ゲ開部とヴェリタス、イヴァリースへ   作:Roon

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前提として…

・チヒロたちは各々ポケットWIFIを持っていて、回線のないイヴァリースでもスマホを使ったやり取りができる

という設定を追加します。





パンネロ・ミドリ救出作戦②

 

Sideチヒロ ミゲロの道具ショップ

 

 

カイツ「あっ、こないだのお姉ちゃんたち!」

 

 

カイツ「ハレ姉知らない?さっき砂海亭に行ったっきり帰ってこないんだ。」

 

 

チヒロ「それがね……」

 

チヒロは、ハレがパンネロを助けに行ったことを教えようとした。

 

そこに……

 

 

ミゲロ「おお、お客さんですかな……。何をお買い求めで?」

 

 

店主であるミゲロが帰ってきた。が、パンネロの件で動揺しているのが表情や言葉遣いの端々から伺える。

 

 

ミゲロがチヒロたちのヘイローを見て、話を始める。

 

 

ミゲロ「……もしかして、あのお嬢さん(小鈎ハレさん)のお知り合いですかな?」

 

 

チヒロ「ええ。彼女を探しています。行方をご存知ですか?」

 

 

ミゲロ「……カイツ。倉庫からやまびこ草を取ってきてもらえんか。箱ごとでな。」

 

 

カイツ「?…分かった!」

 

 

 

ミゲロは店先に休憩中の札を出し、話を始めた。

 

 

ミゲロ「……パンネロとミドリという()は、ごろつきに攫われてしまいました。」

 

 

ミゲロ「奴らは私にこの手紙をよこしました。バッガモナンという賞金首狩りらしいです。」

 

 

チヒロと、横から出てきたエイミとトキが手紙を読む。

 

 

 

 

 

『まず、これを読んでるバルフレアァ!

 

 

お得意の盗みにしくじってナルビナにブチ込まれたらしいじゃねえか?

 

てめえが捕まっちまって、でけェ首が一つ吹っ飛んじまったと思ってたが……抜け出したそうだな?あぁン?

 

 

俺らがわざわざ牢獄まで出向いたところで、収穫ナシときた!!腹が立って仕方ねェぜ!!!

 

 

そしてこっからは手紙を読んでる他のヤツにも向けてだ。

 

 

あのパンネロとかいう嬢ちゃんと、やたら頑丈なガキは俺が預かった!!

 

 

返してほしけりゃ、とっととビュエルバの魔石鉱まで来い!

 

 

せめてヴィエラと2人で来いよ!他のヤツがいると手間が増えてしょうがねェ!!

 

 

早く来なけりゃ……嬢ちゃんどもがどうなるか分かってんだろうな?早く来いよ!!!

 

 

バッガモナン 』

 

 

……荒々しい、かすれと汚さの目立つ字だ。

 

 

チヒロ「……これが、その手紙ですか。」

 

 

ミゲロ「……ええ。」

 

 

 

チヒロ「すみません、こちら少しだけお預かりしても?」

 

 

ミゲロ「ええ。構わんですよ。」

 

 

 

チヒロは、手紙をスマホのカメラで撮影し、ヒマリたちに送った。

 

 

トキ「……いい情報が手に入りました。ぴーすぴーす。」

 

 

エイミ「(失礼なような……変なところで礼儀正しいような?)」

 

 

エイミ「それはよかったんだけど……どうやってそこに行くの?」

 

 

 

チヒロ「……それもそうね。すみません、ミゲロさん。」

 

 

チヒロ「そのビュエルバには、どうやって行くんですか?」

 

 

ミゲロ「いつもなら西門のターミナルから便が出てるんですが……」

 

 

ミゲロ「あいにく、欠航しているそうでして……。」

 

 

トキ「……。」

 

 

トキはフリーズした。

 

 

エイミ「……。」

 

 

エイミ「じゃあ、バルフレアはどうやって?」

 

 

ミゲロ「あいつは空賊です。飛空艇の一機や二機、持っていてもおかしくないでしょうて。」

 

 

ミゲロ「出発することは言っていましたよ。そこに、あなた方の所のお嬢さんが着いて行っていました。」

 

 

 

チヒロ「……。」

 

 

チヒロ「教えていただいて、ありがとうございました。私たちは、どうにかしてハレたちを追いかけます。」

 

 

ミゲロ「正直、私もあの子たちが不安です。どうか、よろしくお願いします。」

 

──────────────────────────────

 

 

チヒロ「とは言ったものの……。」

 

 

エイミ「交通手段が無いんじゃ難しいよね…。」

 

 

トキ「ではその情報収集も兼ねて、私はここで。」

 

 

チヒロ「分かった。お願いね。」

 

 

 

ユズ「うう……どうすれば……」

 

 

ケイ・アリス「……ミレニアムから飛行機を持ってくればいいのでは?」

 

 

モモイ「…………それだ!!!チヒロ先輩、会長とヒマリ先輩に連絡お願い!!」

 

 

──────────────────────────────

 

ヒマリ「なるほど。理解(わか)りました。リオ?」

 

 

リオ「……ええ。聞いていたわ。」

 

 

リオ「飛行機…飛空艇を開発するわ。」

 

 

リオ「アテナ3号が飛行できることは分かったから、同じ機構の機体を作る。」

 

 

ヒマリ「ポータルを通してそちらに機体まるごとを送ることはできなさそうですので、パーツごとに分割したものをそちらで組み立てましょう。」

 

 

リオ「設計から始めるわ。半日ほど時間をちょうだい。ヒマリ、あなたも来て。」

 

 

 

ヒマリ「ええ。分かっていますよ。この超天才清楚系美少女の私にかかれば、完璧なものが造れます。」

 

 

ヒマリは自慢げな顔をして、ヴェリタスの部室を出た。

 

 

 

 

 

 

 





【補足】

リオ・ヒマリは、イヴァリースで主流の飛空石を利用した飛空艇ではなく、純粋なキヴォトスの技術のみを用いた戦闘機を作ろうとしています。

飛ぶかどうかは別として……。


(参考になるか分かりませんが、6thPVに一瞬出てきた小型の飛行機みたいなアレに近いモノです。)
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