(お詫び)
閑話003で、一人(レイリア)登場人物を追加しました。
後の方で登場予定だったのですが話の流れ上、矛盾が生じたため遡って修正しました。
閑話003を読了の読者様におきましては、恐縮ですが再度閲覧していただければと思います。
本話は異世界に転移させられた日本人視点の閑話です。
もう既にかなりの騒ぎになっているな。
さっきのエレーヌって神様からは村人達に負けずに盗賊を倒せって言われたけど、そんなに上手くいくものなのだろうか。
普通のゲームなら盗賊襲撃イベントはチュートリアル扱いだから、簡単だと思いたいけど。
鑑定を使って確認しろって言われたから近づかないと。
倒すのは盗賊だけだから、間違えないようにしないと。
あれか・・・・・・盗賊と村人が武器を持って戦っているな。
リーダーっぽいは奴はどいつだ?
(鑑定)
イサイ(人間族 男 33才)
盗賊Lv8
装備 なし
強そうに見えた盗賊だけど、装備は『なし』になっているな。
鎧は着けてないが・・・・・・武器は持ってるように見えるのだけど。
(鑑定、鑑定、鑑定・・・・・・)
盗賊のLv6、3、5、2、7・・・・・・これが高いのか低いのか分からないが、村人達のレベルの方はもっと低いようだな。
ほとんどがLv1かLv2だ。そして村人ジョブ以外の者は見当たらない。
戦いに向いてそうなジョブの者はいないのか。
こっちも村人Lv1だから油断すると危ないかも。
まずは一番近くで村人と戦っている奴から慎重にいこう。
何か叫んでいるけど、盗賊も村人の方も何を言ってるのか分からない。
まずは・・・・・・デュランダルで横薙ぎに・・・・・・あれっ?
豆腐を斬るように、なんの抵抗もなく・・・・・・ゲッ、真っ二つで血を噴いてる。
こんなにアッサリと?
盗賊Lv6ってこんなに弱いのか?
デュランダルって武器がチート過ぎるのか。
なんかスキルがてんこもりで付与されていたよな。
「助太刀するぞ!」
近くの村人達に叫んではみたものの反応が薄い・・・・・・今はそれどころじゃないか。
とにかく、近くにいる者達を鑑定しながら、盗賊だけを切り伏せていこう。
村人と剣の鍔迫り合いしている盗賊Lv7・・・・・・の横をすり抜けながら袈裟懸け・・・・・・全く抵抗を感じることなく斬れた。
ああ、血がかなり拙いことになっている。
でも構ってられない。
次は背中を向けた盗賊Lv2・・・・・・後ろから一刀両断・・・・・・ううぅ、こちらも縦に真っ二つだ。
レベルが2であろうと6や7であろうと全く抵抗なく、斬れている。
しかし、かなりの血が噴出していて気持ち悪い。
ゲームの世界だと思うからできるのだけど。
考えていてはダメだ。とにかく斬りまくろう。
:
:
:
(鑑定、鑑定、鑑定・・・・・・)
残りの盗賊は三人か。盗賊のLv4、2、7。
かなり減った・・・・・・というか俺が全部倒している気もする。
結局、レベルが一番高い盗賊でLv8だったな。既に倒したけど。
村人二人に攻撃されているLv4の後ろから斬りかかって・・・・・・瞬殺と。
次はこっちに逃げてきたLv2の胸を突いて・・・・・・うぁっ・・・・・・血が・・・・・・返り血がすごい。
最後はLv7か。これも側面から近づいて、横薙ぎで・・・・・・真っ二つだ。
ううぅ・・・・・・これで終わりか?
(鑑定、鑑定、鑑定、鑑定、鑑定・・・・・・)
うん、村人ジョブの者しかいなさそうだ。終わったか。
ああ・・・・・・村人達が勝ち鬨の声を上げて、手に持った武器を振り上げている。
本当に終わったようだな。
(あなたは世界で初めての英雄になれます。英雄になりますか?(はい/いいえ))
あれっ、これが神様が言っていた強いジョブなのか?
『英雄』って名前だけでも強そうな響きだよな。
ここは『はい』の一択だ。
(英雄を選択しました。今からあなたは英雄です!この世界で初めての英雄になりました)
(鑑定)
新井 一平(人間族 男 17才 自由民)
英雄Lv1
装備 デュランダル 決意の指輪
おおぉ、本当にジョブが英雄になっている。Lv1だけど。
(鑑定)
ジョブ 英雄
効果 HP中上昇 MP中上昇 腕力中上昇 体力中上昇
知力中上昇 精神中上昇 器用中上昇 敏捷中上昇
スキル オーバーホエルミング ワープ
これは・・・・・・スゴイ。さっき見た村人ジョブの効果とは段違いだ。
8つの効果ということは、この世界には最低8つのステータス値が存在するということか。
だけど、オーバーなんとかってスキルはなんだろう?
ワープは俺にくっついているスキルって言ってたから、英雄ジョブ本来のスキルではないのだろうな。
(無事、英雄ジョブの取得ができたみたいね。
これから英雄ジョブを使って、あなたには迷宮の討伐をしてもらうわ)
「迷宮の・・・・・・討伐?」
「#$%&*@・・・・・・」
「えっ?」
オジサンが俺に話しかけているのかもしれないけど、言葉が全く通じないぞ。
(ああ、あなたはブラヒム語しか話せなかったのね。
人間族なのに人間の言葉が話せないのは困ったわね)
(『異世界言語(全言語)!』・・・・・一時的だけど、これで会話できるようになったでしょう?)
「村の窮地を救っていただき、ありがとうございます」
「いや、こちらこそ」
本当に言葉が通じるようになった。
(このスキルは一時的なものよ。明日になったら、また通じなくなるわ)
そうなのですか?
それは困りますけど・・・・・・あれっ、私はエレーヌ様と普通に会話できていますが。
(言語を使わずに直接思念で会話してるから関係ないのよ。
そんなことより、これからどうしましょうね)
どうしましょうって言われても、言葉が通じないのは困るな。
この話しかけてきた人は鑑定すると、ジョブが『村長』になっているな。
さっきまで村人ジョブだった気がするけど。
(あなたと同じで盗賊の襲撃から村を守り抜いたから、ジョブ取得ができたのよ。
初めてに限って、村長のジョブはこのやり方でも取得できるの。
ギルド神殿も不要だから仮扱いでもないし。英雄のジョブと同じよ)
仮扱い・・・・・・?
(あなたには関係ないから、気にしなくていいわ。
それより、これから合流する仲間は皆ブラヒム語が話せないから困ったわね。
ブラヒム語はスキルの詠唱分しか教えてないから、どうしましょう・・・・・・。
仕方ないから『異世界言語(全言語)』のスキルを付与しましょうか)
スキルをもう一つもらえるのですか?
(そのスキルを与えるためには魂の器を広げないとダメね。
そうだ・・・・・・『決意の指輪』を没収・・・・・・と。これでも足りないか。
では先に、『獲得経験値二倍』を付与・・・・・・と。これでいいわ)
えーと、何をしたのでしょうか?
(スキルが増えているから、自分で鑑定して確認してみなさい)
えーと、
(鑑定)
新井 一平(人間族 男 17才 自由民)
英雄Lv1
装備 デュランダル
あっ、指輪がなくなっている!
(魂の器に空きを作るためよ。嫌なら言葉が通じないまま、この世界で生きる?)
言葉が通じないのは困ります・・・・・・。
(なら、我慢しなさい。異界からの魂って、ホント文句が多いわね)
(鑑定)
ジョブ 英雄
効果 HP中上昇 MP中上昇 腕力中上昇 体力中上昇
知力中上昇 精神中上昇 器用中上昇 敏捷中上昇
スキル オーバーホエルミング ワープ 獲得経験値二倍
『獲得経験値二倍』か・・・・・・微妙な。
もっと十倍とか百倍とか・・・・・・がラノベの基本なのに。
(あなたねぇ・・・・・・)
「いえ、大変素晴らしいスキルで感謝の気持ちでいっぱいです!」
(あなたの思念と話してるから、あなたが何を考えているのかは筒抜けなんだけど)
「・・・・・・」
(とにかく、あなたはこの近くの迷宮に行って、英雄のレベルを上げなさい。
そうすれば、魂の空きができてもう少し獲得経験値の倍率が増やせるから)
そうすれば、もっと良いスキルがたくさんもらえるのですね?
(違うわ。あくまで、『異世界言語(全言語)』のスキルを入れるのに必要な器を広げるためよ。
『異世界言語(全言語)』が入ったら、『獲得経験値二倍』のスキルは没収よ。
今でもかなりスキルを与え過ぎだと思ってるのだから。
あくまで迷宮討伐してギルド神殿を集めるために最低限のスキルしか与えられないわ)
えっ、そんなぁ・・・・・・・
(文句ばかり言っていると、『ワープ』も没収するわよ)
いえ、頑張って迷宮に行って・・・・・・モンスターか何かを倒すのですか?
(説明してないのに、なんで分かるの?異界からの魂って不思議ね)
それは異世界転移モノのお約束なので。
(ラグナルが言っていた異界の魂のやる気ってこういうこと?まあ、いいわ)
「できる限りのお礼はさせていただきます」
「えっ?」
あ、村長さんを置き去りにしていた。
「それでは、わたくしどもの家へお越しください。村長のハジマリノと申します」
「よろしくお願いします」
血塗れになってしまったので助かる。血を拭いたい。
(ダメよ。何言ってるの?さっき、頑張って迷宮に行くって言ったじゃない。
まだ、日が暮れるまで全然時間があるわよ。さっさと行きなさいよ。
行かないのなら、『ワープ』も『獲得経験値二倍』も没収よ!)
分かりました。行きますから、マジで勘弁して下さい。
えーと、村長さんにはなんて言おうか・・・・・・。
「村の周りに盗賊が隠れていないか警戒しに行こうかと思う。
それが終わったら是非、あなたの家で休ませてほしい」
「そこまで、このハジマリノ村のために・・・・・・分かりました。お待ちしております」
ん?はじまりの村?
(そこの門を出て森の方に向かえば、人の踏み固めた道があるから直ぐに分かるわ。
さっさと行きなさい)
承知しました・・・・・・。
でも、裸足のままはさすがに厳しいので、その盗賊達の使っていた靴を使わせて下さい。
(さっさとしなさい)
うっ、なんか靴が生温かいし、サイズが少し大きい。でも仕方ないか。
それでエレーヌ様、英雄のレベルをいくつにすれば良いのですか?
(そうね。さっき3つ広げたから、更に7つ広げる必要があるのでLv8まで上げてね)
Lv8まで一人で上げるのか。
(一人の方がパーティーを組むよりレベルが上がり易いのよ)
ああ、人数で経験値が按分されるのですね。
(あなた、何者?実は使徒かなんかじゃないでしょうね?)
使徒?
(違うのならいいわ。
迷宮に入り、その武器を使って『コボルト』というモンスターをまずはドンドン倒しなさい)
コボルト・・・・・・雑魚モンスターの定番か。
(あなた、なんか気持ち悪いわね・・・・・・やっぱり消去して、別の魂を呼び寄せた方が・・・・・・)
ちょ、ちょっと待って下さい。私はエレーヌ様のお役に立ちますから。
元の世界の知識も、こちらの世界で役立つことがあるのですよ。
(まあ、しばらくは様子見しましょうか。とにかく、さっさとレベルを上げて、
仲間の四人と合流しなさい)
仲間がもう決まってるのか。
この先の楽しみができた。エロフもといエルフ大歓迎。
・・・・・・
村を出て・・・・・・獣道よりは少しだけマシな道を通って、奥へと進むと・・・・・・これが迷宮の入口?
黒いデカい穴だな・・・・・・それに、入口付近に人がいる。
先輩の冒険者か何かだろうか。
とりあえず、挨拶でもしておくか。
その前に、
(鑑定)
スミス(ドワーフ族 ♂ 25才)
村人Lv3
装備 なし
おおぉ。異世界もの定番のドワーフだ。でも『男』じゃなくて『♂』?
ジョブは村人なのか。Lv3って低いな・・・・・・こっちもLv1だけど。
なんか、デカい木の棒みたいなのを持ってるのに、装備の欄が『なし』になってる。
なんでだろう?
(鑑定)
ナックル(人間族 男 21才)
村人Lv3
装備 なし
この人も村人ジョブか。
手に何も持ってないから装備欄が『なし』なのは不自然ではないけど。
戦わない人なのかな?
(鑑定)
サーチ(人間族 男 23才)
探索者(仮)Lv3
装備 ジャックナイフ
この人は村人ジョブではないな。探索者だけど、『仮』ってなんだ?
さっき、エレーヌ様が言っていた『仮扱い』のことだろうか。
でも、探索者ってだけで、なんだかダンジョン探索している感じだな。
(鑑定)
マコス(人間族 男 26才)
色魔(仮)Lv1
装備 なし
『色魔』ってジョブなの?性癖じゃないのか?
実は色魔法使いとか・・・・・・赤とか青とか?
でも、魔法使いっぽい感じは全然しないぞ。
ちょっと話しかけるのは、やめておこうかな。
男ばっかりだし。ここはスルーで。
(なんか、ゴチャゴチャ考えてるけど、その四人があなたと迷宮探索をする者達よ)
「えっ?マジですか?」
最後の一人はチェンジでお願いしたい。
(当分は一人で迷宮探索するのだから別にいいでしょ。それより挨拶ぐらいはしておいたら?
今なら『異世界言語(全言語)』のスキルで会話ができるわよ)
ええぇ・・・・・・ちょっと怯むな。
ドワーフの人と話をしてみようかな。あの人も明日になったらドワーフの言葉でしか会話ができなくなるのですよね?
(スミスは人間族の言葉が通じるみたいね)
そうなのですか?何故なのでしょうね。
(そんなの知らないわよ。本人に訊いてみたら?)
とりあえず四人の所にゆっくりと近づいてみる。
こっちを胡散臭げに見ているな。まあ、そりゃそうだよな。
「どうも。エレーヌ様に命じられて、ここの迷宮でモンスターと戦うことになった者です。
よろしくお願いします」
「お前もか?・・・・・・てか、血塗れじゃないか?怪我しているのか?」
あ、確かに血を浴びて大変なことになっているのだった。
「いえ、これは盗賊達の返り血ですから」
「お前・・・・・・」
あらら・・・・・・なんか、ドン引きされている。
「では、私はコボルトを倒しに行ってきますので・・・・・・」
「ちょっと待て。一人で行く気か?コボルトは弱そうに見えても結構しぶといぞ。
お前一人では危ないから俺達も付いていってやるから」
へえ、そうなんだ。
「そうですか。ありがとうございます。
でも倒すのは一人で倒さなければならないって、エレーヌ様に言われているので、
この剣で倒しますね」
「無茶苦茶なことを言われてるんだな?気の毒に・・・・・・」
俺の言われてることって、やっぱり無茶振りなのか。
・・・・・・
その後は迷宮に入って俺がコボルトを一撃で瞬殺したので、別の意味でドン引きされた。
でも、こっちもコボルト相手にナックルさんが素手戦う姿を見て、ドン引きしたぞ。
こちらのデュランダルと比べると殆どダメージを与えていないように見えたし。
ナックルさんだけではなく、スミスさんの木のこん棒も、サーチさんのナイフもコボルト相手にあまり効果的な攻撃をしているようには見えなかった。
というか、デュランダルと比べると本当に可哀想なぐらいの戦いぶりだった。
「これが、本当の武器とそうでないものの差なのか?」
「スミスさん、そんなにガッカリしないで下さい。
そのうち、迷宮で何か良い武器がドロップするかもしれませんから」
ダンジョン探索モノなら、そのうち武器やアイテムがドロップするだろう。
「いや、ここでドロップするのは、そのサーチが使ってるナイフと塩だけだぞ」
「塩?・・・・・・何か戦いの役に立つのですか?」
俺の問いに三人が首を横に振った。
マコスさんは、疲れていて無反応な状態だ。
なんでも徹夜で隣の街から歩いてきて、そのまま迷宮に入っているそうだ。
それにしてもマジか?
こんな状態の四人と一緒に戦って、迷宮の討伐なんてできるのだろうか。
(あなたは、とにかくレベルを上げて、他の者と普通に会話できるようになりなさい。
そして、その四人と組んでレベルを上げなさい。
レベルを上げれば、新しいジョブが取得できるようになるのよ)
「ナックルさんとスミスさんですか?他の二人は村人以外のジョブのようですから」
(あなた勘が良いのね。ナックルは村人Lv5まで上げれば僧侶のジョブが得られるわ。
スミスは今のままじゃダメだから、一度皆でクーラタルの街まで行きなさい。
そこで、レイリアという者と会えばスミスは探索者のジョブが得られるわ)
僧侶のジョブが得られるって教えてくれている。
英雄の時は教えてくれなかったのに・・・・・・。
(英雄は特別なジョブなのよ。僧侶は普通のジョブだから!)
「ナックルさんが僧侶で、スミスさんが探索者ですか。
僧侶が必要なのは分かりますけど、探索者も二人いた方が良いのですか?
同じジョブの者が二人もいるのは無駄な気がしますが」
(あなた、勘が良過ぎるわ。確かに探索者は二人も必要ないわ。
スミスは探索者をLv10にすれば鍛冶師のジョブが得られるのよ。
鍛冶師がいないと装備品が作れなくて、
武器や防具なしの状態で戦わなければならないわ。
それでは迷宮討伐なんて無理だから、早くスミスを鍛冶師にした方が賢明ね。
私が助言できるのここまでかしら)
マジっすか。
この四人は武器なし、防具なしの状態でモンスターと戦っていたのか。
いや、鑑定すれば確かに装備欄が『なし』の状態だったけど。
俺も防具なしだけど、少なくともデュランダルはあるからな。
四人は俺とエレーヌ様の会話についていけずにキョトンとしている。
むしろ何も知らない方が幸せなのかもしれない。
とにかく早く英雄のジョブをLv8まで上げて、その後はナックルさんの村人ジョブがLv5になるまで手伝おう。
それからクーラタルという街まで行けば良いのだろう。
武器、防具を作るために鍛冶師というジョブを得なければ、迷宮での戦闘なんてとても無理だ。
俺だって、いつまでも防具なしの状態で戦うのは嫌だ。
先程の盗賊襲撃イベントで鑑定した時に村人も盗賊も装備欄が『なし』だったのは、この世界に鍛冶師のジョブを持つ者がいなかったからじゃないか?
エレーヌ様はスミスさんを世界で初めての鍛冶師にするつもりなのかもしれない。
それにしても盗賊や村人のレベルのバラツキはなんなのだろうか。
村人も盗賊も迷宮探索は無理そうだから、レベルを上げる他の方法が存在するのだろうか。
お読みいただき、ありがとうございます。
今さらですが、『鑑定』はスキルであって、ボーナス魔法ではないのですよね。
原作でも初めの異世界転移した後に詠唱省略無しで鑑定を使いまくってますし、プロローグの部分でボーナス呪文とボーナススキルという表現で明確に分けてますから。
本作では『武器鑑定』や『防具鑑定』とは、『鑑定』や『上級鑑定』は別物(上位互換ではなく独立したもの)として扱っています。
『鑑定』使う度に詠唱してたら面倒だからなのでしょうけど、おかげで本作でも拠点構築の倉庫を使った鑑定で便利に使わせてもらってます。
原作の設定の緻密さはスゴイなと、拙作を執筆し始めた時に改めて感じました。
かつ、それを感じさせない自然なストーリーの運び方もですが。
本作で勝手に設定した『拠点構築』のスキルも原作のキャラクター再設定の真似をしようかと思ったのですが、煩雑過ぎて設計できずに断念して『ざっくりスキル』にしたのを思い出しました。