似非気狂い   作:覚め

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イエス系の人に怒られちゃうかな。


復活祭

「これで分かったでしょう?毘沙門天の部下として、ムカデ以上に虎である私が優れていると」

 

「早苗、あいつ頭がおかしいぞ」

 

「毘沙門天も争いは望んでいないでしょうに…」

 

「おっと。そんなことを話してたらどうやら魔界に入ったようですね」

 

魔界?と首を傾げる。いつの間にか隣には博麗の巫女さんが。そういや割と見かけてた魔法使いがいないな。聞けば巫女さんの後を追ってきたから妖怪全部押し付けたらしい。鬼か悪魔か。その類の所業だと思う。そして魔界に入ったと言うことで、何やら世界観が掴めないがとにかく入った。すると、諏訪子神の御力の前だと言うのにハンセイが出てきた。お前、諏訪子神に殺される覚悟がついたのか。可哀想に、墓は湖の中に不法投棄で良い?それとも湖が墓標で良い?

 

「此処は危険だ。故に我が出た」

 

「岩内さんと協力関係に…!?」

 

「神様が人のためにすることなんてないわよ。大方、身体を失いたくないから出たんでしょ。」

 

「…まあ、良いでしょう。あなた達の目的は何ですか?この船ですか?私の能力?…それとも、私たちの邪魔ですか。」

 

「そうね、立場的にいえば邪魔」

 

「妖が何を仕込もうが知らぬ。我は船に興味があっただけだ」

 

「私は妖怪退治に興味がありまして!」

 

「…成る程。つまり結果的には私たちの邪魔をすると言うことですか。」

 

瞬間、目の前を謎のレーザーが通った。これより先に出る者を本格的に排除するとまで言われた。無論ハンセイは躊躇なく足を出し、早苗は言った後に嬉々として走り出し、博麗の巫女は全力飛行でせんをこえた。後、空を一直線に飛ぶ奴もいた。霧雨氏だった。なんともまあ、似合わないと言うべきか、似合うと言うべきか。とにかく四人が突っ込んだ。寅丸も予想外だったようで、一瞬面を喰らう。魔界にも水はあったのか、それとも俺が出た時に消えた水を使ったのか知らんが、ハンセイは水で攻撃を始めた。

 

「よっ、おっ、あ、あれっ?」

 

「しぶといわね」

 

「やっぱりここは火力で一気に!」

 

「痛ぶります!」

 

「…窒息させるか」

 

「え!?あ、あの!?人間のやることではないのでは!?」

 

そのまま暴れ続けること数分。すごいしぶといな、この女。寅丸は途端に後ろを向いた。ハンセイが横にいたから分かったのだが、逃げたいとかの顔ではなく、むしろ喜ばしい顔をしていた。そうか、つまりは今からあいつが手に入れたものこそが魔界とか言う場所に入ってまで欲しかったものか。一体何だ?宝石?魔界にしかない宝石か?それとも、魔界にしかない生命体なのか?魔道具という物も外せない。いや、実は魔界に置き去りにしたか何かで、忘れ物を取りに来たくらいの気分だったのかもしれない。

 

「…人か」

 

「聖!!」

 

「気に食わぬ」

 

「同感ね」

 

「霊夢さん、あれも退治するんですか?」

 

「異変の首謀者ならね。被害者なら帰らせるだけで済むけど。」

 

「霊夢も丸くなったよなー」

 

はて。俺はただそこら辺にいた人だと言うのに、好戦的なだけだった俺を帰らせずにぶち殺そうとしてきた巫女はどこの誰だったか。ジロリとそちらを見てみると、背を向けて成長しただけだと言ってきた。まずいな、自己認知に歪みができている。治療の対象となるだろう。永遠亭に紹介状を出した方が良いかもしれない。まあ、成長したことは認める。背は伸びたし、前のように見かけたら即退治はしなくなった。もしそのままであれば、俺は此処に来ることはなかった。

 

「…星。出ることが出来たのですね」

 

「すみません、聖。我々も、封印から脱せた偶然がなければまだかなりの時間を要しました。これが最短です」

 

「責めるつもりはありません。それで、この方々は?」

 

「我々の邪魔かと」

 

「…成る程」

 

俺たちの会話を無視した会話をされる。その話から推察するに、寅丸の目的は聖と呼ばれるあいつの復活。封印の解除かもしれない。そして唐突に現れた俺たちの排除。聖とやらが魔法らしきものを展開する。と、霧雨氏が急にビームを出した。それに続いて博麗の巫女も陰陽玉を。早苗はよくわからん、カエル?みたいな弾幕を。ハンセイは…何してんのかな。俺の目にはもうわからん。魔法って、何でもありだからな。ぶっちゃけ何が起こっても不思議じゃない。何せ魔界でもあるんだからさ。

 

「っ!」

 

「止められてしまいましたか」

 

「はぁ!?」

 

「無傷…魔理沙も優しくなったのね」

 

「全力だが?」

 

「奇跡を無視しましたね?」

 

「…ぬぅ。我は、お前をどうこうするつもりはないのだが…手を出されたなら仕方あるまい」

 

聖が掴まれた拳を離そうと必死に動くが、全然動かない。これはもしかして、と期待したのだが。ハンセイは口調を調子に乗っている時のものに変え、手を放した。え、何やってんのこいつ?その瞬間、俺をビームが襲った。多分霧雨氏のものではない。少し細いし、少し弱い。体に刺さったわけでもないと思うが、どうだろうか。ハンセイがビームをものともせず聖を見るので訳が分からない。どうなってんの?見せてよ。すると、聖が構える。…あー、やばい。今更気付いた。これ、異変終わったら永遠亭か。俺が俺に紹介状を書くべきだったな。

 

「神が人に罰を下す時。それは神の戯れか、貴様ら人間が無礼を犯した時のみである」

 

「傲慢ですね。」

 

「自然を管理する者として当然の態度だと考える」




Q.聖の強さってどんくらい?
A.酒呑童子と同じくらいと想定してる。原作の強さランキングは明かされてないからわかんない。
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