まどマギ世界でハッピーエンドを目指す僕のお話   作:洒落た機長

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魔法少女の真実

ここから怒涛の鬱展開。

ソラちゃんは乗り越えられるのか?


 

「何だったの、アイツ!?」

 

杏子を退けた後、まださやかはキレている。

 

「…佐倉さんは昔私と組んでいたの。始めは私と一緒に戦ってくれていたけれど、家族が自分の願いのせいで死んでしまってからはあんな風になってしまって…。」

 

「…そうだったんですか。」

 

マミさんが杏子と組んでいたときのことを話す。まぁ、あっちにも事情はあるからね。僕たちはそのままそれぞれの帰路についた。

 

 

 

 

 

その日の夜、僕はほむらと一緒に風見野市に来ていた。杏子を仲間に引き込むためだ。探し歩いていると、ゲームセンターでダンスゲームをしているのを見かけた。

 

「おーい!杏子ー!」

 

向こうはこちらに気付くとダンスゲームを止め、振り向いた。

 

「アンタ、今日の…。何の用だい?」

 

「ケンカ売るようなマネしてごめんだけど協力してほしいことがあって…。」

 

「もうすぐ見滝原にワルプルギスの夜がくるわ。奴を倒すのにあなたの力が欲しい。」

 

「ふーん…。何でそれを知ってるかは置いといてだ、報酬はあるんだろうな?」

 

「えーっと、お菓子とグリーフシードいっぱいでどうかな?」

 

「「…。」」

 

2人が沈黙する。な、何だよ!良い条件だろ!

 

「ぷ、あはは!何だよソレ!」

 

「な、何だよ!文句あるの!?」

 

「いや、悪い…。気に入った、協力してやるよ。お菓子とグリーフシードがたんまりもらえるらしいしな?」

 

「ぐ、ぐぬぬ…!」

 

「ただし、美樹さやかだっけか?アイツが邪魔してこないようにしてくれ。それが条件だ。」

 

「分かったわ、交渉成立ね。」

 

ひとまず協力は得られた僕とほむらはそのままほむホームへ向かいご飯を共にし、一緒に寝た。

 

 

 

 

 

翌日の放課後、僕はまどかとマミさんの2人と一緒にパトロールをしていた。さやかとほむらは用事があるらしい。さやかは恭介のこと、ほむらは杏子のことだろう。

 

「なんか今日は反応ないですね。」

 

「そうね、まぁ無いに越したことは無いわ。」

 

今日はいつもより反応が全然ない。そうこうしていると突如電話が鳴った。

 

「もしもし。」

 

「ソラ!今から来れるかしら?美樹さやかと佐倉杏子がまた衝突しそうなの!」

 

「またかい!分かったすぐ向かう!」

 

僕はそう言い場所を聞くと電話を切り、急いで現場へ急行した。

 

 

 

 

 

僕が到着するとどうやらさやかと杏子が向かい合っているようだ、ほむらもいる。

 

「コラ、杏子!またさやかにちょっかいかけたの!?」

 

「随分早い到着だな。けど、勘違いされちゃ困るな。アタシは魔法少女の先輩としてソイツにアドバイスしただけさ。そしたら…。」

 

「アドバイス!?あんな人を傷つけることを何とも思ってないようなこと言っといて!」

 

「な?被害者はアタシ、加害者は向こう。正当防衛だよ。」

 

今にもさやかが飛び掛かりそうだ。僕はさやかをなだめにかかる。

 

「まあまあ、向こうにも事情があるって知ってるでしょ?」

 

「それはそう、だけど…。」

 

「そうそう、人には人の事情があんの。大体アンタ人のために戦うなんてろくでもないことにしかなんないよ。なぁ、マミ?」

 

「…佐倉さん…。」

 

流石にさやかも堪忍袋の緒が切れたようだ。

 

「…あたしだけじゃなくてマミさんまでバカにして!あんたはあたしがここで倒す!」

 

そう言ってさやかがソウルジェムを掲げると横からまどかがそれを奪い、トラックの上へと放り投げる。

 

「さやかちゃん、ごめん!」

 

ヤバいヤバいヤバい!僕はすぐさま飛び降り、トラックを追いかける。急がないとさやかがヤバい!トラックの上のソウルジェムを取り返すと急いでさやかの元へ戻る。

 

「さやかちゃん!ねぇ、返事してよ!さやかちゃん!」

 

さやかの側でまどかが体をゆすっている。僕がソウルジェムをさやかの手に置くとさやかが息を吹き返す。

 

「…ん、あれ、あたし…。」

 

「…どういうことだよ。さっきソイツ死んでたじゃねえか…!」

 

どうやら「コイツ死んでるじゃねーか…!」のシーンが過ぎた後みたい。場の空気が静まり返っている。

 

「どういうことも何もソウルジェムが君らの本体だからさ。」

 

「…は?」

 

何処からともなく現れたQBが説明をする。

 

「テメェ、そんな大事なことなんで言わなかった!」

 

「聞かれなかったからね。」

 

杏子につかまれながらQBは悪びれもせず言う。

 

「…それだけじゃないでしょ…。」

 

「…ソラ?」

 

まだコイツは隠している。それも大事なことを。

 

「…そうだね。ソウルジェムが絶望などで濁りきってしまうと君たち魔法少女は魔女になってしまう。コレが魔法少女の真実さ。」

 

「何よ、それ…?」

 

さやかがそう言い絶句する。他の皆も絶句している。

 

「…テメェ、それも聞かれなかったから言わなかったってか!」

 

「その通りさ。契約の時には必要のない情報だからね。」

 

流石にここまで言われて黙ってられない。僕はQBを杏子から掴みとりそのまま握りつぶす。

 

「…ふざけてんじゃねぇよ…。それを知らずに願いをして契約した子の気持ちを踏みにじりやがって…。」

 

キレすぎて少し口調が荒くなった。すぐさま別のQBが出てくる。

 

「無駄に殺されちゃ困るんだけどな…。」

 

「とっとと帰れ、しばらく顔も見たくない。」

 

「そうさせてもらうよ。」

 

そう言うとQBは帰って行った。皆の間には沈黙が流れている。

 

「…ソラはさ、知ってたんだ、最初から。」

 

「…うん。」

 

さやかに聞かれたのでそう答える。黙ってたこと怒られるかな…。

 

「もしかしてほむらのこと気にかけてたのも色々知ってたから?」

 

「…うん。」

 

「そっか。じゃあ、あたしが契約するの反対だったんでしょ?それなのにあたし契約して…。」

 

「ごめん、止めるのが間に合わなくて…。」

 

「謝んないでよ、あんたは悪くないんだから。」

 

「…さやか。」

 

「あたし、もう帰るね。行こうまどか。」

 

「う、うん。」

 

そう言うとさやかはまどかと一緒に帰って行った。

 

「…ごめんなさい。少し考える時間が欲しいわ。」

 

マミさんもそう言って帰って行った。残ったのは僕とほむらと杏子だけだ。

 

「僕たちも帰ろっか。」

 

「…えぇ。」

 

「…なぁ、アンタ。」

 

僕とほむらが帰ろうとすると杏子が声をかけてくる。

 

「何?」

 

「…ありがとよ、アイツぶちのめしてくれて。おかげで少しスカッとした。」

 

「どういたしまして。それと僕からも1つ。」

 

「何だ?」

 

「…魔法少女の運命は僕が変える。だからちゃんと見ててね!」

 

ビシッと決めてそう言うと、杏子は驚いていた。

 

「…できると思ってんのか?」

 

「まぁね!諦めたらそこで終わりだよ!」

 

「…変な奴。」

 

杏子はそう言いながらも少しニヤッとしていた。


頑張れソラちゃん!

さやかの魔女化を食い止めろ!

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