異世界迷宮と戦乱と   作:HMI

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077.敗北

 剣術指南所に着き、広場に回った。

 

 広場に着くと、ヴィルマが地面に転がっていた。容赦ないな、オッサン。

 彼女が気持ちよさそうに笑っているので、なんとも言えない気分だ。

 さすがヴィルマ、ドMだな。捲土重来を狙っているのだろうけど。

 

 イレーネの方は涙目で、親の仇でも見るような目で転がっているぞ。

 こちらも闘志が感じられて、心は折れてない感じだ。

 

「やるか?」

 やるかじゃないぞ、オッサン。うちの娘達をこんなにしやがって。

 

 望んで戦ったのだから恨む筋合いではないが、それとこれとは別だ。

 やってやろうじゃないか。

 

 木の剣を三本持って、オッサンと対峙する。

 いつもなら、片手剣の木刀二本くらいで戦うのだろうけど、このオッサンにはダメだろう。

 

「剣三本の相手は初めてだな」

 普通いねぇだろう・・・・・・ってか、鬼人族見た初感想がそれかよ。戦うことしか考えてないな。

 

 オッサンは木の剣を一本だけ構えている。

 

 ヴィルマとイレーネもパーティから外れているから、素のセブンスジョブでの戦いだ。

 こっちが圧倒的に有利な条件だが、相手の経験と技術で勝敗は全く読めないな。

 

 オーバーホエルミングやオーバードライブ、その他のアクティブスキルも封印だ。

 それでどこまで戦えるか。

 

 ジョブは近接攻撃に特化させて、僧侶だけ回復用にセットした。

 

百鬼夜行Lv52 勇者Lv52 英雄Lv52 剣聖Lv52 遊び人Lv52 剣匠Lv50 僧侶Lv50

 

 遊び人は、勇者の敏捷大上昇をセット。

 必要経験値減少のボーナスポイントは外して、余りは敏捷の上昇に全振りした。

 

 地面に転がっていたヴィルマとイレーネを担いで、回復しながら端っこに座らせた。

 

 

 適当な距離で対峙して、どちらともなく距離を詰め始める。

 間合いの取り合い等なしだ。

 立ち止まって、オッサンの一撃に備えてカウンターを入れるための迎撃の構えを取った。

 

 普通に考えて、剣三本で迎撃するのだから、一本か二本は入るだろう。

 相手は無造作な感じで距離を更に詰めてくる。

 

 やがて、剣を構えて・・・・・・振り下ろしてきた。

 打ち下ろされる剣を二本の剣で受け流そうと構え、残りの一本でわき腹を鋭く刺突で狙う。

 

 俺の受け流そうとした剣二本から剣を滑らさせて、オッサンの剣が俺の右胸を激しく突いた。

 こちらの対応を予測した上で、致命傷ではないがダメージを入れられてしまうのか、参ったな。

 刺突を狙った剣も相手のわき腹に入ったが、少しだけ上体をひねらせて流された。

 オッサンにもダメージは入ったが、一合目は俺の負けか。

 

 無詠唱で手当をかけて、次の戦闘に備える。

 このまま負けを認めて終わらせるのは勿体ない。

 

 今度は向こうが立ち止まって、歩を進めない。俺からかかってこいってか。

 三本同時に攻撃させるか。駆け引きでは負けそうだから、素直に面制圧をかけよう。

 

 オッサンは静かに構えて、俺が剣三本を引き、三本同時に刺突を敢行。

 一本の剣を滑らされて、相手の剣がカウンターで俺に入った。かなり痛い。

 残りの二本の剣は一本は体を捻られて滑らされてノーダメージ、一本はまともに入ってダメージを与えた。

 

 顔をしかめているようだが、戦意を失うほどには痛がってはいないように見えた。

 強がりかどうかも分からないが、二合目は引き分けか。

 

 再び、無詠唱で手当をかけて、次の戦闘に備えた。

 この手当をずっと使っているうちは負ける気はしないが、そういう問題ではないな。

 

 今度は、お互いが間合いをどんどん詰めていき、射程に入ると同時に激しく剣を振り回し合う。

 三回目はスピード勝負だ。

 

 俺の方は三本の剣なので、手数に任せてダメージは必ず入れられる。

 だが、強いダメージを入れられるのは、数回に一回程度だ。

 体を小刻みに揺らしながら、一撃のダメージが強くならないようにいなされている。

 

 一方でオッサンの剣は確実に俺の急所を狙ってダメージを入れてくるので、セブンスジョブでなければ短時間で俺が負けていただろう。

 速度を上げて、削り合いを仕掛ける。戦っている間は手当はかけない。

 やがて、相手が膝を屈した・・・・・・が笑ってやがる。

 

 どういう笑いか窺いしれないが、俺の方は全く勝った気がしなかった。

 実剣で戦う条件なら、先に大きなダメージを受けて負けてしまうのが俺だと想像できるから。

 

「もう、日も暮れる。終わりにしようか」

「そうだな」

 俺の言葉で模擬戦が終了となった。

 

 いつの間にかやってきたナナイが俺とオッサンに手当をかけ始めた。

 既に自分で手当をかけていたので不要なのだが、それを言う訳にはいかない。

 ナナイに感謝の言葉を告げ、こちらは大丈夫なのでオッサンに手当をしてほしいと伝えた。

 

 そこだけ聞くと俺が勝ったように聞こえるが、実際はそうではない。

 

 オーバーホエルミングを使えれば・・・・・・アクティブスキルを複数使えれば・・・・・・剣四本で戦っていれば・・・・・・条件を良くしたら簡単に勝てるかもしれない。

 だが、実際の対人戦では簡単にはいかないだろう。

 盗賊狩りと違って、必ずしもこちらが有利な状況で始められるとは限らない。

 不利な状況で仲間を見捨てて逃げられない時だってあるだろう。

 スキルとは違う基礎的な戦う力を上げなければならない。

 それは地道な訓練の繰り返しの先に得られるものだと思う。

 この模擬戦もその一つだ。

 

 

 激しい模擬戦を繰り広げたことについて、ナナイからのお小言はなかった。

 剣術指南所に居るからなのか、オッサンの振る舞いに慣れているからなのかは分からない。

 というか、俺の腕四本を見てもノーコメントなのだな。

 もう知っていたのだろうか。ケリー達が何か言ったのかもしれないな。

 

「俺達はもう帰ろうと思う。明日、また来るのでよろしくな」

「はい。ありがとうございました」

 双子をパーティから外して、ヴィルマとイレーネと共に剣術指南所を後にした。

 

「主、今日はあたし達は負けてばっかりだったな」

「そうだな。でも死んでないから、また強くなって出直せばよい」

 ヴィルマにも俺が負けたことが分かったのだろう。でも、彼女の顔は笑顔だ。

 

「次こそは勝つ。絶対に勝つ・・・・・・」

 そして、ここにも不屈の闘志の娘が。

 

 ここに来るとイロイロと学ぶことが多い。

 これからも機会を見つけて通うかね。

 

 立ち止まって、二人の体に付いた土やら葉っぱやらを払ってやる。

 二人とも何度も転がされたのだろう、結構、土塗れだ。

 俺は一戦しかしてないから、それほど汚れもいないし、汗まみれでもない。

 ただ、負けただけだな。

 

 二人をパーティに入れて、自宅にワープ。

 玄関の壁に更にゲートを開いて、風呂場につなげた。

 一応、顔を出して誰もいないことを確認。

 風呂場に女性が誰か居ればラッキースケベだが、そのような事はなかった。

 違うか、ただの覗きになるのか。ワープはいろいろと犯罪臭が漂うボーナス魔法だな。

 

「二人とも体についた土や泥を洗い流してきなよ」

 返事を聞かずに、靴を替え終わった二人をゲートの先に押し込んだ。

 

・・・・・・

 

 夕食の時間となったが、今日は総勢20名だ。

 もはや、社員食堂のような様相。

 明日からはカラダンとピコ達はベイルの家で剣術指南所の子供達と食事を共にする事になる。

 そうなると、人数が減ってしまうから20名揃った夕食はしばらくないかもしれないな。

 それ以前に皆が各自で行動をし始めると、食事時に集まれなかったりするのだろうか。

 サラリーマン時代の寂しく夜の一人飯みたいにならないよう、なるべく定時帰りを心掛けよう。

 

・・・・・・

 

 食事が終わって、男風呂タイム。今日はピコ達も入れて七人だ。

 デカいタライにしたおかげで、何とか全員湯舟に入れる。ちょっと狭いけど。

 新人三人もおっかなびっくり、湯舟に浸かっているが、気持ちよさそうにも見える。

 

「明日からは子供達が来るけど、

 食事の作り方や掃除の仕方を子供に教えるのは、ピコ達にもやってもらうのだよな?」

「はい。私と三人で教える予定です。

 まず来たら、お風呂場に移動して体をお湯と石鹸で綺麗にしてもらうので、

 それが終わってからですね」

 ベイルはクーラタルとは違うので注意しておくか。

 

「ベイルの家の風呂は、クーラタルと違ってお湯が出ないから

 クーラタルの風呂場でデカいタライにお湯を入れて、

 拠点間物資輸送で送りつけた方が良いと思うぞ」

「なるほど、確かにその方が楽ですね。

 風呂に子供達を連れていく前に輸送して準備しておくことにします」

 ベイルの家は拠点規模が小さいから、給湯・給水設備が使えないので工夫が必要だ。

 

「エネドラに言われていると思うけど、

 ベイルの拠点に子供達をメンバ登録することはできない。

 照明や空調設備は使わせられないから、カンテラを用意してある。

 カラダンの自室やピコ達の自室では使えるが、子供達になるべく見られないようにしてくれ」

「はい。心得ております」

 まあ、いつか変だと気づくかもしれないけどね。

 

「女の子達にお風呂を教えるのはどうするのだ?」

「エネドラ様がどなたか女性を二人ほど派遣していただけるそうです」

 さすがはエネドラ、抜かりないな。普段から奴隷の受け入れをやってるからな。

 

「水の確保も井戸を使うことになるが、全部の水汲みをさせるのは酷だから、

 拠点間物資輸送での水の輸送をすることも頭に入れておいてくれ。

 食事の作り方、掃除の仕方、石鹸の作り方を教えるのがメインで、

 水汲みは重労働だから少なくとも初めのうちは手加減してやる必要がある」

「はい。肝心の石鹸作成の習熟作業が疎かになると困りますので、

 その辺りは子供達の体力、集中力を見ながら調整します」

 頼むぞ。過酷な児童労働をさせたい訳ではなく、自立を促す程度にしたいのだから。

 

 あまり長話をしているとのぼせるので、切り上げて女性陣にバトンタッチ。

 しかし、人数が増えたので、湯舟の追加が待たれるな。

 男湯と女湯も分けたいので、仕切りも必要だ。

 アミルに頼んであるので、そのうち確認しよう。

 

・・・・・・

 

 女性陣が風呂を終えて集まってきたので、会議を開催。

 

「明日はエネドラ、カラダン、レイモンドと一緒に午前中、剣術指南所に子供達を迎えにいく。

 七人の子供達を俺とレイモンドでベイルの家まで運ぶつもりだ。

 カラダンはピコ達をどうするつもりだ?」

「今回、三人は留守番にします。そのうち、ターヘラにも連れていこうと思っています」

 双子も帰宅するし、ナナイがベイルの作業環境を見にくるかもしれないので、その時はパーティから外しながらピストン輸送だな。

 

「エネドラはターヘラで契約が終わったら、どうする?

 直ぐにクーラタルに戻るか?それともベイルの方に行くか?」

「初めのうちだけ、ベイルの様子を見たいと思います。

 問題なければ、クーラタルに戻って午後の取引の最終確認をします」

 エネドラもカラダン含めてイロイロ気になるだろうから任せるか。

 

「俺は子供達を届けたら、ターヘラに行って、アルマーと彼の奴隷達の育成について

 相談するつもりだ。後の事を頼むぞ」

「はい。お任せ下さい、旦那様」

 

「午後はルークの所に行って、落札したモンスターカードを引き取ってくる。

 その後は、ベイルの騎士団詰所に行って、例の取引を持ち掛けてみる予定だ。

 面会できればだがな」

「そうですか。もし取引が成立したら、ベイルの家も賑やかになるかもしれませんね」

 確かにな。でも、子供達の作業の習熟には影響ないだろう。

 

「その後は、時間があれば、新しく加入したフラウスとミモザをパーティに加入させて、

 魔物部屋をひたすら巡って経験を共有させたいと思っている。

 ピコ達は明日は忙しいだろうから、

 余裕ができたら迷宮に入れて探索者のジョブを取得させようと思っている。

 エネドラは明日の午後は旧知の商人とスキル融合装備品の取引だったな。

 この後、意識合わせをしよう」

「はい。よろしくお願いいたします。

 それと、明日の取引が終わったら商人ギルドで情報収集をして参ります」

 そうだな。せっかく行くのだから、それが良いだろう。

 

「それから、明日の午前中に里帰りしていた双子を迎えに行ってくる。

 午後から迷宮に行くかどうかはレドリックの方で判断してほしい。

 フラウスには明日の朝、装備品を配布するが、

 育成をもう少ししてから迷宮探索に挑むようにしてくれ」

「承知しました」

 

「では、これで会議は終了とする。

 明日はベイルの方は大変だと思うが、宜しく頼むぞ。

 エネドラとアミルとカラダンは、この後、話があるので残ってくれ」

 

 皆とお休みの挨拶をして、エネドラと明日の対応について話をした。

 アミルとカラダンも同席している。

 

 

「相手の希望は激情の鋼鉄剣か、妨害の鋼鉄槍です。

 どちらでも良いと言ってますが、鋼鉄剣の方が欲しそうな感じでした」

「では、我が家にはサイクロプスのカードが3枚あるので、激情の鋼鉄剣にしよう」

 ウサギは1枚しかないから、サイクロプスの在庫を使おう。

 

「激情の鋼鉄剣の場合、相手の用意できそうなカードはそのリストにある通りです」

コボルト9、ウサギ2、サイクロプス2、スライム1、つぼ式食虫植物1、はさみ式食虫植物1、トカゲ1、人魚1、芋虫4

 

「サイクロプスのカードが落札価格が高い分だけ枚数が多いか。

 こちらの方がやはり都合が良いな。

 妨害の鋼鉄槍の場合は、コボルト以外のカードはこの半分くらいになるのだろう?」

「はい。おっしゃる通りです」

 やはり、激情の鋼鉄剣の選択肢しかないな。

 

「で、それでもサイクロプスカードに換算すると9枚セット相当という事は、

 カードが足りないから素材にしたいということか?」

「はい。こちらが要求しているのが革ということで、

 相手側も用意しやすいことも理由の一つだと思います」

 まあ、革は今、大量に欲しいから良いか。

 

「なるほど、革を336枚か337枚というところだな」

「はい。その辺りで手を打ちたいと思っています」

 

「では、その革の数で明日は交渉してみてくれ」

「承知しました」

 これで、スキル融合と装備品の生成も少しは捗るだろう。

 

「相手が提示するモンスターカードの確認にギルド神殿を使うようにしてくれ」

「はい。ギルド神殿の利用料は相手持ちで、既に交渉済です」

 それなら問題ないか。

 

「アミルは明日の午前中に激情の鋼鉄剣をモンスターカード融合してくれ。

 空きスロットが一つの鋼鉄の剣が数本あったはずだ」

「承知しました。ご主人様」

 あとは、もう一つの話もしておくか。

 

「明日、落札したモンスターカードをルークの所に引き取りに行く際に、

 新たなスキル融合装備の等価交換の打診をしようと思っている。

 その際にこちらが用意する候補も激情の鋼鉄剣にしようかと思っている」

「モンスターカードの落札額が高いからですか?」

「そうだな。サイクロプスと交換に今はカードの在庫枚数を増やしたい。

 アリ、灌木、羊、つぼ式食虫植物、はさみ式食虫植物等を要求しようと思っている。

 ダマスカス鋼製にすると過剰スペックになるので、鋼鉄製に抑えた感じだな」

 護衛隊のメンバにも、そろそろスキル融合武器を配布していきたいし、カードを集めよう。

 

「じゃあ、これで終わりにする。

 遅くまで、お疲れ様。今晩はゆっくり休んでくれ」

「はい。おやすみなさいませ、旦那様」

 

 自室に戻って、今日の実施内容の整理。

 

 ここ数日で気になった点として、名声値の変化がある。

 先日、剣術指南所の各人が青色になった際に、名声値が2から3に増えた。

 それに対して、今日、アルマー達が青くなったが名声値に変化は見られなかった。

 

 最初から拠点構築のスキルが使えた訳ではないから、初期値が0なのか1なのかは分からないが、2まで増えたのは『はじまりの村』が青色になった時だと思う。

 村レベルや剣術指南所だと名声値が1ないしは2増えて、アルマーの商館だと増えない。

 これは何を意味するのだろうか?

 その対象勢力の持つ力とか影響力の大きさによるのだろうか。

 

 剣術指南所が影響力が大きいか分からないが、あのオッサンは実力者で、戦力としてはそれなりのものだから+1されるのだろうか。

 それに対して、アルマーの商館はまだ実力不足だから青くなっても、値に変動はないとか。

 もう少し、サンプルが増えないと分からないか。

 

 それに名声値が増えたからと言って、何が変わるのかも分からないし。

 ゲームなら、名声値が増えると新しい仲間がやってきたり、引き抜きがしやすくなるとかあるのだろうけど、この世界では何が起きるのやら。

 今はこれ以上、考えても仕方ないから成り行きに任せるか。

 

 

【拠点名】クーラタルの邸宅<本城>(2/4)▼

【所属/リーダ】タケダ家/チクルス

【名 声】3/1000

【メンバ】20名(ユキムラ、アミル、エネドラ、チクルス、ヴィルマ、イレーネ、・・・・・・)

【規 模】6/10(邸宅)   【防衛力】5/100

【維持費】12万6000ナール/年

【資 金】13670ナール  【食 料】16日分

【ギルド神殿】0/6     【魔結晶】緑(14165/99999)

【ギルド】なし

【特 産】生薬(生産量中上昇)

【倉庫1】▶

【倉庫2】▶

【倉庫3】▶

【倉庫4】▶

【倉庫5】▶

【倉庫6】▶

 

【拠点名】ベイルの屋敷<支城>(1/4)▶

【所属/リーダ】タケダ家/カラダン

【名 声】3/1000

【メンバ】20名(ユキムラ、アミル、エネドラ、チクルス、ヴィルマ、イレーネ、・・・・・・)

【規 模】4/10(屋敷)   【防衛力】1/100

【維持費】-/年

【資 金】6750ナール   【食 料】12日分

【ギルド神殿】0/2     【魔結晶】青(4136/9999)

【ギルド】なし

【特 産】石鹸(品質小上昇)

【倉庫1】▶

【倉庫2】▶

 

■人材育成/採用(ユキムラ)▼

①人材育成 ※新規加入メンバ中心にパワーレベリング。迷宮での習熟訓練を行う

<軍事系>

ユキムラ(百鬼夜行Lv52/英雄Lv52/勇者Lv52/遊び人Lv52/禰宜Lv25/沙門Lv25/聖騎士Lv25)

アミル(冒険者Lv26)、ヴィルマ(百獣王Lv24)、イレーネ(刺客Lv27)

レドリック(剣匠Lv23⇒剣聖)、モニカ(剣匠Lv24⇒剣聖)、レイモンド(冒険者Lv6)

ケリー(獣戦士Lv29)、マリー(獣戦士Lv29)、フラウス(巫女Lv10)

ラファ(巫女Lv28)、ヘルミーネ(探索者Lv28⇒冒険者)※ラファの魔法使い育成は保留

 

<後方支援>

チクルス(薬師Lv32)、ミモザ(薬草採取士Lv9⇒薬師)

カラダン(商人Lv30/探索者Lv17⇒奴隷商人)

ピコ(村人Lv2⇒探索者/商人)、ビンス(村人Lv2⇒探索者)、リック(村人Lv2⇒探索者)

 

【育成保留中】エネドラ(武器商人Lv47)、ポーラ(僧侶Lv29)

 ※アミル:隻眼のジョブ取得条件は不明のまま。装備品のスキル融合数を増やす

 

②採用

 後方支援メンバ、護衛メンバ、迷宮探索メンバを拡充(逐次奴隷商館巡りをする)

  ⇒奴隷商人限定のオークションへ参加し、五人奴隷を補充

  ⇒迷宮探索メンバ、護衛メンバの拡充を図る

 

■軍事(ユキムラ/レドリック)▶

 

■商業/取引(ユキムラ/エネドラ/カラダン)▼

①ビー玉(ビッカー):8個52000ナール(在庫:32個)

  ⇒次回より8個単位で売却。次回は21日後、ビッカーに納品

 

②鏡(ルーク):2枚39万ナール(在庫:6枚)

 

③モンスターカード(サンゴ等数種類):ルークにオークション依頼中

  ⇒明日の午後、カードを引き取りに行く予定

 

④スキル融合防具(ルーク)    :頑強のダマスカス鋼大楯の等価交換取引完了

  ⇒次回は激情の鋼鉄剣で打診予定

 

⑤スキル融合武器(エネドラ知人):交渉の最終段階

  ⇒明日午後、激情の鋼鉄剣を商人ギルドでエネドラが取引予定(ギルド神殿利用すること)

 

⑥取扱商品の拡充:ターヘラの瑪瑙を検討する

  ⇒タケダ家で販売会を企画する

 

■開発(エネドラ/カラダン)▼

①石鹸試作(貴族向け):完了。量産中。

 

②石鹸試作(一般向け):エネドラからカラダンにレシピの引き継ぎ完了

 ⇒明日、子供達を受け入れるので、7日間のどこかで石鹸作成の作業習熟を行う

 

③新商品開発(エネドラの負担見合いで検討):保留中

 

■生産(チクルス/アミル)▶

 

■その他/クエスト▼

①カードハンターとの取引(ベイル)

 ⇒コボルトハンター経由で依頼中(6日後、来訪予定)

 

②ダマスカス鋼工房の対応(ドブロー)

 ⇒スキル融合防具の依頼の可能性有

 

③硬革工房からの依頼(ドブロー)

 ⇒肉3種を納品(ザビルの25階層攻略時?)

 

④ハルツ公爵との鏡取引

 ⇒ハルツ公爵へ鏡(装飾なし)を十数枚納品する

 ⇒ペルマスクで購入し、15枚納品済。次回は29日後に15枚納品予定。

 

⑤ゴッゼル士爵への対応(ベイル)

(1)盗賊討伐作戦(成功/完了) ※懸賞金の半金(43万7000ナール)を譲渡済

 

(2)支援策検討及び交渉

 ⇒士爵家は存続するらしいので支援策(装備、住居、金銭)の検討を行う

 ⇒対価についてエネドラとすり合わせ完了。明日の午後、士爵家に打診予定

 

⑥剣術指南所の対応(ターヘラ)

(1)ケリー&マリーの受入

 ⇒ターヘラの商店との食料移送契約は締結済(28日後に延長契約)

 ⇒双子は剣術指南所へ里帰り中(明日、帰宅予定)。食材アイテムの残りを明日届ける。

 

(2)業務提携

 ⇒子供達の受入は明日午前の予定。まずは7日間、習熟させてみる。

 

⑦ベイル旧宅の商店開業準備

(1)カラダンの商人ギルド加入(ザビルの商人ギルドの予定)

 

(2)家具類補充(剣術指南所からの作業員受入用)

 ⇒家具搬入、調理器具、食器等を補充も完了。

 ⇒ベイルでの風呂設備購入(家具店から4日後に5日周期で納品(初回完了、残り2回))

 

⑧ハルツ公爵領迷宮探索依頼(ボーデ、ハルバー、ターレの迷宮のいずれか)

 ⇒明後日にターレの迷宮に入る予定

 

⑨アルマー所有奴隷の育成(アルマーは奴隷商人Lv26で中断)

 ⇒明日午前にアルマーと条件を詰める予定(武器の貸与とジョブ取得)

  ※探索者はジョブ取得まで、剣士、僧侶は村人ジョブ育成とジョブ取得までが基本方針

 

明日の予定

(午前)

・俺    :ターヘラの子供達受入、アルマー所有奴隷の育成計画すり合わせ

・アミル  :装備品作成、スキル融合

・ヴィルマ:訓練

・イレーネ:訓練

・エネドラ :朝食・昼食準備、洗濯、ターヘラの子供達受入、

・チクルス:朝食・昼食準備、洗濯、生薬生成、ベイル

(午後)

・俺    :剣術指南所対応(ターヘラ)

・アミル  :装備品作成、スキル融合

・ヴィルマ:訓練

・イレーネ:迷宮探索(教導)、(ブラヒム語勉強)

・エネドラ :商談(スキル融合装備:旧知の商人)、商人ギルド(情報収集)

・チクルス:夕食・朝食の準備、(掃除)、生薬生成

※夜は定例会議

※ポーラ/ミモザ(家事)、レドリック/レイモンド/モニカ(護衛、訓練、迷宮探索、雑用等)

※ラファ/ヘルミーネ/ケリー/マリー/フラウス(護衛、訓練、迷宮探索、掃除、雑用等)

 ⇒ケリーとマリーは午前中に剣術指南所から我が家に戻る

※カラダン(ベイルでの商売検討、剣術指南所の子供達受入及び習熟統括)

※ピコ/ビンス/リック(剣術指南所の子供達受入及び生活指導)

 

 

 カラダンをベイルの拠点リーダにすると、特産品の効果が『石鹸(品質小上昇)』になった。

 俺の時は 『石鹸(生産量小上昇)』 だったから、美的センスの差ということなのだろうか。

 『お前は質より量だろう?』と言われてる気分になってしまう。

 今日はオッサンに負けたりして、気分が落ち込み気味なのか、マイナス思考だな。

 

 

(コン、コン・・・・・・)

 

 

 ドアを開けると、アミルの姿が。

 彼女を見ていると、一日の嫌な事が洗い流されていくような気がする。

 

 

 ア、アミル・・・・・・また、下を履いてないじゃないか。

 手を前で組んでいるけど、組んだ両手の横から白い下着が見えているよ。

 スラっとした、綺麗で美しい脚が伸びている。

 また、後ろに穴が空いているのだろうか。

 早く俺の前を通って、ベッドの方に向かってくれないかと希望と妄想が膨らんでいく。

 

 俺の前を通ろうと歩き始めたけど・・・・・・前の方に穴が空いてるよ!

 頭がクラクラする・・・・・・朦朧とする俺の横を彼女が通る・・・・・・と後ろにも空いてる!

 

 チクルス・・・・・・お前という奴は俺の好みを・・・・・・いや、個人的には前はハートの形、後ろはスペードの形の穴が好みなのだが。

 

 いや、そういう事ではないのだが・・・・・・そういう事なのだ。

 もはや、自分でも何を考えているのか分からない。

 アミルの後ろを・・・・・・無心で付いていくだけ。飼い馴らされた犬のように。

 

 

 彼女が頬を赤くして笑顔でベッドで横たわる。

 

「ご主人様・・・・・・」

 

 彼女の言葉が引き金となり、俺の理性はどこかに飛んでいってしまった。

 ひたすら彼女を抱きしめ、彼女の全てを貪り、味わい尽くす。

 いつもならアミルを先に頂きに上げるはずなのに、その余裕もなく先に頂上に。

 

 遅れて昇天した彼女を更に抱きしめ、何度も繰り返し貪った。

 

 今日のアミルはいつも清純なイメージではなく、小悪魔系の雰囲気を漂わせている。

 誰かの何かの陰謀を感じるが、もはや自分の欲望に逆らうことができない。

 何かに負けた気もするけど、こんな敗北ならウェルカムだ・・・・・・。

 

 

 

・・・・・・




お読みいただき、ありがとうございます。
拠点情報の一部を久々に公開した気がしますが、拠点の資金は食料や消耗品を購入する最低限の金額だけをストックしていて、大金は主人公がアイテムボックスに収納しています。
主人公の現在の手持ち資金は166万5900ナールです。
もう少し稼がないと、竜人族や魔法使いを購入したり、クーラタルの邸宅を購入するには心もとないですね。
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