遊戯王AVENG   作:葉分

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第8話 固めた決意は鋼の心

 体が思うがままにバイクを走らせてシグナーを探す。シグナ―同士は引かれ合う。不動遊星が言ったあの言葉は意外と合っているのかもしれない。美智と俺を引き合わせてくれたデュエルモンスターズは、ある意味運命だった。それを踏まえると、デュエルモンスターズに宿る精霊?神?の力の象徴たるシグナ―の痣とカードはシグナ―を引き合わせているのかも……

 

 バイクを飛ばしながらシグナーっぽいやつを探しているとローブを着た奴が誰かを追いかけている。そしてそのローブには嫌って程に見覚えがある。グールズのローブだった。

 

「美智!グールズのやつらだ!後を追うぞ!」

 

「うん、わかった!」

 

 俺たちはバイクから降り、グールズの後を追いかける。そして、辿り着いた場所は双六公園という結構大きめの公園だった。デュエルコートも用意された公園はかつては活気溢れていたのだろうが人数が少ない。

 

「グールズのやつ、どこに行きやがった?」

 

「遊牙、あそこ見て!」

 

 そこにはグールズともう一人、追いかけられていたであろう人が何やらモメていた。眉間から左頬に走った切り傷と太い眉毛、ボサボサの長髪に帽子を被ったゴロツキのような見た目の男だった。俺たちは、そーっと近くの遊具の物陰に隠れて観察する。

 

「速水何故だ、なぜ我らグールズを裏切る!?マリク様に恩を仇で返すつもりか!」

 

「うるせぇ!俺は、改心したんだ!あの(あん)ちゃんとのデュエルで如何に自分が間抜けなことしてたのを悟ったんだ!恩返しをする相手は、あのゲス野郎じゃぁなく!あの兄ちゃんなんだよ!」

 

「そうか、裏切り者には死を。マリク様のため、貴様をここで処刑する!」

 

「ああいいぜ!デュエルで相手をしてやる正々堂々とな!」

 

「「デュエル!!」」

 

「先行は貰うぜ!俺のターン!モンスターを伏せてターンエンドだ!」

 

「私のターン、ドロー!出でよ!「アサルトワイバーン」!そしてそのまま、その守備モンスターに攻撃せよ!」

 

 召喚された「アサルトワイバーン」は、高速で滑空し、裏守備モンスターを羽根で切り裂く。だが、アサルトワイバーンの体には四つ足の何かが装備されていた。

 

「かかったな!お前が破壊した「スフィア・ボム球体時限爆弾」は、破壊されたダメージ計算後に「アサルトワイバーン」に装備され、次のお前のスタンバイフェイズに爆発と共に貴様にダメージを与えるぜ!」

 

「かかったのは速水、貴様の方だ!「アサルトワイバーン」の効果を発動!このカードが相手モンスターを破壊した時、このカードをリリースすることで、手札から更なるドラゴンを呼び込むのさ...…ククク、マリク様直々に頂いたカードで粛清してやる!現れよ!「神竜ティタノマキア」!!!」

 

「な、何ィーーッ!?攻撃と共に更なる上級モンスターを召喚しやがるのか!?しかも、攻撃力3000のモンスターだとッ!?」

 

「行け!ティタノマキア!やつを粉砕しろ!」

 

[速水

LP:8000→5000]

 

「ぐぉぉぉぉぉ!!!はぁ…はぁ……3000のダイレクトアタックは効くな……」

 

「カードを3枚伏せ、ターンエンドだ。ふっふふ、先に言っておくがな、特殊召喚されたティタノマキアは、戦闘では破壊されない。じわじわと粛清してやるから、覚悟するんだな!」

 

「言っとけ!俺のターン、ドロー!来たぜ!俺は「サイコ・プロセッサー」を通常召喚!」

 

「攻撃力0のモンスターを攻撃表示で召喚だと?」

 

「俺は「サイコ・プロセッサー」の効果を発動!このカードをゲームから除外する!」

 

「自ら除外するだと!?」

 

「それだけじゃぁないぜッ!!その効果として、手札から機械族・サイキック族・サイバース族を2体特殊召喚する!」

 

「2体もだと!?」

 

「来な!「人造人間-サイコ・ショッカー」!「クラッキング・ドラゴン」!」

 

「上級モンスターを2体も召喚したのか!?だが!私は(トラップ)カードを発動「激流……な、なぜだ!?なぜ発動しないっ!?」

 

「サイコ・ショッカーの効果が既に発動しているからだ!フィールドの(トラップ)カードは、サイコ・ショッカーの効果で無効となっているッ!そして、「サイコ・プロセッサー」の効果で特殊召喚したモンスターは、このターンダイレクトアタックができる!そして、俺はライフを2000ポイント支払い、装備魔法「サイコ・ブレイド」を発動し「クラッキング・ドラゴン」に装備させ、さらに伏せていた「リミッター解除」を発動!」

 

[速水

LP:5000→3000

 

「クラッキング・ドラゴン」

ATK:3000→(3000+2000)×2=10000]

 

「こ、攻撃力10000のダイレクトアタックだと!?!?」

 

「さあ、ぶちかましな!「クラッキング・ドラゴン」!トラフィック・ブラスト!!!!」

 

「ぐわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

 

[デュエルエンド

勝者:速水輪人]

 

「この甘ちゃんがッ!俺様に勝つのは千年早いぜッ!」

 

 ダイレクトアタックを受けたグールズは、リアルダメージで傷ついた体を引き摺りながら、その場を後にする。速水は、格好をつけ帽子を被り直す。

 

 す、すげえー!?ワンターンキル!?手札消費こそ激しいが、あのデッキ強いぞ!?

 

「そこにいる奴ら、気付いているぞ。」

 

「バレてんならしゃあねえ。」

 

 俺は遊具から離れ、速水とか言ってたやつに姿を見せる。

 

「あ、あんたは!遊牙の兄ちゃんじゃねえかッ!?み、見苦しいとこを見せちまいました!」

 

「見苦しいも何も、あのデュエルすごかったぜ。」

 

「お、お褒め頂きありがとうございます!そ、それよりも、あん時の俺が汚ねえ手を使って受けちまった怪我はもう大丈夫なのか?……まさか、その詫びを俺に入れるつもりですか!?それなら是非受け入れる、デカいの一発かましてください!腹ぁ目掛けて!」

 

「大げさ過ぎだ。というか、あのデュエルの後、気絶して神社まで運んでくれたのお前じゃないのか?」

 

「い、いえ。あの時割って入ってくれた不動遊星と名乗るD-ホイーラーに運んでもらいました。俺は追手を塞き止めるのに精一杯で、すいやせん。」

 

「遊牙、この人知り合い?」

 

「な、何だァ!?この別嬪さんはッ!?はっ!まさか、兄ちゃんの彼女さんか!?」

 

「かかか、彼女だなんてそんな...…私は、遊牙の同級生の高橋美智です。」

 

「えーっと、速水だっけ、お前グールズ止めたらしいな?」

 

「そうです!あの時のデュエルで俺はもう汚ねえことから足を洗うって決めたんです。」

 

「さっきのデュエルを見て少し血が滾っちまった。なあ、お前が良ければ、デュエルしないか?」

 

「是非!是非ともやらせてください!新しく組み直した俺のデッキの力、見せてやります!」

 

「シグナー探すんじゃなかったの?」

 

「それは後でもできるだろ。このワクワクとこのデュエルはここでしかできない。そうだろ?」

 

「ほんとデュエル脳。」

 

「「デュエル!!」」

 

「先行は譲るぜ、遊牙の兄ちゃん!」

 

「お、いいのか?それじゃありがたくもらうぜ……それと遊牙だけでいい。」

 

「うっす!わかったぜ!」

 

「それじゃいくぜ、俺は「通販売員(ツーマン・セールスマン)」を召喚して効果を発動!お互いに手札のカード1枚を同時に見せる。せーのでいくぜ?」

 

「「せーの!」」

 

 俺が見せたカードは(トラップ)カード「裁きの天秤」。そして速水が見せたのも(トラップ)カード「マグネット・フォース」だった。

 

「互いに罠を見せたことで、お互いに好きなカードを2枚デッキから墓地に送る。さあ、選びな。」

 

 互いにデッキから2枚墓地に送ったことを確認する。先の戦いであいつのデッキは機械族中心のデッキってことはわかった。それに気をつけなきゃいけないのはサイコ・ショッカーの効果出される前に防御手段を墓地に送っておけば、あの「サイコ・プロセッサー」の強襲には耐えれるはず。

 

「俺は「通販売員(ツーマン・セールスマン)」をリリースし「地葬星カイザ」を特殊召喚!」

 

「地・光属性をリリースして特殊召喚できるモンスターか。」

 

「それだけじゃないぜ、この効果でリリースした「通販売員(ツーマン・セールスマン)」の攻撃力1200ポイントが「地葬星カイザ」に加算される。」

 

[「地葬星カイザ」

ATK:1000+1200=2200]

 

「さらに、墓地の戦士族である「通販売員(ツーマン・セールスマン)」を除外することで、デッキから戦士族を墓地に送れる。俺は「天融星カイキ」を墓地に送り、カードを1枚セットしてターンエンド。さあ、かかってこい!」

 

「全力で行かせてもらうぜ!俺のターン、ドローッ!手札から、フィールド魔法「鋼鉄の襲撃者(ヘビーメタル・レイダーズ)」を発動!」

 

「フィールドが変わっていく……」

 

「このカードがある限り、俺の闇属性・機械族は1ターンに1度、戦闘では破壊されない。」

 

「なるほど、闇属性・機械族を中心としたデッキか。」

 

「そして、手札の「モーター・カイザル」を見せ、機械族・闇属性モンスターこのモンスターを召喚するぜ。出でよ「モーターシェル」!そして、さらにこいつをリリースし「モーターバイオレンス」をアドバンス召喚!」

 

「「モーターバイオレンス」?」

 

「そして、墓地に送られた「モーターシェル」の効果、アドバンス召喚された「モーターバイオレンス」の効果が発動するぜッ!このカード、または他の機械族が召喚・特殊召喚された時、表示形式を変更できなくなる代わりに、そのモンスターは、自身の守備力を攻撃力に加算できる!そして「モーターシェル」の効果で攻守200の「モータートークン」を特殊召喚し、「モーターバイオレンス」の効果も適応させる!」

 

[「モーターバイオレンス」

ATK:2100+1200=3300

 

「モータートークン」

ATK:200+200=400]

 

「こ、攻撃力3300!?」

 

「行け!「モーターバイオレンス」!バイオレンスショット!」

 

「そうはいかねえ!俺は、墓地の「天融星カイキ」の効果を発動!自分フィールドに攻撃力が変化している戦士族モンスターがいる時、このカードは相手ターン中に特殊召喚できる!蘇れ!カイキ!」

 

「壁を増やしたところで、この攻撃は止められない!」

 

「特殊召喚されたカイキの効果を発動!ライフを500ポイント払うことで、融合召喚を行う!」

 

「フィールドにレベル5の戦士族が2体...…まさか、あのモンスターか!?」

 

「そのまさかだ!俺はカイザとカイキを融合!天翔ける星、地を飛び、今ひとつとなって、悠久の覇者たる星と輝け!融合召喚!来い!「覇勝星(はしょうせい)イダテン」!そして召喚時効果で、デッキからレベル5の戦士族「魔導騎士ギルティア-ソウル・スピア」を手札に加える。」

 

「「覇勝星(はしょうせい)イダテン」あのモンスターの効果は確か、格下のモンスターとの戦闘で圧倒的制圧力を誇る。ここで殴ったら次のターンも含めて6000のダメージは食らうか。ここは一旦攻撃を中止する。カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

「行くぜ俺のターン!ドロー!攻撃力が低いトークンは棒立ち、そしてターン1の破壊耐性。これはサンドバックにする他ねえよな?俺は、手札から魔法(マジック)カード「蛮族の饗宴LV5」を発動!この効果で、手札か墓地からレベル5の戦士族を特殊召喚する。蘇れ!カイザ、カイキ!ただし、この効果で特殊召喚したモンスターは効果を発動できず、攻撃もできない。」

 

「まさか、もう一体出すつもりか!?」

 

「言っておくが、俺のデッキは複数枚想定カード以外は、全てハイランダーだ!俺は手札から魔法(マジック)カード「融合」を発動!フィールドのカイザとカイキを融合!天に混ざりし二つ星!今、魔導を操りし騎士となりて、眼前の敵を打ち払え!融合召喚!現れよ!「鋼鉄の魔導騎士-ギルティギア・フリード」!!!」

 

「な、何だァー!?あのモンスターは!?」

 

「そして、「破天荒な嵐」をギルティギアを対象にして発動。さあ、ここから一斉に行かせてもらう。まずは、で「鋼鉄の魔導騎士-ギルティギア・フリード」でトークンに攻撃する!」

 

「そいつはさせねぇ!リバースカードオープン!「次元幽閉」!これでギルティギア・フリードは除外だ!」

 

「「鋼鉄の魔導騎士-ギルティギア・フリード」の効果を発動!相手がこのカードを対象とするカード効果を発動した時、その発動を無効にし、相手フィールドのカード1枚を破壊する!ソウル・クラッシュ!」

 

「な、何ィー!?効果を無効にしつつ、フィールド魔法を破壊するだとッ!?」

 

「攻撃続行、そして「鋼鉄の魔導騎士-ギルティギア・フリード」の効果!ダメージ計算時に墓地の魔法カードを除外することで、守備力の半分の数値を攻撃力に加える!ソウルチャージ!」

 

[「鋼鉄の魔導騎士-ギルティギア・フリード」

ATK:3700+2600/2→5000]

 

「こ、攻撃力5000だと!?」

 

「くらえ!ソウル・ブレード!!!」

 

[速水

LP:8000→3400]

 

「だが、まだ耐えれる!」

 

「いいや、このターンで終わらせる!フィールドのモンスターのみを融合素材としたギルティギア・フリードは、モンスターに2回攻撃できる!」

 

「な、なんだッてー!?」

 

「くらえ!ソウル・ブレード!」

 

[速水

LP:4900→2200]

 

「くぅぅぅ」

 

「最後に、イダテンでダイレクトアタック!」

 

[デュエルエンド

勝者:天野遊牙]

 

「くぅ!流石の強さ!強い!本当に強いな!なあ、強さの秘訣を教えてくれ!」

 

「デッキを信じることと、諦めないことだな。」

 

「なるほど!」

 

「あとは、自分の好きなカードやテーマでデッキを組んでみることだな。俺みたいなごちゃ混ぜは事故率は半端ないし、一枚一枚のカードの繋がりが薄い。俺みたいにハイランダー構築にするなら、もっとお前に馴染めるテーマがあるんじゃないか?」

 

「ハイランダー構築って何でわかったんですか!?」

 

「そりゃ、だってお前のデッキ。現在までに使ったカードの枚数が11枚それも全てが違うカード。普通のデッキならこの時点で最低2枚入りで22枚だ。それに闇属性・機械族で統一さえしているが、モーター、サイコ・ショッカーの2テーマの混在からもハイランダーってことはわかる。まあ、この感覚はハイランダー使いにしかわからないと思うけどな。」

 

「そういうことだったのか。」

 

「お前のデッキって前は禁止カードこそ入ってたけどドラゴン族デッキだっただろ?使ってたドラゴン族は禁止カードじゃなかったし、何か思い入れとかあるのか?」

 

「ガキの頃から好きなんすよ。かっこいいじゃぁないですか、ドラゴンって。」

 

「それはそう。ドラゴンはかっこいい。なら、ドラゴン族中心のデッキでも組んでみたらどうだ?」

 

「いや、こんな汚れた手でドラゴン族を使いたかねえ。今の俺にドラゴン族を使えるような資格なんて無いんでさ。」

 

「そうか、ならいつか向こうから認めてもらえるといいな。」

 

 結局、その日はシグナーを見つけられず、ヒューレーへと帰還した俺たちは、夕食を食べながら今後のことについて話をしていた。

 

「ンまあーーいっ!!ここのカレーは一体どんなスパイスの配合をしてやがるんだ!?普通、喫茶店で出されるカレーつったらレトルトカレーだが、ここのは断じて違うッ!丁寧に調合されたスパイスの奥深さ!口の中で溶けるようなジューシーなサイコロステーキ!調和だぜこいつぁ!味の調和ってやつだ……だからシンクロカレーっていうの商品名か!なるほど、納得だぜッ!」

 

 食レポしながらカレーにがっつく速水に遊星さんが話しかける。

 

「それで、話してくれるか?グールズについて。」

 

 カレーへと伸ばしていた手を止め、速水は水で口を洗い直し、話始める。

 

「俺たち、いやグールズの構成メンバーのほとんどは刑務所から引きづりだされた犯罪者共だが、グールズのトップ連中言うならば幹部クラスのやつらは、ダークシンクロとかいう奇妙な召喚法を用いるやつがいる。」

 

「ああ、俺と美智が戦ったパンドラとかいうやつが使ってたな。」

 

「正確に言えば、パンドラは幹部じゃない。やつは幹部の一人に操られている状態だった。」

 

「幹部って一体誰がいるんだ?」

 

「末端の俺たちにはそういった情報は殆ど流れてこない。だが、これだけは言える。幹部のやつらは、神を従えている。それもただの神ではなく地に封印されし邪神、地縛神だ。」

 

「グールズの幹部連中は、地縛神そのものという訳か。」

 

「ああ。そういう認識で間違いない。幹部の顔ぶれは俺にはわからないが、そのシグナーってやつなら簡単に見破れるはずだぜ。」

 

「なるほど。情報ありがとう。」

 

「いいってこった。俺は足を洗ってそっちに就くって決めたんだ。雑に使ってくれて構わねえ。」

 

 そう言ってまた速水はカレーにがっつく。

 

「遊牙君。君に少しだけ試練を与える。」

 

「試練?」

 

「プラシドに勝つまで、シグナー探しを中止する。」

 

「ぷ、プラシドって、あの執事店員のことか?」

 

「そうだ。彼に勝つまで、君にはシグナー探しは、速水君と美智君に任せる。」

 

「いいのか?俺、すぐに勝つと思うぞ?」

 

「それは試してみないとわからないさ。食事を取ったら、ライディング用のデッキを組み直してから外に出てくれ。」

 

「え?ライディング用のデッキならもう作ってあるけど?」

 

「フィールド魔法は「スピード・ワールド2」で行う。通常の魔法カードは使用不可だ。」

 

「え、ええ...…」

 

「遊牙、つべこべ言わずに従った方がいいんじゃない?だって、今日は、速水とデュエルしてサボっただけじゃない。いい機会なんじゃないの?」

 

「美智まで...…」

 

「返事は?」

 

「はい!」

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