異世界迷宮と戦乱と   作:HMI

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033.真剣勝負(セメント)

 朝練でオリビアとフレイヤの模擬戦をレドリックと見学中。

 

 オリビアの方が竜騎士のレベルも高くて槍二刀流の使い手。

 彼女の攻撃にフレイヤは防戦一方になっている。

 防戦というかあちらこちらに被弾している訳だが、木製武器なのと持ち前の竜騎士ジョブの頑丈さで耐えているようだ。

 

 それでも諦めることなく反撃を試みているが、木の剣のリーチではオリビアの防御を崩せない。

 槍二刀流は攻撃だけでなく、防御も堅いのだよなぁ・・・・・・移動要塞オリビア・・・・・・厨二心をくすぐられる語感だ。

 

 

 短時間に十発以上を喰らって、ようやくフレイヤが降参した。

 負けたけど嬉しそうで、オリビアとも何か楽しく談笑している。

 

 

 あれっ?・・・・・・連戦するのか・・・・・・二人が戻ってきて再び対峙した。

 だが、オリビアの持っている武器は先程まで使っていた木の槍ではない。

 と言っても木の剣でもなく、もう少し長い・・・・・・あれは長巻型の木の剣か?

 

 フレイヤの方は先程と同じ木の剣のままだ。これで戦うのか。

 

 :

 :

 

 あれれ・・・・・・先程までの見事な槍捌きが嘘であったかのように、オリビアは長巻型の木の剣を力任せにぶん回している。

 見た目が少し槍に似ていても剣オンチを発症してしまうのか。

 もはや木の剣とか長巻がどうこうではなく、木のこん棒を振り回してるようにしか見えない。

 

 少しだけリーチが長いので、オリビアとフレイヤの模擬戦は互角に見えているが、どちらもダメージを大して感じていないのか打撃が入っても気にせず、お互いを攻撃し続けている。

 これは泥試合というか・・・・・・コントか?

 オリビアって、剣にイップスでもあるのだろうか。

 槍の見事な捌き方と比べ、初心者が剣を持ったような振る舞いで見ていて痛々しい。

 

 暫く膠着状態が続いていたが、ヘルミーネが止めに入ったようだ。

 確かにこれ以上やっても仕方ない気がする。

 どういう意図の訓練なのだろうか。

 でも、戦いが終わっても二人とも笑顔で・・・・・・意味不明な戦いだな。

 

 

 また二人が戻ってきた・・・・・・三連戦ですか。

 今度はオリビアだけではなく、フレイヤも長巻型の木の剣を持っている。

 この訓練は何か狙いがあるようだな。

 

 武器のリーチに差が無くなり、フレイヤの方がやや優勢に戦っているように見える。

 長巻型の剣なんて使ったことがないから、試行錯誤しながらフレイヤも戦っているのだろう。

 苦戦しているオリビアも相変わらずこん棒を振り回すような戦い方なのだが、その顔には笑みが見てとれる。

 そして、フレイヤの方も同じ笑顔。

 彼女の方は徐々に長巻型のキワモノ剣に慣れつつあるようで、オリビアに対して攻防どちらでも優位に立っている。

 

「レドリック、この訓練にはどういう意味があると思う?」

「そうですね。オリビアさんがフレイヤに自信をつけさせようとしているのかもしれません。

 もしくはミラやアミルさんが新型の武器の使い勝手をフレイヤで試そうとしているのかも」

 確かに考えられるとしたら、そんなところだよな。

 

 それにしても、フレイヤの剣捌きがどんどん良くなっているな。

 長巻型の武器との相性が良いのだろうか。

 

 別に個々人に対して、オリビア(剣E、槍S、魔法E)とかフレイヤ(剣A、槍C、魔法E)とか適性がある訳でもないだろうし。

 鑑定スキルでもそんな情報見えないし、いせはれの世界にそんなものがあるとも思えないが、武器に対する向き不向きは何かあるのだろうか。

 

 結局、三戦目はオリビアが降参して終了となった。

 そして二人とも笑顔で、『大きい女の子は好きですか?』集団の中に戻っていった。

 俺も嫌いじゃないから、あの中に混じりたいが今は我慢だ。

 

「ご主人様、ドロテアとフレイヤですが今日から迷宮探索の実戦に参加させようかと思います。

 まずは今日の午後にでもクーラタルの20階層へ挑戦させますが、よろしいでしょうか?」

「そうだな。フレイヤの調子も別に悪くなさそうだし、20階層なら大丈夫だろう。

 同行するメンバーの人選はレドリックに任せるよ」

 二人とも現在のジョブがLv40を超えているから、20階層なら問題ないだろう。

 

 近接戦闘も朝練の模擬戦を見る限りでは問題なさそうだし。

 

 実は先程のフレイヤとの模擬戦は、槍二刀流倶楽部への勧誘だったりするのだろうか?

 『槍を二本使うとこんなに戦えるから、あなたもいらっしゃい~』とか。

 

 槍を二本使うことは竜騎士なら誰でも可能かもしれないが、あそこまで槍を器用にこなせるのはオリビアだけではないかと思うけど。

 

 

・・・・・・

 

 朝練と朝食を終えてドロテアには昨日同様、魔法耐性訓練に付き合ってもらった。

 魔法使いLv49でも身代わりのミサンガは切れなかった。

 俺の我慢・・・・・・というか忍耐力の方が切れそうになったが、なんとか踏みとどまった。

 

 ここから導き出せる結論は、『魔法使いLv50程度ではストーム系魔法三発で騎士Lv50を倒すことはできない』ということか。

 あくまでパーティー効果無しでの比較だが。

 

 検証はいったん一区切りにするか。

 ドロテアも迷宮探索に加わるし。

 彼女の魔道士のジョブ取得はもう暫くしてからにしよう。

 フレイヤだけでなく、彼女にも慣れが必要だろうから。

 

 昨日よりも、入念に手当をかけながら二人で帰宅した。

 

・・・・・・

 

 実験を終え、迷宮組のメンバー達とターレ迷宮へ向かった。

 いつも通り、騎士団員の兄ちゃんに突破階層の案内してから迷宮探索を開始。

 

 昨日の発見した38階層の中間部屋から再開。

 遭遇するモンスターの半分はパーンで、こいつらとの戦いは本当に楽しい。

 

 特にパーンが三匹並んでいる時は、中央に俺、左右にヴィルマとイレーネで高起動型ジョブを前衛に並べて近接戦闘が展開される。

 

 パーンは火魔法を使わない時は拳と蹴りを使ってくるので、こちらもついローキックをかましたくなる。

 防具で蹴っても攻撃力はほとんど乗らないから意味ないのだが。

 

 特にパンチを放ってくる時にカウンターで右の拳をクロスで入れたり、膝をカチ上げて腹に一発入れたりすると爽快な気分が味わえる。

 その前に剣で倒せよという話は置いておいて。

 テンションが上がり過ぎて、オーバーホエルミングをかけて北斗百●拳をやりたくなる。

 

 左右の女性陣から、『ご主人様(主/御館様)、何やってるの?』という目で見られてしまうが。

 

 ハイテンションのまま、魔物部屋を発見したので殲滅を行う。

 ただ、今回の魔物部屋は今までと様子が少しだけ違う・・・・・・いや、何も違わないのだけど。

 

 最初に魔物部屋に入って直ぐに退散するのだが、その時の状況がちょっと違う。

 部屋の中を確認する時に半分程度はパーンなのだが、人型なので首を一斉にこちらに向けてくるのが奇妙な感じ。

 『なんじゃ、ワレは?』・・・・・・と、いかついヤンキーの集団に出くわした光景のようだ。

 パーンが一斉にこちらにメンチを切ってるように見えてしまう。

 実際にあいつらが、そんなことをしている訳ではないのだが。

 

 どんなモンスターでも、こちらに気付いて一斉に向かってこようとするのは違わないのだが、人型で顔があるだけで全然雰囲気が違うのだよなぁ。

 

 不気味な光景であっても、索敵で密度の薄い所にワープで出入りして魔法で削るのは変わらず。

 最後は超速スキルでパーン達も含めてぶっ叩いて殲滅完了。

 

 大量のヤギの肉等ドロップ品を皆で拾って、探索を続行。

 

・・・・・・

 

 そして思っていたよりも早くボス部屋を発見。

 待機部屋で作戦会議。

 

「ボス戦の指揮はアミルに任せる」

「はい。お任せ下さい。

 ボスはアルパインという人型のモンスターが二匹出現します・・・・・・」

「アミル、御館様、ボスと一対一で戦いたい。魔法も御館様のスキルも使わないでほしい」

 アミルの戦闘指示にイレーネが割って入った。

 

 一対一(タイマン)で戦いたいのか?

 先程までパーンと散々戦っていたから、その気持ちは分からなくもない。

 じゃあ、もう一匹は俺が・・・・・・。

 

「主、もう一匹はあたしに任せて!」

 チェッ・・・・・・先に取られた。

 

「ご主人様・・・・・・」

「ああ、分かった。アミル、二人に任せよう。

 だが、危ないと判断したら問答無用で割って入るぞ」

「了解」

「了解」

 了解しているのはヴィルマとイレーネの二人しかいないのだが。

 

 本当に危なくなったら超速スキルを使って全体手当をしてから、二匹ともぶった斬るぞ。

 

「アルパインはパーンよりもデカいし、恐らくパワーもあるはずだ。十分、注意しろよ」

 既に二人は獰猛な笑みを浮かべてるようにすら見える。

 

 特にイレーネは何か期するものがあるのか、朝の訓練でも激しい攻撃を行う傾向が強くなった。

 確かヴィルマが先日行なった決闘後からだよな。

 

「アミルとオリビアも二人の動きに注意してくれ。危ないと判断したら、俺にも教えてくれ」

「了解」

「了解」

 

「じゃあ、始めよう」

 四人がボス部屋の中央に走っていくのを見て、最後にゆっくりとボス部屋に入る。

 

 入ると同時に駆け出して、ボスの出現位置に辿り着く前に停止。

 ヴィルマとイレーネが前にでて、そのやや後方に三人で並んだ。

 

 やがて、煙が消えてボスが二匹出現した。

 

 頭から生えている角がパーンよりも少し大きく、体全体も二回りぐらいデカいかな。

 パーンがジュニアヘビー級なら、こいつらはヘビー級のプロレスラーといった感じだろうか。

 

 イレーネとヴィルマが各々の相対するボスと間を詰める。

 ボスはパーンと違って、走り寄ることなく両手を少し広げて近づいてくる。

 パーンが打撃系(ストライカー)で、アルパインが柔術系(グラップラー)ってことじゃないだろうな。

 こちらは片手剣と両手剣だから、異種格闘技戦の様相になってしまう。

 

 イレーネの前のボスが鋭いをパンチを放つと彼女は硬直のエストックで刺突のカウンター。

 痛みを感じてないのか、更に両腕の拳を繰り出してきた。

 片手剣相手に恐怖を感じてないのか、ボクサーのように上体を揺らしながら前に詰めてくる。

 彼女はパンチを難なく躱して、刺突を繰り返すがいくつかはスウェーで回避されている。

 面白いと言ったら不謹慎なのだが、見ごたえがあるぞ。

 

 ヴィルマの方のボスは少し遠間から蹴りを放ち、彼女に躱されると体を捻りながら回し蹴りを仕掛けてくる。

 躱すと更に次の回し蹴りで繋いで連続攻撃だ。

 彼女の武器が両手剣なのでリーチの不利を補うために蹴りを放っているのだろうか。

 意外に体幹が強いのか、かなり様になっている。

 テコンドーの選手かと錯覚してしまう。

 

 だが、ヴィルマは回し蹴りに激情のダマスカス鋼剣のカウンターを的確に返している。

 普通なら悶絶して蹲るところだが、気にせず蹴りを放ち続けて・・・・・・バタリと倒れた。

 麻痺したな・・・・・・あれだけカウンターを決められれば、当たった回数だけ麻痺する可能性も増えるからな。

 

 うずくまったアルパインに彼女は容赦なくダマスカス鋼剣の激しい斬撃を叩きつける。

 先程まではアルパインの方が悪役(ヒール)に見えたのだが、今や彼女の方が凶器攻撃をする女レスラーのように見えてしまう。

 でも、ヴィルマの方は勝負が見えたな。

 

 イレーネの方は刺突とパンチで間合いを取りながら、お互いに攻撃を繰り出している。

 それでも片手剣の間合いの方が有利なので、アルパインの方が劣勢だ。

 たまに苦し紛れに回し蹴りを放つのだが、鋼鉄の盾で流されてダメージは受けてないようだ。

 膠着状態になるかなと思ったら、こちらも蹲ってしまった。

 石化したのか・・・・・・そりゃそうだよな。

 

 イレーネよ、だからそんな『この世の終わり(やってしまった)』のような表情になるなよ。

 硬直のエストックで突いていたのだから、数が当たれば石化するって。

 ガッカリした表情だが、石化したアルパインをエストックで刻み始めた。

 

 ヴィルマの方も斬撃を短い間隔で繰り返しながら、たまにビーストスラッシュを放ち・・・・・・煙に変えて終了。

 残ったボスドロップ品は2つの『ヤギミルク』・・・・・・だと?

 

 アルパインって肉食種ではなく、乳用種なのか。

 先程までの狂暴な顔からは想像もつかないのだが。

 

「御館様、もう一回戦いたい」

「主、あたしも、あたしも・・・・・・」

 もう一回(おかわり)ですか?・・・・・・そうですか・・・・・・我が家の娘達の方が狂暴かもしれないな。

 

 結局、追加で3回ほどボス周回をした後に39階層に抜け、午前の探索は終了にした。

 俺もアルパインとガチンコで戦ってみたかったが自重だ。

 俺の後に他の娘が列を作っても困るので。

 

・・・・・・

 

 昼食を終えて、39階層の小部屋から探索を再開。

 

「39階層の新規モンスターはウドウッドだ。

 木の姿をした鈍重なモンスターだが、リーチのある枝で攻撃してくるので要注意だ。

 ドロップ品はリーフでレアドロップがワンドだ。

 ボスの情報は持っていないが、恐らくウドウッドよりも一回り大きい木のモンスターだと思う。

 この階ではウドウッド、パーン、ハチノス、スパイススパイダーの順に多い。

 移動速度がバラバラなので恐らくは各個撃破が可能だと思う。

 戦い方はいつも通りで状態異常に追い込む。魔法はいつも通り雷魔法だ。

 アミルの方から何か補足があるか?」

「ボスはオークウッドで、特長はご主人様のおっしゃった通りです。

 背後にいても、枝を振り回してきて攻撃を受ける可能性がありますので注意してください」

 ウドウッドはベイルの低階層のボス戦で戦ったけど、ほとんど印象に残ってないな。

 

 小部屋を出て左側に歩き始めた。

 

 初戦の相手は、ウドウッド二匹、パーン一匹。

 遠目で見ると体格の差がかなりあるな。

 

「前にウドウッド2、パーン1だ。1番だ」

「了解」

「了解」

「了解」

「了解」

 

 ゆっくりと前進しながら前方を見ていると、ウドウッドを置いてパーンが走ってきた。

 オリビアが二本の槍で突き刺しながら転倒させて、ヴィルマの前へと転がす。

 ウドウッドはまだ遠いな。

 

 パーンは起き上がれないようにオリビアが槍を使って、足の関節と掌を打ち据えている。

 ヴィルマの連撃で・・・・・・麻痺になったか。

 

 ウドウッドがようやく近づいてきた。

 

 

(サンダーストーム、サンダーストーム)

 

 

 右側のウドウッドが麻痺した。

 

(状態異常耐性・・・・・・ダウン)

 

 左のウドウッドに博徒のスキルを付与。

 近づいてきたウドウッドをオリビアが迎撃する・・・・・・その横でイレーネが刺突を繰り返す。

 こいつは二人に任せよう。

 

 前方で麻痺したウドウッドへ止めを刺すために、前に出ることにした。

 動き出す前にデュランダルと激情のダマスカス鋼剣で連打して・・・・・・煙に変えた。

 

 振り向くとイレーネがウドウッドを石化をさせており、パーンはヴィルマとアミルによって煙に変えられていた。

 残ったウドウッドを煙に変えたので戦闘終了。

 

「ウドウッドは俺達のパーティーとは相性が良さそうだな」

「はい、戦い易いですね。

 接敵が遅い分だけ雷魔法で麻痺する可能性も高いですし、

 こちらに近づけばオリビアさんの槍で止められますから」

 足の遅いモンスターで魔法を使ってこないと非常に戦い易い。

 

・・・・・・

 

 その後も探索を順調に進め、魔物部屋も殲滅。

 モンスターカードがドロップしたが、木のカード。

 木の姿をしたモンスターに対する効果があるのだが・・・・・・外れカードだな。

 今のところは特定のモンスターに対する特効カードは融合しない方針だから。

 

 午後も終盤になってからボス部屋をようやく発見。

 

 

「ボス戦の指揮は頼むぞ」

「はい。お任せ下さい・・・・・・」

 今度はヴィルマもイレーネも一対一(タイマン)で戦いたいとは言ってこないようだ。

 

「ボスはオークウッドが二匹出現しますので、

 いつも通り、中央にオリビアさん、右にヴィルマさん、左にイレーネさんでお願いします。

 枝の攻撃は注意して下さい。

 ご主人様はいつもの雷魔法をお願いします」

「了解」

「了解」

「了解」

「了解」

 

 

「では、始めるか」

 四人がボス部屋の中央に走っていくのを見て、最後にゆっくりとボス部屋に侵入。

 

 入ると同時に駆け出して、ボスの出現位置に辿り着く前にスピードダウン。

 

 

(サンダーストーム、サンダーストーム)

 

 麻痺は発生しないか。木のモンスターって麻痺しても分かりにくいけど。

 

 

(状態異常耐性ダウン)

 

 イレーネのボスに博徒のスキルをかける。

 

 

 迂回して左側のボスの側面についた。

 

 オリビアは槍二刀流で両側のオークウッドを激しく突いて揺らし始めた。

 もはやボス自身が枝を揺らしているのか、彼女に揺らされてるのかよく分からない。

 

 アミルは右側のボスに重い突きを放っているので、右側の方が激しく揺れている気がする。

 ヴィルマも激情のダマスカス鋼剣で強めの斬撃を放っているせいかもしれない。

 

 こちらはイレーネの刺突と俺の硬直のエストックでコツコツと手数の多い攻撃をする。

 木にまとわりついたキツツキのような攻撃だが・・・・・・早々に石化させた。

 

 右側のオークウッドに取り付こうとする前に・・・・・・ヴィルマが麻痺させた。

 これでほぼ終了か。

 

 全員で囲んで攻撃するとあっという間に煙に変わった。

 石化した最後のオークウッドも全員で囲んで・・・・・・煙に変えて・・・・・・戦闘終了。

 

 残ったボスドロップ品は2つの『オーク』・・・・・・まんまだな。

 木のモンスターから木材って普通な感じだ。

 

「魔法使いの杖に必要な素材です。これでスタッフが生成できます」

「そうなのか。思っていたよりも有用な素材なのだな」

 スタッフってオーク材で作られるのか。魔法の武器って感じがしないな。

 

 今から新しい階層の攻略をするには時間がない。

 40階層に抜けて、本日のターレ迷宮の探索を終了とした

 

・・・・・・

 

 迷宮組の探索は終了にしたが、夕飯まではもう1時間ちょっとはある。

 38階層でアルパインと戦ってみたいし、39階層のボスドロップでオークも集めたい。

 

 ケリーとマリーのレベル上げもしたいので、二人を小荷駄隊に入れてパワーレベリングがてらボス周回を実施。

 期待して臨んだ38階層のアルパイン戦は微妙な結果に終わった。

 四本腕に三本の剣を持って戦ったが、二対一でも楽勝で討伐できた。

 

 パーンよりもスピードがない分だけ期待外れだったな。

 途中から興味が薄れたので、二回戦って終了。

 その分、オークウッド戦を20周ほど実施。

 

 ボス戦としては物足りなかったが、鍛冶素材が得られたので満足して帰ることにした。

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