似非気狂い   作:覚め

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春夏秋冬と続いて何が来るかと思ったな。


朝昼晩

トランプを操り続けること多分10分くらい。そろそろ疲れてきた。ので。大量のトランプを手元に回収し、爆速で飛ばし始める。弾丸のように飛ばし続け、結果当たるわけだ。まず、二人で来るなと言う話ではある。早苗と共に挑んだ異変?知らんな。俺は俺だ。多分それ自体ハンセイの時だな。時期が違う。こうして弾丸のようにばら撒き続け、回収していないジョーカーで後ろからヒット。次は警告しないとは言ったので温情はあるはずだ。博麗の巫女がどうするかは知らんがな。

 

「さて…氷精はどこに行った?」

 

「あ、あっち…かな…」

 

「はっきりしろ」

 

「そもそもここってどこもかしこも同じような光景で嫌なのよー!」

 

「里乃は迷うもんね」

 

「舞だって迷うくせにぃ!」

 

「おい。答えろ」

 

「あ、あっちだよ!」

 

「嘘ついたら戻ってぶん殴るからな」

 

少し浮いて、目で見える限りは何もないことを確認する。少し体を伸ばしたり柔軟したりした後で爆速で移動する。さてどこかな。ついさっき目的についたとかなら多分追いつけるんだが、5分前とかなら結構厳しいか?まあでも、あいつの全速力よくわかってないしな…とか考えていると、今視界に何か写った。急停止。戻って見ると、そこには氷精が。俺を見た瞬間、直ぐに叫び始める。共闘しろ、らしい。嫌だ。絶対零度が効かない生命体なんて居ないんだから、使えば勝てるだろ。

 

「…ほう、お前が。」

 

「氷精、ちゃんとやれ」

 

「凍らせても後ろから出てくるんだもん!」

 

「どうなってんだよそれ」

 

「よく聞け、そこの人げ「絶対零度!!」」

 

「おお、凍った」

 

「まったく。何度同じことを…」

 

「マジか」

 

「ほら!!」

 

「俺もやってみるか」

 

トランプを飛ばす。も、少し避けるだけ。相手の話なんか無視だ無視。聞く気も価値もないね。とかやってたら急に目の前に来て腕を掴んで投げる手を止めてきた。その上で長ったらしい自語りときた。せっかくなので後ろからトランプを刺してみようと画策するも、社交ダンスのように移動され、俺に刺さりかける。目的なんぞはよく知らんが、氷精は絶対零度を使いすぎてもうバテているらしく、どうやら俺一人でこいつの異変を止めなくてはならないらしい。長えぞ自語り。

 

「私は摩多羅隠岐奈。後戸の神であり、障碍の神であり、能楽の神であり、宿神であり、星神であり、この幻想郷を創った賢者の一人でもある。」

 

「だから?」

 

「だからどうと言うことはない。そろそろ、二童子に後任を見つけてやらないと、と思ってな」

 

「そうか」

 

「噂の神の器も来た、そこの面白い妖精もいた。十分。後は私の出すテストに対処できるかどうか、よ」

 

短い返答を返し、その代わりに覚えた手の魔法を使わせてもらう。物の大きさを変える魔法。トランプ数枚をデカくし、もう一枚小さいのを陰で作る。つい最近覚えた魔法というか、つい最近ようやく紅魔館からもらった本をなんとか覚えた程度の話。デカくできても精々A4サイズより少し大きいくらい。かなり不便、といえば不便。小さくする方は簡単で、最小で一般的な消しゴム程度だ。ちなみにこれは勿論トランプ以外にも使える。あいつの座ってる椅子のサイズでも変えてやろうかな。

 

「ほう!トランプか。良いぞ、どんな手でも使うと良い。私のテスト…それは、手加減した私に勝つことだ!」

 

「マジか。マジックで驚かしたいんだけど」

 

「んー…ダメだ。ある程度の実力も…ん?」

 

「じゃあな」

 

出来ると思えば出来る。デカくしたトランプを目前に並べ、爆速で横から後ろに回る。小さいトランプを投げ、椅子に手を触れ、魔法を発動…できなかった。なんだあれ。小さくしようにもこっちが小さくされる気がした。手を確認。服も確認。小さくはなってない。詳しい事柄は分からんが、こちとらハンセイ瞬殺した奴作の賢者の石持ちだぞ。豚に真珠、猫に小判だろうが、ないよりはマシ。並べたトランプを飛ばし、タイミングを伺う方がいい。

 

「…中々。」

 

「全く…花札『二人ピエロ』」

 

「センスはともかく、よく動く」

 

「またセンスねえって言われた!」

 

「だが、二枚だけではね」

 

マジックの基本は目線誘導。当初二つのトランプに目を惹かれた時を見逃さずにトランプを仕込んだ。が、よくよく考えたらそんなことしなくても良くね?という思考に至ってしまった。出来ると思えば出来る。魔法使いがよく言う言葉で、氷精もたまに言う。出来ないと思うから出来ない、は慧音がよく言う。良く普及しているものだと思った。とにかく、魔力波もそう言うものだろう。異変の中でノリに乗ってる俺なら出せるだろう。こう、軽い感じでバンッと。

 

「どりゃ」

 

「あぶっ」

 

「おー…出た」

 

「手数は良し…」

 

「何面接してんだ」

 

「これはお前のテストだからな。勿論、後ろから来ているトランプにも気付いている。」

 

「だろうな」

 

「さあ、次は何を見せてくれる?」

 

えー…あんだけ自信満々に行っておいて俺が仕込んだタネに気付いていない。天然なのか、それともまた何を見せてくれるか知りたくて何もしていないのか。ならば許せない。トランプを一ケース取り出す。またいくつかを大きくし、指の間に挟む。魔力で耐久力を強化、面倒なことになった。季節が入れ替わるからってここに来てみたら変なやつにテストだとほざかれて。許さんよ、本当に。服の内側に小さいトランプを仕込む。

 

「よっ」

 

「おや?」

 

「タックルだよ!」

 

「っあ!?」




Q.弾幕ごっこにおいて暴力行為はありなの?
A.天子とか言うやつが剣振り回してたので実質ありです
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