モモンガさん、転生する 作:一人旅系亜種
レイモンさんとの接触から二週間ほどが過ぎた。その間、俺はと言うとハムスケにも内緒で、カルネ村から遠く離れた砂漠地帯で俺のタレントとやらの検証をしていた。
「<
四つの空間を切り裂く刃が砂漠に住んでいたワーム型モンスターを刻み殺し、五つの巨大な竜巻が辺り一帯の砂を吹き飛ばす。
「<
五重化した上で距離延長と最強化まで仕込んだ<
五重化は文字通り消費量が5倍。距離延長と最強化をしたらそれぞれ倍になるので、最終消費量は通常発動の20倍だ。<現断>は、ただでさえMPコストの重い魔法。俺のMPが満タン時でも、こんな使い方をしたら2割は消えてしまう。
そんな魔法を俺はさらに追加で30回ほど発動。それでもMPは感覚としては半分以上は残っている。あと何回使ったら0になるんだ?さらに追加で数十発撃って、ようやく俺のMPは空寸前になった。
「なるほどな。これが魔法強化のタレント効果か。とんでもねえぶっ壊れ」
魔法強化とは、位階魔法を発動する際追加でMPを払って魔法に効果を上乗せするスキルのことだ。二重化・三重化、最強化、範囲拡大化、持続時間延長、距離延長、抵抗難度強化、位階上昇、遅延化、無詠唱化。これらのことになるのだが、俺の場合タレント効果なのかこれらの効果が強化されていた。
・五重化まで追加
・最強化時の威力上限上昇
・範囲拡大化は2倍→3倍に。ついでに範囲拡大の距離を0.1倍ぐらいで刻める
・持続時間延長が2倍→3倍。範囲拡大と同じで任意変更可
・距離延長も2倍→3倍。範囲拡大と同じで任意変更可
・抵抗難度は分からない。多分強化されてるのか?
・位階上昇は位階判定突破力だけでなく、上げた位階の分威力も上昇
・遅延化は時間設定が可能に
・無詠唱は壊れ。今まできちんと認識していなかったが、この仕様はチートだろ
無茶苦茶な強化だ。だが一番のぶっ壊れ要素は
「魔法強化のノーコスト化。ゲームなら絶対に許されねえぞ」
仮にMPを10消費する魔法に、五重化最強化範囲拡大距離延長無詠唱を乗せて強化したら80倍の消費量になったりする。つまりMP消費は800だ。でもこのタレントがあるから消費量は10で済む。頭おかしいんじゃねえのこのタレント?
もしも俺の力がモモンガパワーじゃなくて、ウルベルトパワーだったらえらいことになってた。ワールド・ディザスタークラスの常時魔法強化スキルは、MP消費量を増やす呪いだ。でもこのタレントがあれば、たぶんデメリットを踏み倒してメリットだけを享受できる。
「もしかして、ワールド・ディザスターを取得していたら、<大厄災>を五重最強範囲拡大持続時間延長とかも?」
あれはMP消費6割なので、ゲーム内では魔法強化をするにはそもそもMPが足りない問題があった。でもだ、このタレントがあれば踏み倒せるので、その場合<大厄災>の破壊力は……
「取っておけばよかった。今からでも手に入らないかな」
ワールド職欲しいなと思うのだが、あれらは習得条件がかなり難しい。例えばディザスターなら持ち主にPVPで勝利。チャンピオンなら武闘大会で優勝。ガーディアンなら9冊あると言われる魔本のワールドアイテムを使用する。これらを満たさないと習得できない。
「あ、でも六大神がこの世界に来たように、ワールドアイテムもこっちに来ているのか? 俺のワールドアイテムもこっちに来てないかな。あれは回収しておきたい」
これを言い出すと、ナザリックのアイテム全部回収したいに繋がる。やめやめと俺は首を振る。冒険はもっと落ち着いてから……それこそエンリがお嫁さんに行くのを見送り、父さんと母さんを看取ってからだ。俺にはアンデッドの特性、つまり不老もあるからそれをオンにすれば年を取らなくなる。数十年ぐらいなんてことない。
「さてと、これでとりあえず、俺のタレントについては調査オッケーと……考えてみたら、ぶっ壊れだけど使い道あんまりないな、これ」
タレントの能力はたしかに凄い。これがユグドラシルであれば、俺は拍手喝采で踊りまくった。しかしこっちの世界だと、今のところ魔法強化が必要な場面が殆どない。利便な<完全不可知化>などの常時MP消費型魔法などの消費が0になるわけでは無い。戦いだと素手でも大抵の相手をどうにか出来るので、魔法すら現状戦闘では殆ど使っていない。使ったとしても、無強化でも俺が魔法を使うと、使った! 相手は死ぬ! 状態。誰を相手に魔法強化まで使えと言うのだろうか。
「……帰るか。なんかお土産でも獲っていこ」
俺は砂漠から大森林の中に転移する。なんか良い獲物がいないものかと、リュラリュースのところに顔を出してみた。
「これはモモン様! ようこそおいで下さいました!!わしらナーガ一同、貴方様の訪問を心から歓迎いたします!!」
「久しぶりだな。前に来たのは、グのやつが死んだと伝えに来たときか」
「そうでございますね。御身のおかげで、この森は平穏を取り戻しつつあります」
「お前の手柄、だろ? 俺はグを殺しただけだ。それ以上のことはしていない」
実際にはしてる。グの死体を使ったアンデッドであれば、上位アンデッドでも永続化していた。今もリビングアーマーは森を徘徊しているのだ。人里に出ようとしたモンスターらは着実に狩られていた。
けれどリュラリュースが何もしていないかと言えば違う。このナーガは人間に手を出すことが如何に愚かかを、誠心誠意説いているのだとか。俺との契約を守ってくれてとても助かる。
「いやぁああああ!! も、モモンが村を練り歩いている!!!」
「こら! 見ちゃ駄目よ!! 魂を持っていかれるわ!!」
「……あれはなんだ?」
「村の子供です。モモンが来るぞ。今ではこの辺り一帯で、一番畏れ敬われているのが貴方様の御名前ですから」
「そう……」
モモンの名前が抑止力になることを期待してはいたが、たった数週間かそこらで効果あり過ぎじゃね? 別にいいけどさ。
「そうだ。この辺に人間が喰うのに適した獣なりは何かいないか? 今日の晩御飯にしたいんだ」
「それでしたら、ここから北に一キロほど行くと、湖があります。そちらには大きな魚もいますので、お腹も膨れるかと思われます」
「ありがとうリュラリュース。多く取れたら、お前達にも分けに来よう」
俺は村を去る……振りをして、いつも通り陰口チェックだ。
「あれがモモンですか。前回の時には私は村におりませんでしたが、見たところ人間の子供にしか見えません。本当に、あれがそれほど恐ろしい存在なの」
「たわけ! 子供なのは見た目だけじゃ!! あの御方を侮るなぞ、お前は自殺願望でもあるのか!! あの御方はわしをたった一撃で殺し掛けたのじゃぞ? それすらもわしを殺さぬよう手加減してくださった。あの御方と争ったグは死亡した。その時に、モモン様は何と言われたと思う」
「な、なんとですか?」
「わしが手強かったですかと問うてみればな、こう言われた。ハムスケの方が頑丈かもな」
あ、言われた若い方が絶句してる。しかしハムスケの方が頑丈なのは確かだ。グは一発で瀕死になったから、まぁ強かったんだろうなで終わってしまう。とりあえずは、反乱の気配もなさそうだ。魚だけ獲ったら村に帰るか。
そのあと魚を取ってみれば、2mぐらいある黒い鱗の魚が手に入った。転移で持って帰ろ、これは。村の近くまで移動する。母は魚をあまり捌いた事がないらしいので、俺が適当に切って焼いてみた。塩をかけて焼いたらまぁまぁと言ったところだ。余った分は全部ハムスケにやる。この村に食品ロスの概念はない。なぜならハムスケが最終的に全部喰ってしまうから。
「……コンポストハムスケ」
「コンポスト? それがしの新しい名前でござるか?」
「違うぞ。なんとなく呟いただけだ」
タレント検証も終わったので、それからの毎日はいつも通りの毎日だった。ハムスケと訓練し、アンデッドを大空洞にコレクションし、エンリと遊び、村の手伝いをする。特に変わり映えのない毎日だが、これくらいの平穏が俺には似合っている。
そんな静寂が破られたのは、検証終了日から二週間が経った頃。俺の元に一通の手紙が届いた。
「あら? その手紙はなあに、モモン?」
「一ヶ月前に、俺が森で怪我していた人を助けたのを覚えてる?」
「覚えているわよ。夜になったら、すぐに出て行ってしまった人よね? そのお手紙は、その人から?」
「うん。あの人はスレイン法国の偉い人みたいで、怪我を治してくれたお礼がしたいんだって。それで今度、村にお迎えが来るみたいだよ」
「あら! それはなんだかすごいことね」
「それも俺だけじゃなくて、家族全員をご招待したいんだって」
「あら!?」
お礼と言うのは嘘だ。レイモンさんが法国に帰り、俺と神官長他、国のお偉いさんとの会談の場が整えられたから、来てくださいと言うのがこの手紙の真相だ。その際俺が心配しないように、家族も旅行として来てください。と言う意味みたいだが
(人質とかねえだろうな? 例えば俺との交渉が決裂したら、即座に言うことを聞かせるためにとか)
けれど、こちらはどこに住んでいるのか把握されている。不在の間の守りは死霊前線に任せるしかないが、それらを突破する手段を持たれていたら終わりだ。
相手の懐に飛び込むのはかなり勇気がいる行為だが……あの時のレイモンさんのガッツポー&スキップ。あれを信じるしかない。頼むぞ~。
俺はこの申し出を受けさせて頂きますと返信の手紙を出す。ちなみにこの手紙は、法国の使い魔的な伝書鳩……鳩じゃなくて、第二位階で召喚可能なタイプの鳥モンスターに括り付けて送り返した。原始的だ。
それから数日後、村まで馬車が来た。すごく立派なやつが。
行商人が使うような木組みの、使い古したボロボロのやつとは違い、赤を基調としてところどころに黒と金の飾り模様が入っている。こそっと鑑定してみたら、車輪などがマジックアイテムだ。
村長などはこれを見て、最初貴族が来たのかと驚いていた。俺はこれが法国からのお迎えか? と馬車を観察する。派手過ぎないか?
「も、モモン、大変じゃ! 貴族がこの村に乗り込んできたぞ!?」
「落ち着いて、カリンさん。たぶんだけど、俺の客人だよ」
「お前さんの?」
「うん」
馬車を見守っていると、中から人が出てきた。20代半ばぐらいの平凡な顔立ちをした男性で、刈り込んだ金髪とちょっと無機質な目が怖い感じの、かなりごつめの体格と相まって喧嘩自慢のチンピラみたいな人だ。
「すまない。私はサルマン卿の使いで、ニグン・グリッド・ルーインと申します。モモン・エモット様はおられますか!」
「俺です。俺がモモンです」
「おお、そちらにおられましたか」
無表情だったニグンは一転、笑顔を浮かべて俺に近づいてくる。近くまでくると膝をつき礼を取り始めた。やめてくれない、そういうの? めっちゃ目立つでしょうが。
「先日は、我が主、サルマン様をアンデッドからお救いし、治療まで施してくれたこと、心から感謝いたします。つきましては、先日我が主から案内のご招待を申し上げしました通り、お迎えに馳せ参上させて頂きました」
「その、別にそこまでの礼をされることをした覚えはないので、まずは立ってくれませんか?」
「臣下が御客人を見下ろすなどありえません。このままお話をさせて頂きます」
「……子供に目線を合わせるおじさんで通るからいいか」
俺の身長も伸びつつあるとは言え、まだ140ぐらい。ニグンさんは立ったら180半ばはありそうなので、今のままの方が都合がよいかと俺は諦めた。
「早速ですが、馬車にお乗りください。モモン様とモモン様のご家族を、我が主のもとまでお送りいたします」
「承知いたしました。と言いたいんですが、数日は家を空けることになりますよね? 旅支度を持ってきたり、村長さんに村を暫く留守にする旨を伝えたいので、時間をくれませんか?」
「モモン様のご要望は、全て受け入れよとサルマン様から承っています。どうぞ、ごゆるりと御用意くださいませ」
ともかく俺は父を呼びに行ったり、以前から用意しておいた服やらを詰め込んだ革鞄を用意したり、村長にごめんなさい村を空けるからその間農作業できませんと伝えた。
農作業については、普段からハムスケがお肉をお裾分けしたり、俺が色々と雑務をこなしていたこともあってすんなり受け入れてくれた。普段からの行いとは、こういう時に大事なのだ。
「はむすけは?」
「ハムスケはお留守番だよ。この馬車には乗れないからね……ハムスケ! 俺がいない間、村の護衛は任せた!」
「任されたでござるよ! モモン殿の不在、しっかりとそれがしがお守りする所存でござるよー!」
大慌てで支度を済ませて、俺は馬車に乗り込む。今回馬車は二台あり、片方にエンリと両親が。もう片方に俺が乗っている形だ。
今回両親と二手に分かれたのは
「ありがとうございます、ニグンさん。父と母の前では、詳しい話ができない所以、汲んでいただきありがとうございます」
「私はスルシャーナ様のお申しつけをお守りするだけです。むしろ、このような馬車しか御用意できず、申し訳なさで胸が張り裂けんばかりです」
「……そのスルシャーナ様と言うのはやめてください。レイモンさんにも言いましたが、今の俺はカルネのモモンです」
「承知いたしました。ではモモン様とお呼びさせて頂きます」
「様……今回サルマン卿なる人物に御呼ばれし、ニグンさんはその部下と言うことになっているから、逆に様付けじゃないと不自然か。ところでサルマンと言うのは、レイモンさんのことで良いんですか?」
「いいえ。サルマンは、こういう時に使う存在しない架空の貴族です」
「なるほどね。ところでニグンさんは、その、漆黒聖典の一員ですか。そこそこ腕があるように見受けられますが」
俺がみたところ、ニグンさんはたぶんレベル25はある。漆黒は英雄、つまり31以上が必須だが、予備隊員とかだろうか?
「私に漆黒の席は重すぎます。あの席は、一部の天才だけにお赦しになられた特別な席。私では実力が足りません」
「そうですか?」
「はい。私は陽光聖典の一員で、陽光の第三席官を勤めております」
「陽光……六色聖典の一つですよね。第三席官とは、なんでしょう……小隊長のようなもので?」
「仰る通りです。陽光聖典は隊長、副隊長がおり、その下に複数一組のチームがいくつかあります。そのチームリーダーが席官です。今回、モモン様とご家族の護衛として、我が小隊が任に就きました」
「ありがとうございます。しかし、宜しいので? レイモンさんからは、法国は人手が足りていないと伺いました。陽光聖典は、亜人殲滅やモンスター討伐を専門とする部隊とも聞いています。俺たちに人数を割くのは、悪手ではないでしょうか?」
護衛がいるかいないかでいえば、まあいらない。今回も念のために、上空飛行させてゴースト達を連れてきている。下位アンデッドなので素のレベルは22だが、強化が入っているから実際には30相当。つまり捕まえた当初のハムスケ並で、おそらくだが今回任された陽光隊員達より強いはずだ。
「その点はぬかりありません。我ら陽光がお迎えに上がるにあたり、神官長の皆様は綿密に打ち合わせをされて、私どもの予定を空けてくださいました。むしろ、モモン様を迎える重要な役。それを誰が任されるかで揉めたほどです」
なに? 法国って実は暇なのか? 俺を迎えに行くのってそこまで? やめよう、考えたらなんか駄目な気がする。
それからしばらくの間、馬車は街道を進む。街道と言っても整備はされていないらしく、普通の馬車なら揺れて尻が痛くなるらしい。しかしこの馬車に使われた車輪は、ショックアブソーバー効果があるようで今のところ振動は感じない。
俺はその間、かなり暇だった。カルネ村からスレイン法国の首都である法都シクルサンテクスまではこの馬車でも3日かかるらしい。転移使いてぇ~と思うのだが、今の俺はまだ魔法が使えないので大人しく本を読んでおく。
「おや? そちらは魔導書ですか」
「エ・ランテルの薬師に頂きました。今の魔法体系が、どんなものなのかを学んでおきたいので」
「それでしたら、法都でいくつかの写しを御用意しましょうか? モモン様への献上品となれば、神官長様たちも喜んでくださるかと思われます」
「良いのですか? それならば助かります」
この世界の魔法は位階魔法。なぜ位階魔法なのかは不明だが、モモンガの力を持つ俺は学べば使えるのかどうか。それが気になっている。特に俺が学びたいのは信仰系だ。アインザックさん達の話では、普通は第三位階まで使えたら天才扱い。
ユグドラシルなら第三位階なんて……と思うのだが、第三位階までいけば<重傷治癒>や<致死>が習得可能。俺の回復手段や、村人の回復手段がポーション以外で手に入るし、最悪習得可能なクラスさえ獲得したら
さらに数時間。特にモンスターの襲撃を受けることなく、俺たちは野営に適した地に到着した。エンリはようやく動き回れるということで、草むらで遊んでいる。両親は座りっぱなしだった分腰が痛いそうだ。
陽光聖典隊員は信仰系らしく、そんな両親に回復魔法をかけてくれていた。
「モモン様は、御体の方に障りはありませんか?」
「大丈夫ですよ。鍛えているので」
疲労無効やペナルティ耐性や能力値ダメージ無効はこういう時に役に立つ。これらをオンにしている限り、俺に肉体面での疲れはない。
日もすっかり沈み、最初に遊び疲れたエンリが就寝した。両親も初めての旅で疲れたのか、すぐに横になった。
「モモン様も御休みになられてください。就寝されている間の護衛は、我々がさせて頂きますので」
「皆さんも、御休みになられた方が宜しいのではないですか?」
「我々は普段から訓練しています。それに任務の間は、疲労を軽減するマジックアイテムも貸与されますので、問題はありません」
「それはあくまでも軽減ですよね? 無効ではない。任務があるんでしょうが、休めるときには休むべきかと。その間は、この子達に守らせますので」
「なっ!!」
俺が手を振ると、上空から8体のゴーストが降りてきた。見た目は青白い炎に包まれた、鳥型のアンデッド。死霊のハゲワシ達だ。
「これが、御身の眷属……っ!!」
ニグンさん達はハゲワシを見て目を見開いている。俺からすればちょっと利便な鳥だが、予測通り陽光隊員にとっては驚異的なモンスターなのだろうか。一歩後ずさりしていた。
「恐ろしい威圧感を感じます。一体、どれほどの力を内包されているのだ、この御方の従属神様は」
「大体ハムスケと同じなので、難度90ぐらいですね」
「ハムスケ。村にいたあの魔獣か。あれと同格を8体も従えるなど、空恐ろしいほどの御力です」
たった8体でそれほどの力か? 迎えが来るまでのひと月で、レンタルするならもっと用意しておくかと、死霊ストックを800ほど新たに補充してある。これで手持ちアンデッドモンスター、略してアンモンは総合計したら1500体。持ってきた戦力は、全体の0.5%ほど。話し合い次第ではあるが、100体ではなく軍団として1000は欲しいと言われた時のために対策しておいた。
けれどニグンさん達の反応を見る限り、もっと減らしても良かったのだろうか?
現時点のモモンに年齢近いよリスト
ラナー2歳
エンリ2歳
ンフィーレア2歳
アルシェ3歳
ラキュース5歳
ツアレ5歳
ジルクニフ8歳
モモン9歳
クレマンティーヌ11歳
ザナック14歳