異世界迷宮と戦乱と   作:HMI

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090.貴族の矜持、葛藤、野心

 ベイルの20階層の中間部屋で、魔物部屋の密度を確認。

 2日前に殲滅したばかりだから、満タンではない。

 毎日のように殲滅して回っているから、ローテーションしても満タンにはならない。

 その分多くの階層を回るしかないか。

 

 今回のメインの育成対象はラファとヘルミーネ。ピコ達三人は小荷駄隊でゆっくりと育成。

 ヘルミーネは護衛部隊の迷宮探索でパーティ編成役だったこともあり、パワーレベリングの機会が取れなかった。

 ここで少しでも冒険者に近づけておきたい。

 

 ベイルの20、19、18階層、クーラタルの20、19、18階層、ザビルの20、19、18階層・・・・・・とひたすら魔物部屋を殲滅して回った。

 さすがにこれだけ回ると、全滅したパーティが一つだけあった。ザビルの19階層だ。

 ザビルはそれほど、迷宮探索者が多いイメージはないのだが。

 

 装備品を見る限りはそれなりに良い装備に見えるし、所持金も多い・・・・・・が、ひょっとしたら盗賊達だったのかもしれないな。

 残された所持品の一つに盗賊のバンダナがあった。

 盗賊であろうとなかろうと、魔物部屋に入ったらモンスターは容赦なく襲いかかってくるのだから不思議でもなんでもないのだけど。

 

 魔物部屋の拾得品にスキル融合武器があったのは初めてか。

 いや、盗賊のバンダナはスキルがないってWeb原作には記載があったな。

 どうして、『盗賊の』という名が装備品に付けられているのか不思議に思っていたのだった。

 盗賊が装備すると、敏捷の効果でも付与されるのだろうか。

 最近、全く使っていないが盗賊のジョブをセットして・・・・・・も効果は分からないか。

 はじまりの村で得たバンダナ同様、このバンダナも倉庫の肥やしだな。

 

 サボーの家が没落した後に原作主人公が購入したアルバも似たような感じだったか。

 スキルが特になくても、魔法攻撃力も魔法防御力も上がるという謎仕様だったよな。

 聖銀を使って生成するってWeb原作にもあったし、聖銀自体に特殊な効果を生み出す何かがあるのかもしれない。

 魔法使いの貴族のために、隻眼が生成する装備品なのだろうか。

 

 盗賊のバンダナも何か特別な素材で作られているのかもしれない。

 素材は全く想像がつかないけど。

 

 ヘルミーネは探索者Lv38、ラファは魔法使いLv40、ピコ達は探索者Lv34まで上がった。

 ピコ達はレベルだけなら、ヘルミーネやラファ達と遜色ないことになっている。

 戦闘は全くの素人なのだが。

 

 モンスターカードもドロップしなかったし、これで今日の探索は終了。

 自宅にワープで戻った。

 

 

・・・・・・

 

 夕食を終えて、男風呂タイム・・・・・・仕切りの向こうで女性がキャッキャ・・・・・・はしてないけど何やら女子トークに華を咲かせてる気がしなくもない。

 

「今日、急遽だけど前衛を任せられそうな者を二人、奴隷契約してきた」

「エネドラ様から伺いました。ミラとマヤですね」

 さすがにエネドラは抜かりなくレドリックにも説明済か。

 

「そうだ。奴隷商館で二人の模擬戦を見たのだけど、足を止めて打ち合う戦い方だった。

 ドワーフと狼人族なのだけど、どちらも剣を全力でぶん回す感じだ。

 盾を持てばちゃんと防御の姿勢を取るのに、

 盾がないと防御を疎かにして攻撃しそうで怖かった」

「なるほど。では当面は盾を持たせて片手剣で訓練させます。

 変な癖なのか、それともそのまま伸ばした方が良いのかは訓練の状況を見て判断します」

 そうだな。別に長所か短所なのかを即断する必要ないか。

 

「ああ、任せる。

 ミラの方はアミルの指導で鍛冶師にする予定だ。

 二人とも俺のパーティに入れて急いで育成するつもりだが、

 いつ迷宮に同行させるかも考えてみてくれ」

「承知しました」

 どのくらいで二人が護衛部隊の一員として形になるだろうか。

 

 ミラは探索者Lv2が待機ジョブにあったけど、アミルのレベリングの実績を考えるとLv10なんてあっという間だろうな。

 

 身体的な特徴はあるけど、迷宮探索者や護衛としての適性は正直未知数だ。

 それも含めて、現場のレドリックに判断してもらおう。

 

「明日からの護衛部隊の迷宮攻略だが、15階層の攻略に挑戦しよう。

 モンスターカードも手に入って、夕食時にアミルに聞いたら、

 結構、融合してくれていたみたいだった。

 15階層からグラスビーが出てくるので、毒攻撃には気を付けてくれ」

「分かりました。皆に伝えておきます。

 明日の午前、午後の部隊編成も考えておきます」

 これで15階層が問題なければ、上位の階層に挑んでもらおう。

 

・・・・・・

 

 明日の午前中は士爵家の対応でセレナ嬢の対応をして、午後はターレ攻略とパワーレベリングをする旨の説明をして会議はあっさり終了。

 会議の後に勉強会をする予定だったので、手短に済ませてしまった。

 

 会議の終わりにアミルから、朝一でミラの鍛冶師取得の支援をしてほしいと提案があった。

 彼女から迷宮のお誘いなんて久しぶりだな。別に迷宮デートではないのだけど。

 明日の午前はセレナ様対応だが、午前の遅い時間からだったので彼女の提案を承諾した。

 

・・・・・・

 

 勉強会が始まる前に、カラダンに子供達の様子を確認。

 

「石鹸作成は初めのうちは失敗が多いです。

 特に年が下の子達はなかなか指定通りの分量の調節が難しくて」

「そうか、まあ焦らずにやっていこう」

 この世界に計量カップなんて便利なものはないから仕方ないよな。

 

「ピコ達や年長の子達はそこそこ上手にやってますので、

 一定量の量産はできるかもしれません。出来栄えの確認には注意が必要ですが」

「2組目まで含めて、初めの期間はあまり成果には期待せず、

 慣れることと作業を嫌いにならないようにだけ注意してくれ」

「はい、承知しました。旦那様」

 作業嫌いになってしまうと今後に影響するから、そこだけは回避してほしい。

 

 しばらくすると、今日の講師役が到着した。ラファとヘルミーネだ。

 

・・・・・・

 

 出席予定者が全員、集まったので勉強会を開始することにした。

 講師役をラファとヘルミーネにして、貴族に関する勉強会だ。

 俺、エネドラ、カラダン、レドリック、アミル、チクルスの6人が生徒だ。

 

「ラファ、ヘルミーネ、遅い時間に悪いな。

 全員が集まれる時間にすると、こんな時間になってしまってな。

 今日は二人を先生役にして、貴族に関する基本的な知識を得る場にしたいと思っている」

「ユキムラ様、私達の知っている内容であれば、

 いくらでも提供いたしますので遠慮は無用に願います」

 ラファをこんな時間に働かせるのはちょっと・・・・・・と思いながらも甘えてしまった。

 

 最近、公爵や士爵家の対応などやっていて、さすがに貴族に関する基本的な情報がないと拙いと思い始めていた。

 エネドラからの勧めもあって、ヘルミーネに打診したところ、快く引き受けてもらった。

 まあ、奴隷だから命じれば良いだけなのだが、貴族関連の事をラファやヘルミーネに相談するのを躊躇っていた。

 つい最近、彼女達は没落の憂き目にあって、この国に逃れてきたのだから。

 

「では、初めは歴史的な所からです。

 ご存じだと思いますが、私とヘルミーネが所属していた王国は

 今の帝国から分離独立して建国された経緯があります」

 

 えっ、全然知らなかったのだけど・・・・・・。

 

「そのため、王国に関する貴族の制度は帝国にかなり似通った所がございます。

 例えば爵位についても下から、

 士爵、男爵、子爵、伯爵、侯爵、公爵と六段階になっているのは同じです。

 士爵は一般的に領地を持たない貴族で、男爵からが領地を治める貴族となります。

 領地を得ると領民からの納税によって税収が得られることになりますね。

 王国の国王・・・・・・こちらでは帝国の皇帝でしたね、皇帝の下に集まった税金を配分して

 領地を持たない士爵に対して俸給が支払われることになります。

 もしくは、寄親の領地所属となり寄親から俸給をもらいます」

「なるほど、爵位はどのように決まるのだろうか?皇帝が任命して決まるのだろうか?」

 士爵なんかも、皇帝が決める・・・・・・のは流石にないか。

 

 迷宮討伐すれば自動的に決まってしまうのだろうか。

 アイリス家も迷宮討伐を狙っていると言っていたよな。

 

「全ての爵位は皇帝が任命することになります。

 ですが、任命するためには段階を踏む必要があります。

 申請、審査、任命という順番で審査に通った者を皇帝が任命するので、

 基本的には審査で承認されることが爵位を得るために最も重要になります」

「任命は儀式的な位置づけということか?」

 ラファは頷いた。

 

「申請するのは審査に通ると確信を得てから行うのだろうけど、

 その基準があるということだよな?」

「はい。その通りです。

 一番下の爵位である士爵になるための一番分かり易い基準は迷宮討伐になります。

 これは事実であれば、審査で落とされることはありませんので、

 迷宮を討伐すれば士爵位を得ることができます」

 だから、アイリス家は迷宮討伐を狙うのか。

 

 あれっ、でも父親は病床に伏せってるとはいえ、士爵なのだよな。他の爵位と違うのだろうか。

 

「士爵の子供は、爵位を継げないのだろうか?」

「はい。領地を持たない士爵は一代限りとなっておりますので世襲できません。

 世襲できるのは領地を持つ男爵位からになります」

 だから、アイリス家は迷宮討伐か。士爵って結構、厳しいのだな。

 

 そういえば、ジーク様のフルネームの中には、アイリスの文字が無かったな。

 一代限りだからなのかもしれない。

 

「では、士爵の子供が士爵を維持するために迷宮を討伐するしかないのか」

「いえ、士爵になる方法は他にもございます。

 他の貴族から推薦状をもらえれば士爵になることができます。

 その他の条件として、騎士のジョブを得られる者が最低一人は居なければなりませんが、

 士爵になる者のほとんどは迷宮討伐した者ではなく、推薦状を得た者になると思います」

 そうなのか、じゃあゴッゼル家から推薦状をもらえば良いのでは?

 

「士爵になるためには、審査基準を超える数の推薦状を集める必要があります。

 例えば、士爵の推薦であれば五人分、男爵であれば二人分、

 子爵以上であれば一人の推薦でも士爵位を得ることができます。

 士爵と男爵の場合ですと、士爵二人分、男爵一人分となります」

「そうなのか、迷宮討伐と比べると随分楽な気がするな」

 俺の発言にラファは首を横に振った。

 

「いえ、単純に推薦すれば良いという訳ではありません。

 推薦を受けた士爵は5年以内に迷宮を一つ討伐しなければなりません。

 討伐できなければ、士爵位を失うことになります。

 そして、その士爵が討伐できなかった場合には、推薦人に罰則が科せられます。

 皇帝が指定する迷宮に対して、その推薦人の誰かが迷宮を討伐することが科せられます。

 もし指定された迷宮を一定期間内に討伐できなかった場合には、降爵の可能性もございます。

 各爵位毎に一年に発行できる推薦状の数も上限がございますので、

 推薦する側もかなり注意を払うことになります」

「つまり、迷宮討伐が可能そうな士爵候補でなければ

 実際には推薦を得られないということだろうか?」

 ラファは首を横に振った。

 

「必ずしもそうとは言えません。

 例えば、自分の親類の者で迷宮討伐の見込みがなかったとしても、

 その者への支援をずっと続ける気がある場合は、

 実力がなくても推薦状を出す可能性はございます。

 推薦状を出す、出さないは貴族内の派閥形成の一面がございますので、

 かなり複雑な利害関係の調整になります」

「有力な爵位の高い貴族の支援が得られないのに士爵になろうとしたら、

 迷宮討伐を目指さざるを得ないと」

 ラファは大きく頷いた。

 

「男爵以上は領地を持っていますので、

 有望そうな者を自分の寄子として士爵にして囲う傾向がございます。

 寄子とした士爵と男爵自身で別の士爵候補を推薦し、

 迷宮討伐が可能となる派閥を作って勢力を拡大して、

 領主のいない地域の迷宮討伐をして領地を広げたり、

 自領地内に発生する迷宮を討伐するというのが一般的だと思います」

「まあ、実力のない者ばかりを集めても最後は自分達の首が締まるだけだからか」

 ラファだけでなくヘルミーネも頷いた。

 

 今回、アイリス家はひょっとしたらゴッゼル家から推薦状をもらえるのかもしれないが、

 規定数を集めることはできないので、迷宮討伐を目指しているのかもしれないな。

 

 そして父親の病状が思わしくないので、迷宮討伐を急がなければならないのかもしれない。

 

 一度、その家が平民に落ちてからでも士爵に返り咲けば良いのでは?・・・・・・とは軽々しく言えないのかもな。

 貴族には貴族のプライドがありそうだし。

 

「士爵だけでなく、男爵以降の爵位でも迷宮の討伐達成数の決まりがあるのだろうか?」

「はい。ございます・・・・・・が基本的には領内に発生する迷宮の方が多いので、

 それに対処すれば規定数を超えてしまいます。

 逆にそれができない貴族であれば、自然と降爵や没落になるでしょう」

 あとは、貴族内での謀略や他国からの侵略の影響で、降爵や没落の可能性もあると。

 

 ラファとヘルミーネが巻き込まれたのもそれだろうし。

 

 それにしても、貴族だから領民の納税で楽して暮らせるという訳ではないのだな。

 とにかく迷宮を討伐するように貴族の制度自体が作られていて、貴族であり続けるためには、その枠組みの中で迷宮討伐を成し遂げていかなければならないと。

 なかなか厳しい世界だ。そして、俺はやっぱり平民のままが良いってことだな。

 迷宮討伐するだけの実力はぐらいは身に着けたいとは思うけど。

 

「その寄子の関係って、男爵に対する士爵だけでなく、

 例えば伯爵に対する子爵や男爵にもあるのだろうか?」

「はい。その通りです。各爵位毎に下の爵位を寄子にして、

 領地を任せたりして派閥を形成するのが一般的だと思われます。

 公爵、侯爵、伯爵は上下関係はあるものの、寄子になることはほぼありません。

 どちらかというと競争相手という感じでしょうか」

 寄親と寄子なんて信頼できる者同士じゃないと成り立たない気もするからなぁ。

 

 俺のように索敵で赤だ青だと見分けられる能力がある訳でもないだろうし。

 

「貴族の子供というのは、

 迷宮討伐を行うのが当たり前というような教育を受けるのが一般的なのだろうか」

「その通りです。

 迷宮討伐を目指さないのなら、領民の納税で衣食住を保障される価値のない者と教わりました」

 原作のエルフヒロインも何だか食事前にお祈りをしていたけど、あれも洗脳というか目標に対する刷り込み行為なのかな。

 

 貴族は子供の頃から当たり前のようにそれを教育されていて、迷宮討伐に対する心構えも平民とは全く異なると。

 

 その後も、貴族の子弟教育の実態やら、家臣団の形成の仕方など情報提供してもらったり、各爵位毎の戦力の実例を教えてもらった。

 あくまでラファ達が所属していた王国内での戦力で、どの程度のジョブを持つ者で騎士団を形成するのかという説明だ。

 俺のように鑑定でジョブのレベルが分かる訳ではないから、本当の実力は分からないのだが。

 

 

「分かった。ありがとう。今日はここまでにするか。

 他にもいろいろと訊きたいことがあるけど、別の機会にしようか」

「はい。この程度のことで宜しければ、いつでも申しつけ下さい」

 説明も上手かったし、とてもよく理解できたよ。感謝感謝。

 

 勉強会も終わり、解散とした。

 皆は立ち去ったけど、ラファとヘルミーネは俺に話があるらしい。

 いや、想像はついてはいるのだけど・・・・・・。

 

「ユキムラ様は貴族になることをお考えですか?」

「いや、考えていないな。

 主立った者には伝えているのだが、迷宮を討伐する実力は身に付けたいとは思っていても、

 貴族になることを目標にはしていない。

 もし、貴族になることがあったとしても何か別の目的のための手段として考える程度だ。

 恐らく、ラファやヘルミーネのような貴族の子息達が学んできたような

 貴族としての心構えとはかなり一線を画する考え方だと思うな」

 ラファもヘルミーネも難しい顔になった。

 

「迷宮を討伐できるのに、貴族にならないという考え方は私には理解できません。

 何かもっと別な崇高な考えに基づくものなのでしょうか?

 例えば・・・・・・一国の王になりたいとか」

「いや、王になりたいなどとは全く思ってないぞ」

 そんな恐ろしいことを言うなよ。

 

「ユキムラ様が貴族になる気持ちがあるのでしたら、

 私もラファ様も全力でお手伝いいたしますが・・・・・・」

「いやいや、だから貴族になるつもりは俺はないから」

 だから二人とも、そんな野心全開の目で俺を見ないでくれよ。

 

「とにかく、今日の勉強会はこれからの()()のために非常に役に立った。

 また別の話題で勉強会をしてもらうこともあると思うので、宜しくな」

「はい。いつでもお申し付けください」

 いや、だからその目は・・・・・・。

 

 二人にお休みの挨拶をして、俺は這う這うの体で逃げ出した。

 

 

 自室に戻って、今日の実施内容の整理。

 

 

【拠点名】クーラタルの邸宅<本城>(2/4)▶

 

【拠点名】ベイルの屋敷<支城>(1/4)▶

 

■人材育成/採用(ユキムラ)▼

①人材育成 ※新規加入メンバ中心にパワーレベリング。迷宮での習熟訓練を行う

<軍事系>

ユキムラ(百鬼夜行Lv52/英雄Lv52/勇者Lv52/遊び人Lv52/禰宜Lv35/沙門Lv35/聖騎士Lv35)

アミル(冒険者Lv26)、ヴィルマ(百獣王Lv24)、イレーネ(刺客Lv27)

レドリック(剣匠Lv23⇒剣聖)、モニカ(剣匠Lv30⇒剣聖)、レイモンド(冒険者Lv19)

ケリー(獣戦士Lv29⇒百獣王)、マリー(獣戦士Lv29⇒百獣王)、フラウス(巫女Lv32)

ラファ(巫女Lv28/魔法使いLv40)、ヘルミーネ(探索者Lv38⇒冒険者)

ミラ(探索者Lv2⇒鍛冶師)、マヤ(剣士Lv3⇒剣匠)

 

<後方支援>

ピコ(探索者Lv34/商人)、ビンス(探索者Lv34⇒冒険者)、リック(探索者Lv34⇒冒険者)

 

【育成保留中】エネドラ(武器商人Lv47)、チクルス(薬師Lv34)、ポーラ(僧侶Lv29)

        カラダン(奴隷商人Lv15)、ミモザ(薬草採取士Lv45⇒薬師:保留中)

 ※アミル:隻眼のジョブ取得条件は不明のまま。装備品のスキル融合数を増やす

 

②採用

 後方支援メンバ、護衛メンバ、迷宮探索メンバを拡充(逐次奴隷商館巡りをする)

  ⇒迷宮探索メンバ、護衛メンバの拡充を図る

  ⇒アランの商館でミラ(鍛冶師候補)、マヤ(剣士:前衛候補)を獲得

 

■軍事(ユキムラ/レドリック)▶

 

■商業/取引(ユキムラ/エネドラ/カラダン)▶

 

■開発(エネドラ/カラダン)▼

①石鹸試作(貴族向け):完了。量産中。

 

②石鹸試作(一般向け):エネドラからカラダンにレシピの引き継ぎ完了

 ⇒子供達を受け入れ済。本日から石鹸作成の作業習熟開始

 

③新商品開発(エネドラの負担見合いで検討):保留中

 

■生産(チクルス/アミル)▶

 

■その他/クエスト▶

 

 

明日の予定

(午前)

・俺   :ミラ鍛冶師取得支援。士爵家支援対応(セレナ嬢の装備品提供)

・アミル :ミラ鍛冶師取得支援、装備品作成、スキル融合

・ヴィルマ:訓練

・イレーネ:訓練

・エネドラ:朝食・昼食準備、士爵家支援対応(セレナ嬢の装備品提供)

・チクルス:朝食・昼食準備、洗濯、生薬生成

(午後)

・俺   :ターヘラ迷宮探索、パワーレベリング

・アミル :装備品作成、スキル融合

・ヴィルマ:訓練

・イレーネ:訓練、(ブラヒム語勉強)

・エネドラ:夕食・朝食の準備、石鹸量産(with ポーラ、ミモザ)

・チクルス:夕食・朝食の準備、(掃除)、生薬生成

※夜は定例会議

※ポーラ/ミモザ(家事)、レドリック/レイモンド/モニカ(護衛、訓練、迷宮探索、雑用等)

※ラファ/ヘルミーネ/ケリー/マリー/フラウス(護衛、訓練、迷宮探索、掃除、雑用等)

※ミラ(鍛冶師取得、訓練、掃除、雑用等)、マヤ(訓練、掃除、雑用等)

※カラダン(剣術指南所の子供達の作業習熟統括、士爵家支援対応(セレナ嬢の装備品提供))

※ピコ/ビンス/リック(剣術指南所の子供達の生活指導/石鹸作成習熟)

 

 

 ベッドに横たわりながら、先程のラファとヘルミーネの話を思い返す。

 

 あいつら、獲物を狙う目で俺を見てなかったか?

 秘かに・・・・・・というか、あからさまに家の再興を考えているのじゃないだろうな。

 この帝国の地で貴族に返り咲くつもりとか。

 

 ヘルミーネとラファを中心に護衛隊で迷宮探索しているけど、同じ狼人族という意味ではマヤが加わると、

 

ケリー(獣戦士Lv29)、マリー(獣戦士Lv29)、マヤ(剣士Lv3)

ヘルミーネ(探索者Lv38)、ラファ(魔法使いLv40)、フラウス(巫女Lv32)

 

 ・・・・・・こんな感じになって、上位のジョブが取得できると、

 

ケリー(百獣王)、マリー(百獣王)、マヤ(剣聖)

ヘルミーネ(冒険者)、ラファ(魔道士)、フラウス(上級巫女?)

 

 ラファ親衛隊・・・・・・もうなんか、主人公パーティそのまんまじゃないか?

 貴族になっても普通にやっていけそうだよな。

 なんなら、その辺の士爵や男爵の貴族よりも凄いパーティかもしれない。

 

 ケリーやマリー、マヤに貴族の従者なんて気持ちはこれっぽっちもないだろうけど。

 

 

ユキムラ(百鬼夜行)、ヴィルマ(百獣王)、イレーネ(刺客)

アミル(鍛冶師/冒険者)

 

 俺のパーティは、暗殺部隊というか、暗部の者ですか?・・・・・・って感じだよな。

 アミルはちょっと違うけどさ。

 6人に満たない少人数だし、暗殺部隊がぴったりのイメージかも。

 

 ラファ達が強くなるのは良いのだけど、別の意味で野心が芽生えないか注意が必要かな。

 王になる気もないけど、織田信長のように天下統一を前に明智光秀に討たれたい訳でもないぞ。

 

 まあ、考えすぎか。

 

 

(コン、コン・・・・・・)

 

 

 ドアを開けると・・・・・・イレーネか。

 

 

・・・・・・

 

 

(ガブ、ガブ、ガブ・・・・・・)

 

 痛い、痛いっての・・・・・・手当、手当、手当・・・・・・。

 

 

 一戦交えて俺に負けたのが気に食わなかったのか、今晩も俺の肩に目一杯噛みついてくる。

 ここにも、俺に対する下剋上を狙う者が居るようだ・・・・・・

 

 

・・・・・・




戦乱に向けて、帝国の隣国は分離した王国という位置づけに勝手にしました。
貴族位も個別に考えるのが面倒だし、同じにした方がイロイロと楽かなと。
爵位が同じなら、持てる戦力も概ね同じにしても良いとか。
後の話になって変更するかもしれませんが、今のところは本話での内容に沿って進めようと思っています。
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