大食TSハンターが人型イビルジョーと呼ばれるまで(旧題チート名:一般ハンター)   作:超一星龍編成楽しすぎる

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脅威の襲来

 

 

 エレンちゃん&クソガキはあっさりとジャギィを仕留めた。亡骸を見る。ああ、驚いた。こんなにあっさり初戦を終えるとは。

 

 パチパチと両手を叩いて称賛する。

 

「いやー驚いた。もっともっと手こずると思っていたけどここまであっさり仕留めちゃうなんてね」

 

 そう言うとエレンちゃんはドヤ顔を、クソガキは意地の悪そうな笑みを浮かべた。

 

「ま、こんなもんだ。それに比べてお前の力は装備頼りだろ、所詮女が男の俺の才能に勝てるはずもねえんだよな」

 

 クソガキがいちゃもんをつけてくる。

 

 こいつなんでこんなに私に当たり強いのん? 

 

 確か出発前にハンターギルドで軽く話聞いたらアイリちゃん筆頭におっさん共が「礼儀正しい素直な可愛い後輩だぞ」とかほざいていたけど全然可愛くねー

 

 初戦も終えたし本格的に色々教えるつもりだったのにこのまま舐められたままだと面倒な事になりそうだな。

 

 ふと耳に足音が聞こえたので目をやるとドスジャギィがまた見えた。

 

 ああ、こういうのもどうかと思うがちょうど良い。

 

「はーいちゅうもーく、ちょっと見てて」

 

 武器を外し、最低限の装備を外し、Tシャツ短パンと言う舐め腐った装備で出る。

 

「……お前何してんだ! 大型モンスター相手に丸腰になるとか正気かよ! ああ! ついに頭がおかしくなったか! 姉さん! 逃げてくれ! クソ女は宛にならないし俺が時間を稼ぐ!」

 

 インナーとかでも良かったんだけどそれだとエッチ過ぎてR18になっちまうよね☆。なっちまうよな。なっちまうと言えよ。

 

 ああ? 

 

 ドスジャギィが私に気づいたのか進路をこちらに変更

 

 私は私服徒手空拳でドスジャギィと対峙する。

 

 そして素手の私とドスジャギィは戦闘態勢をとった。

 

 身も蓋もない事を言うと殴り合いは質量のぶつけ合いである以上9割は体重が物を言う 

 

 ファンタジー世界じゃあるまいし体重2トンはありそうなドスジャギィと体重ごじゅ……39キロの私との殴り合いができる訳あると思う? 

 

 

 

 ドスジャギィが私の頭を食いちぎろうとして飛びかかってきた。

 私のハイキックがカウンター気味にドスジャギィの喉笛に突き刺さった。

 

 そりゃもちろんできるんだなこれが。

 

 目の前の小さな生き物に痛撃を与えられたショックから立ち直ったその竜が怒りに任せて繰り出した攻撃は、面白いように空を切り、その小さな生き物の蹴りは笑っちゃうほど的確にその竜をぶち抜く。

 

 なんでこんな事が出来るか? まあ戦闘経験の違いよ。

 

 男時代散々やり込んだモンハンの記憶、女時代散々鍛えた戦闘技術、その両方で培った対怪物戦闘経験。

 

 それらがガチガチに身体に染み込んでいるおかげで何も考えずとも身体は動き、回避し流し、防御し受け止めこちらの格闘は急所を射抜き、肉をひしゃげさせ、叩きのめし蹂躙する。

 

 それに対してドスジャギィの戦闘経験は全く追いついてない。

 

 回し蹴りでころばす。

 

 重量差で本来無理なそれも、タイミング合わせれば割とできる。

 

 突きを放つ、肉がひしゃげ、骨に罅が入る。

 

 

「な! なんなんですかあの人は!」

「ば……化け物……大型モンスターを素手で!」

 

 うんうん、オーディエンスの驚きの声は気持ちいいね。こっちだとみんな慣れちゃったのかまあクロエだしなみたいな反応を返してくる様になったし。

 

 最悪の燃費を筆頭に、私の能力は大体ゲームの範疇だが、一部はその軛がら外れている。

 

 例えば【スキル】

 

 本来特定装備をつけないと決して発動しないのがスキルだった。が、この世界では、装備関係なく、気の持ちようでなんとかなるタイプのスキル、技術次第でなんとかなるタイプのスキルは、素で習得できるようになっている。

 

【格闘王】と言うスキルをご存知だろうか。アクションのキックを強化するスキルだ。これは原作では蹴り使うより武器使ったほうが早いだろの一言で終わる産廃スキル(某武器種使う場合は別)だった。

 

 正直野郎時代の私のシコティッシュと同レベルの価値しかないスキルである。

 

 

 しかし、こちらの世界では中々便利なんだよね。

 

 地球で格闘技の強さは実質的な強さにつながるか? と聞かれたら私はそれは否と答える。銃や現代兵器の前では、個人の素手戦闘能力なんてカスそのものであるからね。

 

 しかし、それはそれとして現実で腕力強いと結構わがまま効くし、無理を通して道理を引っ込ませる事が出来たりするだろ。

 

 素手格闘は決して【強い】能力ではないが、【便利】な能力ではある。

 

 世界が変わってもそれは変わらなかった。

 

 まず対人だと結構役に立つ。

 

 

 大道芸の一種として金も稼げる。

 

 多少強引な交渉も通せる様になる。

 

 そして何より

 

 

「うおらぁ!」

 

 私のドロップキックが狗龍の鼻に突き刺さる。

 そのまま回し蹴りに繋げた一撃を放つ。

 

「ガァ……」

 

 見事、失神。

 

 こうやって、私の強さは武器だよりだって言う奴を黙らせるのに役に立つ。

 

 

 

「いえーい! クソガキーみてたー?! いっちょあがりー」

 

 下顎が落ちるんじゃないかと言うほどに口を開いた2人が困惑から立ち直り、気絶から立ち直ったドスジャギィがすごい勢いで逃げ出したのはその5分後だった。

 

 息を整えながら、クソガキが言う。

 

「……なんでそんなに強いのに、武器に頼るんだよ! なんなんだよ! お前!」

「そりゃ真面目に相手して動くと腹減るし何より面倒くさいもん」

 

 私の燃費でタフな大型とまともにやり合うのは最早縛りプレイなんだよね

 

 んで、異常な生命力を持つ大型モンスターを殺すには初っ端から大火力をぶつけて粉砕するのが手っ取り早い。

 

 疑似レールガン、猛毒、睡眠爆破、大型ぶっ殺す手間を減らすためなら何でもする。私は1時間ぶん殴っても殺しきれないような化け物と正面からやり合う様な真似をするほど真面目な性格をしていない。

 

 もっともそれにも限度があってさ。私もっとヤバい毒とか装備とかも持ってるんだけどさ、そういうの使うと流石に勘が鈍っちまうの、ハンターとしてのさ。だから使う道具も程々のレベルにしておくに限るんだよね。

 

 

「クロエさん……あなたは……本当に……人間なんですか?」

「人間だよー☆腕は四本足は二本、目だって二つだしこれで人間じゃなかったら驚きだよね☆うん? おい? 言いたいことあったら聞くぞ」

「は、はい! 人間です」

 

 よしよし、ちゃんと認めてくれたようだ

 

「まあ、これで分かったと思うけど、単なる事実として私は強いというわけで抗議始めるよ」

 

 パンパンと私は手を叩いた。

 

「まず一番大事な事から言うね、リアライズ:ホワイトボード」

 

 そう言ってホワイトボードをアイテムポーチから取り出した

 

 そしてキュッキュと音を立てて書き込んでいく。

 

「あー君等どこのハンターギルド所属だっけ? ユクモ? ちょっとハンターノート出してくれる?」

 

 そしてハンターギルドの、ハンター心得の【ハンターに重要なのは心技体】と書かれているページを開かせ、そこに思いっきり✕線を引いた。

 

「もし君等が、本気で古龍を仕留めたいなら心技体を鍛えろとか言うのは当てにしない方が良い。鍛えるのは体体体だ。脳筋、ゴリラ、フィジカルだより、そういう存在になることが、古龍を狩る唯一の方法だと考えて欲しい」

 

 生意気ランスくんが早速吼える

 

「あのよぉ、技術が無いとどうしようも無いだろ。お前だってさっきドスジャギィを相手どってた時だって技術使いまくってたじゃねえか! 技術ゼロの脳筋で強くなれるってか?」

「うん、格闘技も体系化された戦闘技術も納めてないモンスター連中があんなに強いのみりゃ分かるよね。

 

 さっき使ったのも含めて技術ってのはフィジカルあってのもんなの、コバエさんが技術で人間様をこかすとかできないだろ。

 

 もちろん無意味とは言わないし、フィジカルが頭打ちになり始めた頃からは有用な強化手段になるけど、当分は最低限で良いよ」

 

 へぇとエレンちゃんの方から声が上がった。

 

「クロエさん、頭ほんわかぱっぱっぽいのに結構考えてるんですね……」

「お前大人しそうに見えて結構言う事言うのね……」

 

 うわーん傷ついたー、逆パワハラだよー、びえーん

 

「……じゃあなんで心は要らないんだよ。心の強さは無意味だったとか言うのか? 結局どんな強くてもビビって一切攻撃しなければ狩れないだろ」

 

「心……ああメンタルね、まあ技術よりは重要だけどこれはあんま考慮しなくて良いよ、身体鍛えりゃメンタルなんてあとから付いてくんだよ! ヘタレのマッチョ見たことあんのか? ないだろ。どいつもこいつも悩み無さそうに頭ハッピーに生きてるだろ! な!」

「目の前に実例いるしな」

「おうこら、喧嘩なら買うぞ」

 

 そして私は舌舐めずりをして言った。

 

「じゃあどうすればフィジカル強くできるのか知りたくなったかな! 知りたくなったでしょ!」

「な、なんでいきなり満面の笑みを浮かべているんですか?」

「うわっ! 汚ねえ! なんで涎垂らしてんだよ! ま……まさか……ここでおれ達を……」

 

 なんか言っているが強引に話を続ける。

 

「んふふふふ、じゃあどう肉体を鍛えれば良いか分かりますか! はい! エレンちゃん!」

「え……あ、筋トレすれば良いんですか?」

「惜しい! 答えは鍛えるのと並行して喰って喰って喰いまくってそれと同じくらい寝まくる! でした!」

 

「「は?」」

 

 こいつは何を言っているんだと言わんばかりの表情を二人は浮かべた。分かる分かる、私もこの理論を初めて聞いた時は同じ反応をしたから。

 

「あーもちろんちょっとやそっとじゃないよ。一日の半分は寝る、起きてる時間の半分以上は一寸も休む事なく常に何かを喰い続ける、そしてそのエネルギーを消費しきるくらいには過剰な負荷をかけた、死ぬ一歩手前の運動をする。これくらいじゃないと話にならないからね」

 

「そんなめちゃくちゃな方法やっても死ぬだけだろ、持っと科学的な方法をユクモの筆頭ハンターが!」

 

「その方法出来上がったのがこちらになります」

 

 親指で自分自身を指した。

 

「クソガキー、その筆頭ハンターってナエギって名前の奴だろ。そいつと私、どっちが強いと思う?」

 

「…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………お前」

 

「古龍を狩れてないナエギくんと古龍を狩りまくってるクロエちゃん。復讐のためにより頼るべきなのは?」

 

「…………………………………………………………………………………………………………………………お前」

 

「OKOK。考えてみれば喰ったものがそのままから肉体になるんだから当然だよね。あと人間の身体は寝てる時に成長するんだしよー!」

 

 そう言って、エレンちゃんの方を向いてにっこりと笑った。

 

「でさーでさーエレンちゃんのお家お金持ちだったよね」

 

 エレンちゃんのほっぺに私のほっぺを押し付けほっぺをすりすりして言った。

 めちゃくちゃ嫌そうに押しのけようとするが圧倒的膂力で強制キャッチしなおスリスリする。

 

「だからさ、強くなるために明日からお弁当持ってきて欲しいの! とりあえず50キロくらい! 大丈夫! もし余ったら、私がちゃんと処理してあげるから! あ、味もしっかりした奴にしてね! 楽しく喰えないと量は喰えないから! お金持ちの財力フル投入してすっごく美味しいお弁当を作ってきて欲しいの!」

 

 やばっ金持ちの家の残飯とか考えただけで涎が……

 

 ん? 何か言いたげにクソガキ共が私を見ているぞ! 

 

「こいつ長々と言っていたけどこの結論に持ち込むためだったかーとか思ってない? 酷いなあ! 私は君らの先達として善意と誠意を持って提案してやってるって言うのに!」

 

 ああ、金持ちの家のお弁当とかどうなんだろ。ぐううううううううううう。あー想像したらまた腹減ってき……

 

 !!!! 

 

 あ、ヤベ

 

 

 

「エレンちゃんとクソガキ、悪いんだけど今すぐここから全力で離れて。ポーチ貸してやるから適当にアイテム出して身を守って」

「ハァ? なん」

「行け、死ぬぞ。リアライズ:ハンマー:星滅のスヴァログ」」

 

 振るう、大槌を、脅威へと向けて。 

 

 大地を揺らし、小規模とは言え地割れを作る一撃。地面が溶け鉱石化し、砂に至っては蒸発するような爆炎が噴き出した。

 

 それを躱したその脅威は、蒸発して煙のようになった砂の中を、余りの光熱でガラスの様になった地面を踏みしめ現れた。

 

 それは下級とは言え最強種たる古龍の一角。幻獣キリンだった。

主人公を七つの大罪欲張りセットの化け物にしたほうが良いか

  • した方が良い
  • 暴食一本に絞った方が良い
  • 三大欲求だけにした方が良い
  • 性欲も狂ってて良いが男は対象外
  • 性欲は狂ってても良いが仲良し経験無し
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