もし鬼滅の刃の世界に現代の剣道六段を転生させたら   作:スカタン3145

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処女作です


始まり
現代


 「お互いに礼」

 『ありがとうございました』

今日も練習が終わったが、居残りに付き合わせられるだろうな。

さっさと帰んないと明日の仕事に差し障るんだが……6段になったから許されないだろう。

何と言っても歴代最速6段到達らしいからな。

 「橘先生よろしくお願いします。」

 

 

はえーよ。

 

 

挨拶したばっかだろ

少し休ませろや

こちとら30手前だぞ

面外したばっかなんだがら時間おいてから来いよ

 

えーと名前は確か

 「義栄、最近調子をどうだ?」

 「……」

 「義明さんは元気にしてるか?」

 「……」

 「……練習始めるか。一本勝負でいいか?」

 「お願いします」

相変わらず無口だなおい

 

 

面をつけて9歩の間合いに立ち、礼。

帯刀し、三歩前に行きながら竹刀を抜き、遠間の間合いで蹲踞

試合みたいにあ合図はない。

お互い準備ができたとわかったら同時に立つ。

 

義栄は中段で構え、橘は左手を右にずらし、霞の構えを取る。

剣道においての基本の構え、中段。皆使うため対策されやすいが、極めれば最強の構え。

しかし、珍しい構え、霞。応じ技や突きを主軸とするため、使いこなすのが難しく、高度な技術を必要とする。

ちなみに橘は練習が終わったらさっさと帰りたいがため、この構えで突きを連発し、居残りを回避するとか。

なんでこれで早く帰れるかだって?そりゃ橘の突きが痛いから

 

しばらく遠間の間合いで睨み合いが続く。

 

橘が最初に仕掛ける。 

間合いに入りながら右手を左に戻し、義栄の竹刀を右へ弾き、中心を取り、突きへ転ずる。

普通ならこれで終わるが、義栄は竹刀を戻し、小手面2段技の容量で突きを弾き、カウンターを狙う。

橘はこれを予測していたかのように踏み込みの足がつく前に右足を右にずらし、面を除け、相手へ体当たり。

橘は引き右胴フェイント面を狙い、義栄はフェイントに応じず、引き面を狙う。

同時に引き面が入り、お互いポイントが取り消される。

すかさず構え、攻める義栄。

しかし、焦るから攻めの無い刺し面を狙い、橘に面を返され、まるで約束稽古のような綺麗な横一閃、胴が入る。

 

一本決まったため、元に位置に戻り、蹲踞、竹刀を収め、九歩の間合い戻り、礼。

 

 

 

 「橘先生、ありがとうございました」

 「義栄。自分から攻めるのはいいんだが、焦って隙を晒すような攻めは良くないぞ。お前はそれで毎回負けてるんだぞ。まぁ、義栄は俊敏で連続技が得意だから今の階級、二段程度であれば簡単に勝てるだろうな」

 「……」

なんか言えよ

 「聞いてる?」

 「はい」

 「それならいいけど……とにかく、義栄は速いんだから落ち着いて攻めを行なって、一本狙えばいい。」

 「はい」

……なんか反応しろよ

 「初代の義勇先生がやっていた特殊な呼吸を真似てみたら強くなるかもしれないが、何故か継承されてないんだよな」

 「頑張ります」

 「そ、そうか。とりあえず今日はこれまで。また来週の日曜日にな」

 「先生、父がなにかあるようで、来ていただけますか?」

 「義明さんが俺に用?」

 「はい」

用事と言ったら呼吸のことか?

 「いいよ。いつ?」

 「いま」

は?もう夜10時ぞ?明日平日ぞ?

 「今度でもいいか?」

 「今日」

 「まじ?」

 「はい」

 

嘘だろおい

 

 

 

11時を回る頃、冨岡邸についた。

俺明日朝早いんだが。俺忙しいんだが。

にしても相変わらずこの家はデケェなおい。

これどこから入るんだ?

左のでかいやつか?

 

 「橘先生、こちらです」

何その右の小さい扉。

 「あ、あぁ。ありがとう」

これってよく時代劇とかに出てくるお役所とかお侍さんの屋敷じゃん。なにそれ金持ちじゃん。

 

冨岡邸は約100年前、初代()()()の使い、冨岡義勇によって作られ、併設された道場から多くの有名な剣道家を排出してきた。

彼ではないが同じ時期に水の型以外に()()()()()()と言った剣道流派が作られ、この頃の日本の剣道家達は歴代最強と言われてる。

しかし、伝承や書物によると、これら型の前は水の呼吸や炎の呼吸、蛇の呼吸と言った物が存在したと言われている。何でもこの呼吸を使った技は後の型の技より優れていたらしいが、これらの技術は失われてしまった。現在では冨岡家や嘴平家と言った家が呼吸について研究を行なってる。

 

 「橘先生、息子がいつもお世話になっております」

冨岡の母親だ。初めてあったときは「誰だこの美人は!?」となったほどの美人だけど、人妻と知ったときは落胆した。思い返すと懐かしいな〜……

 「少しだけお邪魔させてもらいます。すぐ帰りますんで」

 「お急ぎの用事でもあるんですか?」

 「まぁ、明日仕事ありますんで」

 「そういえば明日月曜でしたね。義明さーん、橘先生が来てますよー!」

そうなんだよ。明日月曜だから、こっちは早く寝ないとやばいんだよ。

 

やっと出てきた

 「これはこれは先生、義栄(ぎえい)がいつもお世話になっているみたいで。練習から帰ってくるといつも楽しそうにしてますよ。」

は?楽しそうにしてる?この無口が??

振り返って顔を見ても表情が変わって内容に見えるんだが……

 「そ、それは良かったです。練習では表情が変わらないので楽しんでもらえているのかわからなかったのですが、それなら良かったです」

 「まぁ、息子は無口無表情に見えますが、慣れてくるとすごいお喋りですよ」

お喋り?この無口が?

 「違う」

 「あぁ、すまんな義栄。怒らないでくれ。もう言わないから」

起こってる?この無口が?表情変わってないんだが……

そういえば、なんで呼ばれたんだっけ?

 「義明さん、お話があるとのことでしたか……」

 「あ、そういえばそうでした。先日、内の倉庫の奥にしまわれた一冊の古書を見つけたんですけど、この内容が呼吸の謎を解くのに使えそうです」

やっぱり呼吸のことか

 「これによると約100年以上前、鬼と呼ばれる生物。そしてそれを狩る存在、鬼狩りと呼ばれる者たちが居たそうです。彼らは鬼殺隊成る組織を作り、数百年間戦いが続いたとか。彼ら鬼狩は呼吸成る業を巧みに使い、人間よりも数倍強いとされろ鬼と渡り合ったそうです。そして、約100年前の起こった決戦で長きに渡る戦いが終わったみたいですけど、大部分が欠損しているため、これ以上わかりませんでした。しかし、進歩であることには変わらないみたいです」

鬼?鬼殺隊?人間よりも数倍強い?なにそれ、怖い。

で、でも齢30で剣道6段の俺ならた、立ち合えるのででででは

 「鬼、ですか?」

 「えぇ、まぁ、本当かどうかはわかりませんが」

だよねだよね。流石に伝説だよね。

 「わかりました。引き続き呼吸の研究をお願いします」

 「これだけの事のためにこんな遅くに来た頂いて申し訳ないです。義栄、橘先生の見送りお願い」

 「はい」

もうちょっと反応しよろよお前

 「また何かあったらいつでも。では失礼します」

やっと帰れる。

 「そういえば、嘴平さんもなにかお話があるみたいでしたよ。時間ができたら伺ってみてください」

嘴平が?また鬼とかのことか?まぁ、なんでもいいけど

 「わかりました。時間に余裕ができたならば伺ってみます。では失礼します」

 

 「それじゃー義栄、また来週練習でな」

 「お疲れ様でした」

無口

 

 

本当に鬼って何?呼吸とはどんな関連性があるって言うんだ?

ネットで鬼殺隊とか言う組織について調べているんだが、ほとんど出て来ない。

出てきた情報と言ったら100年以上生きていると言われている産屋敷利哉(うぶやしききりや)や謎の画家、山本愈史郎ぐらいだ。

しかし、前者は老い過ぎて何を言ってるかわからないとか。

後者はどこにいるかもわからないとか。

 

 

もうなんでもいいや、さっさと帰って寝よう。

やっべ眠すぎる。

あ、まずい

 

転んでしまった。それも道のど真ん中で。

速く立たないと。

トラックだ。

やべ。これ死んだわ

 

 

 




どうでしたか?
続きも頑張って投稿します。
転生無理やり過ぎましたかね?
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