似非気狂い   作:覚め

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Q.チルノはなんでこんなに強さを盛られてるの?
A.ハンセイが主導権を握り返すまではチルノ:ハンセイ=6:4の比率で、今はワカサギ姫が少し入ってるとは言え九割九分チルノに行ってるだけだからね。


秋冬

「…これじゃねえか?」

 

「他に誰か住んでるの?」

 

「俺は知らん」

 

口を手で覆いながら進み、見つけた家を覗く。誰も見えないが、人形があるため一応ノック。ノックした後は間を置くことなく扉を押し開ける。そうするとそこで見えたのは、扉を開けようとして面食らっているアリス。そんな顔は初めて見たな。氷精と共に事情を説明し、なんか防ぐ魔法はないのかと聞いてみる。霧雨工務店にはあったぞ、と言ってみると一つの魔導書を渡された。著者は…アリスと、霧雨魔理沙。なるほどな?と思いページをめくると、そこには恐ろしく丁寧な部分と恐ろしく雑な部分が入り混じった魔法が書いてあった。

 

「使う時はその魔導書に魔力を流せば出来るはずよ。本当は、魔理沙が遭難者を救うために作った魔導書なんだけど。」

 

「今の俺もそれに近いからな。あ、そうだ。異変の元凶知らない?」

 

「そもそも異変起こってたの?」

 

「アリスって無知なんだなぁ」

 

「そこの妖精は?」

 

「俺の先導だ。こいつに連れまわされてる。」

 

「へぇ…貴方、魔法使いになったの?」

 

「いや?魔法が使えるだけのおじさんだ。」

 

「そう。ならそれ、なんで持ってるの?」

 

「賢者の石のこと?あー…あれだな。月の神様から強制譲渡」

 

納得したのかよくわからない返答をされて、家を出る。これである程度マシに動けるらしい。よくわからんけど。魔力切れがないので、遠慮なく魔導書に魔力を流す。どうやら効果は本物らしく、ニオイがかなりマシになり、氷精もこれには満足。しかし、どうして魔法の森なんかに…俺にとってもよくわからんことだ。こいつの保護者のように見られるのも嫌だが、ここで置いて行ってウダウダ言われるのも嫌だ。さっさと異変解決して、終わりにしよう。帰ったら甘味食うんだわ。

 

「…なんかこの森、結構広くないか?」

 

「いや?」

 

「じゃあなんだ、俺らはずっと同じ場所回ってるのか?」

 

「うん」

 

「…そう言うの、早く言えよな」

 

空を飛んで少し移動、また降り立つ。降り立ったところには…なんか、石像のような服装をした女がいた。身長が小さいので女の子ですか?と聞いたところ、すでに成熟していると反抗されたのでここでは女と呼ぶ。でもその後に判明したのだが、地蔵の進化先に閻魔がいるとかいないとか。じゃあお前成熟してないじゃん。聞けば動けるようになったのも最近だとか。成熟してないじゃん。しかしながらこの未成熟な地蔵は、成熟した大人ですら気付かない体の変化を感じ取っているらしく。すごいことである。

 

「でも、この背中の異変を解決させるにも…無力な人間を送るんじゃダメよね」

 

「俺、賢者の石持ち〜」

 

「あたい最強〜」

 

「…神様の力と、賢者の石持ちなら…うーん…うーん。良い、かな…?」

 

「うわ!背中に扉開いてる!」

 

「氷精、これが異変か?」

 

「知らない」

 

「…え、ええ!そうです!この背中、その先にいる者が異変の首謀者です!どうぞお入りください!」

 

「let's go」

 

「うわきもっ」

 

傷付いた。おじさん傷付いた。もう嫌です。まあそんなこと言っても何もないので。ちゃんと扉の中を進む。氷精の後ろをついていく簡単な仕事。この先に何がいるのだろうか。もしかしたら、今の石像みたいな服の女によく似た奴がいるかもしれない。私の精神体が異変を起こしたんですって感じで。そうすればよく収まるし、あいつに拳骨一発で異変解決はい終了、が出来るだろう。終了したら博麗神社に行くのも良いかもしれない。季節がすぐに変わるわけではないだろうから、桜が観れると思う。

 

「っと」

 

「はいはーい」

 

「うわっ」

 

「あ、君は通っても良いよ」

 

「だってよ。行けよ氷精」

 

「えー…」

 

「あ、でもあれ言わなきゃか」

 

「改めて ようこそ後戸の国へ」

 

「国?」

 

「早速だけど、そっちの男はテストを開始するよ!」

 

「あ?」

 

「こわっ」

 

「でも、なんでここに来れたの?」

 

「地蔵女の背中から」

 

「…あ、締め忘れか」

 

氷精を行かせる。ポケットからトランプのケースを取りだし、数枚取り出す。これもしかして2対1か?許さん。トランプ五十四枚取りだし、浮かせる。これが俺の弾幕。普通に切ったりして破損させやがったらぶち殺すからな。その気概を持ち、ひとまず飛ばす。弾幕ごっこ?よく知らねえ。だいたい、妖精にそう言うことさせるな。馬鹿か?いや俺にもだけどさ。とにかく、俺もさっさと進みたいため早く終わらせるとする。あーでも、スペルカードとかよくわかってないんだよな。作ったらダサいとか言われるし。

 

「最悪な一日だ」

 

「そう?予想外も寄り道も、人生のスパイスじゃない?」

 

「余計な味付けだ。失せる」

 

「まあまあ!落ち着いて?舞は確かに嫌な性格してるけどさ」

 

「酷くない!?」

 

「どうでも良いけど、後ろ見ろよな」

 

「えっうわっ!?」

 

「きゃっ」

 

「次は警告無しな」

 

「舐められてる!」

 

「テストするのはこっちなのに!?」

 

なんだかのほほんとした奴らだな。職場とかにいたら多分俺はずっとイライラしてると思う。そんなこと考えながら弾幕を広げる。ジョーカー二枚を不規則な動きでそれぞれを追わせ、ほかの五十二枚は規則的に動かしている。こうしないと俺の脳がパンクするからな。今回の異変でトランプの扱いが随分とうまくなった。なんだか嫌だな、これ。まあ良いけどさ。相手の弾幕に対しては、賢者の石による暴力的な高速移動で回避する。羨ましいか、この急発進急停止の高速移動が。アリスに教えてもらった高速移動最高。

 

「当たらないんだけど!?」

 

「わったっ…あぶっ!?」

 

「テストするなら氷精の方だったな。あ、ちょっと酔ってきた…」

 

「今だ!!」

 

「吐きながら高速移動してる!?」




岩内「おろろろろろろろ」シュンッシュンッ
舞「どうなってんの?」
里乃「えぇ…」
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