ゲ開部とヴェリタス、イヴァリースへ   作:Roon

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今回もチヒロSideです。次くらいにはハレSideもやりたいところ……。





パンネロ・ミドリ救出作戦③

 

リオ「完成よ。」

 

 

モモイ「これこれ!!まさにこういうのが欲しかったんだよ!」

 

 

アリス「名前は何ですか?」

 

 

リオ「名前……そうね、こういうのはどうかし───」

 

 

ヒマリ「却下します!あなたのネーミングセンスははっきり言ってダサいです!小学生だってもっといいセンスを持ってます!!」

 

 

リオ「そ、そこまで言わなくてもいいじゃない……。」

 

ケイ「……未だに私の新規ボディが作られないのも、かえって良いことだったのかもしれませんね。」

 

 

リオは若干、気持ちが沈んだ。

 

 

ヒマリ「……こんな事に時間を使うのももったいないですね。もう好きに決めてください。」

 

 

アリス「では……」

 

 

アリスが間を置いて提案した。

 

 

アリス「GVS(ジヴス)-1000というのはどうですか?」

 

 

モモイ「……?」

 

 

アリス「ゲーム開発部(GDP)ヴェリタス(VERITAS)特異現象捜査部(S.P.T.F.)の頭文字と、1000はミレニアムから取りました!」

 

 

ケイ「さすがアリスです!その発想はありませんでした!」

 

 

ケイはアリスをめいっぱい撫でた。

 

 

エイミ「確かに、みんなで協力する作戦で使う機体なわけだし、そのネーミングは納得かも。」

 

 

モモイ「……それは型式番号ってやつじゃないの?」

 

 

ユズ「型番の読みをそのまま名前にしたのはモモイも同じでしょ?」

 

 

モモイ「あ、そうだった……。」

 

 

リオ「機体の説明は私が行うわ。全員、乗り込んで。」

 

 

ドアは、航空機によくある重めのドアだ。もちろん、軽量化されて丈夫にもなっている。

 

 

──────────────────────────────

 

リオ「シートは6つ。追加でもう2人座れるわ。」

 

 

リオ「右側の席の肘掛けを倒せば追加のシートが出てくるようになってるわよ。」

 

 

モモイ「こうかな?あ、ホントだ。」

 

 

リオ「前2つのシートは左がオペレーター用、右が操縦用よ。今回、操縦はユズに任せる。」

 

 

ユズ「私に!?」

 

 

リオ「ええ。これはあなたの腕を見込んでの判断。コンソールは3種類あると思うのだけど、確認していくわね。」

 

 

ユズ「……!」

 

 

リオ「まず、プライステーション型操縦桿。ベースはプライステーション5のコントローラーよ。」

 

 

リオ「次はこれ。格闘ゲーム型操縦桿。これは武装の操作がメインになるわね。ベースはあなたたちゲーム開発部がよくプレイしている格闘ゲームの筐体のコントローラー。」

 

 

リオ「最後に、一般的なハンドル型の操縦桿ね。これは誰でも操縦できるように調整してあるわ。」

 

 

ケイ「まあ、妥当な判断でしょう。」

 

 

リオ「あと、横の緑色のボタンでオートパイロットになるわ。」

 

 

リオ「他の説明はマニュアルを読んでちょうだい。データの流出を防ぐために冊子になっているわ。オペレーター席のところにあるから、後で読んでちょうだい。」

 

 

リオ「こんなところかしら。私は失礼するわ。」

 

 

リオは足早に、出口から降りていった。

 

 

チヒロ「……みんな、準備はいい?」

 

 

全員「「「「うん!」」」」

 

 

チヒロ「会長、部長。機体の調整は終わってるのよね?」

 

 

ヒマリ「はい。思い切り飛ばしてください。」

 

 

チヒロ「この辺りに障害物は……無いわね。ユズ。」

 

 

ユズ「…………。」

 

 

ユズは目のハイライトが消え、ゾーンに入っていた。

 

 

エイミ「どこかのアニメのパイロットも、そんな目になるよね。」

 

 

ユズ「……花岡ユズ、GVS。出ます。」

 

 

ユズはコントローラーを握り締め、メインエンジンを点火した。

 

 

 

GVSは凄まじい勢いで、ギーザ草原を飛び立った。

 

 

ヒマリ「後は、頼みましたよ。皆さん。」

 

 

──────────────────────────────

 

チヒロの携帯に、メールが届いた。

 

 

『トキです。新情報ゲットです。

 

ビュエルバには帝国の艦隊が集結していて、出入国に制限が掛かっているようです。』

 

 

チヒロ「……大丈夫かしら。」

 

 

 

 

──────────────────────────────

 

 

帝国管制官A「……9時方向より未確認機!」

 

 

帝国管制官B「レーダーに反応が無いぞ!何だあれは!」

 

 

帝国管制官A「未確認機、旋回しながら当艦に接近中!」

 

 

帝国管制官C「また誤認か?レーダーの故障か?」

 

 

ビュエルバ管制官「先程のものは未確認機側から入電、高速輸送機との連絡がありました。ですがこれは……。」

 

 

ビュエルバ管制官「未確認機、消えました!」

 

 

帝国管制官A「……クソ、バニッシュか?」

 

 

ビュエルバ管制官「(……我々解放軍の機体か?)」

 

 

ビュエルバ側の管制官は、チヒロたちの飛空艇を解放軍の機体だと誤認し*1、本部には密かに情報操作を要請した。

 

 

ビュエルバ管制官「……本部より、ミストの乱れによるレーダーの異常だとのことです。」

 

 

帝国管制官C「了解した。」

 

 

なお、本部の連絡にある「ミストの乱れによるレーダーの異常」は全くのデタラメである。

 

なぜなら、応答した本部はビュエルバ側、オンドールの息が掛かった解放軍側であるため、

解放軍の機体が侵入したことを帝国に隠す必要があるためである。

 

 

これにより、チヒロ一行はビュエルバへの入国に成功した。

 

──────────────────────────────

 

 

モモイ「ひゅーーー!!!ヒヤヒヤした!」

 

 

ケイ「ないはずの心臓がバクバク言いました。」

 

 

エイミは専用の強力ハンディファンで涼んでいた。

……焦って暑くなったためだ。

 

 

 

ユズ「まもなく着陸。全員掴まって。(無表情)」

 

 

 

 

 

*1
たまたま解放軍の小型飛空艇とカラーリングが似ていたため。独自設定。





今回、何かと6thPVの内容を参考にすることが多かったです。

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