エネドラからカラダンのジョブの件で相談があると言われた。
カラダンは商人を育成した後、どのジョブを選ぶつもりなのだろうか。
「カラダンから旦那様に提案があるそうです」
相談ではなく、提案なのか。
「私のジョブは商人を成長させた後は、奴隷商人のジョブになりたいと考えております」
武器商人でも防具商人でもなく奴隷商人か、それは想定外だな。
「奴隷商人を選択した理由は何故なのだろうか?」
「私はどんな商品でも売買できる商人になりたいと思っています。
武器でも防具でも奴隷でも宝石でも。
そのためには武器商人でも防具商人でも奴隷商人でも、なんでも構わないと思っています。
今はタケダ家に奴隷商人が居ないですし、
今後も抱えるのが難しいと思ったので奴隷商人になりたいと考えました」
それは別に奴隷商人がやりたいという訳ではないという事か。
「カラダンは奴隷商人が特別やりたいという事ではないということか?」
「はい。その通りでございます」
うーん、それで良いのか。
「特別やりたくもないジョブに就いて、カラダンは奴隷商人を今後長く続けていけるのか?」
「はい。大丈夫だと思います。
奴隷商人のジョブに就くのは、自分のやりたい事の手段として考えているだけなので、
そのやりたい事のために別のジョブに就くのが良いのなら
別のジョブに就けば良いと考えております。その場合は別の者とジョブを入れ替えます。
そして、お願いなのですが、
商人候補と探索者候補の奴隷を2、3名購入して頂けないでしょうか?」
ん?どういうことだ。
「何故、商人と探索者の奴隷が必要なのだ?」
「商人の候補となる奴隷を購入して頂き、防具商人のジョブに就けます。
そうすれば、タケダ家には武器商人のエネドラ様、奴隷商人の私、
防具商人のジョブに就く者と一通りの商人が揃います」
だから、自分は奴隷商人でも良いのか。
「なるほど」
「探索者の奴隷候補を購入するのは、探索者を育てて冒険者にした後、
その者が装備品や奴隷、人員などを輸送することが可能となるからです。
旦那様はそういった者のジョブの育成が非常に上手だとエネドラ様から伺いました。
タケダ家に冒険者が増えれば商売の幅が広がり、様々な売買が可能となります」
こいつ面白ぇな。人を駒のように考えて動かそうとしている。自分自身も含めて。
「では、探索者と商人の奴隷を購入してくれば良いのだな」
「いえ、村人のジョブでも構いません。
商人としてのやる気や将来冒険者になる気があるのなら、
私が実務の方は教えて育てますので。
戦えない冒険者になるかもしれませんが、
護衛の方は別の方にお任せすれば良いと思っています」
物凄い割り切った考え方だけど、こいつの考え方は嫌いじゃないぞ。
カラダン、本当に面白い奴だな。
商売に失敗して奴隷落ちして、開眼したのかな?
「なるほど、分かった。今後の奴隷購入の際に考慮しよう」
「それともう一つ購入してもらいたいモノがあります」
うーん、なんかこいつの話をもっと聞いてみたい気がしてきた。
詐欺師の才能があるのだろうか?ちょっと怖いな。
「俺に購入してもらいたいモノとはなんだ?」
「はい。ザビルに一軒、家を購入して頂きたく」
エネドラの表情が変わったぞ。
彼女に相談せずに提案しているのだな。
ますます面白い奴だ。チームワークを考えるとどうかと思うが。
「ザビルに家を必要とするのは何故だ?」
「はい。ザビルの先にはペルマスクがあります。
ペルマスクは、我が家のクーラタルの拠点から遠く、
ボーデ、ターヘラと比べても遠隔地にあたります。
鏡、瑪瑙、琥珀といった高級な品物を売買するのに
ペルマスクの近くに拠点を持った方が有利だと考えたからです」
確かに一理はある。
遠隔地同士で貿易した方が売却価格は上がる傾向があるしな。
「そして、旦那様の拠点構築というスキルの中の拠点間物資輸送や拠点間移動を使えば
物資も人員も無理なく輸送、移動が可能になるとエネドラ様から伺いました。
遠隔地の商売を行うのに、これを生かさない手はないと考えたからです」
「なるほど」
カラダンは俺のスキルの効果を正確に把握した上で提案しているな。
「ザビルに拠点を構えれば、冒険者のジョブの者は直近いなくても
ザビルから送ってもらえば低コストで遠隔地での商売が可能となります。
ただし、他の街への移動や輸送では必要になるので、
今のうちから探索者を育てて冒険者を増やしておいた方が良いと考えます」
「確かに一考の余地があるな」
カラダンはたくさんの選択肢や可能性を考慮して提案しているな。
こいつ、こんなに優秀な奴だったっけ?
会話している時にはそんな感じに思えなかったよな。この違和感はなんなのだろうか?
「カラダンは、そのような話をエネドラと議論しながら考えたのか?」
「いえ、旦那様、私はカラダンから今の話をほとんど聞いておりません」
エネドラは怒ってはいないが、何か驚いている感じなのだろうか。
この二人のやりとりと、今のカラダンの話の持っていき方がよく分からないな。
どこか別にアイディアを出してる奴がいるのだろうか?
「私は、エマーロ族の特性のせいなのか、
普通の人よりも長く様々な事を考えることが出来るようです。
なので、頂いた情報から様々な選択肢や可能性を多く吟味して
その中から、最も良いと自分が考えたものを提案しているだけなのです」
「そうだったのか」
エマーロ族って、原作では右の脳と左の脳を交互に使って、眠りが少なくて旅亭で長く働くとかって設定だったっけ?
カラダンが言ってるのは右の脳で考えている間に左の脳は休んで、右の脳が疲れたら、左の脳にバトンタッチして考えを継続するってこと?
長く考え続けられるのなら、将棋の棋士のように様々な選択肢を多く考えて最良の一手を選択出来るとか?
でも、エマーロ族がそんなに優秀だったら、旅亭以外でも引く手あまただろう。
ベイルの旅亭に居たボイルからは、少なくともそんな優秀な感じはしなかったよな。
あいつはあいつで良い奴だと思うけどさ。
「お願いはもう一つあります。
蜂蜜を優先的に私に頂けないでしょうか?」
「蜂蜜か?」
ターヘラのおばちゃんの店では蜜蝋が欲しいって言ってたよな。
装飾品の商売に関係するのだろうか?
「装飾品の商売に関連する話か?」
「いえ・・・・・・その、私が舐めたいだけなのですが」
な、舐めたい?・・・・・・なんだそりゃ。
「その、長く考えていると流石に疲れてきて、蜂蜜を舐めると回復するような気がするのです。
蜂蜜ではなくてコボルトスクロースを
「疲労した頭の回復のためにか。分かった、優先的に回そう」
コボルトスクロースを齧るって、ボレーを齧る竜人族かよ!
アリクイか?いや蜂蜜舐めるなら、熊か?・・・・・・なんにしても面白い。気に入った!
将棋の棋士も対戦の休憩時間に糖分補給してるって聞いたことがあるな。そういうやつ?
「なあ、カラダン。エマーロ族って皆そんなに深く広く考えるのが得意なものなのだろうか?」
「いえ、私が変わってるだけなのかもしれません」
ありゃ、そうなのか。
エマーロ族がそんなに優秀な奴等ならエマーロ族の奴隷を血眼になって探し回ろうかと思っていたけど、そんな話ではないと。
「私は旅亭で長くじっとしてるだけが耐えられずに、いつも考えに浸っていました。
でも、他のエマーロ族の者はそのようなことはなく、普通にじっとしていられるようです」
「そ、そうなのか。分かった」
要するにこいつはエマーロ族の中でも異端児なのか。
「あれこれ考えているうちに
外に飛び出して確認してみたくなり、商人を目指すようになりました」
「なるほど、分かった。ザビルの家の購入は直ぐには無理だが、今後三人で検討していこう」
エネドラの目は驚きを通り越して、呆れているようにも見える。
だけど組織には、こんな異端児がいた方が上手く回る気がするんだよな。
幸い、タケダ家には余裕があるし、カラダンの事業が失敗しても即傾くこともないだろう。
大失敗してデカい借金を作らせないように注意が必要だが、そこだけ注意すればカラダンの好きにさせても面白いかもしれない。
「では初めの話に戻るが、カラダンは商人の育成をした後は奴隷商人を目指す。
商人ギルドの加入はどの街で行うのが良いだろうか?」
「私はザビルの街の商人ギルドに加入したいと考えています」
ザビルに家を買うからか、確かにそれはありかもしれない。
ザビルの奴隷商館の競合がどうかという話もあるが、検討の余地はあるかもしれない。
「ザビルの拠点は物資輸送や人員移送の拠点にだけするのなら、
小さい家でも良いかもしれません」
「まあ、それは物件を見ながら考えようか」
石鹸の生産拠点を複数持つことを考えると拠点規模は一定数以上の方が好ましい。
それにしても、カラダンはもう先へ先へと思考が向いているな。
ちょっと危うさを感じる。
決裁という概念をちゃんと教えた方が良いかもしれない。
エネドラと相談するという報連相もね。
案外、先を見過ぎたせいで、部下に裏切られるという単純な罠に陥ったのかも。
それに先程は商人や探索者を育てると言っていたが、カラダンの人材育成能力やコミュニケーション能力も今後は注意して確認する必要があるな。
上司であるエネドラの頭痛の種が増えた気もする。
でも、カラダンは課題を与えて情報をセットで渡しておくと、一晩で良いアイディアを出してくるかもしれないから使い勝手が良い部下かもしれない。
あれっ、この発想はブラック企業の上司みたいか?
残業していて夜中の10時頃に『この資料、明日の朝までに作っておいてね』って言われた時の事を思い出したぞ。
まあ、カラダンが商売を楽しめるのならアリかもしれない・・・・・・きっと。
蜂蜜をたくさんあげよう。メタボだけ注意してくれ。
「カラダンはベイルに商店を構えるのではなく、ザビルにするつもりなのか?」
「いえ、基本はベイルを拠点にしたいと考えております。
ザビルの方は商人候補の者に任せても良いかと思っています。
しばらくはザビルとベイルを行ったり来たりになるかもしれませんが」
それはなかなか大変だな。
商人候補の人間の育成結果次第かもしれないな。
それはそれとして、ザビルに拠点があっても良いかもしれないが。
ただ、今の所は最大で拠点は4つまでしか所有できないみたいだから、ザビルは購入じゃなくて賃貸かな。
いつでも手放せるようにね。
「二日後くらいにペルマスクに鏡を仕入れにいこうかと思っているが、
エネドラとカラダンも一緒に来るか?
可能なら瑪瑙や琥珀も仕入れていこうかと思っている」
「はい。お供させて下さい、旦那様」
エネドラもカラダンも一緒に行くと。
「今日はもう遅いので、瑪瑙や琥珀の取引の件は明日また相談させてくれ」
「はい。承知しました」
時間も遅くなったし、これで終わりにするか。
「じゃあ、遅くまでありがとうな。おやすみなさい」
「はい、おやすみなさいませ」
この後、カラダンは夜通し、考えに耽るのだろうか。怖いな。
自室に戻って、主立ったイベントの整理。
■情報▼
【拠点名】クーラタルの邸宅<本城>(2/4)▶
【拠点名】ベイルの屋敷<支城>(1/4)▶
■人材育成/採用(ユキムラ)▼
①人材育成
ユキムラ(百鬼夜行Lv52/英雄Lv52/勇者Lv51/遊び人Lv52/魔道士Lv52/刺客Lv52/冒険者Lv41)
アミル(冒険者Lv25)、ヴィルマ(百獣王Lv24)、イレーネ(刺客Lv27)
チクルス(薬師Lv26)、レドリック(剣匠Lv1⇒剣聖)
レイモンド(探索者Lv32⇒冒険者)、モニカ(剣士Lv29⇒剣匠)
ラファ(巫女Lv4)、ヘルミーネ(探索者Lv14⇒冒険者)※ラファの魔法使い育成は保留
ケリー(獣戦士Lv1)、マリー(獣戦士Lv1)、カラダン(商人Lv9⇒奴隷商人)
⇒新規加入メンバ中心にパワーレベリング。迷宮での慣らしを行う
【育成保留中】エネドラ(武器商人Lv47)、ポーラ(僧侶Lv29)
※アミル:隻眼のジョブ取得条件は不明のまま。装備品のスキル融合数を増やす
②採用
後方支援メンバ、護衛メンバ、迷宮探索メンバを拡充(逐次奴隷商館巡りをする)
⇒カラダンから商人候補1名、探索者候補2、3名の奴隷購入要望有
⇒3日後に開催される奴隷商人限定のオークションへの参加決定
(アルマーを5日間限定でパワーレベリングする)
■軍事(ユキムラ/レドリック)▶
■商業/取引(ユキムラ/エネドラ/カラダン)▶
■開発(エネドラ/カラダン)▶
■生産(チクルス/アミル)▶
■その他/クエスト▼
①カードハンターとの取引(ベイル)
⇒コボルトハンター経由で依頼中(9日後、来訪予定)
②ダマスカス鋼工房の対応(ドブロー)
⇒スキル融合防具の依頼の可能性有
③硬革工房からの依頼(ドブロー)
⇒肉3種を納品(ザビルの25階層攻略時?)
④ハルツ公爵の災害救助支援(クーラタルの冒険者ギルド)
⇒ハルツ公爵、ゴスラー騎士団長と知己を得た。困り事があれば来訪可能となった
⇒公爵、騎士団長と面会し、隣国の謀略証跡を渡した
⇒公爵から委任状を得たので鏡、琥珀、ネックレスの商談を計画する(カラダンにて検討)
⑤ゴッゼル士爵への対応(ベイル)
(1)盗賊討伐作戦(成功/完了)
⇒寄付の書類を添えて、懸賞金の半金(43万7000ナール)を譲渡済
(2)別の施策検討
⇒士爵家は存続するらしいので支援策の検討を行う
⑥剣術指南所の対応(ターヘラ)
(1)ケリー&マリーの受入
⇒受け入れ済。迷宮探索は明日からOJT
⇒ターヘラの商店との食料移送契約は締結済(30日後に延長契約)
(2)業務提携
⇒子供達の受入を3日後目途で行うため、準備を急ぐ
⑦ベイル旧宅の商店開業準備
(1)カラダンの商人ギルド加入(ザビルの商人ギルドの予定)
(2)家具類補充(剣術指南所からの作業員受入用)
⇒クーラタルからの家具移送 ※ベイルでの購入も検討
⇒ベイルでの風呂設備購入(世話人の店から4日後に5日周期で納品(計3回))
明日の予定
(午前)
・俺 :盗賊チェック(ベイル)、パワーレベリング(ベイル)
・アミル :装備品作成、スキル融合
・ヴィルマ:訓練
・イレーネ:訓練
・エネドラ :朝食・昼食準備、洗濯、石鹸生産、スキル融合武器取引検討
・チクルス:朝食・昼食準備、洗濯、生薬生成
(午後)
・俺 :パワーレベリング(ザビル/クーラタル)
・アミル :装備品作成、スキル融合
・ヴィルマ:迷宮探索(教導)
・イレーネ:迷宮探索(教導)、(ブラヒム語勉強)
・エネドラ :夕食・朝食の準備、剣術指南所の子供達受入検討
・チクルス:夕食・朝食の準備、(掃除)、生薬生成、(試作品作成)
※夜は定例会議
※ポーラ(家事)、レドリック/レイモンド/モニカ(護衛、訓練、迷宮探索、雑用等)
※ラファ/ヘルミーネ(護衛、訓練、迷宮探索)
※カラダン(ベイルでの商売検討:ターヘラ関連)
ベッドで横になり、今日のカラダンの話を振り返る。
ちょっと危ういところがあるけど、考え方は元の世界の現代人に通じる部分があるな。
エネドラとは違う意味での参謀格になるかもしれない。
一瞬のひらめきとかは無いかもしれないけど、熟慮の末に良い案を考えるとか、長期的な課題を考えてもらうには良いかもしれない。
(コンコン)
ドアを開けるとヴィルマの姿が。でも、今日はちょっといつもより元気がなさそう。
「どうした、ヴィルマ?」
「・・・・・・」
あれっ、ちょっとこれは重症か。
ヴィルマをお姫様抱っこで抱き上げて、ベッドに誘う。
いつもなら、ここからマッサージをするところだが、今日はそんな雰囲気じゃないな。
無言のヴィルマを抱き寄せ、顔を胸につけて頭を撫でる。
泣いてはいないが、彼女は顔を胸に押し付けてくる。
「今日は負けてばっかりだった・・・・・・」
剣術指南所のオッサンに負けたし、俺にも負けたから?
双子に勝ったとかはヴィルマ的にはノーカウントなのだろうな。
ブラヒム語だとニュアンスが微妙だから、今はバーナ語で話そう。
こういう時、『異世界言語(全言語)』のスキルは便利だ。
「ヴィルマは負けてから強くなる奴じゃないのか?
今日負けた数なんて、なんの問題にもならないと思うぞ」
「負けると悔しい」
負けて嬉しい奴はいないだろうから、確かにそうなのだろうけど。
「俺はへこたれないで、立ち上がるヴィルマが好きなのだけどね」
「そうなの?主は強い奴が好きじゃないのか?」
強い奴はそれはそれで嫌いじゃないけど、諦めない奴って恰好良いと思うのだよね。
奴隷契約前から青色とか、いろいろ思うところはあるけど、彼女は一途なのだよなぁ。
それだけに、俺からどう思われているかを気にしているのか。
普段から見てて、それに思い至らなかったのは俺の目が節穴だったようだ。
「落ち込んでいるって事はヴィルマの求めてる理想と違うって事なのだろう?
それは、もっと強くなりたいって思ってるからじゃないのか?
そうやって、上を向こうとするヴィルマが俺は結構、好きだよ」
「・・・・・・」
彼女は無言で、俺の胸に鼻先を押し付けてくる。
「主は、あたしを必要としている?」
「もちろんだ。今もそうだし、これからもずっとだ・・・・・・」
ヴィルマの顔が桜色に染まって、可愛い笑顔に。
け、結構、もう自重が限界なのだけど・・・・・・。
「俺はヴィルマが大好きだよ!」
「えっ?」
ここまでハッキリ言ったのは初めてかもしれない。
もっと早く、たくさん言ってやるべきだった。
唇を重ね、服を脱がしていく。
腕が四本あるから、相手も自分も同時に服を脱がせられる。
ルパンダイブには敵わないけど、鬼人族の体は最高だ。
抱きしめながら首筋を撫でて、肩に俺の所有印をつけていく。
ヴィルマはヴィルマで俺の左肩を甘嚙みしてくる。
本気で噛んではこないので大して痛くはないけど、こっちの興奮度がMaxになってしまう。
もうダメだ。責めまくろう。
この娘はドMだから、歯止めが利かなくなっちゃんだよなぁ。
抵抗する両腕を上腕の両腕で押さえつけ、下腕の両手で胸の先端を優しく転がす。
のけ反っても許さずに・・・・・・丹念に転がす。
ベッドの上の方に逃げようとしても、両腕で押さえつけて逃げ道を無くす。
ヴィルマの声が低い唸り声のようになってきた。機が熟したというサイン。
彼女の中に潜り込み、蹂躙する。自分の中の征服欲が頭をもたげてくる。
のけ反った口元から咆哮が出そうになるのを唇で塞ぐ。
ゆっくりと動きながら、彼女の涙目の表情を堪能。
恥じらう口元から犬歯が顔を出し、彼女の魅力を引き立てている。
恨みがましい目はしていない。服従の目だ。
その可愛らしい目を引き金に更に激しく蹂躙する。
抵抗が少なくなってきたので、体をうつ伏せに向けさせる。
腰を持ちあげて獣の姿にして、再び激しく蹂躙を始めた。
彼女の低い咆哮が布団の中に吸収されていく。
ひと際、短い咆哮を発した彼女は屈服し、敗北に
だけど、一度で許す訳にはいかない。
何度でも立ち向かわせて、その度に敗北の味を教えなければ・・・・・・。
・・・・・・
お読みいただき、ありがとうございました。
エマーロ族を活躍させようとしたのは感想で頂いた話がキッカケで、何か出来ないかなとイロイロ考えたのですが、大した事が思い浮かびませんでした。
原作でも右脳、左脳と脳の話が出ていたので、将棋の棋士をイメージして、それを商人に重ねてみるという乱暴なキャラ設定をした勢いでカラダンを登場させてしまいました。
意外にエネドラを凌ぐ存在になるかもと期待しています。
先の事は何も考えていませんけど。