博士とセーラの交換日記   作:もちもち物質@布団

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2月14日:ダイチ・アカツキ

 不具合が起きたから途中帰還してきたよ。参っちゃうね。

 今回は僕1人の手に余るものだから、フナダに手伝ってもらった。フナダは貧乏くじだったと思って諦めて欲しい。

 フナダはよくリュンヌさんに色々手伝わされてるし、それがちょっぴり増えたくらいじゃ怒らない奴だし、まあ、いい奴だよ。うん。

 

 ということで、途中帰還しちゃった訳だけれど、現在3ブロック目の液体については自動化が終了している。

 液体が終わって、いざボーリング作業!って時に不具合アンド中断だったから、参ったよ。うん。

 ということで、明後日からまた行ってくるけれど、次はすぐに戻ってこられるはずさ。なんてったって、半分終わってるからね。

 

 そして不具合からの途中帰還だったわけだけれど、良かったこともあるよ!

 なんと、今日はバレンタイン・デーという行事らしい!

 ……ということで、僕はリュンヌさんとパイソンさん、アカシヤとメリルさん、それからセーラにも花をあげたよ。

 いや、本当ならね、チョコレートや固形カレールー、コンソメキューブなんかの、茶色っぽくて固形の食べ物を異性にプレゼントし合う行事らしいんだけどね。そんなものここには無いんだよ!

 しかし、文献を調査してみたら、あったんだよ。この行事の抜け道が。

 バレンタイン・デー、元々は別に茶色の固形物以外にも、花やアクセサリーなんかを贈り合ったりしていたらしいじゃないか!

 だったら話は簡単だよね。僕らの手元には、プレゼントするに最適な花があるのさ!

 ということで、ポテトの花をプレゼントしたよ。

 花の有無がポテトの収穫に影響しないから花を摘んでしまっても問題ないし、中々見た目も綺麗だしね。

 勿論、花束にして豪華に、ってかんじの花でもないから、1本ずつだけれどね。

 ちなみに、アカシヤからはお返しに花の栞を貰ったよ。

 まだ僕らが地下都市に来る前に作ったものなんだってさ。地上にあった花を押し花にして、樹脂で薄く固めて栞にしたらしい。

 うーん、最近、僕は栞を使えるような形態の本を読むことは少ないけれど、飾っておくだけでも綺麗だよね。地上を想う便にしよう。

 それから、セーラからはメモリキューブを貰ったよ。

 ……どうやら、フジとフナダと一緒に作ったらしい。材料がそんなに必要なものでなないけれど、手間がかかる。技術もそこそこ要るものだし。

 これを自力で作れたってことで、セーラの成長が分かって嬉しいな。セーラの学習スピードは本当に早いよ。嬉しいね。

 折角貰ったメモリキューブだから……何か入れておこうかな。

 うん、もうちょっと考えてみよう。

 

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