ゲ開部とヴェリタス、イヴァリースへ   作:Roon

25 / 28




尋問の準備を

 

 

ミレニアム校舎 第二反省室...

 

 

 

ここはミレニアムの第二反省室。

黒崎コユキがよくぶち込まれている第一反省室と違い、室内は広く、耐衝撃の強化ガラスの小窓があり、出入口のロックはミレニアムで一般的な多重電子ロックになっている。

 

 

位置も第一反省室から離れており、警備ロボット待機室などのあるフロアに、廊下を挟んで他の部屋に囲まれるような位置をしている。

 

 

 

その部屋に、帝国兵が3人拘束されていた。

 

 

 

 

 

ユウカ「ヒマリ部長やチヒロ先輩まで...どうして第二校舎の警備フロアを封鎖するんでしょう......?」

 

 

 

──────────────────────────────

 

 

 

 

 

 

ヒマリ「ユウカさんの退出を確認。第二校舎に通じる全ての出入口のエアロックを封鎖。校舎内全ての警備システムを迎撃フェーズに移行します。」

 

 

 

ヒマリ「チーちゃん、そちらは?」

 

 

 

 

 

チヒロ(無線)「うーん......。廃墟周辺のカメラは、軒並み逝ってるね。」

 

 

ハレ(無線)「アテナ3号、何か検出できた?」

 

 

 

 

アテナ3号(無線)「周辺をスキャン.........候補を1つ、検知。100m先です。」

 

 

──────────────────────────────

 

 

Sideヴェリタス 廃墟

 

コタマ「私と部長が行きます。ハレとマキは引き続きカメラの点検を。」

 

 

 

 

コタマは連日のゴタゴタのせいか、少し素っ気ない態度をしている。

 

 

 

マキ「OK。点検が終わったカメラにはグラフィティしていくね。」

 

 

 

チヒロ「......好きにして。」

 

 

──────────────────────────────

 

 

ヒマリ「さて...そろそろあの方たちの『尋問』をする準備が済んだ頃でしょうか。」

 

 

エイミ「尋問って言っても、形式だけだけどね。」

 

 

 

ヒマリ「そして、今回は先生もついています。」

 

 

 

先生「天才清楚系美男子ティーチャーの先生です。」

 

 

 

エイミ「ぶっ……w。」

 

 

 

ヒマリ「私と同じ車椅子だからって、私のモノマネはやめてください。あとなんで上手いんですか。」

 

 

 

 

先生は過労によって倒れた際、その倒れた場所が階段だったために落下して両足と肋骨を骨折した。

 

 

それも大荷物の運搬中だったので、落下点での荷物の直撃があった。相当不幸な事故である。

 

 

 

 

先生「骨折も悪くないよ?生徒たちがお見舞いに来てくれるし……野菜とか果物持ってきてくれるから、食生活が良くなった。」

 

 

 

 

ヒマリ「......『尋問』は14:00からです。」

 

 

 

 

──────────────────────────────

 

 

 

帝国兵C「クソ……なぜ捕まらなきゃいけない…。」

 

 

帝国兵Cが机を叩く。

 

 

 

 

帝国兵B「まあ、我々は罪人でもない訳です。待遇はそれなりですし……」

 

 

帝国兵Bが宥めるが、依然Cは怒りに満ちた表情をしている。

 

 

 

 

 

上官「……しかし、帝国兵D(あいつ)の死が悔やまれるな。」

 

 

 

数分の沈黙が続く。

 

 

 

Cが沈黙を破った。

 

 

帝国兵C「飯は美味かったな……技術水準なんかが高いんでしょうか?」

 

 

 

 

帝国兵B「……私は元々、技術士官志望です。アルケイディアの一般的な機械などの技術には強いつもりですが……」

 

 

 

上官「ここは常識が通用しないと思った方がいい。何せ、人間(ヒュム)と似て非なる種族が跋扈(ばっこ)しているのだからな。」

 

 

 

 

帝国兵Bが話題を変えることにして、再び話し始める。

 

 

 

帝国兵B「種族という話なら、特異なのは守りの固さです。銃弾すら通らないというのは考えにくいと……」

 

 

 

上官「そして頭上の光輪もそうだ。ぼんやりとしか確認できないが、あるということは分かる。」

 

 

 

 

帝国兵Bが、ガシャガシャと鎧を鳴らす。聞く人によっては耳障りであろう。

 

 

 

 

帝国兵C「……鎧、脱いだらどうだ。お前が鎧のまま仮眠を取った時は正気を疑った───」

 

 

 

上官が帝国兵Cを睨む。

 

 

帝国兵C「……あーいや、言い間違えた。でも、何で?」

 

 

 

 

帝国兵B「この鎧が、自分自身を守る『最後の砦』なんだ……だからこんな状況では、そう簡単に脱げません。」

 

 

 

 

帝国兵B「だから……だから……」

 

 

 

帝国兵Bが、震える声で言った。

 

 

 

帝国兵C「……ごもっとも。」

 

 

 

 

 

そこで、扉のロックが外れ、誰か入ってくる。

 

 

 

 

トキ「動かないでください。私は強いです。」

 

 

 

トキが愛銃を構え、3人に立ち上がるよう促す。

 

 

 

 

上官「何の用だ……?」

 

 

 

トキ「ここから移動していただきます。それから……いくつか『質問』に答えていただきます。」

 

 

 

 

上官「尋問か……」

 

 

 

 

 

トキが3人を誘導する。同時に、後ろから警備オートマタが続く。

 

 

 

上官「二人とも、訓練*1で教わった通りにやれ。」

 

 

 

 

帝国兵B,C「「はっ。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
敵の捕虜になった際、尋問に耐えられる又はやり過ごせるようにする訓練。おそらく帝国軍人なら階級、名前、生年月日、識別番号など身元の情報しか言ってはならないと教育されている。はず。





本格的な尋問は次回です。

帝国って細かい階級どうなってるんでしょう……

本編だと一般兵、上級兵(ジャッジなど)、ジャッジマスター(局長)ぐらいしか分かってないような。



おそらく皇帝や元老院の近衛兵だったり、非戦闘員にも技術士官がたくさんいるのでしょう。


あとイヴァリースで海上戦ってメジャーじゃなさそうですし、アルケイディアには海軍が無かったり?


ハントカタログを読んでみても、帝国の軍部について情報量ってあんま無かったと思います。




そしてやっぱりミストは機械に有害なのでは?と解釈してます。

未知の不純物入りの霧なんて吹き荒れたら、ミレニアムの機械でもさすがに逝く。




  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。