異世界迷宮と戦乱と   作:HMI

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【お知らせ】
 いつも拙作をお読みいただき、ありがとうございます。
 また感想、ここすき、誤字指摘等、執筆の励みと助けになっており感謝いたしております。

 実は投稿時の原本としているネタ帳のファイル(Excelファイル)が破損してしまい、
 復旧に苦慮しております。

 バックアップから戻したのですが、完全に復旧せず手作業で一部戻している関係で、
 明日(11/25(火))の投稿は取り止め、次回は11/26とさせていただきます。
 恐らく一日いただければ復旧可能だと想定しております。

 引き続き、よろしくお願いいたします。



002.クーラタルの35階層

 昼食を終えて、玄関に迷宮組が集まっている。

 オリビアも昨日と同様に同行するようだ。

 昨日の活躍ぶりからすれば、実力は問題ないと思う。

 午前中のパワーレベリングでLv40になったし。

 あとは迷宮での探索経験が少ないので、どこかで足を掬われないかという懸念ぐらいか。

 

「じゃあ、出発するか」

「いってらっしゃいませ、旦那様」

 エネドラとチクルスに見送られて、クーラタルの迷宮にワープした。

 

 35階層の小部屋で事前確認。

 

「35階層の新規モンスターはパームバウムで木のモンスターだ。

 ボスはカナリアカメリアで、パームバウムを一回り大きくしたモンスターらしい。

 この階層ではパームバウム、コボルトケンプファー、ドライブドラゴンの順に多い。

 出現するのは稀だろうが、一番手強いのはドライブドラゴンかもしれない。

 移動速度がマチマチだから、各個撃破が狙えるはずだ。

 パームバウムはコボルトケンプファーよりは手強いので油断せずいこう。

 この階層ではモンスターの数が4匹以上の時だけ雷魔法を使うが、それ以外は使わない。

 戦闘は皆に任せるが、治療が必要な時はちゃんと申告してくれよ」

「了解」

「了解」

「了解」

「了解」

 

 

 小部屋を出て、通路を右に折れて歩を進める。

 

 最初の相手は・・・・・・パームバウムが2匹のみか。

 

「パームバウム2。1番だ」

「了解」

「了解」

「了解」

「了解」

 

 徐々にパームバウムが近づいてきた。

 

 ナイーブオリーブを一回り大きくした感じだがニードルウッドやウドウッドを比べれば小さいし、枝のリーチも短そうだ。

 圧迫感もないし、戦い易い相手かもしれないな。

 

 魔法の射程に入ってきた・・・・・・が、二匹だから我慢。

 

(状態異常耐性ダウン)

 

 イレーネの前のパームバウムに博徒のスキルをかける。

 

 ヴィルマとイレーネはそれぞれ目の前のモンスターに接敵して剣を振るい始めた。

 突出した両翼の間からオリビアが進み出て、右の槍を左のパームバウムに、左の槍を右のパームバウムに交互にクロスするように連続で突き出し始めた。

 パームバウムが斜め横からの攻撃にバランスを崩し始め、その隙に二人は鋭い一撃を繰り出す。

 

 今回はヴィルマの前の敵が早く麻痺したようだ。

 そこからはひたすら連撃を加え、ずっと彼女のターンになった。

 

 ほぼ無力化された相手は無視して、残ったパームバウムにオリビアは二本の槍で怒涛の連続突きをかます。

 コボルトケンプファーと比べれば頑丈で重心も低そうなパームバウムが面白いように激しく揺れる。

 あんな状態にされたら、もう攻撃できないだろう。

 煙になる前にイレーネが石化させた。

 後は三人で動けなくなったパームバウムを刻んで戦闘は終了。

 

「コボルトケンプファーと比べると多少はタフな相手かな?」

「主、ドラゴンを探そう」

「硬いけど、動きが遅いから問題ない」

「お姉ちゃんの槍捌き見たぁ?」

「出番がないので分かりません」

 二匹だと物足りないみたいだな。

 

 雷魔法も控えた方が良いのだろうか。

 油断せず、初めの取り決め通りにまずはやってみよう。

 

 

「前にパームバウム1、コボルトケンプファー1、ドライブドラゴン1。

 後ろにパームバウム2。1番だ。

 ドライブドラゴンがくるぞ。気を付けろ!」

「了解」

「了解」

「了解」

「了解」

 

 一匹だけ移動速度の速いドライブドラゴンが突出してきた。

 

(サンダーストーム、サンダーストーム)

 

(状態異常耐性ダウン)

 

 ドライブドラゴンに博徒のスキルをかける。

 

 オリビアが前進して、ドライブドラゴンに槍の連撃をかまして前進を阻む。

 両翼からヴィルマとイレーネが躍り出て、動きの止まった相手を滅多切りにして麻痺・・・・・・の後に石化させた。

 

 そのまま、残りの四匹を待ち受ける。

 次に辿り着いたコボルトケンプファーをオリビアがズタボロになるまで串刺しにした。

 遅れてやってきた・・・・・・パームバウム二匹をヴィルマとイレーネがそれぞれ受けもち、オリビアが両翼にちょっかいをかける。

 バランスを崩したパームバウムを二人が滅多打ちにするという流れ。

 遅れて二匹の間の中央に出てきたパームバウムを今度はオリビアが槍二本の連撃で足止めする。

 足止めというか、もはや嬲り殺しの様相だ。

 ヴィルマとイレーネがそれぞれ状態異常に追い込み、そのまま倒しにかかった。

 やがて、ほぼ同時に煙に変わった。

 

 オリビアの攻撃も竜騎士のLvが上がったせいか、たまにクリティカルヒットが出ているようだ。

 ダマスカス鋼の槍を強化した方が良いのだろうが、空きスロット4つのものが在庫にない。

 もうしばらく我慢してもらうか。

 

 その後もオリビアの役割をアミルが交代するなどして、戦闘を重ねたが問題はなさそうだ。

 前からヴィルマ、イレーネ、アミルで組んで戦闘をこなしていたので連携には定評がある。

 オリビアが入って、アミルの負担が減ったので彼女が全体を見て指示する余裕が生まれた。

 

 オリビアも当初は、イレーネと揉めるのではないかとヤキモキしたが、今のところは衝突するようなことは起きていない。

 猫を被っているのか、お姉ちゃんプレイはポーズだけなのか謎だが。

 

 それにしても、34階層の時は魔物部屋、ボス部屋が早く見つかったのだな。

 35階層の探索では中間部屋がなかなか見つからない。

 34階層以降はかなり広くなっているのかもしれない。

 このペースだと今日中に35階層の攻略を完了させるのは無理だな。

 

 戦闘の合間にアミルとオリビアの話もしてみた。

 

「アミルはオリビアと結構、話をするのか?」

「はい。装備品の相談を受けたり、ご主人様のことをよく聴かれます」

 俺のこと?どんな?

 

「俺の何を訊かれてるの?」

「内緒です。えへへ」

 そんな言われ方をしたら、とっても気になるじゃないか。

 

 そのうち聞き出してやろう。

 

「装備品の相談って?」

「槍の持ち手になる柄の部分についての改良点とかですね。

 後は槍を効果的に使うために、どのようなスキル融合をしたら良いかといったことです」

 へぇ・・・・・・ちょっと意外だな。

 

 槍に関しては一家言あるのかな。

 

「オリビアさんの使う槍ですけど、

 空きスロットの多いダマスカス鋼の槍を用意してスキル融合させますか?」

「そうしてやりたいけど、今、いろいろ納品が立て込んでるだろう?

 ちょっと余裕がないのではないか?」

 鍛冶師としてミラの戦力が増えたけど、仕事量も増やしてしまったからなぁ。

 

「3日後には迷宮攻略の組分けが変わるので、それまでには用意できたらと思っています。

 私は午前中は空いてますので、その時間を使えば大丈夫です。

 攻撃力2倍、詠唱中断、HP吸収あたりを考えています。

 オリビアさんは二刀流ですけど、二本ともその3つのスキルで良いですか?」

「スキルはその3つで良いと思うけど、まあ、無理のない範囲でな。

 なんとなくだけど、今のままでもオリビアは十分役に立ってる気もするし」

 ホント、この前まで村人ジョブだったとは思えないような動きだよ。

 

 アミルが提案してくれた3つのスキルだと、他のメンバーでも使えそうだから汎用性が高くて使い勝手も良いだろう。

 

「アミルは俺抜きで迷宮攻略するのは怖くないのか?」

「まあ、不安と言えば不安ですけど、三人で決めたことですから」

 三人か・・・・・・三人!

 

 あれっ、オリビアには俺抜きで迷宮組が探索するって伝えてなかったか。

 今、説明するのは・・・・・・止めよう。変に動揺されても困るし。

 ごねられたら、どうしようかな。ハハ。

 オリビアが加わってもらった方が安定性が増すから、外れられるととても困る。

 

 その後も、戦闘を重ねてフロアを探りまくったが中間部屋に辿り着くのがやっとだった。

 モンスターカードのドロップもなし。魔物部屋を探すのも明日以降か。

 

 この35階層は完全にエリアをクリアにして、34階層以降どの程度の時間が最大かかるものなのか確認したい。

 

「今日は時間切れだ。明日以降も引き続き35階層の探索を行う。帰るぞ」

 

 中間部屋の壁にゲートを開いて、自宅の玄関に繋いだ。

 ゲートをくぐって、各自が戻り始めた。

 

 午前中にターレの迷宮討伐に向けて34階層以降は、1日1階層ずつと計画していたが本当にそうなりそうだな。

 玄関に戻って、エネドラ達に帰宅を告げて二階に上がった。

 

・・・・・・

 

 夕食の時間にエネドラから午後の取引について報告があった。

 

「強権の鋼鉄の槍とモンスターカード、素材の取引は完了しました。

 入手できたカードはサイクロプス、つぼ式食虫植物、はさみ式食虫植物を2、3枚ずつで、

 素材はダマスカス鋼にしてもらいました。カードも素材も既にアミルさんにお渡し済です」

「ダマスカス鋼はこれからも、かなりの数が必要だから助かった。ありがとう」

 3つのカードは護衛部隊の強化に利用しよう。

 

 その後は、商人ギルドで情報収集してきた内容の説明。

 そして、いつものウィンドウが表示された。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

①ハルツ公爵領での噂(災害関連)

 災害による作物への被害に対して公爵領では資金援助が行われ、領民達は安堵したらしい

 

②ハルツ公爵領での噂(迷宮関連)

 公爵領で出現した迷宮3つのうち、騎士団の戦力は2つに注力するらしい

 残り1つは、迷宮探索者達の力を借りているという噂だ

 

③ハルツ公爵領での噂(盗賊関連)

 騎士団に被害を与えた盗賊は冒険者の手によって討伐されたらしい

 

④ハルツ公爵領での噂(政情不安)

 帝国と隣国の国境、公爵領の境界の村で小競り合いが発生。公爵側兵士に負傷者が出た模様

 騎士団の増援が検討されているという噂だが、災害、盗賊などの対応があり苦慮しているらしい

 

⑤獣人族の無法者の噂

 獣人族を主とする家が無体を働いている。貴重な槍を強請り取られた商人がいるらしい

 

⑥公女の婚礼の噂

 どこかの商家で公女を迎え入れるらしく、魔法使い用の武器を必死に探しているという噂だ

 お抱えの鍛冶師が融合を試みているが難航しており、コボルトの落札価格が上がっている

 

⑦セルマー伯爵領での噂(盗賊関連)

 セルマー伯爵領で被害を与えた盗賊がいつの間にかいなくなったらしい

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 ハインツの一味を討伐したのが反映されたのか。

 他に興味を惹くイベントはサボー関連と公女の婚礼関連か。

 前者はこちらが絡みようがないので、後者を意識した方が良いのかな。

 吸精かひもろぎのスタッフがスキル融合できるように、最低でもはさみ式食虫植物とヤギのカードを1枚ずつは在庫に残しておくか。

 

・・・・・・

 

 夕食と風呂を終えて、会議が始まる前にオリビアの部屋を訪ねた。

 

(コン、コン・・・・・・)

 

「ユキムラ君からお姉ちゃんの部屋に来るなんて・・・・・・」

 

 この姉弟プレイにいつまで付き合えばよいのだろうか。

 いや、そんなことより本題だ。

 

「実は相談があるのだが・・・・・・」

「お姉ちゃんに任せて、何でも相談してくれて大丈夫だから!」

 不安だ。

 

「実は、3日後から迷宮探索の部隊を再編成する。

 今、俺とアミル、ヴィルマ、イレーネ、オリビアの5人だが俺が抜けて2名が加わる。

 アミル、ヴィルマ、イレーネ、オリビア、フラウスとラファの6人となる。

 だから・・・・・・グエッ・・・・・・」

 

 オリビアがいきなり俺を持ち上げて抱きしめてきた・・・・・・というかベアハッグ?

 背骨がミシミシいってる・・・・・・前にもどこかで・・・・・・デジャブが。

 

「だから、寂しくてお姉ちゃんに逢いにきたの?」

「な、なにを・・・・・・待て・・・・・・」

 

(パーティー編成!)

 

 オリビアを外して、ようやく彼女の両腕を振り解いた。

 油断していた。次からはこの娘を早々に外しておこう。

 

「と、とにかくだ。3日後から編成が変わるから意識しておいてくれ。

 それにフラウスやラファとは初めて組むのだから、揉めないように頼むぞ」

「お姉ちゃんに任せて。いつでも逢いにきて良いから!」

 俺の言ってることを理解できているのだろうか?

 

 会話のキャッチボールが全然できていない気がするぞ。

 

 わざと馬鹿っぽいキャラを演じているのだろうか。

 アホ娘のフリをして、実は賢いキャラだったりとか?・・・・・・ないな。

 そんなことを装うメリットもないし。

 

 とっても不安だが、指揮を執るアミルに任せるか。

 あとはラファにも言っておこう。14才だけど頼りになるのだよな。少なくともコイツよりは。

 

 当初の目的を果たしたのだから退散しよう。

 これ以上、ここにいても仕方がない。

 

「じゃあ、伝えたからな」

 

 なにか彼女がアホ臭いセリフを言ってるのが聞こえたが、聞こえないフリをして立ち去った。

 

・・・・・・

 

 オリビアの部屋から逃げて談話室に行くと既に参加者は全員集まっていた。

 遅刻したので、ちょっとばつが悪いが会議を開始。

 

「まず、明日の予定だが、午前中の早い時間に商人ギルドに行ってルークと取引を行う。

 複数スキルを融合した武器の取引だ。

 既に取引内容は確定しているので、武器と交換に素材とカードを受け取るだけだ。

 その後は本日と同じで俺はターレ迷宮を探索する。

 明日が18、19階層、明後日が20、21階層を攻略する予定だ。

 3日後からは昨晩説明したが、部隊の再編成を行う。

 俺の方のターレ迷宮攻略組はターレの22階層で連携の確認を行う予定だ。

 クーラタル側の方も22階層で連携の確認を行なってくれ。

 その翌日から、それぞれ23階層に挑むことにしよう」

「分かりました。他の者にもそのように伝えておきます」

 クーラタル側は23階層から攻略を開始しても良いのだが念のためだ。

 

「明日の護衛部隊は本日同様、午前、午後ともに22階層の攻略を行なってもらう。

 経験を共有できるのは午後になる。

 育成の対象は午後の留守番組になるので、今日と明日、明後日で編成を変えるようにしてくれ。

 特にラファを午後の留守番組になるように意識して編成をしてくれると助かる」

「承知しました」

 パワーレベリングは午後になるので、午前、午後と部隊編成が固定化されると育成に偏りが発生してしまう。

 

 ラファは魔法使いも巫女もこなすから、引っ張りだこなのだよな。14才なのに。

 

「午後の迷宮組は今日の続きで35階層の攻略だ。明日中に35階層を走破したいと思っている。

 その後、夕方に時間があればベイルのコボルトハンター達の所に行って、

 カードの取引を行うので、カラダンは意識しておいてほしい」

「承知しました。旦那様」

 これぐらいか。いや、もう一つだな。

 

「あと、明日の夕方に複数のスキル融合した装備品についてのちょっとした勉強会を実施する。

 興味のある者は参加してみてくれ。

 説明役は俺とカラダンだ。

 カラダンはこの前、俺に見せてくれた例のモノをもってきてくれ」

「はい。承知しました」

 そんなところかな。

 

「ご主人様、ミラちゃんは竜革の防具の生成を始めました。

 納品用の防具を生成していますが、今のところ順調です」

「そうか、引き続きミラの指導を頼むぞ」

 ミラが納品関係の装備を作ってもらえれば、アミルはスキル融合などに注力できる。

 

「では、これで会議は終了とする。明日も宜しく頼むぞ」

 

 お休みの挨拶をして、解散にした。

 

 自室に戻って、今日のまとめ。

 

 

■情報▶

 

■人材育成/採用(ユキムラ)▼

①人材育成 ※新規加入メンバー中心にパワーレベリング。迷宮での習熟訓練を行う

<軍事系>

ユキムラ(百鬼夜行Lv65/英雄Lv65/勇者Lv65/遊び人Lv65/魔道士Lv65/刺客Lv65/博徒Lv65)

アミル(鍛冶師Lv63/冒険者Lv39)、ヴィルマ(百獣王Lv48)、イレーネ(刺客Lv49)

オリビア(竜騎士Lv44)

レドリック(剣匠Lv41⇒剣聖)、モニカ(剣匠Lv35⇒剣聖)、レイモンド(冒険者Lv22)

ケリー(獣戦士Lv32⇒百獣王)、マリー(獣戦士Lv32⇒百獣王)、フラウス(巫女Lv46)

ラファ(巫女Lv28/魔法使いLv48)、ヘルミーネ(冒険者Lv17)

ミラ(鍛冶師Lv42)、マヤ(剣匠Lv37⇒剣聖) ※マヤの最終ジョブは要検討

 

<後方支援>

ピコ(冒険者Lv8/防具商人Lv7)、ビンス(冒険者Lv8)、リック(冒険者Lv8)

 

【育成保留中】エネドラ(武器商人Lv47)、チクルス(薬師Lv34)、ポーラ(僧侶Lv29)

        カラダン(奴隷商人Lv15)、ミモザ(薬草採取士Lv45⇒薬師:保留中)

 ※アミル:隻眼のジョブ取得条件は不明のまま。装備品のスキル融合数を増やす

 

②採用

 後方支援メンバー、護衛メンバー、迷宮探索メンバーを拡充(逐次奴隷商館巡りをする)

  ⇒迷宮探索メンバー、護衛メンバーの拡充を図る

  ⇒帝都の奴隷商館でオリビアの契約に成功。今後も竜人族、魔法使い入荷時に連絡を依頼

 

■軍事(ユキムラ/レドリック)▶

 

■商業/取引(ユキムラ/エネドラ/カラダン)▶

 

■開発(エネドラ/カラダン)▶

 

■生産(チクルス/アミル)▶

 

■その他/クエスト▼

①カードハンターとの取引(ベイル)

 ⇒コボルトハンター経由で依頼中(明日、訪問予定)

 

②ダマスカス鋼工房の対応(ドブロー)

 ⇒頑強のダマスカス鋼鎧を一昨日納品済。(次回、候補未定:需要はあるとのこと)

 

③ゴッゼル士爵への対応(ベイル)

(1)ゴッゼル士爵家支援対応

 ⇒士爵家へ支援策(装備、住居、生薬)の契約を締結。

 ⇒ドロップ品、モンスターカード等を逐次引取り中(記録簿管理)

 

 

(2)アイリス家支援対応

 ⇒三人の装備品を納品済。個別取引は随時実施中。

 

 

 ⇒琥珀のネックレスはブレスレットの反応を見て注文される予定

 

④剣術指南所の対応(ターヘラ)

(1)ケリー&マリーの奴隷契約対応

 ⇒ターヘラの商店との食料移送契約は締結済(12日後に延長契約)

 

(2)業務提携

 ⇒子供達の習熟作業完了。本日から正式作業開始

 

⑤ベイル旧宅の商店開業準備

(1)カラダンの商人ギルド加入(ザビルの商人ギルドの予定)

 

(2)従業員育成

 ⇒ピコ、ビンス、リックは冒険者ジョブ取得済

 ⇒ピコは防具商人ジョブを取得済

 

⑥ハルツ公爵領迷宮探索依頼(ボーデ、ハルバー、ターレの迷宮のいずれか)

 ⇒ターレの迷宮探索中(12階層まで到達報告。17階層まで攻略済、次は18階層から)

 

⑦鏡工房の装飾品注文対応(ペルマスク)(対応中)

 ⇒5日前に瑪瑙のブレスレット2点を納品(70万2000ナール)

 ⇒琥珀のネックレスはブレスレットの反応を見て注文される予定

 

⑧ハインツ討伐対応

 ⇒一昨日、ターレの迷宮12階層でハインツ一味10名を討伐

 ⇒ハルツ侯爵に討伐報告とインテリジェンスカード提出済

 ⇒決意の指輪のみ、後日提出を行う

 

 

 

 ベッドに横たわりながら、3日後からの迷宮探索について考える。

 俺が抜けても、23階層以降のモンスターとの戦いはなんとかなる気がしている。

 イレーネとヴィルマの状態異常を発生させる攻撃にオリビアの前衛としての厚みが加わっている。

 アミル、フラウス、ラファの槍部隊の援護も期待できる。

 というか、6人中4人が槍使いってスゴイよな。

 一人は槍二刀流だし。

 

 問題があるとしたら、魔物部屋だ。

 6人がいくら頼りになると言っても、誤って魔物部屋に足を踏み入れてしまったら危険だろう。

 それを回避するには、事前に魔物部屋を殲滅しておく・・・・・・には全ての階層の全エリアをクリアにしてないから無理か。

 ところどころ階層の攻略を飛ばしたからな。

 

 少し煩雑だけど、拠点構築スキルの部隊編成を使うか。

 アミルで登録して部隊を組んでおいて、アミル達の部隊のマップを表示しながら魔物部屋に入らないように誘導したり、万が一の時には俺が駆けつけるか。

 マップが表示されれば、魔物部屋らしき箇所が分かる場合もあるので、安全な通路だけ通るように方向の指示だけ出せば危険を回避できるだろうか。

 

 不用意に壁を触らなければ大丈夫なのだけど、万が一ってことがあるからな。

 

 過保護と言われても、それくらいしないと心配で仕方ない。

 あとは、アレか。アレの練習もしておくのがよいか。

 

 

(コン、コン・・・・・・)

 

 

・・・・・・

 

 

 イレーネを頂きに登らせて、彼女の髪をイジリながら、まったりトーク。

 この娘は昇天させた後も、俺の上に乗っかるのが好きなのだよなぁ。

 初めは甘えているのかと思ったのだけど、そうではなくて独占欲が強いってことらしいけど。

 

「イレーネはオリビアと上手くやっていけそうか?」

「あのデカ女?分からない」

 そうか分からないか。

 

 まあ来たばかりで大して話もしていないし、急にお互いを理解しろって言っても無理か。

 

「それより、御館様はあのデカ女が大好きなのか?」

「えっ、どういう意味?」

 好きか嫌いかで言えば、まあ『好き』と言っても良いけど、『大好き』かというと・・・・・・?

 

「今日、あのデカ女の部屋で抱き合っていた」

「いやいや、アレは抱き合ってないって」

 なんか、修羅場に遭遇した浮気性の彼氏みたいな台詞になっている。何故?

 

 ドアを開けっ放しだったから見られたのか。別にやましい事は何もしてないのだが。

 

「そうなの?あのデカ女がスゴイ嬉しそうに抱きしめていた」

「いや、嬉しそう・・・・・・は間違ってないし、抱きしめていた?・・・・・・アレはそうなのか?」

 ただ、ベアハッグの技をかけられていただけだと思っていたのだけど。

 

「あのデカ女がどうであろうと、アイツはいずれ倒す。今は勝てないけど、いつか絶対倒す」

「ほどほどにな・・・・・・一応、仲間の訳だから」

 なんだか、俺を巡って訳の分からない人間関係になってしまった。

 

 しまった。イレーネとの時間なのに、他の娘の話題にしたのは失敗だった。

 

「そんなことより・・・・・・」

「んっ・・・・・・」

 四本の腕を駆使して、この娘の弱い所を嬲る。

 

 

 この豹娘との逢瀬を楽しまないとね。

 

 

・・・・・・




お読みいただき、ありがとうございました。
1章が終わりましたので、活動報告を記載してみました。
興味のある方は、ご覧いただければと思います。
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