異世界迷宮と戦乱と   作:HMI

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081.カード供給網の充実

 まずは、クーラタルの22階層の中間部屋にワープ。

 22階層の魔物部屋と一階層降りて21階層の魔物部屋を殲滅。

 

 21階層で灌木のモンスターカードがドロップした。

 これがあるから、ドロップ品の回収やモンスターカードの存在確認が止められないのだよな。

 

 灌木は麻痺関係だったか。武器でも防具でも使えるから嬉しい。

 

 レベル上げだけの事を考えたら、ドロップ品なんて拾わずに全滅させたら直ぐに次の階層に行って・・・・・・というのを繰り返した方が絶対に早くレベルが上がるよな。

 

 この10m四方の部屋に散らばったドロップ品の回収をしたり、あるかないか分からないモンスターカードを鑑定で確認するのも地味に時間がかかる。

 

 でも、たまにモンスターカードが落ちてるから、何もしないで立ち去ると損した気分になる。

 ホント、貧乏性な性格だな、俺は。

 

 アルマー配下の奴隷二人のレベリングはもう終わりにしよう。

 2階層分の魔物部屋殲滅でも、それなりに村人ジョブのレベルが上がっているはずだ。

 既に、剣士も僧侶のジョブも取得済だから、やり過ぎに注意しよう。

 

 ターヘラの孤児院の食糧庫の壁にワープで移動。

 ブラッドとクモンの二人はパーティ効果で食堂の方向に確認できるから、アルマーも同じ場所に居るだろう。

 

 食堂に向かうと、やはり四人とも居た。

 鑑定で見ると、ラビは村人ジョブのままだったので、さすがにこの短い間に探索者ギルドには行かなかったか。

 

「アルマー、迷宮でそこそこの数のモンスターを倒したから、

 これで二人の村人ジョブの経験はかなり積めたと思う。

 俺の経験からすると、二人とも剣士も僧侶のジョブを取得できると思うぞ」

「そうですか、何かあっという間でしたね」

 確かに、あっという間だよな。

 

 低レベルで、かつ村人のジョブはレベルが上がりやすいというのもあるのだろうけど。

 

 二人を俺のパーティから外した。

 ブラッドとクモンの村人ジョブはLv10になってしまった。ラビはLv6だ。

 15歳で村人Lv10はちょっと高いかもしれない。

 そしてギルドに行けば、剣士と僧侶になれるはずだ。

 Lv1なので慎重にいかないと死んでしまうけど、この若さなら結構強くなれるかもしれない。

 

 あとは、この三人を鍛えるオッサンの辞書に『安全』とか『慎重』という言葉が登録されているかどうかだ。

 悪いが俺はそこまでは責任持てない。

 

「それと、三人が今使ってる装備品は、そのまま使ってくれて構わない。

 余っていて誰も使っていないものを貸し出したのだけど、

 そのグレードの装備品でも暫くは役に立つだろう」

「えっ、よろしいのですか?」

 別にいろんな所に配って歩いているから問題ないさ。

 

 そもそも、ほとんどは迷宮で拾ったモノというか、遺品というか・・・・・・。

 

「ジョブを取得した後はニムラルに鍛えてもらうのだろう?

 防具なしで訓練なんてしたら、さすがに厳しいと思うぞ」

「確かに。では、お言葉に甘えさせてもらいます。

 この件は一つ借りにしておきます」

 おうおう、一丁前に。別に返してくれるのなら全然問題ないけどね。

 

「ああ、また何か頼むこともあるだろうから、その時にでも返してもらうよ。

 それと、何か珍しい奴隷が手に入りそうな情報があれば、そのうち教えてほしい。

 魔法使いとか竜人族なんて、そうそう奴隷になったりはしないだろうけどな。

 他には、ここは国境に隣接してないけど、戦争や紛争の情報が入手できたら教えてほしい。

 俺は各地で商売するので、戦争の情報を掴んでおかないと拙いのでな」

「はい。頑張ります。戦争の情報は入手できたらお伝えするようにします。

 でも、魔法使いも竜人族も仕入れ値が高額なので、僕にはとても手が出ないですよ」

 まあ、そう言わずに頑張って、ターヘラで一角の奴隷商人になってくれ。

 

「そういえば、ナナイは何やっているんだ?」

「今は子供達の夕食の準備をしているようです。会ってきますか?」

 

 俺は首を横に振った。

 

「忙しいだろうから止めておくよ。じゃあ、俺はもう帰るから。ナナイにも宜しく伝えてくれ」

「はい、今日はありがとうございました」

 アルマーと奴隷三人に礼を言われて、食堂を後にした。

 

 食堂の壁から、ザビルの22階層の中間部屋にワープ。

 パワーレベリングの続きをしよう。

 

 ザビルの22階層の魔物部屋、次は21階層、次はクーラタルの21階層・・・・・・ひたすら魔物部屋を殲滅して、ドロップ品を拾うという作業。

 全滅したパーティも居なかったので、本当に単調で作業色が濃い。

 

 時間切れになったので、自宅にワープで帰宅。

 

 フラウスが巫女Lv22、ミモザが薬草採取士Lv23までレベル上昇した。

 通常パーティの方に二人だけ入れて、レベリングの効率を上げていた。

 もう少し上げたかったが、ベイルでの交渉に思ったより時間を取られてしまって時間切れだ。

 

 あっちはあっちで士爵家との交渉の方向性が決まったからヨシするしかないか。

 

・・・・・・

 

 厨房のエネドラに帰宅を告げた。

 エネドラも食堂の方に出てきて話をすることに。

 

「旦那様、スキル融合武器の取引は無事終了しました。

 こちらの希望通りのモンスターカードと素材が手に入りました」

「そうか、ありがとう。

 エネドラのおかげで、またアミルの装備品生成とスキル融合が進みそうだ」

 彼女の顔にも笑顔が見られる。

 

 単独での交渉で成功したから嬉しいのかもしれないな。

 俺抜きでも、交渉ができる者がいると多方面で進捗が進むので、とても助かる。

 等価交換の取引はお金が絡まないから、3割引や3割アップのスキルを必要としないので俺以外の者が活躍できる場が与えられる。

 これからも装備品に限らず、等価交換の取引が使えないか検討してみよう。

 

 他には、ルークとのスキル融合装備品の取引の噂が商人ギルド内で広まっているらしく、彼女の方に何件も探りを入れるような接触があったらしい。

 その中には有力な商会もあったようで、今後の取引先を増やすのか検討したいとの事だ。

 いきなり取引先を増やし過ぎると目立つので、徐々に増やしていこう。

 取引先は3、4ルートあれば安定するのではないだろうか。

 あまり派手にスキル融合装備をばら撒くと目立ちすぎるかもしれないが、今は多くのカードが欲しいのだよな。

 

「こちらの士爵家との交渉も、方向性は決まった。

 明日の午後、契約締結のための最終判断が下されるので、

 合意が得られたらベイルの家の裏の物件を購入予定だ。

 ただ、入居日が3日後になりそうだから準備がかなり忙しくなりそうだ。

 詳細はまた、会議の時に説明するつもりだ」

「そうですか。分かりました。作業者の配置をまた相談させて下さい」

 いつも、急な話で申し訳ない。

 

・・・・・・

 

 夕食になり、お互いに今日の出来事を共有。

 カラダンは子供達とベイルで夕食なので、会議の時に様子を確認するしかないな。

 

 エネドラから商人ギルドで収集してきた情報を伝えてもらうと、ウィンドウ表示された。

 

 この目の前に現れたウィンドウは十日振りぐらいか?

 

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①ハルツ公爵領での噂(災害関連)

 公爵領での災害は収束し、騎士団による支援は行われたが作物への被害は深刻のようだ

 

②ハルツ公爵領での噂(迷宮出現)

 公爵領で出現した迷宮は3つあるようで、騎士団の戦力はその2つに注力するらしい

 残り1つの迷宮の近くの村に不安が広がっているようだ

 

③ハルツ公爵領での噂(盗賊)

 公爵領の騎士団に被害を与えた盗賊は別の領地に移動したらしい。

 

④ハルツ公爵領での噂(政情不安)

 帝国と隣国の国境、公爵領の境界の村で小競り合いが発生。公爵側兵士に負傷者が出た模様

 隣国の兵士による仕業と盗賊に寄る襲撃であるという2つの噂が広がっている

 

⑤獣人族の無法者の噂

 獣人族を主とする家が無体を働いている。ある商家が貴重なアイテムを強請られたようだ

 

⑥公女の婚礼の噂

 どこかの商家で公女を迎え入れるらしく、魔法使い用の武器を必死に探しているという噂だ

 

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 イロイロと状況が進んでいるような、進んでいないような。

 これを見ると、公爵領の迷宮に入る話は急がなければならないか。

 なんか、催促されているような気がしてしまう。

 

 とはいえ、低階層からの攻略になるから、俺一人で行くか。

 階層が低いとヴィルマやイレーネが退屈しそうだし。

 ベイルのソロ攻略の時のノリで一気に探索してしまうのが良いのかな。

 

・・・・・・

 

 参加者が全員集まったところで、会議を開催。

 

「明日は俺は午前中、公爵領のターレの迷宮をソロで探索する予定だ。

 探索するのが低階層だから、一人で十分なので、階層突破速度を優先するつもりだ。

 午後は、士爵家との契約締結に向けた貴族との面会になる。

 契約が締結されたら、そのままベイルの世話人の所に行き、裏の物件を購入する予定だ。

 その後は、その物件の清掃が必要となるので、かなり忙しくなるぞ」

「その物件の清掃をベイルで受け入れた子供達にやらせてみるのはどうでしょうか?」

 カラダンはまた大胆なことを。

 

「子供達は掃除などが結構できそうなのか?」

「はい。ピコ達が一緒なら大丈夫だと思います。

 料理の方はピコ達でなければ無理ですが、掃除はそれなりにできることが分かりました。

 ただ、今日は自分達の部屋や作業場所だったのでやる気になったかもしれないので、

 別の場でも成功体験を積ませたいと考えています。

 それで上手くできたら、次は石鹸の作成方法を教えていこうと思っています。

 もちろん、私も清掃の出来栄えの確認のために一緒に居るつもりです。

 御相談なのですが上手く清掃が達成できたら、何か子供達に褒美を用意したいのですが」

 なるほど、達成感とご褒美とセットで運用するのか。

 

 褒美がないと働かなくなるリスクもあるけど、今はやらせてみるか。

 

「そうだな。晩御飯の食材に良い肉を使ったり、少し高級なパンを買ったらどうだろうか?」

「では、それで試してみたいと思います」

 まあ、清掃がダメだったとしても、翌日も準備に充てられるから何とかなるだろう。

 

「では、この件はカラダンに任せるが、エネドラは何か意見があるか?」

「いえ、大丈夫です。子供達にやらせてみましょう」

 我が家には他にも人手はたくさんいるから、最悪なんとでもなるだろう。

 

「あとは、士爵家との契約について、明日の交渉に向けては2パターンを用意しておきたい。

 この後、エネドラとカラダンに相談させてほしい」

「承知しました。旦那様」

 契約書の修正の方が急ぎだな。明日の午後には提出しなければならないのだから。

 

「エネドラが今日の取引で得たモンスターカードと素材だが、今後の話をしたいので、

 アミルはこの後、残ってくれるか。

 直近のスキル融合装備や生成する装備品について意識合わせをしたいので」

「はい。ご主人様」

 カードは士爵家からも得られる可能性があるので、それも見込まないとな。

 

 ルークとの等価交換の取引の方は回答待ちだが、そちらも20枚前後の取得が期待できる。

 モンスターカードの在庫がかなり膨れあがりそうだから、装備を充実させていかないとな。

 

「ベイルの士爵家の家の清掃の指示をカラダンに出したら、

 俺は引き続きターレの迷宮の探索を行う予定だ。

 ピコ達の探索者ジョブの取得をどこかでやりたいのだが、いつが良いだろうか?」

「明日の午前中に子供達が掃除する時に私が面倒を見てますので、

 旦那様はピコ達と迷宮に行かれてはどうでしょうか?」

 そうだな。行って帰ってくるだけだから直ぐだしな。

 

「分かった。朝食を終えたら直ぐでも良いか?」

「はい。大丈夫です。ピコ達には朝食までに私から伝えておきます」

 別々の家だから、上手く連携しないとね。

 

「レドリック、明日の迷宮探索はどうする?クーラタルの14階層に挑んでみるか?」

「はい。今の実力なら問題ないと思います。午前と午後と二組に分けて挑みたいと思います」

 あとは、フラウスか。

 

「フラウスは明日の午後から迷宮攻略に参加させてみるか?

 巫女がラファと二人になるから、ラファを外しても上手くいくか確認しても良いと思うのだが」

「そうですね。午前中にフラウスと私で最終確認して、

 ヘルミーネとラファの意見も確認して、午後の迷宮に加えたいと思います」

 フラウスはラファよりも戦闘経験はありそうだから、多分大丈夫だろうけど。

 

 あとは、フラウスの巫女のレベル上げのために午前中の半分をパワーレベリングに充てるか。

 2時間ほど、魔物部屋を回ればLv20台の後半には届くだろう。

 

「チクルス、ミモザの生薬生成はどのような感じだ?」

「はい。空き時間を使って、淡々と滋養丸を生成していますね」

 多分だけど、今まで実施した生薬生成回数だけなら、チクルスより上なのだろうな。

 

「そうか、引き続き宜しく頼む。

 あと、チクルスのジョブのレベル上げなのだが・・・・・・」

「私もお母さまと同じで、ユキムラ様のパーティから昼間は外してもらって、

 他の方への経験の共有を優先させた方が良いと思います」

 今のチクルスの薬師のレベルは30を超えている。

 

 後方支援の戦力としては、十分なレベルだ。

 

「そうか。悪いな。チクルスの厚意に甘えさせてもらう。

 その分、カラダンや最近、我が家に加わった者を育成させてもらう」

「はい。私の方は大丈夫ですので、お気になさらず」

 いやいや、気になるから、しっかりと夜のフォローをさせてもらおう。

 

「では、これで会議は終了とする。

 明日はベイルの方は清掃作業などで大変になると思うが、宜しく頼むぞ。

 エネドラとアミルとカラダンは、この後、話があるので残ってくれ」

 

 皆とお休みの挨拶をして、まずはスキル融合装備の話からだ。

 

 今日、エネドラが成立させた取引と迷宮でドロップした分を加えると、現時点でのタケダ家のモンスターカードの在庫は・・・・・・

 

コボルト18枚

ウサギ3枚

サンゴ3枚

灌木1枚

サイクロプス4枚

スライム4枚

ヤギ1枚

つぼ式食虫植物3枚

はさみ式食虫植物4枚

コウモリ1枚

トカゲ1枚

人魚1枚

蝶1枚

芋虫4枚

 

 かなりの枚数になってきたな。ただ、コボルトの割合が半分に全然満たないのが少し残念か。

 

 明日、士爵家への支援策の一年契約が成立すると、更に14枚が加わる。

 打診中のルークとの等価交換の取引が上手くいけば、更に20枚前後が加わる。

 

 等価交換の取引はまだ始まったばかりだが、軌道に乗れば月に数十枚程度は期待できるかもしれない。

 

 その他にも通常のオークションによる落札カード、コボルトハンター達との取引、ヘルミーネ達を迷宮に派遣しているので、そのうちカードもドロップするだろう。

 契約が成立すれば、今後は士爵家のパーティから月に2枚程度の入手ができるだろう。

 あとは、主力部隊の迷宮組が迷宮探索を本格的に再開すれば、そのドロップも期待できるか。

 

 我が家のモンスターカード供給網は徐々に整備されてきたと言えるかもしれない。

 更に発展させるとしたら、何ができるだろうか。

 

 各街にカードハンター達のようなパーティを見つけて、地道に営業活動をするか。

 ベイルの方法を使うなら、まずは核となりそうなパーティを探して、そこから口コミで広げてもらうなどだろうか。

 装備品との交換を使って、各地に冒険者と商人を派遣してカード集めをさせるのも面白いな。

 派遣した街で何か面白い特産品や商売のネタを探してきてもらったり、石鹸の売り込みをしてもらうのも良いかもしれない。

 

 なんか、夢というか野望が広がる展開だな。

 

 そのためには、ピコ達のジョブ取得とパワーレベリングが必要だ。

 キーとなるのはやっぱり人材育成か。

 

「アミル、まずは芋虫が4枚手に入ったので、全て身代わりのミサンガにしてほしい」

「分かりました」

 今、持ってない者にも配備しよう。

 

 予備が欲しいから、まだまだ増やしたい。

 

「次にヴィルマの剣に、灌木とコボルト、つぼ式食虫植物とコボルトを融合だ」

「麻痺添加とHP吸収ですね。分かりました」

 ヴィルマの剣でも状態異常が誘発できるなら、グミスライムと戦う際に有利になるだろう。

 

「イレーネの剣に、サイクロプスとコボルト、つぼ式食虫植物とコボルトを融合したい」

「えーと、攻撃力2倍とHP吸収ですね。了解です」

 23階層以降に備えて、ヴィルマとイレーネにHP回復手段を追加だ。

 

「アミルの槍に、サイクロプスとコボルトを融合しよう」

「攻撃力2倍ですね。了解です」

 アミルの槍の攻撃力の増加とHP吸収効率の向上だ。

 

 明日、士爵家のモンスターカードが手に入る算段がついたら、護衛部隊にもスキル融合武器の配布を考えよう。

 護衛部隊の武器は空きスロット4つに拘らず、2つ程度でも融合して多くの者に配ろう。

 それで、14階層よりも先に挑むのかどうか、レドリックと改めて相談だ。

 

 それにしても、アミルもかなりカードを使ったスキル融合に慣れてきたな。

 短期間に結構な数を融合しているからだろうけど、知識と経験が伴ってきている感じだ。

 それでも融合回数という意味では、大商会にはまだ敵わないのだろうな。

 まだまだモンスターカードの獲得を貪欲に目指そう。

 

「あとは、革が大量に手に入ったので、竜革のグローブの量産をしてほしい。

 空きスロットが4つのものができたら、状態異常耐性のスキル融合をしよう。

 竜革が尽きたら、ダマスカス鋼の額金の量産だ」

「はい。分かりました」

 士爵家への装備の配布をしてしまうと、在庫が心許なくなってくるので量産をしておきたい。

 

 革を多く入手したら、今度は竜革やダマスカス鋼の素材が欲しくなる。

 鍛冶素材の安定供給方法も考えなければならないな。

 

「これで、装備品の当面の作成計画とスキル融合についての話は終わりだ。

 アミルは、もう会議から抜けても大丈夫だぞ」

「はい。ありがとうございます。

 でも、せっかくなので、この後の話も聞いておきます」

 真面目だな。休息もちゃんと取ってほしいのだが。

 

 次は士爵家の支援策の契約の件だ。

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