似非気狂い   作:覚め

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Q.どうして腹パン食らって中の人まで?
A.痛いから
Q.なんで腹パンされたの?避けれないの?
A.基本的に命どもから信仰がなければ弱いから。


リバウンド通院

腹痛を抱えたまま病院へ。氷精の聞き間違いであるちんちーざいではやはり伝わらず、医者が診た方が早いとなり、結果内蔵破裂してたらしい。…さらっと流したけど、俺の記憶だと内臓破裂って、バカやばいものだった気がする。なんなら重症。なんなら死。しかし永琳先生は名医なので治せるらしい。そこまでの延命として内臓の一部の機能を機械に任せるらしい。これなら確かに、ハンセイでも俺でも生きていけそう。ところで、手術はいつ行うんですか先生。へ?明日?

 

「明日…とは言っても、ここまでの大きな手術は久しぶりだから準備するだけで、準備が早く終われば早く始められるから」

 

「ぐぬ…」

 

「もっと早くしろって」

 

「そこの妖精は言ってることがわかるのね。麻酔なしでやってやろうかしら」

 

「ぬっ」

 

「ごめんなさいって」

 

「こいつ弱いな」

 

「生殺与奪の権は私が握ってるから、その前に蹲ってなさい。いま無線で内臓の代わりさせてるから」

 

今こいつなんて言った?永琳先生今なんて言った?…え、無線で代わり?無線で??有線だろ普通?発信機でも取り付けられちゃったの?…はい?な、何言ってんのか全然わからん。俺は今、一体何をされているんだ?後ハンセイは本当にそう言ってるのか?氷精が嘘ついてるだけじゃないか?なんかこう、自分の言いたいこと言ってないか、こいつ。流石に今から治してくれる人間相手にどうこうするほどバカじゃないはずなんだ。多分。流石のハンセイでもそこまで尊大じゃない。そうあってもらわないと俺が死ぬ。

 

「さて、苦しんでるから早く準備してくるわね」

 

「頼む」

 

「妹紅はなんでいるの?」

 

「いや、私はもう帰るから」

 

「ハンセイは…お前あとで殺すって」

 

「今なら私の方がお前を焼けるのに、生意気だよなぁ」

 

「ごめんなさいって」

 

なんかこいつ、喧嘩売りまくりじゃない?…やっぱり氷精が言いたいことを俺の言葉として言ってるよな。やめて欲しい。ハンセイもなんか言ってやれ。あ、言えねえんだった。ていうか呻き声も聞こえねえな。…あれ、これ死んだ?いや死んでないな。どこにも繋がれてない機械に脈拍とかまだあるわ。全部無線なのかな、ここ。じゃあなんでこいつ呻き声も出さないんだ?限界越えたり疲れたりしても俺と変わらないってこと?俺に動かさせないってこと?決めたぞ、明日守矢行こうや。

 

「…気絶してますね」

 

「ウサ耳!」

 

「でもバイタルのほとんどが変化なし…前言ってた神様とかかな…?あれ、ていうかなんか、別人みたいに…」

 

「それあたいについてるからじゃない?」

 

「…は?」

 

「ハンセイについてたこれじゃないの?」

 

…ああ、どうりで。俺の体に貼られていたシールが消えたわけだ。ていうかあれが機械にデータ送ってたんだ。今初めて知ったわ。んで、それが今妖精の肌に貼られているってことね。あー、はいはい。ダメじゃん。優曇華が一生懸命シールを取り戻そうとするも、氷精が対抗することでさらに争いは激化。ハンセイは呻き声すら出さずにただ腹を抱えてうずくまるのみ。永琳先生、来てください。俺はもう三途の川の視界が見えそうです。いや待て、これハンセイが死んだら俺どうなるの?死ぬよね?

 

「騒がしい!」

 

「あだっ!?」

 

「痛い!」

 

「手術するわよ。数値は…何これ、子供みたいな数値ね。連れて行くわよ」

 

「いやあの、その数値はそこの子のものでして」

 

「…何やってんのよ、優曇華」

 

「あ、私?」

 

そのまま手術へ。俺はどうにか…いや、割と余裕で生き残った。内蔵破裂から。へー、永琳先生ってすげー。この後絶対守矢行ってやる。とにかく。ハンセイはどうやらまだ腹の痛みを残しているらしく、術後の後遺症も恐らくはないだろうと言われたので俺のが表に出る。最近増えたな、俺が表に出てくること。喜ばしいことですね。腹の痛みは確かにない。なんなら縫合跡もほとんどない。もしや裁縫がめちゃくちゃ上手いな?聴けば輝夜の着物はぜんぶ永琳先生お手製らしい。バケモンか、貴様。

 

「とにかく退院。手術もあったし、一応入院ってことだったから衣服も含めて…そうね、大体」

 

「医療ミスあっただろ!麻酔が残って何もできなかった時あったんだぞ!」

 

「…だから?」

 

「は?」

 

俺は走った。氷精も走った。俺が大きな声で、氷精は金を持っていると叫ぶことで狙いを変えられない。何故だ。永琳先生は俺を追いかけてくる。ので、氷精に跨って空へ逃走。流石に永琳先生も空を急に飛ぶことは出来ないだろう。飛んで来やがった。ふざけんなちくしょう。ギャグ漫画とかギャグ小説じゃないんだぞ。どーすんのこれ。つーかなんで追ってきてるの。誰か助けてくれ。畜生、一か八か、トランプで驚かせたらお役御免に出来ないものか。挑んでみるか!

 

「永琳先生、マジックで驚いたらもう追わないでください」

 

「…なんで?」

 

「行きます」

 

「??」

 

トランプを混ぜる。氷精は移動したまま。これなら行ける。目線をトランプにのみ集めさせて、トランプを手の中にしまう。そしてあたかも何か仕組んでますよという握った左手を差し出す。永琳先生の視線は左手に映った。そこから…トランプばら撒き!驚いた永琳先生は動きを止める!はず!

 

「これでどうにか、金を払わずに済んだな!」

 

「ねえ、重いよ」

 

「あ、すまん」

 

「…どんなマジックを見せてもらえるのかしら?」

 

「うわっわぁあ!?」




最新作、月関係らしいですね。
俺、買えてないけど。
かーーーーーーーーっっっ!!!!
ぺ。
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