ベルちゃんになった転生者、鬼滅の刃の技を使って頑張ります!   作:ベート

10 / 13

 久しぶりの投稿です。楽しんでいただけたのなら幸いです。


原作開始
出会い


 

 ヘスティアと一悶着ありつつも、なんとか落ち着いてもらい特に何かあるというわけでもなく、冒険者になって二週間が過ぎた。ここで自分のステイタスで分かったことをまとめてみる。

 【推活者(オタク)】と【英雄決意(アルゴノゥト)】はそのまんま。

 【血鬼術(けっきじゅつ)】は「【血鬼術(けっきじゅつ)】」と言った後に技名を言うとその技が使えるのはもちろんのこと、キャラ名を言うとそのキャラと同じことができるようになる。わかりやすく言うと、例えば【堕姫(だき)】と言ったら体から帯が出てきて帯を操れるようになるって感じ。キャラそのものになるみたいな。汎用性が高く、しかも魔力効率が良い! なんだこの魔法……。アイズの魔法かな……? しかもこの魔法、纏う感じではなくて体を作り変える感じなのか〝エンチャント〟みたいに常に魔力を消費するのではなく、魔法を発動するときに一度魔力を消費するだけで済むという破格っぷりである。そしてもう一押し、血を使うことでさらに精神力(マインド)の効率も威力も範囲も馬鹿みたいに上がる。一番驚いたのは【爆血(ばっけつ)】だ。これ、〝エンチャント〟&〝治癒〟というサポート特化の馬鹿みたいな魔法である。血を使ったら欠損した四肢がくっついたし、生えてきた。実験体はゴブリンです。お労しや、ゴブリン。攻撃にも使える。うん、やべぇな。

 【創造者(クリエイター)】は凄かった。もう、ほんと、はい。想像しちゃえばほぼなんでも作れる。ほぼなんでもだぞ? スマホだって作れた。ただ、ネットとかは使えなかった。せいぜい写真を撮るくらいである。それもやばいけど。スマホは精神力(マインド)をほとんど持っていかれた。テレビとかはスマホよりずっと大きいから気絶するだろうな。最悪、死ぬかも。鬼滅の刃の刀は一本一割くらい。十本作れるか作れないか。まあまあ持ってかれる。食べ物や飲み物は作れない。ポーションも無理だった。あとは私がゼロから考えたオリジナルのアイテムも作れる。もう一度言おう。ほぼなんでも作れる。チートやぁ……。

 

 さて、冒険者になって二週間が過ぎた私は今、5階層にいます! ダンジョンに来たばかり。今回は魔法をメインに戦いたい。ということで手頃な生贄を探す。

 

「オォォオオオオオ!!!」

 

 おっと〜! ちょうどいいところに元気なミノタウロス(生贄)が!! …………いや、待って? なんでこんなところにミノタウロスがいんの!? 私はまだしも、他の人やばくない? 

 

「オォォオオオオオ!!! ……?」

 

「おやすみ」

 

 とりあえず狩る。ミノタウロスの首を斬る。血飛沫が上がることもなく、ミノタウロスが理解する間もなく灰になる。……他のミノタウロスは音も気配もないのでおそらく居ないと思う。異常事態(イレギュラー)かな? ギルドには報告した方がいいよね。戻るかぁ〜。……はあぁぁー。

 

「…………ん?」

 

 振り返る。

 

「あっ」「っ!」

 

「…………」

 

 ……いるぅううう!!! アイズとベートがいるぅううう!!! これあれか!! 原作の始まりやん! だからミノタウロスいたんか!! 

 

「えーとぉ〜……」

 

 何話せばいいかな!? みんな! ヘルプッ!! 

 

「あの……」

 

「! なんでしょうかっ!」

 

 アイズが話した! あのアイズが頑張ってるっ!! 

 

「その……ごめんなさい」

 

「?」

 

「私たちから逃げた、から、上層(ここ)まで……ごめんなさい……」

 

「ん? ……あっ、あー……なるほど?」

 

 つまり、ミノタウロスが上層(ここ)にいるのは下で狩ってたミノタウロスが逃げ出したから、そして危険な目に、迷惑な目に合わせてしまって申し訳ない、と。

 

「他の方々に怪我人とかは?」

 

「? いない、と思います」

 

「そうですか。私からは特に何もありません。ダンジョンにいて命の保証なんて無いですし……モンスターが逃げ出すなんて前代未聞でしょうし……災難でしたね」

 

「ありがとう、ございます?」

 

「では、失礼します」

 

「待てや」

 

 おっと〜? ベートからの待て。

 

「なんでしょうか?」

 

「……名前は?」

 

「……? すみません、耳がイカれてしまったみたいで。もう一度いいですか?」

 

「テメェの名前は何だって聞いてんだ!」

 

 …………マジか。あのベートが名前を聞いてるぜ! 神様たちが騒ぎ出しそうな状況だなこりゃ。神様たち以外も? それはそう。

 

「ヘスティア・ファミリア所属のベル……ベル・クラネルです」

 

「……アイズっ! 戻んぞ!」

 

「……はい」

 

 明らかシュンってするやん、可愛い。

 

「またいつか」

 

「! (コク)」

 

 ……効果音つけたら『ぱぁあああ!』なんだろうか? 可愛い。

 私の頭ん中はそんなくだらんことばかりでホームについてから今日のノルマを達成していないことに気づいた。

 

 

 

─────────────────────────────────

 

 

 

 遠征の帰り。ミノタウロスが逃げ出すという異常事態(イレギュラー)が起こり、対処しているときだった。

 

 

 最後の一匹は斬られた…………知らない冒険者によって。

 

 

 処女雪のように白い髪に綺麗な深紅石(ルベライト)の瞳をした兎を彷彿とさせる容姿の女。そして何より、洗練された動き、技。刀を握り、不気味なくらい落ち着いている姿。

 

 

「(知りたい……!!)」

 

 アイズは彼女の強さの理由を。

 

「(コイツ……!!)」

 

 ベートは新たな強者の歓迎を。

 

 後に二人は彼女の強さを、異常を、決意を、知ることになる。

 

 

 





 みなさん、おはこんばんにちは。作者です。今回も時間稼ぎの会です! マジですみません……。10月に販売される最新巻を読んで今後のストーリーをそのまま進めていいのか確認したいという思いがあり、筆が乗りませんでした。すみません……。少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです。では、次もお楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。