似非気狂い   作:覚め

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最高火力の魔法?爆破に決まってんだろアホか。あ、ごめんなさい月投げて来ないでください


魔法

魔女端会議から帰り数日。腹の痛みはやはり減らず、諏訪子神は帰った。そして今手元にある魔導書は、物を操る類の本が4冊。トランプを投げた後で回収するのが面倒だから自動で帰ってくるようにしたいと霧雨氏に頼んだら何故かアリスが返答し、持ってきたのは何故か図書館の司書さんだった。マージでよくわからん。どんなシステムしてんだろう、あの図書館。ちなみに持ち主はやはりパチュリー・ノーレッジだ。なにやってんのかな。パチュリー・ノーレッジに悪魔崇拝者たるレミリア総統閣下へ湖の管理を頼んでおくよう言ったけど、それは大丈夫だろうか?

 

「物に魔力を宿してみるか」

 

「ハンセイが死んだと聞いて」

 

「慧音か…こうして話すのは久しぶりなのかな?」

 

「…わからん」

 

「だろうね」

 

魔力の宿ったトランプを一度投げてみる。手を使って戻ってくるように指示。よし、戻ってきた。いいねぇこういう、魔法って。ちなみにこれを使えば軌道を自由に変えられる。なんなら空中浮遊も可能である。トランプ最高。月にいたあのピエロ妖精も見習えってんだよな。こうしてトランプで遊んでいると、慧音が俺に博麗神社へ行かないかと誘ってきた。慧音目線では、俺は荒れているらしい。そんなバカな。心当たりが多すぎてなにも言い返せないが、そんなばかな。荒れてるのか、これで。

 

「なんで私まで」

 

「良いじゃないか。妹紅も最近遠出しないだろ?」

 

「もしや俺たちはダイエットに付き合わされてるのか?」

 

「あり得る。最近慧音も寝不足だったからな。太りやすくなってるはずだし」

 

「この階段から突き落としてやろうか?」

 

「ちょい、神社の前で変なことしないで」

 

「巫女さん」

 

「うわ!変な奴!」

 

「うげっ」

 

月のピエロがいた。何?予定調和だったかな?そんなことを考えていたら、氷精まで現れた。氷精は俺を一目見て少し動きが止まったところを見ると、ハンセイではないことを見抜いたらしい。すげー、気付かねえと思ってた。そこの月のピエロは気付いてないし。しかしながら味方だと思ったのだろうか、俺の肩を掴んであの月のピエロと戦おうと言ってきた。ふざけるな、ハンセイですら耐久戦やる奴相手に何が出来るんだよ。月のピエロもそんなつもりはないらしい。が、なんかすんごいソワソワしてる。

 

「疲れたからもう寝る」

 

「神社で寝るな!」

 

「巫女が鬱になるな甘えるな」

 

「神を死なせないでもらえる?バランサー(ぶち殺し)するけど?」

 

「ごめんって」

 

「全く」

 

月の妖精はクラウンピースと言うらしい。クラウンピースを抱え上げ、膝に座らせる。妹紅と慧音は参拝している。氷精は巫女さんと喧嘩している。すると、クラウンピースが唐突に話しかけてきた。なんだお前、俺忘れてねえからな。お前んとこの主人に腹ぶち破られて腹弄られて、今は飯食うたびに腹が痛くなってんだからな。豆腐は痛くないけど。豆腐で栄養なんか取れるわけもないだろ。どう落とし前つけてくれるんだ?ん?言ってみ?

 

「えと…その話だけど」

 

「じゃあなんかくれるのか?」

 

「これ!」

 

「…ステッカーだろ、これ」

 

「ご主人様の紋様だぞ!」

 

「これ着けたらどうなんの?」

 

「ご主人様の御力を借りられる!」

 

「腹を治せよ」

 

「それは霊夢でも出来るってご主人様が言ってた」

 

ステッカーを返す。諏訪子神になんて言われるかわからない。力もあるから何もできない脳破壊諏訪子神を見ても良いのだが、流石に心が痛む。巫女さんに頼んで腹の呪いを解いてもらい、現金を要求される。今持ってねえよ金なんて…ポッケや懐や色々探してみるが、何もない。ので仕方なく服を着直す。貯めてたへそくり、と言うわけではないが。着直したら出てくると思っただけだ。実際出てきたから当たってたわけだ。なけなしの金を渡す。…早苗にやって貰えば、タダだったかもしれない。

 

「これで腹は元に戻ったわけだな」

 

「霊夢すごーい!」

 

「あたい無視された!」

 

「ちなみに、友人様にも気に入られてるよ」

 

「…それ誰?」

 

「純孤様!ほら、金髪の中華みたいな」

 

「あー、あの人が。やっぱりあの人純孤っていうのか。シュンコの聞き間違いだと思ってたわ」

 

「え〜…」

 

しかし、純孤さんに気に入られたのか。多分だけど鈴仙の方が気に入られてるだろ。やっぱりあいつに任せてよかった。魔法でトランプを弄りながら帰路。一人勝手に帰っているだけだが。物の大きさを変える魔法を後で使ってみたいなとか思ってみる。多分魔力が足らないから何もできないだろうが。しかし…かなり飛ばしてるのにやっぱり時間かかるな。爆速で移動したいのに、こんなノロノロでは早苗になんて言われるか。あんなに荒い運転してる奴に早い遅いを言われたくない。

 

「トランプ真拳」

 

「何やってるの?」

 

「ぅわっ…と。アリスじゃん。外出?」

 

「里に用事があってね。貴方は?」

 

「帰り道。手に入れた魔導書で遊ぶんだ」

 

「夜更かしも程々にね。健康が損なわれたら魔力がなくなるわよ」

 

「そうなんだ」

 

飛び続けていると、横にいるアリスさんが不思議そうにしていた。何故こんなにも遅いのかとも聞かれた。早く飛べないことを伝えてみると、速く飛ぶにはイメージが要るんだよと言われた。何言ってんだ?アリスの背中に掴まり、速く飛んでもらう。目瞑っちゃうくらい速かった。数十メートルを一瞬で通り過ぎ、そこでブレーキ。ここからは全力で飛んでみろとのこと。コツとしては溜めて放つ。…何言ってるかわからないけど、まあやってみるか。溜めて…放つ!

 

「すごい、速くなったわ」

 

「これどうやって止まるの?」

 

「同じ強さの魔力を逆方向に放つか、徐々に減速させていくかだけど」

 

「止まんない…」

 

「えっ」




教える上手さはアリスとパチュリーがトップだろう。聖はベクトルが違いそうだし。魔理沙は自己流だから感覚に頼ったところが多そう。
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