ゲ開部とヴェリタス、イヴァリースへ   作:Roon

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今回から若干方向が変わります(ちょっとシリアスな方に)





誘拐事件

 

ハレ「……え?」

 

 

そこに、銀髪の少年と金髪の男が横切った。

 

 

ヴァン「パンネロがなんだよ!?」

 

 

ミゲロ「おお、ヴァン!無事だったか!パンネロが攫われてな。」

 

ミゲロ「ごろつきどもが手紙をよこしたんだ。」

 

 

ミゲロ「"バルフレアを名指しで"な。」

 

 

ミゲロ「ビュエルバの魔石鉱に来いとな!」

 

 

フラン「バッガモナンよ。ナルビナにいた───」

 

 

ミゲロ「あの子に何かあったら、親御さんの墓前に何て報告すればいいんだ!」

 

 

 

そのタイミングで、フランがハレの方を向いた。

 

 

フラン「お嬢さん。何か気になることがあるかしら?」

 

 

ハレ「!?」

 

 

ヴァン「誰かいるのか?」

 

 

ハレは気まずそうな表情で、一同の前に姿を見せた。

 

 

ハレ「あの...パンネロさんが攫われたって?」

 

 

ヴァン「パンネロの知り合いか?」

 

 

ハレ「知り合いというか…友達。」

 

 

バルフレア「ほお。それでコソコソ聞いてたのか?」

 

 

ハレ「……。」

 

 

ミゲロ「…さっさと助けに行っておくれよ!空賊っていうのはそういうものだろ!」

 

 

バルフレア「男の手紙に呼ばれてか?───」

 

 

ハレは心配そうにバルフレアの方を見た後、フランの方へ向き直った。

 

 

ハレ「……。」

 

 

フラン「…お嬢さん。パンネロさん以外にもう一人、攫われた()がいるのだけど、知り合い?」

 

 

ハレ「…?名前は…」

 

 

フラン「才羽(さいば)ミドリ。彼女もだそうよ。」

 

 

ハレ「!?!?」

 

 

ハレ「ちょ、ちょっと待って!その子は!!」

 

 

一旦話し終えたバルフレアが、ハレに話しかける。

 

 

バルフレア「知り合いか?どんな関係かは知らないが。」

 

 

ハレ「後輩です。まさかそんな……」

 

 

ハレは動揺しながら、混乱する頭を回転させて考えた。

 

 

ハレ「…そのビュエルバに、私を送ってもらえませんか?」

 

 

ハレ「そこまで行けたなら…何かできるかもです。」

 

 

ヴァンが口を挟む。

 

 

ヴァン「俺もビュエルバまで送ってくれよ!」

 

 

ヴァン「空賊なら、飛空艇くらい持ってるだろ?」

 

 

ヴァン「送ってくれたら、俺がパンネロとその子を助ける。」

 

 

バッシュがヴァンに歩み寄る。

 

 

バッシュ「付き合うぞ。私もビュエルバには用がある。」

 

 

バルフレア「侯爵と直談判か。」

 

 

ヴァン「頼む。送ってくれたらあんたにやるよ。」

 

 

ヴァンが『女神の魔石』を取り出し、バルフレアに見せながら言う。

 

 

フラン「…手間の掛かる女神ね。」

 

 

バルフレアとフランが立ち上がり、階段の方へ歩き始めた。

 

バルフレア「さっさと支度して来い。すぐ発つぞ。」

 

 

ヴァン「わかった!」

 

 

ハレは正直、この状況に置いてきぼりだった。

 

──────────────────────────────

 

ハレ「アテナ3号。みんなに伝言をお願い。」

 

ハレ「『ミドリが攫われた。私は仲間と助けに行く。』って。」

 

 

アテナ3号「了解…。メッセージが送信できないため、キヴォトスへ帰還します。」

 

 

ハレ「……みんな。色々よろしく。」

 

 

ヴァン「何か言ったか?というか…誰?」

 

 

ハレ「あ、私は小鈎(おまがり)ハレ。ミレニアムサイエンススクールの2年生。」

 

 

ハレ「(癖で言っちゃったけど…たぶん意味無いしいいかな。)」

 

 

ヴァン「俺はヴァン。よろしくな。」

 

 

バッシュ「(ミレニアムサイエンススクール…初めて聞いたな。アルケイディアかロザリアの学校か?)」

 

 

バッシュ「(だとすると…彼女は…)」

 

 

バッシュ「私は……ここでは言えない名前だ。自己紹介は後でする。」

 

 

バッシュは立場上、言葉を濁した。

 

 

ハレ「よろしく。」

 

 

ヴァン「…ハレって、どこでパンネロと知り合ったんだ?」

 

 

ハレ「ちょっと前、ミゲロさんのお店でね。」

 

 

──────────────────────────────

 

キヴォトス 特異現象捜索部の部室

 

 

エイミ「…アテナ3号?何かあった?」

 

 

アテナ3号「ヒマリ部長とチヒロ副部長に伝言です。」

 

 

エイミ「部長ならいるから…あっち。」

 

 

 

ヒマリ「(作業中…)」

 

 

アテナ3号「対象:明星ヒマリ。小鈎ハレから伝言です。」

 

 

ヒマリ「メッセージじゃないのは珍しいですね?」

 

 

アテナ3号「単刀直入に言います。才羽ミドリが誘拐されました。」

 

 

ヒマリ「!?」

 

 

ヒマリは驚きのあまり、飲んでいたコーヒーでむせた。

 

 

ヒマリ「冗談でしょう!?私が知らないということは……まさかイヴァリース(異世界)の方で!?」

 

 

アテナ3号「はい。そして小鈎ハレはそれを追いかけていきました。現地の人間と協力するようです。」

 

 

ヒマリ「…チーちゃんを呼んで下さい。緊急で会議を始めます。」

 

 

ヒマリ「エイミ。あなたも参加してください。参加者名簿はこちらです。」

 

 

エイミ「相変わらず仕事が早いね…えっと…」

 

 

 

●イヴァリース派遣予定の生徒(予定段階)

 

各務(かがみ)チヒロ

 

和泉元(いずみもと)エイミ

 

飛鳥馬(あすま)トキ

 

才羽(さいば)モモイ

 

天童(てんどう)アリス

 

花岡(はなおか)ユズ

 

 

 

 

 

 





派遣メンバーについては、次回で正式に決定します。


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