遊戯王AVENG   作:葉分

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[パンドラ&グールズ
LP:5800]

[パンドラ
手札:0枚
墓地:3枚
除外:0枚
モンスター:「ブラック・マジシャン」2体
魔法(マジック)(トラップ):永続魔法「エクトプラズマー」、永続(トラップ)「永遠の魂」]

[グールズ (ロボット)
手札:1枚
墓地:6枚
除外:0枚
モンスター:なし
魔法(マジック)(トラップ):永続(トラップ)「王宮の勅命」、「???」]

[遊牙&美智
LP:6000]

[天野遊牙
手札:0枚
墓地:4枚
除外:0枚
モンスター:「帯刃龍(たいじんりゅう)カイベルト」
魔法(マジック)(トラップ):装備魔法「ラプテノスの超魔剣」、「トルクチューン・ギア」、「???」]

[高橋美智
手札:3枚
墓地:1枚
除外:2枚
モンスター:「巨骸竜フェルグラント」
魔法(マジック)(トラップ):永続(トラップ)「リビングデッドの呼び声」、「死者の盾」]


第5話 冥界の力!?現れる、ダークシンクロモンスター!!

 パンドラの表情が変わる。勝利を確信付いたようなその邪悪な笑みが俺の背中に悪寒を走らせる。

 

「地獄から蘇った私の力の前にひれ伏すがいい!私は、2体の「ブラック・マジシャン」を生贄に捧げ、現れよ!「DT(ダークチューナー)ブラック・エリクサー」!」

 

 2体のブラック・マジシャンをリリースして現れたのは、悍ましい見た目の魔法使いだった。

 

 ダークチューナー!?初めて聞くカードだ。チューナーなのにアドバンス召喚をするほどにレベルが高ってどういうことだ!?

 

「「DT(ダークチューナー)ブラック・エリクサー」の召喚時効果を発動!自分の手札・墓地・除外状態のレベル7の闇属性・魔法使い族モンスターを特殊召喚します。私が選ぶのはもちろん。「ブラック・マジシャン」!」

 

「なら!フェルグラントの効果を!」

 

「無駄です!「DT(ダークチューナー)」の効果の発動に対して、相手は効果を発動できません!さらに「DT(ダークチューナー)ブラック・エリクサー」のもう一つの効果を発動。自分フィールドのこのカード以外のモンスター1体を対象として、そのモンスターレベルをこのカードに加えます。当然私は、「ブラック・マジシャン」のレベル7を加えます。」

 

[「DT(ダークチューナー)ブラック・エリクサー」

レベル7→14]

 

「レベル14だと!?」

 

「さあ、見せてあげましょう。奇術師が起こす闇のイリュージョンを!私は、レベル7の「ブラック・マジシャン」にレベル14となった「DT(ダークチューナー)ブラック・エリクサー」をダークチューニング!」

 

「ダークチューニング……?」

 

「見て、遊牙!星の色が!」

 

「闇のように黒くなってやがる!?」

 

「ダークシンクロ召喚は、レベルを足すのではなくダークチューナーのレベルから引くことでできる召喚方法。冥界の王が我々に与えてくださった闇の力!」

 

 DT(ダークチューナー)ブラック・エリクサーから発生したレベルの星がブラック・マジシャンの体に食い込み、ブラック・マジシャンが唸り声を上げる。

 

「闇と闇重なりし時、冥府の扉は開かれる。」

 

 そして、体が半透明になると、ブラック・マジシャンの体の中にあるレベルの星が闇に食われて消滅させられ、内側から苦しみ悶えて破壊される。その後、黒く染まった7つの星が環状に連なっていく。

 

「光無き世界へ!ダークシンクロ!出でよ!私の現身にして最凶、最悪の暗黒魔導士!「漆黒の暗黒魔術師(パンドラ・マジシャン)」!!!」

 

 連なった黒い星の中心からダークシンクロモンスターが現れる。その姿は、奇術師風の禍々しい見た目の赤いローブを身に纏ったブラックマジシャンの姿だった。

 

「「漆黒の暗黒魔術師(パンドラ・マジシャン)」は、フィールド・墓地に存在する限りカード名は、「ブラック・マジシャン」として扱います。さらに!このカードのS召喚時、相手モンスターを全て破壊します!暗・黒・魔・術(パンドラ・マジック)!」

 

「私は「死霊の盾」の効果を発動して……」

 

「できませんねえ!「ブラック・マジシャン」は「永遠の魂」の効果によって相手の効果を受けません!消し飛びなさい!」

 

「フェルグラント!」

 

「カイベルトに装備された「トルクチューン・ギア」の効果を発動!装備モンスターが効果で破壊される代わりにこのカードを破壊する!」

 

「耐えましたか……墓地の「錬装融合(メタモルフォーゼ・フュージョン)」の効果を発動。このカードをデッキに戻し、1枚ドロー。そして、今引きましたこのカード「強欲な壺」を発動し、デッキから2枚のカードをドロー。さらに「永遠の魂」の効果を発動し、デッキから「千本(サウザンド)ナイフ」を手札に加えて発動!さあ、赤き竜の僕よ今度こそ消え失せろ……なぜ、だ?なぜ発動しない?」

 

「装備魔法「ラプテノスの超魔剣」の効果だ。こいつは装備モンスターが攻撃表示の時、装備モンスターを効果の対象に選ばれなくする!」

 

「小癪な……ならば、装備魔法「魔術の呪文書」を装備させ攻撃力を700ポイントアップさせます!バトルです!」

 

「今、バトルと言ったな!ならば、「ラプテノスの超魔剣」の効果を発動し、カイベルトを守備表示にする!」

 

「無駄ですよ!「漆黒の暗黒魔術師(パンドラ・マジシャン)」で赤き竜の僕を攻撃!このカードは守備表示モンスターに攻撃した時、倍の貫通ダメージを与えます!守備表示にしたことが仇となりましたねえ!!!!!」

 

「くぅぅぅ……耐えてくれ!カイベルト!」

 

[遊牙&美智

LP:6000→3400]

 

「遊牙、これちょっとまずいんじゃない!?」

 

「わかってる!だが、カイベルトが残っている以上ダイレクトアタックは防げる。あの偽ブラマジ野郎の相方の伏せカードにだけ注意すれば、まだ勝機がある!諦めんなよ、美智!」

 

「な、なんでそんなに前向きに考えられるの!私たち死んじゃうかもしれないんだよ!?」

 

「俺は、お前に救われた人生なんだ。お前と共にこんな場所で死にたいとか、死ぬだとか考えたくねえ!だから、勝つ!こいつらぶっ飛ばして夕飯食べるんだよ!」

 

「ほんと……馬鹿じゃないの……」

 

「仕留め損ねましたか……ターンエンドです!」

 

「頼むぜ、美智!」

 

「私のターン!」

 

 美智がドローしようとした次の瞬間。

 

「痣が!?」

 

 腕の痣が赤く光る。そして、カイベルトが咆哮を上げた。そして、上空にはその咆哮に呼応するようにあの赤い竜が現れる。

 

「い、一体何が起きてるのです!?まさか、この小娘がシグナ―に選ばれたとでもいうのか!?」

 

「あの竜の形、神社で祀ってるものと似てる!?」

 

 現れた赤き竜は、1枚のカードを天空から美智に受け渡す。そのカードはエラーカード。あの時、俺が拾ったエラーカードと同じシンクロモンスターのエラーカードだった。そして、美智の右腕には竜の手のような痣が浮かび上がる。

 

「これは……?」

 

「もしかしたら、もしかするかもしれねえ!美智、そいつのレベルはなんとなくわかるか?」

 

「えっと、レベル8?」

 

「よし、ならレベルが合計8になるようにチューナーと非チューナーを場に出せ!そいつが、お前の新たな相棒だ!」

 

「わかった。やってみる!私のターン、ドロー!手札から、魔法(マジック)カード「異次元からの埋葬」を発動!これにより、除外状態の「ユニゾンビ」、「馬頭鬼」、「不知火の影者」の3枚を墓地に戻す!そして、「不知火の武部」を通常召喚し、その召喚時効果で「逢魔ノ妖刀-不知火」を特殊召喚!「馬頭鬼」を除外して墓地から「ユニゾンビ」を特殊召喚して、デッキから「妖刀-不知火」を墓地に落として、レベルを上げる!」

 

「よし、行け!」

 

「私は、レベル4の「不知火の武部」にレベル4となった「ユニゾンビ」をチューニング!燃え盛る業火と亡魂の嘆きが重なり合い、亡魂の炎を纏いし竜の焔を呼び起こす!シンクロ召喚!荒ぶれ焔!「ホーンテッド・シンダー・ドラゴン」!」

 

 現れたのは、紅の炎を見に宿したアンデットの如き禍々しさの竜だった。

 

「ま、まさか!?この土壇場でシグナーに覚醒したとでも言うのですか!?」

 

「私は、「ホーンテッド・シンダー・ドラゴン」の効果を発動!このカードがS召喚された時、デッキの上から5枚を表向きにし、その中のアンデット族を1枚手札に加えて、それ以外のカードを墓地に送る。私は「ゾンビマスター」を手札に加えて、残りを墓地に送る!シンダード・ソウル・セレクション!」

 

「で、ですが!私の「漆黒の暗黒魔術師(パンドラ・マジシャン)」の攻撃力には程遠い。無駄でしたねえ!」

 

「私は、さらにホーンテッドの効果を発動!墓地のアンデット族か火属性を除外して、自分フィールドのモンスターの数まで、相手フィールドのカードを裏側表示にする!ヘルファイア・シール!」

 

「何!?」

 

「私は、「ユニゾンビ」を除外して、「永遠の魂」をセット状態にする!」

 

「し、しまった!?これでは、我が「漆黒の暗黒魔術師(パンドラ・マジシャン)」は耐性を失ってしまう……それでもまだ攻撃力はこちらが300ポイント上です!」

 

「私は、ホーンテッドの第3の効果を発動!除外状態の火属性またはアンデット族をデッキに戻して、その攻撃力分だけ、相手モンスターの攻撃力を下げる。私は「馬頭鬼」をデッキに戻して、「漆黒の暗黒魔術師(パンドラ・マジシャン)」の攻撃力を1700下げる!スコーチド・ソウル・ディミニッシュメント!」

 

[「漆黒の暗黒魔術師(パンドラ・マジシャン)

ATK:3200→1500]

 

「さらに、装備魔法「巨大化」を発動!攻撃力を2倍にする!」

 

「なら、そこにチェーンして速攻魔法「コンセントレイト」を発動!これで、守備力を攻撃力に加算する!行けぇ!美智!」

 

[「ホーンテッド・シンダー・ドラゴン」

ATK:2900→5800→11600]

 

「こ、攻撃力11600だとッ!?!?!?」

 

「バトル!「ホーンテッド・シンダー・ドラゴン」で「漆黒の暗黒魔術師(パンドラ・マジシャン)」を攻撃!」

 

「下っ端ロボ!な、なんとかしろ!」

 

「この攻撃に対処できるカードは、ありません。」

 

「こ、このポンコツがぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」

 

煉獄灰燼の咆哮(パーガトリー・シンダー・ロア)!」

 

「ぐぎゃぁぁぁああああ!!!!!!!!」

 

[デュエルエンド

勝者:天野遊牙&高橋美智]

 

 ソリッドビジョンが消え、パンドラは膝をつき、パンドラは悔しそうに俺を睨む。

 

「シグナー……覚えておきなさい。私たちの主は、お前たちを絶対に逃がしません、例え地の果てであろうともねえ!ふっはははは!!!!」

 

 そう言い残し、グールズたちは黒い霧に包まれるように姿を消した。俺と美智は肩で息をしながら、互いに顔を見合わせる。

 

「美智、助かったぜ。マジで。」

 

 俺は右腕の痣を見つめる。グールズの目的、シグナーの力、そしてカイベルト——この町に渦巻く謎はまだまだ深そうだ。

 

「とりあえず、腹減った。美智、さっきの飯の話、まだ有効か?」

 

 美智はクスッと笑い、頷く。

 

「もちろん! 今日は特別に私が作るよ!」

 

 夕焼けに染まる参道を、美智と並んで歩きながら、俺は思う。どんな敵が来ようと、俺にはデュエルと仲間がいる。それがあれば、どんな闇だって切り裂いてやる!




遅くなってすいません。オリカ作ってたら止まらなくなっちゃってぇ
[DT(ダークチューナー)ダーク・エリクサー
チューナー・効果モンスター
星7/闇属性/魔法使い族/攻500/守100
(1):このカードが召喚・特殊召喚した時に発動できる。自分の手札・墓地・除外状態のレベル7の闇属性・魔法使い族モンスターを特殊召喚する。
(2):自分フィールドのこのカード以外のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターレベルをこのカードに加える。ただし、この効果を発動したターン、このカードを素材としたS召喚を行うまでの間、自分はモンスターの召喚・特殊召喚を行えない。]

[漆黒の暗黒魔術師(パンドラ・マジシャン)
星7/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2100
シンクロ・効果モンスター
このカードはS召喚できず、レベルの差が7となるように自分フィールドから「DT」モンスター1体とチューナー以外のモンスター1体を墓地へ送った場合のみ、S召喚扱いで特殊召喚できる。
(1):このカードは、フィールド・墓地に存在する限りカード名は、「ブラック・マジシャン」として扱う。
(2):このカードのS召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
(3):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分の倍の数値だけ相手にダメージを与える。]

[ホーンテッド・シンダー・ドラゴン
星8/炎属性/ドラゴン族/攻2900/守2900
(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。自分のデッキの上からカードを5枚めくる。その中からアンデット族モンスター1体を選んで手札に加える事ができる。残りのカードは墓地へ送る。
(2):1ターンに1度、自分の墓地から炎属性、またはアンデット族モンスター1体を除外して発動できる。自分フィールドのモンスターの数まで相手フィールドの表側表示カードを選んで裏側表示にし、そのカードはこのターン中発動はできない。
(3):1ターンに1度、自分の除外状態の炎属性、またはアンデット族モンスター1体をそのモンスターを墓地、またはデッキに戻して発動できる。対象にしたモンスターの攻撃力だけ相手フィールドのモンスター1体の攻撃力を下げる。]

作ってて思ってたんだけど、ホーンテッドぶっ壊れすぎません?
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