【オーバーロード】食事処もふキッチン【異世界編】   作:野神 汰月

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 ということで鳥がご来店です。シャルティアと(自主規制)しただけでは飽き足らずエモット姉妹をかっこよく助けてウハウハしたかったらしいですが…。

 今回短いですごめんなさい。


二人目 煩悩戦死…もといペロロンチーノ様がご来店しました

 「とりあえずその汚ェ口を閉じろクソ鳥ィ……ッ!」

 

 

 今日も平和な時間が流れるはずだったもふキッチンで最初の一言がこれだ。一体何があったんだ…と思われるだろうがタイトル通り(メタい発言は止めろ)ペロロンチーノが来店したのでお察し案件である。

 

 時は遡る事数分前―――いきなりもふキッチンの入り口が大きな音を立てて開かれたかと思ったら人化したペロロンチーノ(様相は某パピ〇ンのマスク無し…つまり〇野〇爵だったりするのでその姿を見たウルベルトがパ〇ヨンマスクを差し出したとか…)だった。

 

 何事かと思ったもふキチだったが来店即放ったセリフが「俺がエモット姉妹助けてイチャコラしたかった!!」だったため冒頭のもふキチぶちぎれセリフに繋がるのだった。

 

 

 「テメェ、マジで解体して調理してやろうか…あァン?いッぺン死ンでその煩悩あの世で払われてこいペ〇野郎!!」

 

 「ぎゃぁぁぁぁっ!!」

 

 

 ぶちキレたもふキチが何もない空間にてを翳すと黒い空間が現れ、彼はそこに手を入れると昔使っていた鮪喰い・零式(マグロイーター・タイプゼロ)(どう見てもチェーンソーだがカテゴライズは包丁とか言う謎アイテム)が手に握られていた。ゲームの仕様が現実になったことでアイテムボックスがこういう形で顕現したものだ。

 

 もふキチは鮪喰いを起動させるととんでもない音とともに刃が回転し始め、ペロロンチーノの頸を狙って横なぎにする。この人マジだ!!

 

 

 「死ぬ!俺死んじゃう!!!た、助けてモモンガさぁぁぁぁぁぁん!!!!!」

 

 

 号泣しながら店の中を逃げ回るペロロンチーノ…だがしかし気づけば店の中にいたはずなのにいつの間にかいつしか見た水晶の輝く洞窟に彼はいた。

 

 そう、そこはもふキチが神を呑み込むもの(フェンリル)としてイベントを開催していた頃のリングヴィ中央神殿地下最下層のフェンリルの塒だった。

 

 もふキチは店が破壊される(してしまう)のを避けるため、GMとしての能力を使い自分とこの煩悩戦死()を転移させたのだった。

 

 

 「助けを呼ンでも無駄だァ…ここなら邪魔されずにテメェを血祭りにあげることができる。安心しなァ…ちゃァンと蘇生してやっからよォ!!」

 

 「ふ…不幸だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

 どこぞの不幸を凝縮した異能を打ち消すことができる右手を持つ青少年と白髪のセロリ(笑)と揶揄される男のような掛け合いが展開される中、塒ですやすやしてた狼姫と白夜が「何事!?」と飛び起きたことには二人は気付かなかった。

 

 その後、一人の鳥人(バードマン)の姿を見たものは誰もいなかった―――ちゃんちゃん☆とは当然ならないから安心してほしい。

 

 

 ―――

 

 

 「ひ、酷い目にあった…」

 

 

 それから二刻(四時間)ほど生と死を行ったり来たりしたペロロンチーノ(何度も首ちょんぱされては蘇生されるを繰り返した)は、戻ってきたもふキッチンのカウンター席で項垂れていた。

 

 蘇生はもふキチのGM権限でペナルティー無しで行われたためレベルダウンや経験値の消失、アイテムロストにステータスダウンなどは起こらなかったが痛みは本物であるし真の地獄をもふキチに叩き込まれていた。

 

 当分はもふキチに滅多なことは言わないでおこうと心に誓うペロロンチーノだった。まあ、こいつ鳥だしすぐ忘れて同じこと言いだしてそうだが…。

 

 いっぺんと言わず百回はあの世を見せられて某地獄の少女も「違う、そうじゃない」と言いそうな惨劇(最後の方は落とされた頭を狼姫と白夜がボールのようにして遊んでいた)の後、またしてもYGGDRASIL時代と同じようにもふキチの料理を完食することを条件に許されることになった。

 

 

 「おら!焼鳥のきんかんとチキンペペロンチーノだ残さず食え!!」

 

 「俺鳥人であって鶏じゃないんだけどねぇ!!!」

 

 

 またも共食い(?)させられることにそう屁理屈をこねてな気を入れるペロロンチーノ…。だがそのへ理屈はどうやら通用しないようで―――

 

 

 「安心しろ、ちゃんとうち(アームスヴァルトニル湖)のダンジョン産MOBのバードマンのドロップ品だ。ちなみにきんかんってのはテメェの股間にあるタマタマのことだ」

 

 「―――いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

 

 料理に使われている材料の出どころと部位を聞かされて発狂しだすペロロンチーノ…。だが店の扉はロックがかかっており外に出ることは叶わなかった。

 

 今回はもしお残しをした場合、今度は先ほど自分の頭を玩具にしていた月を追う者(ハティ)太陽を追う者(スコル)が満足するまで戦闘をさせると言われている…。反撃をしてもいいと言われているが遠距離職の自分一人でワールドエネミー…しかも二匹同時に相手できるわけもなく、しくしくと泣きながら席に戻りまずはペペロンチーノに手を付ける。

 

 

 「……ううっ、罰ゲームなのにしっかりと美味いことに余計泣けてくるぅ」

 

 

 この世界に転移してきてからナザリックの食堂(プレイヤー用)で食事を摂るようになり、現実世界(リアル)での食事より充実してるそれに慣れてきたところにこれである。

 

 もふキチの料理はナザリックでのそれより美味く、これが罰ゲームでなければ心行くまで堪能したいとそう思わせる品だった。

 

 

 「このきんかん?とかいうのも美味いけど…キンタマだと思うと…うぐぅ…っ」

 

 

 もふキチ特性のたれで焼き上げられた絶品焼鳥のそれをモグモグするたびに自分の股間がひゅんとなるペロロンチーノ。気持ちは解るが自業自得であるので同情はできないだろう。

 

 

 「今後お前が煩悩に負けて暴走しだしたら貴様のたまたま引っこ抜いて焼いて食わすからな…覚えとけ」

 

 「ひぃぃぃぃっ!!!」

 

 

 先ほどはしばらくはと思っていたペロロンチーノだったが今後絶対もふキチに自分の煩悩をさらけ出さないようにしようと強く…それはもう今までの人生の中で一番強く誓うのだった。だってそうしないと本当に煩悩戦死にされてしまう…。

 

 だが彼は知らない…。もふキチの前以外でいつも通りエロスの権化と化した場合、実の姉にチクられて狼姫と白夜の二匹のおもちゃにされることを…。治癒(ヒール)で部位再生できるとはいえ本当に引っこ抜かれて焼かれて食わされるということを…。

 

 彼はまだ…その未来が結構近くにある事を知らなかったのだった。

 

 

 

 

 

 ペロロンチーノがナザリックに帰宅後、何やら顔色が悪いことに気付いた彼の創造した守護者シャルティアが何があったか聞いた末にもふキチのところに乗り込んで返り討ちに合ったこともここに記しておく。

 

 その際のお仕置きはネギとニンニク祭りだったらしい…。もふキチは身内だろうと悪いこと(?)をしたらしっかりとこれでもかという罰を与える怖い存在だとナザリックのNPC達に知らしめたのだった。




 ということでペペロンチーノ…じゃなかったペロロンチーノのお話でした。

 もふキチのお仕置き兼嫌がらせが酷すぎる…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル


 次回はどうしようか…茶釜さんかなぁ?愚弟に関しての謝罪祭りになりそうな予感^q^;

 それではまた次回お会いしましょう。See you next story,バイバイ☆









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