自称怪物が往くインフィニット・ストラトス(withケロロ世界) 作:月神サチ
――Side 織斑一夏
朝目を覚まして登校準備をして部屋を出ると、どこからか声がする。
随分と綺麗な歌声だ。
声のする方へ行くと、可愛い系の美少女が4人ほどの直哉(ギター、ベース、ドラム、シンセサイザー)に演奏させて歌を歌っていた。
……どういうこと???
困惑してると演奏終わった美少女がこちらに気がついてやってきた。
「あ、一夏。今日は女の子なんだね。こんな朝早くどうしたの?」
「……!?」
目を丸くしてると、直哉の一人(自分で言ってて頭バグりそうだが)が女の子にハリセンで一撃入れた。
「……!? なんで攻撃された!?」
「その姿じゃ誰か分かってないぞ本体」
本体……?ってことはこの女の子直哉!?
「えっ、どういうこと???」
すると直哉(ハリセン持ち)が口を開いた。
「ストレス溜まるとこんなふうに女装したり仮装して歌ってキチゲ解放しないと発狂するんだ。難儀な体質だよ」
「わけがわからないよ」
「安心しろ、オレら分身も本人にもこれがキチゲ解放な理由わかってないから」
「ええ……」
一瞬で着替え(?)た直哉が分身と共に片付けを始めた。
……直哉、結構ストレス溜めてるんだね……優しくしてあげよう……。
――Side 氷室直哉
数ヶ月ぶりにキチゲ解放してスッキリしたオレは学園の食堂へ赴く。
そして購買も兼ねてるそこでお菓子をいくつか買って袋を一つ開けると――
「じーっ」
「お菓子を食べようとするとどこからともなく出てくるな。怪異か何かか?」
直ぐ側にロリ巨乳で更識家の従者の一族の娘で、ついでにクラスメイトの布仏本音が姿を見せる。
なおオレの言葉でガーンとショックを受けた顔をする。
「酷くない!? あと何度も連絡したのに音沙汰ないし!」
「すまん、携帯今修理中で手元にない」
それを聞いてむむむとなる本音。
「やむを得ない状況だったのは理解したけど……それなら今からでもいいから、なおなお欠乏症のかんちゃんに会いに行ってほしいかな」
「欠乏症……オレはそんなヤバい存在だった……?」
「割と? ただ倉敷研が男性操縦者の専用機開発でかんちゃんの専用機開発後回しとかが最後の引き金になったのが強いけどね」
「……簪さんや」
「やっ!」
「セミみたいにしがみつくのは勘弁」
「やっ!!!」
「……ダメそうですね」
本音と簪の部屋にいくなり、しがみつかれて匂い嗅がれはじめた。
深呼吸して肺に取り込んでるからくすぐったい(こなみ)
それはそれとしてもうすぐ登校時間なんだけど……?
「そのまま登校したら?」
「既成事実作ろうとしてなさる? オレが社会的に死ぬ気がするんだけど」
「世界に追われてる篠ノ之博士や今のところ表沙汰にできそうにない宇宙人……それも地球侵略に着てる先行調査部隊の双子より更識家の後ろ盾得られるってメリット的に大きいのに……」
本音の指摘にそれはそうと頷く。
だけどオレは後ろ盾のために女の子に手を出すのは不誠実だと思おい馬鹿やめろ簪パンツに突っ込んでまさぐった手の匂い嗅ぐのは絵面諸々ヤバいって!
「……えっちぃ匂いする。あと牝の匂いもする……」
後半1トーン下がった声でそう告げた。
「もうかんちゃん重度のなおなお欠乏症になっちゃってるし、たっちゃん的にもなおなおならかんちゃんと結婚しても……って認めてるみたいだし……私共々引き取ってくれると嬉しいかなって」
「ヤダーッ!(反射的ちいかわ感)」
「私じゃダメ……?」
「オレに! 4人以上等しく愛せる甲斐性はない!」
「「……真面目過ぎる」」
オレ欠乏症が緩和されて正気に戻った?簪と困惑してる本音が口を揃えてそういうが、オレにそんな甲斐性ないのは事実なので……ココを許すと一気に増えてみんな不幸になる気がするし……(頑な)
「簪のオレ欠乏症はストレス溜めなければいい話だし……」
「それができたら苦労はしない」
それはそう
「……取り敢えず専用機開発ってどうなってるんだ?」
「全然できてない。そもそもフレームも未完成のところ引き取ったから……」
「刀奈に頼めばよかったのに……」
「……お姉ちゃんのときは直哉が手伝ったって聞いたし……お姉ちゃんに負けてないって張り合っちゃったし……」
「……オレだけじゃないけどな、手伝ったの。と言うかオレが本格的に手伝えたの束のシミュレーションソフトの軽量化とかUI改善とか実機の組み立てあたりだから、残りのシステムとかは束の功績だし……」
「……」
「分かった、手伝うから無言抗議は止めて」
「ん、言質とった」
……嫌な予感しかしないが、諦めるしか無いか。
――Side 天上院のか夫*1
どういうことだ……?
アイツ僕が手出しする前に更識家を乗っ取りしてる*2……!?
僕は更識家の女狐が女の顔して獣畜生のことを話しているのを目撃し、あまつさえ更識簪の部屋に入っていくのを見てしまい、あのどケチクソ邪神*3からチート貰った僕に振り向かなかった女たちを獣畜生が籠絡できたのは洗脳に違いないと名推理で導き出した*4。
アイツに洗脳は相応しくない。踏み台として僕にチートを差し出す権利をくれてやろう*5。
僕の『お前に洗脳は相応しくないから僕にそのチート譲る権利をくれてやろう、ありがたく思え獣畜生』と正当な命令*6をつげたらあの獣畜生、頭の病院行くことを勧めてきたんだが?
狂ってる*7のかアイツは。僕の命令を聞いて踏み台になるためのイレギュラーなんだからバグ挙動起こさないでほしいんだけど*8。
仕方ない、クラス代表戦で僕が華麗に愚妹とセットでボコボコにして格の違いわからせてあげて、涙流しながら献上しようとするのを足蹴にしてやらなきゃ*9。
さて、根回しもしてあるし*10、あとは帰りのホームルームで栄光の道が開くのを待つだけ。果報は寝て待てって言うし、のんびりしてようっと。
氷室直哉コソコソ小話
キチゲ解放の女装ライブはまだ可愛い方で、本格的にストレス溜めて爆発すると宝物庫から花火大会で使われるような大型打ち上げ花火を専用バズーカに搭載してぶっ放しまくるという馬鹿なことをやり始めます。
天上院コソコソ小話
華音は天才であり、甘味づくりにおいて才能あるのだが、それを生かせる環境がないのでストレス発散時にこっそり冷蔵庫の食材で甘味使って1人で食べたりする。
以下次回予告
クラス代表に名乗りをあげる天上院華音。
それに(お金を握らされた生徒により)推薦されて動く天上院のか夫。
なぜかのか夫が推薦してリングに上げられた氷室直哉。
何故かステルスできた一夏(セシリア動かなかったのもある)と、起動したIS以外受け付けしない路藤原は参加することなく、無理やり3人による代表決定戦を1週間後にやることに。
なお直哉の専用機はコアから世代が違う上、乗ってるやつも化け物な模様。
次回 自称怪物が往くインフィニット・ストラトス(withケロロ世界)
第四話『IS学園生活2日目後編〜クラス代表決定戦開始まで』
※予告内容及びタイトルは変更される場合もあります。
次回もお楽しみに!