今回もチヒロSideです。次くらいにはハレSideもやりたいところ……。
リオ「完成よ。」
モモイ「これこれ!!まさにこういうのが欲しかったんだよ!」
アリス「名前は何ですか?」
リオ「名前……そうね、こういうのはどうかし───」
ヒマリ「却下します!あなたのネーミングセンスははっきり言ってダサいです!小学生だってもっといいセンスを持ってます!!」
リオ「そ、そこまで言わなくてもいいじゃない……。」
ケイ「……未だに私の新規ボディが作られないのも、かえって良いことだったのかもしれませんね。」
リオは若干、気持ちが沈んだ。
ヒマリ「……こんな事に時間を使うのももったいないですね。もう好きに決めてください。」
アリス「では……」
アリスが間を置いて提案した。
アリス「
モモイ「……?」
アリス「
ケイ「さすがアリスです!その発想はありませんでした!」
ケイはアリスをめいっぱい撫でた。
エイミ「確かに、みんなで協力する作戦で使う機体なわけだし、そのネーミングは納得かも。」
モモイ「……それは型式番号ってやつじゃないの?」
ユズ「型番の読みをそのまま名前にしたのはモモイも同じでしょ?」
モモイ「あ、そうだった……。」
リオ「機体の説明は私が行うわ。全員、乗り込んで。」
ドアは、航空機によくある重めのドアだ。もちろん、軽量化されて丈夫にもなっている。
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リオ「シートは6つ。追加でもう2人座れるわ。」
リオ「右側の席の肘掛けを倒せば追加のシートが出てくるようになってるわよ。」
モモイ「こうかな?あ、ホントだ。」
リオ「前2つのシートは左がオペレーター用、右が操縦用よ。今回、操縦はユズに任せる。」
ユズ「私に!?」
リオ「ええ。これはあなたの腕を見込んでの判断。コンソールは3種類あると思うのだけど、確認していくわね。」
ユズ「……!」
リオ「まず、プライステーション型操縦桿。ベースはプライステーション5のコントローラーよ。」
リオ「次はこれ。格闘ゲーム型操縦桿。これは武装の操作がメインになるわね。ベースはあなたたちゲーム開発部がよくプレイしている格闘ゲームの筐体のコントローラー。」
リオ「最後に、一般的なハンドル型の操縦桿ね。これは誰でも操縦できるように調整してあるわ。」
ケイ「まあ、妥当な判断でしょう。」
リオ「あと、横の緑色のボタンでオートパイロットになるわ。」
リオ「他の説明はマニュアルを読んでちょうだい。データの流出を防ぐために冊子になっているわ。オペレーター席のところにあるから、後で読んでちょうだい。」
リオ「こんなところかしら。私は失礼するわ。」
リオは足早に、出口から降りていった。
チヒロ「……みんな、準備はいい?」
全員「「「「うん!」」」」
チヒロ「会長、部長。機体の調整は終わってるのよね?」
ヒマリ「はい。思い切り飛ばしてください。」
チヒロ「この辺りに障害物は……無いわね。ユズ。」
ユズ「…………。」
ユズは目のハイライトが消え、ゾーンに入っていた。
エイミ「どこかのアニメのパイロットも、そんな目になるよね。」
ユズ「……花岡ユズ、GVS。出ます。」
ユズはコントローラーを握り締め、メインエンジンを点火した。
GVSは凄まじい勢いで、ギーザ草原を飛び立った。
ヒマリ「後は、頼みましたよ。皆さん。」
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チヒロの携帯に、メールが届いた。
『トキです。新情報ゲットです。
ビュエルバには帝国の艦隊が集結していて、出入国に制限が掛かっているようです。』
チヒロ「……大丈夫かしら。」
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帝国管制官A「……9時方向より未確認機!」
帝国管制官B「レーダーに反応が無いぞ!何だあれは!」
帝国管制官A「未確認機、旋回しながら当艦に接近中!」
帝国管制官C「また誤認か?レーダーの故障か?」
ビュエルバ管制官「先程のものは未確認機側から入電、高速輸送機との連絡がありました。ですがこれは……。」
ビュエルバ管制官「未確認機、消えました!」
帝国管制官A「……クソ、バニッシュか?」
ビュエルバ管制官「(……我々解放軍の機体か?)」
ビュエルバ側の管制官は、チヒロたちの飛空艇を解放軍の機体だと誤認し*1、本部には密かに情報操作を要請した。
ビュエルバ管制官「……本部より、ミストの乱れによるレーダーの異常だとのことです。」
帝国管制官C「了解した。」
なお、本部の連絡にある「ミストの乱れによるレーダーの異常」は全くのデタラメである。
なぜなら、応答した本部はビュエルバ側、オンドールの息が掛かった解放軍側であるため、
解放軍の機体が侵入したことを帝国に隠す必要があるためである。
これにより、チヒロ一行はビュエルバへの入国に成功した。
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モモイ「ひゅーーー!!!ヒヤヒヤした!」
ケイ「ないはずの心臓がバクバク言いました。」
エイミは専用の強力ハンディファンで涼んでいた。
……焦って暑くなったためだ。
ユズ「まもなく着陸。全員掴まって。(無表情)」
今回、何かと6thPVの内容を参考にすることが多かったです。