できない紫原ではない。

 

「(今のカスノッポなら当然追い付いてくるだろうな。生半可なプレーじゃこいつの守りは抜けねえ。こいつを確実にぶち抜ける3Pシュートの手札は2枚あるが……この局面で打つならこれだな)」

 

 それを打つ前に、阿含の中でこの試合が始まって何度目かの緊張が全身を走る。

 

「(……このプレーの成否であいつらに致命傷を与えられるか、余裕を与えるかが明確に別れる危険なプレーだが───ここで保身に走るような奴が100年に1人の天才なわけねえだろ)」

 

 阿含は『ゾーン』状態で集中力を極限まで増加させる。

 

 

「───よ~く、見とけよカスモデルクン。これが格の差だ」

 

 

 阿含の左手から打ち出されたシュートは、ブロックに跳んだ紫原に触れることなく空中を飛んでいく。

 

「(──はあ!?……なんでだ?どうして俺の手に触れなかったッ!?)」

 

 ここまで近付いてブロックできないわけがない。その不可思議さに紫原は驚くが、その反応も無理はないだろう。

 その理由を知るには紫原は余りにも阿含から近すぎたからだ。

 

 まるで真上に向かって放るような異質なボールの軌道に、心当たりがない帝光のメンバーはいない。

 そして、帝光のベンチの中で一番大きな反応をしたのが彼だった。

 

「馬鹿な……そんなことがありえるのか……ッ!?」

 

 真田直人は観客席から立ち上がり、ボールの軌道を目で追っていく。彼は帝光のコーチとして彼らのプレーを見ていた1人だ。

 『キセキの世代』達の才能は凄まじく、開花をした青峰を始めとして全員が既に高校生と渡り合える者達ばかり。

 

 だからこそ、黄瀬以上のコピーで青峰と紫原のスタイルを、阿含がコピーしたことには驚いた。

 

 しかし、それも阿含が青峰と同じストリートのバスケをしていた可能性や、『神速のインパルス』という唯一無二の才能を活かしたディフェンスが可能だからこそ、紫原と同等の超広範囲ディフェンスだと思っていた。

 

 つまり、彼は阿含がコピーできる『キセキの世代』のプレーは、青峰と紫原だけだと思っていたということだ。

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 ───そして、その当人だからこそ黄瀬は阿含の一連のプレーに込めた別の意図まで察する。

 

 

「──ッ!?……まさかッ!?」

 

 フルドライブからの急停止をし、そこから超高弾道3Pシュート。黄瀬は思い出す。

 

 

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 それを証明するかのように、余りにも高いアーチを作り打ち上げられた高弾道のボールは、たっぷりと長い滞空時間を作ると、位置エネルギーによって加速し、そのままゴールリングに向かい落下し……────、

 

 

 

 バスッ!と、音と共にリングの内側を潜り抜けた。

 

 

 

 ピーッと笛が鳴り、デジタル得点板の表示が105対111から108対111に変わる。

 

「うおおおおおおおっ!!マジかよ!あいつ!緑間のシュートまでコピーしちまったぞ!?」

 

「黄瀬のお株を奪うコピー……どころか、失敗したプレーをやったんだ!黄瀬を超えてんじゃん!?ヤバすぎだろッ!?」

 

「『キセキの世代』のコピーの完成形……!ガチの『完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)』だろこれッ!?」

 

「ちょっと、アンタ達何言ってんの!?黄瀬君があんな奴に負けるわけないでしょ!?ガンバレー黄瀬くーんっ!!」

 

 そんな一際大きくなる観客の声すら耳を素通りするほどに、黄瀬は呆然とする。

 

「嘘、だろ……緑間っちの3Pシュートまで……」

 

 目を見開いて驚愕する黄瀬に半身の状態で後ろへ振り向くと、阿含は嘲笑いながら親指を舌で1舐めし、言い放つ。

 

「ククク……それはもうテメーのものじゃねえよ、俺のものだ」

 

 

 

完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)』ーー『超高弾道3Pシュート』

 

 

 

 黄瀬が生み出した最強の技は阿含に奪われた。

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