何故って?
ラスボス城がはっきりしてるし、原作だと言いがかりで後日天邪鬼がボコボコにされかけてるからです
「逆さまか」
「…よくわからん!」
「木々が逆さに生えていること以外に影響は見えぬ。我は寝て異変の解決を待つとする」
「ハンセイはいつも通りだな」
しかしですねハンセイ。そうなると、湖でさえもどのような環境になっているのかわからないわけですから。そう考えた(独り言でもある)瞬間、ハンセイが爆速で飛び、湖に一瞬で到達。そこで見た光景は、なんと氷精が氷漬けになっていた。その場で直ぐに火を起こし、氷に近づける。異変の影響を受けるとは到底思えない。いや、巫女とかの説明を聞く限りは受けるのだろうけど、力の強い氷精は別のはず。よーわからんわ。世界のことなんて考えるだけ無駄だな
「生き返ったー!」
「氷精、何があった」
「あ、えっと…わからない!」
「わからない?」
「急に凍った!」
「何か見えなかったのか。蝙蝠の羽は」
「悪いけど、私たちは関係ないから」
そう言って出てきたのは某悪魔崇拝者。以前誰かに聞かれた覚えがあるから答えるけど、悪魔崇拝者と呼ぶ理由はこいつの妹にある。妹の力を信じているからこその悪魔崇拝者、とのことらしい。ハンセイ曰くだよ。どうやらこの悪魔崇拝者は自身の無罪だけを話に来たわけではなかったようで。異変が起きていることを告げ、その上であの城が怪しいとも言った。その背後で紅魔館の門前で門番がシャキッと起きていることに俺は疑問を抱いた。異変だから真面目にやっているだけかな。
「この異変の影響か、ウチの咲夜がとっとと異変解決するって言って出ていったのよ。だから今日は紅魔館を一時的に締め切ってる。美鈴は知らないけど」
「…フランドールは」
「あいつはいつも通り引きこもり。夜中に動くんじゃない?」
「魔女は?」
「そいつも。全くなんで我が家の住人に引きこもりが多いのかしらね」
「人を選ばないから!」
「氷精に言われるとは、地に落ちたな」
「地に落ちたら飛び上がるだけ。」
こいつ言葉遊びだけは上手いな。そう思いながらもハンセイは氷精の世話を続けている。氷精の体を拭き、そのまま放流。人魚を呼び寄せ海中にも異変の影響があることを確認。たまに後ろ向きで泳ぐ魚を見たらしい。それはただ流されてるだけでは?意識もあってちゃんと泳いでいた?…何を言っているんだ?それは釣り餌…でもなかったのか。変な魚がいたものだな。生物的な多様性を思い知る。というかそんな魚を見てどうして異変だとすら認識しなかったんだ?おかしいだろう?
「新種だと思ってぇ」
「生物ねぇ…ま、後ろに進むような生き物がいるかってくらいの話にはなるけど」
「一匹求婚しに行った魚がいたけど、何言ってるか分からないから帰って来てたわ。」
「所詮魚か」
「魚類程度の知能じゃあねぇ」
「…今二人とも水に引き込めれば私、勝ち目あるのよ」
「我が負けると?」
「湖ごと焼き尽くして見せましょうか?」
「…み、水の中なら勝てるもん…」
「水の外なら負けしかないがな」
そう言うと、人魚はすんなりと水の中へ帰っていった。俺はそれを見て少し笑った。ハンセイは少しめんどくさそうな声で悪魔崇拝者を追っ払おうともしている。悪魔崇拝者に退くという選択肢は与えられておらず、やはりいつも通り少しの笑みを浮かべているなけだった。こいつすげーな。ストレートに帰れって言われてるのになんで帰らないの?バケモンかよ。そういやバケモンだった…なんなら人間自体俺以外にいなかったわ。比率ってそんなに偏るの?まあでも里の外だしなぁ
「で、貴方はこの異変どうするの?」
「どうもしない。十六夜の奴が先程から幾度となく時を止めている。迷惑だ」
「それは私に辞めさせろって言ってるの?」
「違う。我は奴の干渉を受けない。つまり会話が途中で…途切れる」
「今露骨に途切れたわね」
「無論だ」
「安心して。私も咲夜の影響は受けないから。ていうか貴方はなんで影響を受けないのよ」
「我に成し得ぬことはない。基本それだけだ」
そうは言ってもだな。止まった時の世界に入門するというのはやはり不便であって。お前、俺が表に出た時にそれ発動しないだろうな?俺基本わからねえからな、そういうの。周りの時間が止まってるなんて、おれ気付かねえからな。一々腕時計用意しなきゃならんのが気に食わん。…身に付けてるものまで動くとなれば、腕時計すら意味がないよな…終わった。詰んだ。だとすればかなりまずいことになる。時止めって、つまり俺は会話がどこで途切れたかわからないとだめなんだろ?んでそれがわからない。会話が成立しない可能性…
「最も、あんな城落とすだけなら容易いが」
「そんなことは私でも出来るわよ。貴方に求めてるのはそんなことじゃないわ」
「何だと?」
「この湖の譲渡。最近は人里に足を運ぶから、湖の管理がなってないわ。わたしが管理してあげる。」
「湖の管理?違うな。管理など我は一度もしたことはない。貴様が好き勝手に喚くのは勝手だが、我には関係ない。我がしているのは生態系の保護だ」
一触即発、と言いたかった。さっきの言葉を発そうとした次の瞬間、もう殴り合ってた。ハンセイ、結構昔に戻ったよな、お前。最近は丸くなって、殴り合いはしないしやっても弾幕ごっこで抑えたりして、かなり俺としては嬉しかったのに。何でこうもお前は闘争を求めるのか。お前どこの世界の人間だよ。あーもう、盛り上がった果てが悪魔崇拝者を水責めかよ。お前どんなプレイ内容してんだよ気持ち悪い。ただ、悪魔崇拝者を圧倒したのは事実。いやお前がいなければ俺の体はここまで酷使されることもなかったんだハンセイは反省しろ
「がぼっ…がっ」
「氷精!凍らせろ!」
「うおー!」
その後
美鈴「すみません、ほんとすみません」
ハンセイ「(本当に十六夜はいないのか…)」