ゲ開部とヴェリタス、イヴァリースへ   作:Roon

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パンネロ・ミドリ救出作戦⑤

 

ハレ「はあ...はあっ!」

 

ハレ「今になって...筋肉痛が!!」

 

 

バッガモナン「へっへ、エサが一匹増えそうじゃねえかァ?」

 

 

ハレはバッガモナンの手元を撃ち、武器を落とさせた。

 

 

バッガモナン「うおぉっ!?」

 

「兄貴!」

 

 

その隙にハレは加速し、バルフレア達を追いかけた。

 

 

 

ヴァン「待てよ!ラモン!」

 

 

全員は、オルタム橋を渡り終えた。

 

 

ハレ「追って...来ない?」

 

 

フラン「追ってくる気配は無いわ。振り切ったようね。」

 

 

バルフレア「バンガの足に追いつかれるようじゃ、空賊廃業さ。」

 

 

ハレ「...ねえ、なんでバッガモナンはバルフレアのことを追いかけてるの?」

 

 

 

バルフレア「...さあな?奴はただの薄汚い賞金稼ぎだ。俺だけを追っかけてるってことは無いだろ。」

 

──────────────────────────────

 

 

バルフレア達が魔石鉱を出ようとすると、広場の方に帝国のジャッジ達が見えた。

 

 

それに気づき、一行は急いで柱の影に隠れる。

 

 

ギース「……また供の者もつけずに出歩かれたそうですな。()()()()()。」

 

 

彼はラモンなどではない。彼はアルケイディア皇帝の四男、ラーサー・ソリドールである。

 

 

彼の脇に目をやると、オンドール侯やジャッジ・ギース、そして、パンネロとミドリがいた。ミドリの銃は、隣の帝国兵が持っている。

 

 

ハレ「!ヴァン───戻って、早く!(小声)」

 

 

 

ハレは柱の影から飛び出しかけたヴァンを引き戻した。

 

 

ヴァン「痛って!力強いって!」

 

 

ハレ「...静かに。」

 

 

 

ギース「それぞれ、1人で魔石鉱から出てきまして、良からぬ連中の仲間ではないかと。」

 

 

ギース「それも、そちらのお嬢さんは珍しい服装でしたので。」

 

 

パンネロ「私たちは攫われて───」

 

 

ギース「控えろ。」

 

 

ギースがパンネロの言葉を止める。

ミドリはギースの威圧感ある雰囲気に、顔を強ばらせて怯えている。

 

 

ラーサー「1人で出てくるのが疑わしいのなら───」

 

 

ラーサー「私も同罪でしょうか?」

 

 

ギースは黙った。

 

 

 

ラーサー「ハルム卿。屋敷の客が2人ほど増えても、構わないでしょうか。」

 

 

オンドール「ほほう?」

 

 

ラーサー「ジャッジ・ギース。あなたの忠告に従い、これからは供を連れていくことにしましょう。」

 

 

ラーサーがパンネロとミドリの手を引いて、歩き出した。

 

 

ラーサーはミドリの銃を、帝国兵の手からさりげなく取った。

 

 

ギース「困ったものですな。」

 

 

 

 

ラーサー「よろしく、パンネロ。ミドリ。」

 

 

パンネロ「あっ、はい。」

 

 

ミドリ「えっと、はい?」

 

 

 

 

 

ヴァン「なんでパンネロが───何考えてんだよ、ラモン」

 

 

バルフレア「ラモンじゃない。」

 

 

バルフレアが間を置いてから喋り出す。

 

 

バルフレア「ラーサー・ファルナス・ソリドール。皇帝の四男坊、ヴェインの弟だ。」

 

 

ヴァン「あいつ!」

 

 

ハレ「ヴェインって、さっき言ってた───!?」

 

 

 

フラン「大丈夫。彼、女の子は大切にする。」

 

 

バルフレア「フランは男を見る目はあるぜ。」

 

 

ハレ「うーん...。」

 

 

 

バッシュ「オンドールの屋敷だな。問題は───どう接触するかだ。」

 

 

 

バルフレア「侯爵は反帝国組織に金を流してる。そっちの線だな。」

 

 

 

バッシュ「───オンドール侯は2年前、私が処刑されたと発表した人物だ。」

 

 

バッシュ「私の生存が明るみに出れば、侯爵の立場は危うくなる。」

 

 

バルフレア「侯爵を金ヅルにしてる反帝国組織にとっても、面白くない事態だろうな。」

 

 

バルフレア「『バッシュが生きてる』ってウワサを流せば、組織のヤツが食いつくんじゃないか?」

 

 

 

ヴァンが思いついたような顔をした。

 

 

ハレ「ヴァン、何か方法が?」

 

 

ヴァン「うん。良いのを思いついた。こうやって───」

 

 

 

 

ヴァン「オレがダルマスカの、バッシュ・フォン・ローゼンバーグ将軍だ!」

 

 

ハレ「...本気で言ってる...みたいだね?周りからすっごい見られてる……。」

 

 

バルフレア「...まあ、目立つのは違いないな。」

 

 

バルフレア「できるだけ、人の多い場所でやってくれ。」

 

 

 

ハレ「えぇ……?」

 

 

──────────────────────────────

 

Sideチヒロ 浮き雲亭前

 

ユズ「な、何とか着艦できた……」

 

 

チヒロ「えーっと?ハレの反応はあっちの広場?で止まってて……」

 

 

コタマ(無線)「何かあったのでしょうか。」

 

 

 

そこに、浮き雲亭からでてきた男が話しかけてきた。

 

 

男「なあ、あんた方、さっきの飛空艇と同じマークの札を付けてるじゃないか?」

 

 

男「まさか()()()()()()か?ちょいとこちらで話を聞かせてもらおう……。」

 

 

モモイ「え?何!?」

 

 

アリス「アリス知ってます!こういうのは、バーで銃撃戦ですね!」

 

 

男「……誤解してるようだが、危害は加えない。約束する。」

 

 

エイミ「……信用できないんだけど。(小声)」

 

 

 

チヒロたちは、浮き雲亭のバックヤードへ入っていった。

 

 

 

 

 





【補足】

ジヴスには、デカめのミレニアムの校章が描かれています。

今回、管制官→本部→オンドール侯とビュエルバガイド

の順で情報が流れました。
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