似非気狂い   作:覚め

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アホの子みたいな扱われ方してるけど、屠自古の復活を阻止している策士の設定がある。


厩戸皇子

どうしたものか。目の前には白い子。こっちもまた平安の格好に現代を足したような姿。本人の言い分が正しければ、どうやら復活したらしい。らしい…のだが。復活したお祝いに来たんだね騒ごうねと言った感じで敵対意思がない。…後ろから不意打ちするか。復活してすぐで悪いが、落ちてもらう。人間不信になるならなれ。俺は知らん。後ろを向いてもらった時、すぐに首を殴る。その後に背骨を強く蹴った後、水に閉じ込めて窒息。あの、ハンセイ…窒息させるなら殴る必要はなかったのでは?

 

「流石に今のはやりすぎです!」

 

「否。断じて過度ではない。仮にも我は神である。神として恥なき行為をしている。後ろを見てみろ」

 

「うぬぅ!天界に招き入れてもらうにはこれくらいは出来てもらわぬと困ると言うことか!ならば超えて見せよう!」

 

「ええっ!?」

 

「…我としては、完全にやり終わったとは思ったのだ。」

 

「でしょうね!!」

 

白い奴は2度目の復活を遂げたらしい。良かったね。じゃあもう一回同じことするね。と背後に回ったら白い奴は避けた。同じ手はもう喰らわないと言うことか。成る程、恐ろしい。化け物め。早苗が弾幕を展開する。ハンセイも水を弾幕として飛ばし続けている。だが相手はハンセイの背後取りを避けるほどの者。すんごい早く動いて…あれ、こいつ、直線移動めっちゃ繰り返してない?曲がれないタイプ?…んなわけない、か。流石に。んなわけないんな…多分。意図的なものだろう。多分。

 

「あだっ…邪魔ではないか!一定の距離を保って欲しいぞ!」

 

「神は目の前の人間、その作法に目を向ける。貴様…作法が成ってないな。」

 

「え?」

 

「そうですねぇ…あまり、作法が重んじられていませんね。神相手だろうと何であろうと、相手に自分と合わせるよう求めるとは。」

 

「そ、そうか!ならば仕方あるまい!思う存ぶ」

 

「故に貴様は失格、帰れ」

 

突然、白いやつの腕から血が吹き出す。そちらに気を取られた間に殴り落とす。…ハンセイって意外と武闘派だよね。諏訪子神に殺されたくないからだよなぁ。早苗のおかげでこんなことに巻き込まれるとは。全く持って悲しい話である。その後、白い奴が出てきた方向に進むと神霊が増え始めたらしい。俺には見えないのでわからないが、なんか、早苗曰く、俺にくっついて移動しているようにも見えるらしい。はぁ?バカ言え、ハンセイがそんな状況を放っておくわけないだろ。馬鹿か?

 

「…不味いな」

 

「何がです?」

 

「…俺に変わっちゃった…」

 

「えっ…飛べたんですか!?」

 

「な、何で変わったのかわかんないけど…とりあえず飛べてるから足は引っ張らない!」

 

進み続けた先に何がいるのかはよくわからないが、ここからは早苗が先導を務める。俺はなぜかよくわからないが、子鹿が歩くのと同じように、なんか…たまにバランス崩しそうになるけど飛べた。でも多分、次地面に落ちたら、飛び立てない。だからこそさっさと異変を終わらせなければ。そう急いでる最中に会ったのは何やら図々しそうな奴。見たくもない図体だ、死んでもらいたい。獣耳のような耳、ヘッドホン、後は…そうだな。さっきまでの奴らと違ってかなり現代風だ。全体的に黄色い。以上。

 

「わぁ…」

 

「反吐が出るぞ」

 

「おや、君達は…ふむ、ふむ…現人神と…そうか、神の依代か…」

 

「え、もしかしてその日の下着さえもわかるタイプですかね?」

 

「…もしかしたら朝飯を見てわかるやつかもしれない」

 

「まあ、わからなくもないが。現人神の下着はいち「わー!わー!」…すまない」

 

「子供っぽいな」

 

「異変終わったら…分かってますね?」

 

「すまんね」

 

何だ、意外と気さくな奴。これは聖と同じで皆から復活を望まれた結果、本人の意思に関係なく復活させられた感じじゃないか?しかしそうなれば、誰が望んだのか。いや、それは良いか。関係のある奴が何人いようと、俺には関係ない。早苗に退治する必要ないよねと話してみると、それでも退治したと言う事実が大事だと言われてしまい、劣勢。神の言葉があればここまで堂々と出来たのか、早苗。これが俗に言う虎の威を借る狐か。実物は初めて見たが、ここまであからさまだとな。

 

「現人神はともかく。依代の君は辛かったろう。聞けば体の自由を制限されていたとか。私がその神、引き受けよう」

 

「断る。こちとら人生オートモードなんだ。上等だ」

 

「…ふむ、神に唆されているようだ」

 

「岩内さん!」

 

腹に手を添えられていた。反射的に腹を蹴り飛ばす。…一切吹っ飛びもしなかったが、とにかく俺とは離れた。相手の方は何やら効いてなさそうな雰囲気。つまりどう言うことかって?もう一度触られるってことさ。存分に警戒する。すると、目の前にいたはずの黄色い奴が、姿を一瞬にして消す。早苗は。あいつも目で追えてない。でも早苗の後ろにはいない。じゃあ俺の後ろかと思えばいない。ざけんなよ、こちとら空飛ぶの赤ちゃんレベルだから勢いよく回れないんだよ。

 

「先ほど退いて行った赤い巫女にも聞いたのだけれど、君たちにも聞こうかな。私、聖徳太子の偉業。それは外の世界でも伝わってるのかい?」

 

「生憎、学校は嫌いだ。歴史なんか一番嫌いだ。精々鎌倉幕府くらいだな」

 

「私は守矢の歴史以外興味ありませんからね…でも、聖徳太子は知ってますよ」

 

「おお、そうか。名前が伝わってるならそれで良い。どれ、君達の近くにいる神霊を預かろう」

 

「…ところで早苗、お前は下着を隠すやつとか履かねえの?」

 

「履いてますよっ。だから見られたわけじゃないですからね。」




初めは物部を台詞も無しに倒そうと思っていた。
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