その奇跡が何回も起きたらそれは奇跡と呼べるだろうか   作:トモットモ

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とある奇跡を呼び起こす少女たち

 俺は住んでいるアパートへと帰宅する。

「ただいま~っと」

 帰ってきたらまずは手洗いうがいだよな。大事大事。そんでもって俺は一日の疲れを食べて、風呂入って、癒した。

 そして俺はベッドにゴロニャンして、手許にある雑誌を手に取る。その表紙にはグラビアがこれでもかと言わんばかりに存在感放ってらあ。

 俺は、まあ願う。どうかいい夢見られますように。ってさ。じゃ、おやすみー!

 

 チュンチュン。小鳥が鳴いている。朝だ。希望に満ちた朝だ。そう信じたい俺だ。

「おはようございますです」

 おい、ちょっと待たれよ。俺の腹の上になんか乗っかってんだけど!

 俺が寝ぼけ眼でぽ~っとしながら目を向けると、おやおやそこには昨夜のきゃわいい金髪ツインテールのおにゃのこがいるではないか。幻覚か? まだ疲れてんのか俺?

「寝よ」

 俺は二度寝を敢行しようとした。

「おや、また寝るのですか? しょうがないですね。ならば私はこのグラビア雑誌のチャンネーを拝むとしましょうか」

「うおおおおおおおおおお!?」

 なんか急に目ぇ覚めましたわ!

 俺はガバッ! とベッドから急に上体起こしをする。

「わあ~です」

 そのまま金髪ツインテールのおにゃのこがベッドの側面に転がる。

「な、な、実体がある、だと……!」

 幻覚じゃなかったんか~~~~~~い!

 びっくりきんとんだわ~~~~~~!

「美少女降臨です」

 ベッドの上で立ち上がる金髪ツインテールのおにゃのこ。俺はタラリと頬に一筋の汗を垂らす。

「な、なぜ俺の部屋に?」

「奇跡です」

「え?」

 俺の疑問に即答されたがイミフな俺だ。

「あなたは、奇跡を使いました。その代償です」

「ちょ、ちょ、ちょ、待ってくれ」

 俺は慌てて手を前に突き出す。朝っぱらで頭回んねーって。

「な、な、な、何ですか」

 さっと小さい手を前に突き出す金髪ツインテールのおにゃのこ。いや真似せんでいい。

「その、奇跡っつーの? で俺の部屋に忍び込んだってこと?」

「現れた、という表現が正しいです」

 俺は頭をガシガシする。

「えーと、とりま名前を聞いていいか?」

 金髪ツインテールの少女はコクンと頷く。

「はい。私の名前はジンカです」

「ジンカちゅわん?」

「ですです」

「おお。んで、その、代償っつったか? それは……」

「はい。奇跡を使うには代償が必要なのです」

「まあ、そんなうんめえ話はねーですよってこと?」

「ですね。奇跡、というのは無料で、というわけにゃあいかないのですよ」

「そっか。世の中きびちーね」

 でも俺はへこたれナッシング。

「はい。そしてその代償というのが今この場にいる、というものなんです」

「どっこと? マネーとかじゃないん?」

「まあ、色々ありますが……あなたの場合、奇跡を私たちに使いましたので」

「ほえ?」

 未だに頭が回転しない俺に、ズイッとジンカは顔を近づけて言った。

「あなたの奇跡によって、私たちは、奇跡を授かり、その代償として私は今この場にいます」

 お、俺の奇跡? なんのこっちゃ。まあ、とりあえず言わせてくれ。

 おはようございます。




おはようございます。次回に続きます。
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