博士とセーラの交換日記   作:もちもち物質@布団

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8月11日:ダイチ・アカツキ

 やった!やった!遂にやったよ!

 α地区の人達から資源を巻き上げてやった!ハッハー!ざまあみろ、威張り散らすしか能の無いα市民!

 手に入った資源はそんなに多くないけれど、これで皆、研究が進められるだろう!

 今回一番頑張ってくれたのはブラン氏だったな。

 ブラン氏がα地区の中でも割と良識のある人達に掛け合ってくれたんだ。

 そうしたら、α地区の中で色々と動いてくれたらしくてね。威張り散らしてばかりの我儘α市民を抑え込んで、僕達に資源を回す算段が付いたらしいんだ。ありがとう!

 リュンヌさんとパイソンさんも功労者だな。α地区の人達の好感を得てきてくれた。彼女達は本当に優秀な広報員でもあるよ。

 それから、チハラとイヌカイさんだな。良識の『無い』人に釘を刺してくれてね。これからは彼らも少しは大人しくなるだろう。これで研究の邪魔をされることも減ると思う。個人的にはこれが一番すっきりした!

 僕は本当にいい仲間達に恵まれた。皆に感謝の気持ちでいっぱいだよ!

 

 もうこれだけで今日の日記を終わりにしてもいいかな?

 ……まあ、もう少し書こうかな。

 

 セーラについて。

 チハラとアカシヤがセーラに生命工学を教え始めたのだけれど、彼女はすごいスピードで課題をこなしていく。

 最初は生物学や化学の基礎基本からだったのだけれど、そのあたりは僕も多少教えているからね。基盤がある分、学習が速いらしい。

 セーラはみるみる吸収して、どんどん自分の中で発展させていく。それが彼女の凄い所だね。

 チハラとアカシヤの持っているものを全て吸収するのもそう遠くないだろう。

 だからきっと、大丈夫だ。何もかもが計画通り、上手くいっている。

 最近は何もかもが順調だね。とても素晴らしいよ。

 この調子でことが進めばいいな。

 

 そうそう、順調と言えば、僕の研究も順調にいきそうだよ。

 今は、次回の遠出に向けて、作業用ロボットを作ってる。

 資源にちょっとゆとりができたからね。僕がロボットを作って消費する分に多少回せるようになった、ってことだ。

 やっぱりね、僕1人の手じゃ足りないんだよね。かといって、研究チームのみんなを連れ出すわけにもいかないし、αやγの人達に漏らすわけにもいかないし。セーラには別の役割があるし。

 ということで、やっぱり作業用ロボットが一番だね。

 単純な作りでも、一定以上の作業効率向上に貢献してくれるからね。便利だよ。

 次回の遠出ではもう少したくさん作業が進めばいいな。

 

 準備は順調に進んでる。良いことがたくさんあった。

 今日みたいな日が、ずっと続きますように。

 ……いや、違うな。今日よりもいい日が、やってきますように!

 

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