昨日のデュエルでプラシドさんにボッコボコにされ、現実を知った俺はヒューレーに寄る前にデッキを大幅に改造しようかと悩んだ。以前よりも勝ちに追及しロマンを減らした俺のデッキ。俺がやっていた遊びとしてのデュエルはこの戦いが終わるまで封印しようとも考えた。だが、デュエルは確かに決闘である前に一つの遊びであることを忘れたくはない。遊びでありなが勝ちを掴む姿勢を忘れず、どんな状況においても打開策を講じることができるデッキ。ハイランダー構築にはそれだけの思いを詰め込めることができる。
ヒューレーまでの道中そんなことを考えながらバイクを走らせる。そうしていると、バックミラーに不思議な光景が映った。そこには見慣れない形のD・ホイールが走っていた。機体を取り巻く大きな車輪が特徴的な灰色のモノホイール型のD・ホイールだった。辺りの車から子供から大人まで身を乗り出してその珍妙なD・ホイールに釘付けになっている。
「あれもしかして、ジャック・アトラスか!?コスプレの完成度たけーなおい!?」
「すげえ!ロード・オブ・フォーチュン初めて見た!あれ前見えてんのか!?」
「きゃー!ジャックー!!!」
ギャラリーの昂りに応えるように、ジャック・アトラスはその右手を挙げてポーズを取り、高々と叫んだ。
「キングは一人!このオレだ!」
機械音声が混じったようなその雄叫びにギャラリーの歓声が沸きあがる。
「このオレ、キングに挑みたい者がいるのなら、かかってくるがいい!今この場で相手をしてやろう!そして貴様らに見せてやろう強者の轟音を!圧倒的
そしてすぐさまジャック・アトラスに挑もうとするやつが、現れた。
「キング!俺にやらせてくれ!」
「よかろう!ではレーンに来るがいい!フィールド魔法『スピード・ワールド3』、セット!」
スピードワールド3が発動され、フィールド全体に魔法がかかる。
『デュエルモード、オン。オートパイロット、スタンバイ』
『デュエルが開始されます。デュエルが開始されます。通路上の一般車両は直ちに退避してください。デュエルが開始されます…………』
レーンの方へとチャレンジャーとキングが移動していく。俺も気になったのでギャラリーに交じってデュエルを観戦するためにレーンへと移動する。
「「ライディングデュエル、アクセラレーション!」」
そこからのキング、ジャック・アトラスのデュエルは華麗だった。圧倒的なまでのデュエルタクティクスとエースである「レッド・デーモンズ・ドラゴン」が挑戦者たちを薙ぎ倒していく姿は、孤高にして絶対王者。その貫禄に俺は思わず彼のことをデュエルの合間に調べた。
ジャック・アトラス、かつて不動遊星さんと共に世界を救ったシグナー、チーム5D’sの一人。そしてその後、世界王者の地位を築き引退までに行った記録に残っている千を超えるデュエルの中で、負けた数は指で数えられる程度。公式大会引退デュエルで不動遊星と互いにライフポイントが0となり、引き分けで終わるという最高のデュエルを残したまさに、キングと呼べるに相応しい人物。
使っている「レッド・デーモンズ・ドラゴン」が紫色で違ったりなどあるが、俺の先輩とも呼べる人物が、コスプレであれ、子孫であれ、今目の前にいるというこの状況。デュエルしたくて体がうずうずしてくる。
「ハハハ!!!どうした、チャレンジャーはもういないのか?」
「俺やります!」
「ほう、小僧貴様が新たなチャレンジャーか!さあ、このキングを楽しませてみろ!」
「ああ、キング・オブ・デュエリスト。ジャック・アトラスあんたを超えて俺がこのロードのキングになってやる!」
「威勢良し!行くぞ、ライディングデュエル!」
「アクセラレーション!」
次の瞬間、白い円のようなものがバイクの下に現れて消えた。
[ジャック・アトラス?
LP:8000
VS
天野遊牙
LP:8000]
「チャレンジャー、先行は貴様に譲ってやろう。」
「じゃあ、遠慮なく行くぜ。俺のターン!」
この初動からは動けないか。なら、守りを固める。
「俺は「カードブロッカー」を召喚。このカードは召喚時に守備表示になる。カードを2枚伏せて、ターンエンド。」
[「カードブロッカー」
効果
星3/地属性/戦士族/ATK:400/DEF:400]
「まずは守りを固めてきたか。ならば、こちらも貴様の小手調べから行こう。オレのターン!」
[ジャック・アトラス?
SPC:0→1
天野遊牙
SPC:0→1]
「「幻影王 ハイド・ライド」を通常召喚!」
[「幻影王 ハイド・ライド」
チューナー・効果
星3/闇属性/悪魔族/ATK:1500/DEF:300]
「さらに手札からレベル3のモンスター「機械王―プロトタイプ」を墓地に送り、手札のこのカードはレベルを3つ下げて特殊召喚ができる!来い!「パワー・ジャイアント」!」
[「パワー・ジャイアント」
効果
星6/地属性/岩石族/ATK:2200/DEF:0
レベル6→3]
「そしてバトルだ!行け「パワー・ジャイアント」そこの雑魚モンスターを蹴散らせ!」
「この瞬間「カードブロッカー」の効果を発動!デッキからカードを最大3枚まで墓地に送り、1枚につき500ポイント守備力をアップさせる!俺は3枚墓地に送る!よって守備力が1500ポイントアップする!」
[「カードブロッカー」
DEF:400+1500→1900]
カードブロッカの盾が一回り二回りと大きくなる。
「甘いわ!その程度の守備力で「パワー・ジャイアント」を超えることはできん!潰せ!パワーナックル!そして「幻影王 ハイド・ライド」でダイレクトアタック!」
しかし、盾はカードブロッカー諸共打ち砕かれ、そのままハイド・ライドの剣が俺の身体を切り裂いた。そして、それと同時に体を強い衝撃が襲った。
[天野遊牙
LP:8000-1500→6500]
「グッ……!?なっ、実際にダメージが発生している!?」
ジャックは、D・ホイールを俺の方へと近づけ笑う。
「ハハハハハ!!!おもしろいシステムだろう?キングから喰らうダメージは、また格別だろう!」
「この感覚は闇のゲーム……あんた、まさかグールズの人間のなのか!?」
「さあな。それが知りたいというのなら、このオレから勝利を捥ぎ取ってみろ!勝者には褒美を!敗者には屈辱を与える!それこそがデュエル!それこそが決闘だ!」
「決闘か。ならこれは疾走決闘ってわけか。」
「フッ、中々話の分かるやつだ。バトルを終了する。だが、オレのターンはまだ終わらん!オレはレベル3となった「パワー・ジャイアント」にレベル3の「幻影王 ハイド・ライド」をチューニング!天を焼くシリウス、孤狼の蒼き瞳よ、地に縛られた牙無き犬共を噛み砕け!!シンクロ召喚!!「天狼王 ブルー・セイリオス」!!!」
[「天狼王 ブルー・セイリオス」
シンクロ・効果
星6/闇属性/獣戦士族ATK:2400/DEF:1500]
現れたのは蒼い毛並みに白銀の鬣を持ち、両手にも顔がついた天狼王の姿だった。
「プレッシャーえげつねえ……」
「これはメインの前の前菜だ。カードを2枚伏せターンエンド。」
「なら、その前菜とやらをこのターンで喰らってやる!俺のターン!」
[ジャック・アトラス?
SPC:1→2
天野遊牙
SPC:1→2]
「俺は「デブリ・ドラゴン」を召喚!」
[「デブリ・ドラゴン」
チューナー・効果
星4/風属性/ドラゴン族/ATK:1000/DEF:2000]
「召喚された「デブリ・ドラゴン」は墓地から攻撃力500以下のモンスターを効果を無効にして復活させる。戻って来い「カードブロッカー」!そして、俺はレベル3の「カードブロッカー」にレベル4の「デブリ・ドラゴン」をチューニング!」
「ほう、また懐かしいモンスターを呼んだな。さあ、貴様のエースを見せてみろ!」
「遥かなる星々の果て、闇の軌道を切り裂く刃よ!凍てつく虚空に響け!シンクロ召喚!飛来せよ、「
[「
シンクロ・効果
星7/闇属性/ドラゴン族/ATK:2500/DEF:1900]
「ほう、これが次世代の赤き竜の僕。さあ、どんな芸当を見せてくれるか!」
「カイベルトの効果!このカードがS召喚に成功した時、フィールドのカード1枚を破壊することができる。俺はその伏せカードを破壊する!
カイベルトが伏せカードに向けて刃のような翼を振り下ろし、破壊する。
「ミラーフォースを破壊したか。」
「ミラーフォースだったのかあっぶねえ!さらに永続
カイベルトの翼が輝き、ブルーセイリオスを取り込むように光で飲み込んだ。
「レベル5以上の相手モンスター「天狼王 ブルー・セイリオス」を破壊してその攻撃力分だけカイベルトの攻撃力をアップさせる!」
[「
ATK:2500+2400→4900]
「甘いわ!「天狼王 ブルー・セイリオス」が破壊された時、相手モンスターの攻撃力を2400ポイントダウンさせる。
破壊したブルーセイリオスから魂のようなものがカイベルトの体をまるで喰らうかのようにすり抜け攻撃力を下げた。
[「
ATK:4900-2400→2500]
「宣言通りよくぞ、前菜を喰らったな。その点は褒めてやろう。だが、これで貴様の強化は無駄足となった。」
「いいや、「追走の翼」には戦闘、効果破壊耐性を付与する効果がある。そう安々と突破されることは無い。これでターンエンド!」
「貴様ァ!このオレを!キングを舐めているのかッ!!!!!その程度で突破されることは無いだと?自惚れ甚だしい!その程度の耐性でキングは止められん。ましてや、このデュエルを勝てると思うな!オレのターン!」
[ジャック・アトラス?
SPC:2→3
天野遊牙
SPC:2→3]
突如、発動中の「追走の翼」の背後から巨大な口が現れカードを飲み込む。そこから現れたのは大きな口を持つ悪魔の姿。
「貴様のフィールドの永続
[「トラップ・イーター」
チューナー・効果
星4/闇属性/悪魔族/ATK:1900/DEF:1600]
「チューナーモンスター!?」
「さらに手札から「マッド・デーモン」を召喚!」
[「マッド・デーモン」
効果
星4/闇属性/悪魔族/ATK:1800/DEF:0]
「見せてやろう。大いなる我が力を!オレはレベル4の「マッド・デーモン」にレベル4の「トラップ・イーター」をチューニング!王者の鼓動、今ここに列を成す!天地鳴動の力を見るがいい!シンクロ召喚!我が魂「レッド・デーモンズ・ドラゴン」!!!」
現れたレッド・デーモンズは、まるでその力を知らしめるように咆哮を上げた。そして、カイベルトはそれに対抗するように咆哮を上げる。
「まさか、「追走の翼」が裏目に出てレッド・デーモンズに繋がるとは思ってもいなかった……」
「オレ以外のデュエリストにおいて、慢心とは死を意味することをその身をもって味わうがいい!「レッド・デーモンズ・ドラゴン」で貴様のモンスターを攻撃!アブソリュート・パワーフォース!!!!」
ジャックのバイクが俺の方へと向き、レッド・デーモンズに呼びかける。レッド・デーモンズはその右腕に炎を宿しカイベルトを打ち砕かんと、カイベルトの首を左腕で掴みその腹に炎を纏った拳を叩き込むと共にカイベルトは爆散。そして有り余った衝撃が俺の体を貫く。
[天野遊牙
LP:6500-500→6000]
「くっ!だが、カイベルトの効果を発動!このカードが破壊された時、フィールドのモンスター1体の攻撃を相手ターン終了時まで攻撃できなくする!
レッド・デーモンズの体を氷が覆い始めるが、レッド・デーモンズはそれを弾くように体を唸らせる。
「その程度の氷、冷たくもないわ!オレはSPCを1つ取り除き、速攻魔法「グリード・グラード」を発動。相手Sモンスターを破壊した時、デッキから2枚カードをドローする。オレはカードを2枚伏せターンエンド。」
「大口を叩く割には、随分としょぼいなジャック・アトラス。」
「ほう、言うじゃないか。なら、貴様はどうする?このオレを倒すか?」
「ああ、このターンでそのレッドデーモンズをぶっ倒す。俺のターン!」
[ジャック・アトラス?
SPC:2→3
天野遊牙
SPC:3→4]
「墓地の「シンクロ・トランスミッション」の効果を発動!このカードをゲームから除外し墓地のSモンスター「帯刃龍カイベルト」をEXデッキに戻して1枚ドロー!そして、手札から「切り込み隊長」を召喚!」
[「切り込み隊長」
効果
星3/地属性/戦士族/ATK:1200/DEF:400]
「召喚時効果で、手札からレベル4以下のモンスター「デルタフライ」を特殊召喚!」
[「デルタフライ」
チューナー・効果
星3/風属性/ドラゴン族/攻1500/守 900]
「そして「デルタフライ」は自分フィールドのモンスターのレベルを1つ上げる。「切り込み隊長」のレベルを3から4にアップ!」
[「切り込み隊長」
レベル3→4]
「そしてレベル4となった「切り込み隊長」に「デルタフライ」をチューニング!再び飛来せよ!カイベルト!!!」
「再びエースを召喚か。となると、貴様の狙いはその登場時効果で我が魂を破壊することか。」
「ご明察だ!行け!カイベルト!」
カイベルトの
「フッ……追われるってのは気分が良い。自分がキングなのだと実感できる。オレは貴様が破壊するその直前にこのカードを発動していた。」
「「バスター・モード」……!?」
「このカードは「レッド・デーモンズ・ドラゴン」を「/バスター」へとモードチェンジさせるのだ!灼熱の鎧を身にまとい、王者ここに降臨!出でよ!「レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター」!!!!」
煙幕の内から爆炎と共に現れたそれは、紅蓮の鎧を着たレッド・デーモンズだった。
[「レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター」
特殊召喚・効果
星10/闇属性/ドラゴン族/ATK:3500/DEF:2500]
「これが追われる者の力だ!貴様が如何に策を弄しようともオレはその先を見据える。そしてその果ては勝利のみ!!!」
このターン、これ以上動けない……悔しいがしょうがない。
「カードを2枚伏せてターンエンド!」
「ターンエンドの前に
[ジャック・アトラス?
SPC:3→4
天野遊牙
SPC:4→5]
「もうカイベルトは破壊させねえ!SPCを1つ取り除いて速攻魔法「ピアニッシモ」を発動!このターン、カイベルトの元々の攻撃力を100にすることで、戦闘効果破壊からカイベルトを守る!」
[「帯刃龍カイベルト」
ATK:2500→100]
「あくまで貴様はカイベルトを死守するつもりか。気に食わんが、絶対的エースと共に魂を削り合う戦い方。貴様なりのデュエリストとしてのカードリスペクトなのだろう。だが、それだけではデュエルには勝てん!」
「いいや!勝って証明してやる!共に魂を削り合うエースとのカードとの絆パワーを!」
「絆か……くだらんな!力とは孤高であるが故の強者の証!その力を今失ったエースごと貴様を叩き潰してくれる!刮目せよ!瞠目せよ!圧倒的
[「変容王 ヘル・ゲル」
チューナー・効果
星1/闇属性/悪魔族/ATK:100/DEF:100]
「「変容王 ヘル・ゲル」の効果!フィールドのモンスター1体のレベルを自身へとコピーし、そのレベル×200のライフを回復する!オレは貴様のカイベルトのレベルをコピーし、ライフを回復する!」
[「変容王 ヘル・ゲル」
レベル1→7
ジャック・アトラス?
LP:7900+1400→9300]
「そして、「変容王 ヘル・ゲル」はメインフェイズに一度、このカードよりレベルの低い悪魔族を手札から特殊召喚できる。来い!「絶対王 バック・ジャック」!」
[「絶対王 バック・ジャック」
効果
星1/闇属性/悪魔族/ATK:0/DEF:0]
「レベル1の「絶対王 バック・ジャック」にレベルが7となった「変容王 ヘル・ゲル」をチューニング!さらに、SPCを1つ取り除き、
黄と紫のレッド・デーモンズと赤き鎧を身に纏った紫のレッド・デーモンズがカイベルトを取り囲む。
「レッド・デーモンズが3体……!?」
「これこそ究極嗜好にして絶対なる力の奔流!さあ、バトルだ!1体目のレッド・デーモンズよ!カイベルトを攻撃!アブソリュート・パワーフォース!」
「ぐわぁぁぁぁぁぁ!!」
[天野遊牙
LP:6000-2900→3100]
「くっ……耐えろ、カイベルト!」
「2体目のレッド・デーモンズで攻撃!アブソリュート・パワーフォース!」
「がぁぁっぁぁ!!!!!!」
[天野遊牙
LP:3100-2900→200]
「/バスターよ!カイベルトごと天野遊牙を葬り去れ!エクストリーム・クリムゾン・フォース!!!」
「そうは行かない!
「姑息な手を……「レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター」の効果を発動!このカード以外のフィールドのモンスターを全て破壊する!滅びよ!クリムゾン・ジ・エンド!!」
「よかったな……これで孤高の王様だ。」
「言ってくれるな。だが、貴様のライフは1200。オレのライフは9300。満身創痍、風前の灯火である貴様が、このオレにどう立ち向かうというのだ?それとも、貴様にはこの絶望をひっくり返すような手立てがあると?」
「ああ、あるね。希望は運命は、自ずから手繰り寄せる!
[天野遊牙
LP:1200→200]
「活路への希望だと!?」
「俺とあんたのライフの差は9100ポイント。よって4枚のカードをドローする。さあ、応えてくれデッキ!ドロー!!!」
いい引きだ。いや、最高の応えだカード達!
「俺のターン!」
[ジャック・アトラス?
SPC:3→4
天野遊牙
SPC:3→4]
「まずは手札から「
[「切れぎみ隊長」
効果
星1/地属性/戦士族/ATK:400/DEF:1200
「処刑人-マキュラ」
効果
星4/闇属性/戦士族/ATK:1800/DEF:1200]
「俺はSPCを1つ取り除き、
[「エルフの聖剣士」
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/ATK:2100/DEF:700]
「「エルフの聖剣士」の効果で手札から「エルフの剣士」を特殊召喚!そしてフィールドに効果モンスター以外のモンスターがいる場合、手札から「
[「エルフの剣士」
通常
星4/地属性/戦士族/ATK:1400/DEF:1200
「
チューナー・効果
星2/光属性/ドラゴン族/ATK:100/DEF:1100]
「そして、レベル1「「切れぎみ隊長」」とレベル4「処刑人-マキュラ」にレベル2の「
[「戦刀匠サイバ」
シンクロ・効果
星7/地属性/戦士族/ATK:2000/DEF:1500]
「随分と雑魚を並べたかと思えば、新たなシンクロモンスターを呼んだだと?」
「サイバは墓地からレベル6以下の戦士族を呼べる。俺が呼ぶのは「天昇星テンマ」!そしてフィールドから墓地に送られたマキュラとリンゴブルムの効果が発動!マキュラの効果で俺はこのターンに一度だけ手札から
[「天昇星テンマ」
効果
星5/光属性/戦士族/ATK:2100/DEF:1000
「百檎トークン」
トークン
星2/光属性/幻竜族/ATK:100/DEF:100]
「そして、レベル4の「エルフの剣士」にレベル2の「百檎トークン」をチューニング!三刃、三心、三位一体!異なる力を統べし者よ、その全てを今ここに示せ!シンクロ召喚!来い!「トライエッジ・マスター」!」
[「トライエッジ・マスター」
シンクロ・効果
星6/光属性/戦士族/ATK:2100/DEF:1800]
「こいつ結構面白い効果を持っててなこいつはレベルの組み合わせによって効果が代わる。レベル2と4でシンクロ召喚をした場合。デッキから1枚ドローできる!さらに「エルフの聖剣士」を対象にライフを半分支払い、墓地から「亡龍の戦慄-デストルドー」をレベルを4つ下げて特殊召喚する!」
[「亡龍の戦慄-デストルドー」
チューナー・効果
星7/闇属性/ドラゴン族/ATK:1000/ATK:3000
レベル7→3]
「さらにレベル4の「エルフの聖剣士」にレベル3となった「亡龍の戦慄-デストルドー」をチューニング!朧なる月影の下、闇の龍が星々の力を喰らい、その身に宿す! シンクロ召喚! 浮かび上がれ、「
[「月朧龍ヴァグナワ」
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/ATK:1500/DEF:1500]
「こいつはターン終了時までS素材にした非チューナー「エルフの聖剣士」のレベル4×300ポイントつまり1200ポイント攻撃力が上がり、チューナーのデストルドーのレベル7×300ポイント2100ポイントの効果ダメージを相手に与える!ヘイズィームーン!」
[「月朧龍ヴァグナワ」
ATK:1500+1200→2700
ジャック・アトラス?
LP:9300→7200]
「さあ、見せてやる。カード達が織り成す絆の力を!俺はマキュラの効果でカイベルトを対象に手札から
「カイベルトの体が徐々にデカくなっていくだと……!?」
「こいつは対象モンスターがダイレクトアタックをできなくする代わりに、それ以外のモンスターの攻撃力を集約し合算させる効果がある。俺の場にはカイベルト以外にトライエッジ、テンマ、サイバ、ヴァグナワの4体がいる!さらに墓地の「スキル・サクセサー」を除外して攻撃力を800上げる!」
[カイベルト
ATK:2500+2700+2100+2100+2000+800→12200]
「攻撃力12200だとぉ!?」
「これがカード達が織り成す絆の力。例え一人一人が小さく届かなくとも、集まれば大きな力になる。孤高である必要なんてないんだ!」
「馬鹿なこのオレが絆の力なんぞに敗れるというのか……!オレは……オレは!!!!」
「バトルだ!カイベルトでレッド・デーモンズに攻撃!
「ぬわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
[デュエルエンド
勝者:天野遊牙]
巨大化したカイベルトの口からが放たれる極太のレーザーが、レッド・デーモンズを飲み込み、爆発を起こす。凄まじい爆風に観客たちと俺たちの間のレーンが崩壊し分けられる。そして、ジャックさんのD・ホイールがクラッシュし、俺の前に転がった。
「ジャックさん!」
俺はすぐさまジャックさんの下へと駆け寄る。ジャックさんは意外にもいや、流石というべきか盛大にクラッシュしたように見えたが、ヘルメットこそ脱げているがジャックさんは傷一つ無かった。だが、ジャックさんは何かに打ちひしがれているような様子だった。
「絆に負けた……オレの圧倒的、絶対的のパワーが絆という軟弱な存在に打ち負かされたというのか……」
「ジャックさん。俺も最初は、絆とかくだらない。力こそ全てって考えでした。でも、デュエルモンスターズを通じて学んだんです。絆は、人を人を結び付ける。大きな力になるってことを学んだんです……デュエルの途中から、本物のジャック・アトラスって気づいていました。」
ジャックは、俺の胸ぐらを掴む。
「貴様ァ!!!オレがジャック・アトラスではないだと!知ったような口を聞くな!」
「いいや!あんた確かに本物よりも本物らしいキングだ。だけど、キング止まりの過去のジャック・アトラスだ。遊星さん達、チーム5D’sと共に培った絆が無いあんたは、俺や本物のジャック・アトラスには決して勝てない。」
ジャックは静かに俺を投げ飛ばし、倒れたD・ホイールを起こし立ち去って行った。
「完全にフューレーに遅れるなコレ。」