魔法先生ネギま!~闇の剣と星の剣   作:路地裏の作者

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ラブラブキッス編、第二話!

終わらなかった……



026 混沌、混沌、また混沌!

SIDE:朝倉

 

 フッフッフ、私の名前は朝倉和美! スクープあらば即参上! 人呼んで麻帆良のパパラッチ!

 

 いやー、ネギ先生が『魔法使い』だと知ったときにはビックリしたけど、その後オコジョのカモっちに話しかけられたときは、ちょっち焦ったねー。長い人生とはいえ、まさか小動物に話しかけられる日がくるとは。どんなに文明が進んでも、動物や『幽霊』と対話するのは無理だろうと思ってたからねー。

 

 ……で、そのカモっちの提案で、私は今3-Aの皆と、男子連中を巻き込んで大々的な企画を行っている。題して、『くちびる争奪!! 修学旅行で愛しいアノ娘とラブラブキッスサバイバル障害物競走(レース)』!! 女子の方で同時開催される『くちびる争奪!! 修学旅行でネギ先生とラブラブキッス大作戦!!』と同時刻に開催され、ゴールの「三人」の下に辿り着き、クチビルを奪えた者に豪華賞品プレゼント!って企画なんだけど…

 

「でもさー、流石に好きなヒトがいる娘達のクチビル奪うのは、犯罪じゃない? カモっち」

 

 正直、最初は肩とかにタッチか、握手できたら終了にしようと思ってたし。

 

「グフフフフ、OKOK。その辺りはイベントのノリで流すんスよ。それに普通にやって『魔法使い』の水原の兄さんに勝てるとも思えねえしな」

 

 何でもカモっちいわく、この女子の宿泊先には『仮契約』とか言う魔法陣が張られてて、その中でキスしたらカモっちに臨時収入があるとか。私にも詳細教えてくれなかったんだよねー。

 

(……ま、障害を乗り越えたほうが燃え上がるっていうしね)

 

 実のところ、あの四人――長谷川千雨、大河内アキラ、明石裕奈と水原光の四角関係は3-Aでは有名だ。…半分以上、自分が流した情報だが。

 

 元々水原と長谷川は小学校時代からの付き合いで、そのまま半ば恋人というよりパートナーに近い関係を形成していた。そこに、大河内と明石は加わったような形だ。

 

(意外だったのは、やっぱゆーなよね)

 

 明石裕奈はクラスでも有名なファザコンで、その点は未だに直っていない。小学校時代は『おとーさんと結婚する!』と言い続けていた剛の者だ。それがどういうわけか、中学に入った頃から水原も恋愛対象に入るようになっていた。

 

 大河内アキラにしても、クラスでも寡黙で可愛いものに目がない彼女は、どちらかと言えばネギ先生みたいな年下を好むと思っていた。だというのに、ゆーなと同じく中学に入ったころから水原のバイト先の飲食店にちょくちょく顔を出して、話しかけるようになっていた。

 

「――ま、私も流石に誰が誰に惚れるかなんて解らないしね」

 

「なーにボーッとしてるんスカ。いよいよ佳境ッスよ!」

 

 そう言って鼻息荒く、双方のイベントを映したモニターにかぶりつくカモっち。……カモっち、アンタそのうち『天罰』下るわよ?

 

SIDE OUT

 

SIDE:千雨

 

「あンの、朝倉のヤロウ……!」

 

 およそ乙女にあるまじき声が出てしまったが、気にするな。誰だってこの状況に放り込まれたら、悪態の一つや二つつきたくなる。

 

「アキラたああああん!」

 

「ゆーな様、はあはあ……」

 

「ツンデレッ娘、踏んでえええええッ!」

 

「死ね、変態どもおおおおおっ!!!」

 

 襲い掛かってくる変態どもを、宿で売っていた木刀で撃退する。本来木刀で人を殴ったら大変なことになるが、どういうわけか今日のコイツラはほとんどダメージがない。……むしろ、恍惚の表情がキモかった。

 

「でも、そろそろジリ貧だね……」

 

 横でモップの柄を槍みたいに構えていた、大河内が呟く。…確かに、このバカ騒ぎはどっかで終わらさないとエンドレスで続きそうだ。

 

「しかたないなー♪ ここは、あんまり役に立ててない私が犠牲になって、コウにキスしてくるよ☆」

 

「フザケンナコノヤロウ」

 

「……ゆーな? 少し『お話』しようか?」

 

 このイベント、終了条件が『私達三人がクチビルを誰かに奪われる』か、『三人の誰かがコウとキスする』しかないってのはどーいうことだ?!しかもこの変態どもは、目の前でイベントが終了しないとどこまでも向かってきそうだし……。

 

「……恐らく、問題ない。水原なら障害は乗り越えられる」

 

「テメエには聞いてねえぞ、ムッツリーニ。さっきからパシャパシャ撮ってるそのデジカメを今すぐ捨てろ」

 

 コウのクラスのエロの伝道師、ムッツリーニ。本名は覚えていないが、麻帆良のあちこちで隠し撮りや盗撮を行う、女子生徒全員の敵。

 

「……風景しか撮っていない」

 

「ほう、そうか。その風景に、何で私達の戦闘の描写が関係するんだ? いいから捨てやがれ」

 

 コイツが撮っていたのは、まず間違いなく戦闘で私達の浴衣の裾が捲れ上がる『風景』だ。直接襲ってこないのはありがたいが、おかげで自由に戦えない。……コイツさえいなければ、煙幕でも張って、『魔法』で一網打尽にできるのだが。

 

 

「ついに、ついに辿りついたで……」

 

 

 そんな言葉とともに現れたのは、やたらガタイの良い青い髪の大男……って、コイツは?!

 

「フフフフフ、ここで、ここで、ボクはボクだけのヒロインにフラグを立てるんや……安心しい、ボクはどんな女の子も受け入れる器の持ち主や!」

 

「『エロ四天王』、≪青髪ピアス≫の青神か……!」

 

 コウのクラスに所属する中で、幼稚園から大学までその名を轟かせる要注意人物、『エロ四天王』。特にコイツはその性癖というか、属性が非常に幅広く、書いていったらそれだけで文庫本で数行消費するくらいの変態(オトコ)だ。

 

 ……ちなみに、残りは。

 

「お前だけを行かせはしないぜ、青神!」

 

「ロリっ娘がいないから、あんまりテンション上がらないけどな!」

 

「いや、お前ら。流石にクチビル奪うのはヒドイだろ? ここは何か代替案だそうぜ」

 

 今目の前にいる末田、本浜、氷藤の三人だ。コイツラは覗きの常習犯でもあるため、麻帆良女子全ての敵である。

 

「代替案とかいいつつ、人魚姫(マーメイド)戦乙女(ヴァルキリー)の胸に釘付けじゃねえか、イッセー」

 

「ソレはそれで鬼畜やで? イセやん」

 

「なー、今からでも3-A垂涎のロリ双子とエターナルロリータのところ行っていいか?」

 

 途端に、大河内と明石が数歩後ずさる。……チッ、明石も最近デカくなりつつあるからな。

 

「まー、ひとまず置いとこうや。それよりココは一つ……」

 

「「「ココは?」」」

 

 言葉とともに、全員が構えをとる。その動きはまるで獲物を見据える肉食獣。

 

「「「「早いもの勝ちだああああああっ!!!!」」」」

 

 その叫び声とともに四人が同時に向かってくる。ムダに良いコンビネーションしやがって!

 

 

「「「「させるかーーーーー!!」」」」

 

 

 この場の誰でもない声とともに、横合いからBB弾とフォークの雨が四天王に降り注いだ。

 

「お前らは……折村、デュノカ、それに間尋に蓮田か!」

 

 飛び込んできたのはエロ四天王とは違う意味で有名な四人。折村壱火とシャル・デュノカはサバゲー部所属で、しかもルームメイト。『連理の枝』『リアルBL』などとも呼ばれるコンビで、まじで付き合ってるらしい。

 

 もう片方の間尋と蓮田は別に付き合ってるわけじゃないが、蓮田が金髪の、いわゆる『男の娘』といえる容姿で、腐った麻帆良女子にカップリングが人気だった。

 

 ……ちなみに、どちらも人気に火をつけたのは、3-A(ウチ)のクラスの赤パイナップルとゴキブリ触覚だと知った時は、頭が痛くなった。

 

「今回はお前らに加勢する!」

 

「やっぱり恋する女の子のクチビルを奪っちゃダメだよ!(家の事情で男子校にいるけど、やっぱりボクも女の子だもん!)」

 

弾丸(フォーク)は大量に仕入れてきたからな、まかせろ!」

 

「ボクはどんなときも間尋クンの味方だよ?」

 

 ……ヲイ、蓮田。何故そこで顔を赤らめる。だから噂が消えねえんだぞ?

 

「四人ともいいところに! ハンドガンタイプのエアガンない!? 私も加勢するよ!」

 

 そう言って明石が四人に駆け寄った…………が。

 

 

「ワテはあきらめんでええええッ!!!」

 

 

 ゾンビよろしく、青神が明石に襲い掛かった。マズイ、間に合わねえッ!?

 

 

「――――なら、その幻想をぶち殺す!!」

 

 

 その声とともに、青髪ゾンビが吹っ飛んだ。……たく、遅えよ。

 

 

「皆、無事?」

 

 

 私達三人を護ってくれる、最強の騎士(ナイト)、水原光が到着した。

 




二話で終わらせるつもりだったのに、書いてたらもう一話続いた……あれえ?

で、今回のゲストは、バカテスからムッツリーニ、禁書目録から青髪ピアス、ハイスクールD×Dからイッセー、元浜、松田のエロ三人組でした♪……ラノベって、何でこんな変態が多いんだ?

そして味方キャラとして、前回出てきたいっちーとシャル、そして『這いよれ!ニャル子さん!』から主人公の八坂真尋とハス太が登場!フォークが冴え渡ります!ちなみにハス太は、男ですよ?

ところでカモには後で天罰下ります♪
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