──────────────────────────────
ヒマリ「…これより、会議を始めます。」
ヒマリ「今回、例の異世界でミドリが誘拐され、ハレがそれを追っています。」
ヒマリ「ハレは現地に協力者がいるそうですが…。」
モモイ「どうやって知ったの?」
ヒマリ「ハレがアテナ3号を通じて伝言を残しました。」
ヒマリ「コタマによると、キヴォトスとあちら側では通信障害が起きるそうですね。」
ヒマリは一つ一つ、整理するように述べた。
アリス「質問があります。」
ヒマリ「どうぞ、アリス。」
アリス「先生はいないのですか?」
ヒマリ「それについて、まだ言っていませんでしたね。リオ。」
ヒマリがリオに呼びかけると、小型AMASからホログラムのリオが映し出された。
リオ「先生は連邦生徒会の管理下にある病院に入院しているわ。今日の朝のことよ。」
リオ「……入院した理由は過労と、倒れた際の足の骨折。」
リオ「今回ばかりは…協力を仰げないわね…。」
アリス「……。」
ヒマリ「本題に入ります。あちら側へ行く生徒を決定します。」
ヒマリ「現段階では、資料に記載した6人を向かわせる予定です。」
ヒマリ「また、私とリオの主導のもと、コタマとマキ、チーちゃんには情報収集をしてもらいます。」
ヒマリ「チーちゃんは現地で得た情報を、キヴォトスに持ち帰っていただく重要な役割です。」
チヒロ「…はい。」
ヒマリ「なんでしょう?」
チヒロ「私は他の5人に同行しちゃダメ?信頼してない訳じゃないけど、少し不安。」
ヒマリ「…確かに、一理ありますね。ではこうしましょう。」
ヒマリ「トキ、その役割をあなたに担ってもらいます。」
トキ「了解。」
ヒマリ「ゲーム開発部のみなさんは、何か意見などは?」
ユズ「……。」
モモイ「……。」
アリス「……。」
ユズ「異論、ありません。最初から、行くつもりだったので…!」
モモイ「私もユズと同じ。早くミドリとハレ先輩を助けに行こう。」
アリス「はい。魔王から姫を助け出すのは、勇者の役目です!!!」
ケイ「3人と同意見です。」
ヒマリ「エイミ。貴女は?」
エイミ「異論ないよ。部長。」
ヒマリ「では、これで決定します。」
●最終的なメンバー
現地派遣メンバー
・チヒロ
・エイミ
・ユズ
・モモイ
・ユズ
・アリス
・ケイ
情報収集メンバー
・ヒマリ
・リオ
・トキ(現地とキヴォトスを行き来)
・コタマ
・マキ
ヒマリ「すぐに準備をしてください。三時間後には出発しますよ。」
──────────────────────────────
ビュエルバ バッガモナン一味のアジト
パンネロ「ミドリちゃん、大丈夫?」
ミドリ「はい……何とか。」
「おう!きっちり食わしてるか!?」
2人の話し声に反応したのか、バッガモナンが部屋に入ってくる。
「あいよ兄貴。よう食うわ。」
バッガモナン「バルフレアを釣るエサだからな。活きが悪くちゃ話しになンねぇ。」
パンネロ「だから何度言わせるの!あの人とは何でもないの!ミドリちゃんも関係ない!」
ミドリ「そうです!第一、状況を教えてください!」
突然、ドアが開いた。
「兄貴!ラバナスタから連絡ですぜ!シュトラールが出たってよ!」
「進路はビュエルバ目指して
バッガモナン「なンでもねえ割に、泡食ってスッ飛んで来るじゃあねえかよ?」
バッガモナン「どういうことだ?ああん?」
バッガモナンがパンネロとミドリを交互に見て、ミドリの方に詰め寄る。
ミドリ「わ、私に聞かれても…誰ですかその人!!」
バッガモナンが、ミドリの大声で少し後ろに下がった。
パンネロ「だからミドリちゃんは関係ないの!私が聞きたいくらいよ───」
「グダグダうるせぇ!!」
バッガモナンが2人に叫んだ。
ミドリが涙目になる。
バッガモナン「その舌、引っこ抜いてもいいンだぜ!?」
バッガモナン「それと頑丈な嬢ちゃん!!これ以上大声あげンじゃねぇぞ!」
バッガモナンが部屋の出口に向かう。
バッガモナン「てめえら!バルフレアは殺すンじゃねぇぞ!死体じゃ賞金は半分だ!」
「死なねえようにいたぶるのは大の得意でさぁ!」
「泣きわめいてもらわないとつまらないしねぇ!」
バッガモナン一味が部屋を出た。
ミドリ「…お姉ちゃん……みんな……。」
パンネロ「……。」
パンネロはミドリのためにも泣くのを堪えて、開け放たれた窓の向こうの青空を見上げた。
…なお、ミドリはゲーム開発部にいた頃よりもちゃんと栄養のある物をしっかりした量食べています。