かぐや様の世界に転生した   作:ぐぬぬです

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転生した

転生する前の名前は漢字で上は2文字で下は3文字といった感じのなんて変哲もない普通の名前。そんで女性。転成した後も女性。

 

 

歳は22歳、丁度大学を卒業する年齢だった。

そんで死因は事故死

 

歩きスマホをしてたら車に跳ねられて_____

 

そこからの記憶が完全に抜け落ちてることを考えるにその時にくたばったんだと思う

 

 

転生した事自体はこの世に生を授かった瞬間から分かってはいた。

かぐや様は告らせたい。の世界だと気づいたのはつい最近になって知ったビッグニュースである。

 

そのきっかけは中学2年生後半のある時だった

担任の先生から全国模試の結果を鑑みて

「お前ならチャレンジしてもいいんじゃないか?」と提示されたのが秀知院学園だったわけで

そこでやっと私はこの世界がかぐや様は告らせたい。の世界だということに気がついたんだ

 

何を隠そうこのかぐや様は告らせたい。という作品、私が転生する前結構好きだった作品

その驚愕な事実を知った私は当然のように先生からの提案を即答でYESと応えた。

 

 

 

 

そんで今、私は無事この秀知院学園の門を潜ることが出来ていた

 

とは言っても入学試験は一位だったようで普通にEasy過ぎた。

 

まあこれも私に備わってる才能『完全記憶能力』が関わってるんだと思う

転生と言えばチート能力が備わるのが定番だが、その定番能力として私に与えられたのがこれである。

 

周りからは天才だのなんだのとモテはやされ、だいぶ楽しい想いをしていた。

というかかぐや様の世界だと気付く前はそういうお話の主人公なのかなとさえ考えていたくらいには調子コイてた節はある。

 

その為、変なキャラ作りを中学の時はしていたが‥‥‥その話は後にしよう。

 

ここがかぐや様の世界だと分かったからにはその本人達を是非この目で拝んでみたい‥!!

 

そう言った好奇心だけで私は今ここに来ているんだ

 

 

 

 

 

 

‥‥‥‥さて、入学式だ。

 

 

 

「続きまして‥‥白銀生徒会長による新入生への挨拶です。」

 

 

 

その言葉で周りの生徒達から響めき、体育館を満たしていく。

 

生徒会長白銀御行は、舞台へ上がると演台の前に陣取りその鋭い瞳で全体を見渡す。

生徒会長の傍らには副会長である四宮かぐやも居た。

 

私はここで改めて確信する。

 

ここはかぐや様は告らせたい。の世界だと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入学式も問題なく終わり、各々が掲示板で自身が振り分けられたクラスを確認する。

 

 

 

 

「(Bクラス‥‥‥か)」

 

 

私がクラスの中へと入るとそこにはやはりと言うべきだろうか

既にグループが何人か出来上がってしまってる

 

 

 

「(そりゃそうか。

秀知院はエスカレーター式で上がってくる人達がほとんどだ。

高校から入ってきた新参者には少し酷な環境なのはしゃーなしだ)」

 

 

 

そんなことを考えていると見覚えのある顔がクラスへ入ってくる。

 

本作品で風紀委員として活動していたあの

『伊井野 ミコ』だ。

 

 

 

「(あ、そっか。Bクラスってことはこの子と一緒か‥‥‥‥って‥‥あれ?ということは‥‥‥まさか‥‥‥‥)」

 

 

 

私はあることに気が付いて必死にその人物を探そうとクラスを見渡す

その人物は私が転生前、このかぐや様を告らせたい。という作品において一番好きだったキャラクター。

 

多分‥‥‥いや絶対に、彼の存在のおかげでかぐや様を告らせたい。という作品を大好きになったと言ってもおかしくない

 

そのくらいには彼のことが大好きだった

 

彼のエピソード一つ一つがとても気に入っていて、登場すれば必ず面白い場面が産まれるだろと言い切れるほどに良いキャラをしている。

 

その彼を私はこの目をグルグルさせる勢いで探す。

 

 

 

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

 

 

 

‥‥‥‥‥‥あ。

 

 

 

 

「ッ!?」

 

 

思わずガタンッという音を立てながら机に身体を寄せてしまった。

 

周りからもちろん目線が集まったりして「どうしたの?大丈夫?」と聞かれるが、今まで培ってきた演技力で爽やかに流してみせる

 

 

 

「ご、ごめんごめん!なんでもないよ!ちょっと緊張しちゃってテンパっちゃっただけだから!」

 

 

「あっはは!やっぱ入学したてだと緊張しちゃうよね!高校から新しく入ってきた子でしょ?みんな優しいから気軽に話しかけて大丈夫だからね!」

 

 

 

うわ。凄い優しい

 

流石は秀知院学園、私のような『明らかな天才の風貌』の人間には優しく接してくれるみたいだ。

 

‥‥‥そんなことよりもだ。

 

私が明らかに動揺してしまった理由、それはお目当ての人物が真後ろの席に居たからである

 

 

いや、びっくりどころの騒ぎではない。

 

正直、声を出しそうになったのをグッと堪えたんだからむしろ褒めてほしいくらいだ。

 

‥‥うん、誰も褒めないから私が褒めよう

 

偉いぞ!私!声出さないで偉い!!

 

‥‥‥‥‥なんか、一番好きなキャラクターと出会えてテンションおかしくなってるかもしれない

 

 

‥‥‥出会えて‥‥?

 

いや、これ出会えた判定で良いのかな

 

机に突っ伏してる彼と一瞬目が合っただけなんだけども

 

ってか相手視点、私が石上君と目があった瞬間ありえんビビったように捉えられるかもな

 

‥‥‥‥完全にそうじゃん。ごめん優君や

 

 

私は心の中で彼に謝罪をした

 

 

 

 

 

 

さて、転生する前は割と限界オタクをやっていた気がしないでもない。

好きなキャラのグッズだったりフィギュアだったりとかはそれなりに集めるくらいにはオタクだ。

 

もちろん石上優も例外ではない。

 

だからこそ彼のことは理解しているつもりだ

 

彼の過去も、彼の決意も、彼の今後の行いも

 

‥‥‥‥この状況も彼なりに受け入れた結果なのだということも

 

改めて認識したのは、自己紹介の時だった。

 

他の人や私の時は皆各々普通に拍手だったり反応を示してくれたりと和気あいあいとしてくれていた。

 

だが、石上の時は別

 

空気が一変し、まるで白けたかのような反応を見せてきたんだ。

 

‥‥‥‥‥いや、分かってる。

 

理解してるつもりではあるんだ。

 

彼の今の状況は周りからは煙たがれる嫌われ者なことくらいは

 

‥‥原作を読んでいるからこそ、彼の今の状況が見ていてとても苦しく感じてしまう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

________何か、私に出来る事はないかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

‥‥‥‥何を考えてるんだ私は

 

私が物語に介入するということは、それは原作を壊すようなものだろう。

 

それこそ私自身、一番避けたいことなはずだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_____やめろ。考えるな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は彼ら彼女らの物語を間近で見れれば、それだけで充分‥‥‥‥

 

それに、石上だってあと何ヶ月かすれば子安つばめ先輩との物語があったりで幸せへと向かうはずなんだ。

 

だから、私が介入する余地なんて‥どこにもない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入学式も終わり、帰りのホームルームも終わった。

 

とっととクラスから退散する。

 

特にこのあと用があるってわけでもないし、家に帰ってもゲーム以外何かするわけでもない。

 

ちょっとした気分転換のつもりで俺は人気の居ないような屋上までの階段へと向かっていった。

 

荷物を適当に置いて屋上の景色から外を眺める

 

そこから見えるのは部活勧誘をする者だったり、もう既に活動を始めている運動部の奴らだったりで溢れていた

 

そのように眺めていると、背後から人の気配を感じ取る。

 

咄嗟に振り返ると、そこには女が立っていた。

 

 

それもその女は初日である今日の時点で割とネームドとなっている大物だった。

 

 

 

 

「_____初めてまして」

 

 

 

 

彼女の名前は確か、

『進上奈緒(しんじょう なお)』

 

入学試験はほぼ満点‥‥‥というより現代文の読解でケアレスミスしたこと以外は満点と言われてる。

まあつまり、そこからわかるレベルの天才のそれってわけだ。

 

風格も見るからに別次元だと分かるくらいにはお嬢様気質

 

の割には家柄は普通らしいけど

 

そんな彼女が少し間を置いた後に挨拶をしてきた。

 

 

 

 

「‥‥‥‥ここに何か用ですか?それとも、ラブレターとか貰ってここに呼び出されたとか?‥‥‥お邪魔虫でしょうしとっとと去りま___」

 

 

 

 

「君に用があってきたんだよ」

 

 

 

 

俺の言葉を遮ると意外すぎる一言が出てきた。

‥‥俺に用がある‥‥‥?

 

 

「‥‥あ〜‥‥あれですか?罰ゲームとか?それならとっとと済ませてください。そういうのダルいんで」

 

 

 

 

 

俺への用なんてそれくらいしか考えられない。

それも身分の高いお嬢様だ。こんな雑魚同然の俺になんて遊び道具でしかないだろうし

 

 

 

「_____うん、やっぱり私には出来ないな。」

 

 

 

 

小さな声で彼女はそう言った。

‥‥‥表情も少し険しい表情から『何か決めたような顔つきでどこか爽やかな感じがした』

 

その表情の意味が、今の俺には全く理解出来なかった。

 

 

 

「石上君ってさ、ゲーム結構やるタイプでしょ?」

 

「え?‥‥‥‥えっと、まあ‥‥割とやる方ですけど‥‥」

 

 

 

 

なにがなんだかよく分からない。

彼女の事で困惑してたのだが、こいつはお構いなしに続けてくる

 

 

 

 

「じゃっじゃーん。」

 

 

 

と言って彼女がカバンから取り出したのは『ゲーム機だった。』それは俺もカバンの中にいつも忍ばせているゲーム機だ

 

 

 

「そんじゃ石上君。一緒に一狩り行こうか?」

 

 

「‥‥‥‥は?」

 

 

「持ってんでしょ?モンハン」

 

 

「‥‥いや、待て待て待て。どういうこと?」

 

 

状況を一切飲み込めていない。

何故急に一緒にモンハンをやる流れになってるんだ?

というかこの人、俺がどういう扱いされてんのか知ってんのか?

 

 

 

「あの、俺、クラス内だけじゃなくて、学校中でも割と‥‥‥というか結構嫌われてるんですけど‥‥」

 

 

「あ〜、らしいね?」

 

 

「ら、らしいねって‥‥‥分かってんの?俺と一緒にいるのを見られるだけでアンタの株は暴落しちまうんだぞ?」

 

 

「んー、どうでもいいかなあ。そういうの。

それに石上君が嫌われてる内容も所詮噂でしかないでしょ?人から話を聞いてその人の評価するのってさ、それこそ馬鹿のする事だと私は思う」

 

 

「‥‥‥馬鹿のすることかもしれないけど、それが正しくなることだって多い。

みんながみんなそんな賢く疑い深く生きてるわけじゃない」

 

 

「なら、私は間違ってるわけだ。

それでも構わないかなぁ、正しい事だけ選ぶつもりはサラサラ無いし。

正解の道だけ辿ってもつまらないと思うしね。」

 

 

「‥‥‥‥‥‥わけがわからない‥‥本当の目的はなんですか。

俺に媚びたって何も出てきたりはしない‥‥俺を何かに利用しようとしてるようにしか思えない」

 

 

 

ここまで来たらハニートラップ的なものを疑わざる負えない

この人が突然として僕と仲良くしようとする理由なんてそれくらいしか思いつかない‥‥

 

 

「利用しようとしてるよ。私の遊び相手としてね

私って結構優等生として学校中では既に通ってるっぽくてさ。

そうなると周りにはそういう真面目な子ばかり集まってくる。

君みたいにthe・ゲーマーって奴は中々近寄って来ないの、だからこうして接触した」

 

 

「‥‥‥だからって俺を選ばなくたって‥‥」

 

 

「だから言ってるでしょ?それは私が決めることだって。

ほれほれ、部屋は立ててあるからとっとと入ってきて?私さっきから待機中なんだけど」

 

 

彼女はそう言いながらさも当然のように隣に座ってきて、俺に早く部屋に入るように促してくる

 

それを見た俺はこれ以上何か言おうとしても無駄な事を悟り、ヤケクソ気味にカバンからゲーム機を取り出した

 

 

 

「‥‥‥一応言っときますけど、俺そのゲーム1000時間はやってますからね」

 

 

「お、奇遇だねえ?私も2000時間くらいやってたよ?」

 

 

「予想以上にやり込んでる!?」

 

 

 

 

 

 

________こうして、私は石上と半ば無理矢理ゲーム友達になった。

 

 

本来関わるべきではないのはわかってるし、私が物語の本筋に関わってしまいそうな行動を取ること事態間違ってることも理解してる。

 

‥‥‥‥それでも、

 

 

それでも、すべてを知っている上で彼の事を無視するなんて

私には出来なかった。

 

 

こうして、私の物語が始まる。

 

本来の歯車を大きく捻じ曲げながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




石上君のことを全て肯定する女主人公を描きたかった
モチベ続いたらまた書きます
それでは
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