まどマギ世界でハッピーエンドを目指す僕のお話 作:洒落た機長
マミさんのリボンを通じてさやかの魔法が伝わり何とか回復できた。
「もしかしてまどか、契約する気?」
「うん、私も戦う。皆が戦ってるのに私だけじっとしてなんて居られない。それに私にも叶えたい願いが見つかったんだ。」
こうなったまどかは止めても無駄だよなぁ…。
(ダメよまどか!折角ここまで来たのに、あなたが契約してしまったら…!)
「大丈夫。ここまでのほむらちゃんや皆の頑張りは絶対無駄にしないから。だから信じて。」
(まどか…。)
「まどかのことは僕に任せて。」
(ソラ…。分かったわ、あなたたちを信じるわ。)
こういう時の為に僕の固有魔法があるんだ。正直あんなとんでもない絶望を何とかできるかわからないけど、やるしかない。
「どうやら願い事は決まったみたいだね。」
そこにタイミング良くQBが現れる。
「鹿目まどか、その魂を代価にして君は何を願う?」
まどかは深呼吸をし意を決してその願いを言う。
「全ての魔女を生まれる前に消し去りたい。全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女をこの手で!」
「その祈りは!それが叶うんだとしたらそれは時間干渉なんてレベルじゃない!因果律そのものに対する反逆だ!君は本当に神様にでもなるつもりかい?」
「神様でも何でもいい。今日まで魔女と戦ってきた皆を、希望を信じた魔法少女を私は泣かせたくない。最後まで笑顔でいて欲しい。それを邪魔するルールなんて壊してみせる、変えてみせる。」
「――さあ、叶えてよ、インキュベーター!」
まどかがそう言い終わり辺りが眩い光に包まれる。目を開けるとそこには魔法少女になったまどかがいた。
弓を空に向けて構え、射る。すると魔法陣が現れそこから何本もの矢が各地の魔法少女の元に向かい飛んで行く。
だが、それと同時に途轍もない絶望がまどかへ向かってくる。
「うおりゃああ!」
それを僕の固有魔法で希望に変える。魔法少女たちの絶望が僕にも伝わってくる。
「大丈夫!君たちの絶望は僕が受け止める!」
ほとんど全魔力を使い切ったけど何とか成功した!絶望は希望に変換され、僕たちの力となる。
「すごい、力が湧いてくる…!」
(どうやら成功したみたいね!)
(これならまだ戦えるわ…!)
「よーし、反撃開始だ!」
まずはさやかが仕掛ける。目にも止まらぬ速さでワルプルギスを切り裂く。
「杏子!」
「はいよ!」
続いて杏子が槍を縦横無尽に振り回し攻撃する。
だが、ワルプルギスもやられたままでは終わらない。ビルの瓦礫に火を纏わせこちらに飛ばしてくる。
…が、ほむらが時間を止め、敵の動きも攻撃も止まる。
「巴さん!」
「ええ!」
その隙にマミさんと2人で銃撃する。数多の銃弾が射出された状態で空中に止まる。
時間が動き出すと同時に着弾し、ダメージを与える。既に相手は満身創痍だ。
「後は!」
「任せて!」
弓を引き絞り力を溜めていたまどかがワルプルギス目掛け矢を放つ。それと同時に僕もワルプルギスに向かって行き渾身の一撃を叩き込む。
「「「「「「行っけええええ!」」」」」」
悲鳴をあげつつ、遂にワルプルギスは消滅した。あの魔女に勝ったのだ。
「…ここは?」
気がつくと僕は宇宙の様な空間にいた。何処かで見た覚えがあると思ったら、最終回でまどかとほむらがいた場所だ!
どうやらこれから世界の再編が始まるらしい。
「ソラちゃん、準備は良い?」
隣にはまどかがいた。まどか1人だけじゃなく僕も一緒にやるということか。
「うん、始めよう。」
魔法少女システムを変え、魔女の存在も消え、新しい世界が形作られていく。その他細かい所も調整し、いよいよ完成だ。
「さあ、行こう。皆が待ってるよ。」
「うん。」
まどかが僕の手を取ったのを確認し、歩みを進める。次目が覚めたら自分の部屋だろう。ほむらのループに決着をつけ、魔法少女の運命も変えた。これからは――