異世界迷宮と戦乱と   作:HMI

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038.隻眼の男

 ワーレン会長から依頼された箱を持って、メモにある住所を訪ねることになった。

 ドブローの土地鑑は大して持ってないので、目的地を探すのは煩雑だ。

 だが、帝都と比べれば歩いている人に道を尋ねるハードルは低い。

 道行く人に気軽に声をかけて、道を教えてもらいながら目的地を目指した。

 

 ドブローはお気に入りの街の一つだ。

 活気もあり、少し雑然としているが店もそれなりに揃っている。

 ここの名産だと言われてる絨毯にはあまり興味がないけど、生活している人達の雰囲気が結構好きだったりする。

 

 道を歩きながら・・・・・・箱を抱えているのは下側の両腕。

 箱の中身は少し重みがあるが、俺の腕力補正からすればさしたる問題ではない。

 そして上側の両腕は空いてるので、メモを片手に難なく歩ける。

 この四本の腕は宅配業者に向いているのかもしれない。

 

・・・・・・

 

 恐らくはこの家のような気がする。

 荷物を持ったまま、空いた手でドアをノックする。やはり四本腕は便利だ。

 

 ドアを開けて出てきた顔を見て、目的地であることが分かりホッとした。

 

「お前はあの時の・・・・・・何故ここに?」

「ワーレン会長からのお届け物です」

 台詞がもはや宅配業者のソレだ。

 

 抱えた荷物を見て、隻眼のバルドルフはニヤッとした。

 本当にヤバイ薬を運ぶ売人のような気がしてしまう。

 

 荷物に手を出そうとする彼を制止して、

 

「まずは、この箱にある手紙を受け取ってください。

 そして、受領の署名をお願いします。

 その後に箱をお渡しします」

「そうか」

 宅配業者にとって重要なのは受領署名・・・・・・ムスッとしながらも手紙を受領し署名してくれた。

 

 この手紙をちゃんと受け取ってもらわなければ意味がない。

 そして、これでミッションの半分がコンプリートだ。

 返事がもらえるかどうかは俺の関知することではないから期待していない。

 

「では、確かに渡しましたので」

「おお、せっかくだからあがっていけ」

 

 はっ?まさか隻眼宅に招かれるとは・・・・・・これは空きスロット5つのオリハルコンの装備品をゲットするチャンスか?

 

 

 ・・・・・・と思っていた時期が私にもありました。

 

 家に入ると、乱雑に転がった酒の瓶やらなんやら。

 これは選択を誤ったな。

 

 呆れる俺を無視して、受け取ったばかりの箱から取り出したのは・・・・・・やっぱり酒か。

 さっきから、この男の息が酒臭い気がしたのは気のせいではなかったな。

 

「おお、ルッソの三十年物か。やっぱり、あいつは分かってるな」

「ルッソ・・・・・・」

 それって、原作にでてきた『ドワーフ殺し』じゃないっすか?勘弁してくれ。

 

 ってか、取り出してそのままグビグビ飲んでますけど。

 

「さあ、お前も飲め!」

「いや、俺はこの後に迷宮(しごと)があるので」

 さすがに『ドワーフ殺し』を飲んで迷宮に行く気にはなれない。

 

 この世界に来てから、ほぼ全く酒を飲んでいないので自分の酒量というのも分からないし。

 

「なんだよ、つまらん奴だな」

「そりゃどうも」

 もはや真面目に相槌を打つ気にもなれない。

 

 とはいえ、何もしないでボーっと座ってるのも芸がないので、アイテムボックスから竜肉(つまみ)を出してテーブルにあった皿の上に置いた。

 竜肉は迷宮でおやつ代わりに、休憩時に皆で齧っている。

 気分転換でもあるのだけど。

 

「おおぉ、気が利くな」

「そりゃどうも」

 相槌も適当だ。

 

「隻眼だって、会長から聞いたのだけど、隻眼ってどうやったらなれるんだ?」

「あいつから聞いたのか」

 せっかくの機会だから、ストレートに質問してしまおう。

 

「ひたすら装備品を生成して、ひたすらスキル融合すりゃいいんだよ」

「ソウデスカ」

 まあ、なんとなくそんな回答が返ってくる気がしていたよ。

 

 数か・・・・・・やっぱり数の問題なのか。

 ワーレン会長の話では正式な隻眼は2名しかいないってことだよな。

 バルドルフの言う前者の条件よりは後者の条件が厳しいのだろうな。

 

 何回、スキル融合すれば隻眼になれるのか、この男に訊いても恐らく分からないのだろうな。

 まあ近道はなく、ひたすら鍛冶師の王道を突き進めってことか。

 

「帝国には正式な隻眼は2名しかいないって会長が言ってたけど、

 こんな所で酒飲んでいても良いのか?」

「帝都にいるのがつまらなくなったから、こっちに来ただけだ。

 別にどこで装備品を作ろうが、鍛冶師は鍛冶師だ」

 そこは『隻眼』ではなく、『鍛冶師』というのか。

 

 鍛冶師の延長に隻眼があるってことなんかね。

 ドワーフ殺し飲んでも、全然乱れた感じはないな。

 目は赤いけど焦点は合ってるみたいだし。

 ミラは弱そうな酒でも焦点が合ってなかったよなぁ。

 あの酒はドワーフ殺しのような高い酒には見えなかったけど。

 どうでもよいけど、部屋の中は酒精の強い酒の匂いでかなり酷い状況だ。

 

 

「つまらん質問だけど、今までに作った装備品で最高のものって何だ?」

「自分がこの瞬間に作るモノがいつも最高のものだと思ってやっているぞ」

 おおぉ~、こんな台詞言ってみたいな。俺は生産職じゃないけど。

 

「だが、目指している武器はある。いつか銘のある聖剣を作り出したいと思っている」

「ふーん」

 デュランダルとかクラウ・ソラスとかエクスカリバーとかなんかな。

 

「どうやったら、それに辿り着けると思ってるんだ?」

「分からん。ひたすら作って、ひたすら融合だ。それしか思いつかない」

 数で勝負か。隻眼でも数をこなせば次のジョブが生えるのかもな。

 

 隻眼ですら遠い道なのに、その先があるとしたら途方もない先なのだろうけど。

 

 その後も少しだけ他愛もない話をして盛り上がった。

 だが、もうこれ以上はダメだ。迷宮組を待たせ過ぎている。

 

「悪いけど、仲間を待たせてるんでな。これでお暇するぜ」

「そうか。じゃあ、その部屋にある装備品で好きなものを一つ持ってけ!酒のツマミの礼だ」

 おっと、竜肉(つまみ)の礼に隻眼作の装備品とはね。

 

 頑丈そうなドアを開けると・・・・・・これまたアホみたいな数の装備品があるな。

 

 オリハルコンの剣や槍、盾にプレートメイル。聖槍まで置いてる。

 これって宝物庫レベルじゃないか。

 ハッキリ言って、ハルツ公の城でゴスラー騎士団長に案内してもらった武器庫よりは上だな。

 あちらの方は余り物置き場だった可能性もあるが。

 

 しかし、目の前の装備品の山はマジで鑑定し甲斐があるぞ。

 防具は数が少ないから空きスロットの多いもの・・・・・・5つどころか4つのものもないか。

 武器は数が多いから、そちらから探すか・・・・・・空きスロット5つは・・・・・・オリハルコンの剣と聖槍に5つものがあるな。

 ああぁ、どちらか迷うな。

 

 今持ってないのは空きスロット5つのオリハルコンの剣だが、汎用性からすると聖槍の方が良いかもしれない。

 聖槍なら俺以外の者も扱えるから。

 

「これをもらっても良いか?」

「聖槍か。意外な武器を選ぶんだな」

 うちには武闘派魔法使いがいるからな。

 

「本当にこんな良い武器もらって良いのか?」

「ああ、構わん。その代わりの、あの嬢ちゃんをちゃんと鍛冶師として育てろよ」

 ミラのことか。

 

「もちろんだ。しっかりと迷宮でも鍛えてる」

「そうか」

 ちゃんとミラのことを覚えてたのだな。

 

「これも食ってくれ」

「ん?」

 さすがに対価が釣り合わないので、追加で竜肉をアイテムボックスから取り出して皿に乗せた。

 

 これでも全然足りないけど。

 

「おお、有難い」

「それじゃあな。この武器は迷宮で使わせてもらうから」

 ドワーフ殺し(さけ)竜肉(つまみ)さえあれば大喜びのようだな。

 

 礼を告げて立ち去ろうとすると、彼は手をヒラヒラとさせながら右手に竜肉、左手にドワーフ殺しを持って飲むペースを上げていた。

 装備品の生成と、酒を飲むのとどちらが合間にやってることなのだろうか。

 どちらも真剣にこなすのが、ドワーフ特性かもしれないが。

 まさか、酒飲む回数と隻眼ジョブの取得に因果関係はないと思いたいが。

 

 聖槍をもらっても釣りがくるぐらい、しっかりとミラを育成してやるからな。

 

 外に出て、鍛冶師ギルドへとんぼ返り。

 事務方へバルドルフへの手紙の配送の受領証を渡して、ワーレン会長に署名してもらうことに。

 これをもらわないと帝都の受託契約の報酬が2倍にならないから。

 

 ワーレン会長の署名した受領証を受け取り、クーラタルの家にワープで戻った。

 これを帝都の鍛冶師ギルドに渡すのは契約の納品時でいいや。

 時間が結構経ってるので拙いな。迷宮組が待ちくたびれているだろう。

 

・・・・・・

 

「主、酒飲んだ?かなり匂うぞ」

「俺は飲んでない。酒飲みの近くにいたから匂いが移っただけだよ」

 遅刻した上に酔っ払いの言い訳みたいな台詞で、我ながらダメ人間になった気分だ。

 

 昼食を急いで終えて、迷宮組メンバーとターレ迷宮に向かった。

 

「今日はいつもより遅い時間から入るのですね」

「まあ、そういうこともあるんだよ」

 心なしか兄ちゃんが鼻をスンスンさせてる気もするが被害妄想だろうか。

 

 何も悪いことしてないのに、隠し事しているような妙な気分になる。

 

 いつも通り33階層への案内をして代金を受領。

 到達階層案内の代金もそれなりの額になってきたな。

 今後は3日で金貨1枚ぐらいになるか。

 ほとんど俺達以外の者がターレ迷宮には来ていないようなので意味ない気もするのだが、案内料というよりは迷宮の魔物駆除料金な気もする。

 兄ちゃんが入口に戻るのを確認して、こちらは42階層の小部屋に移動。

 

 

「42階層の新規モンスターはビープシープで、ボスはスリープシープだ。

 ビープシープは既に戦ったことがあるだろうが、羊の恰好をしたデカいモンスターだ。

 通常モンスターもボスモンスターも催眠系の状態異常をかけてくる。

 耐性防具を装備しているから問題ないと思うが注意してくれ。

 ドロップ品は羊の肉で、ボスドロップの情報は持ってない。

 この階ではビープシープ、ラピッドラビット、パームバウム、ウドウッドの順に多い。

 この階層の大半を占めるビープシープ、ラピッドラビットは突進してくるので注意してくれ。

 戦い方はいつも通りで状態異常に追い込む。魔法はいつも通り雷魔法だ。

 アミルの方から何か補足があるか?」

「大丈夫です、ご主人様」

 

 小部屋を出て、通路の左へ歩き始めた。

 

 初戦はビープシープ2匹、ラピッドラビット2匹か。全部、突進系だな。

 

「前にビープシープ1、ラピッドラビット2、後ろにビープシープ1。1番だ」

「了解」

「了解」

「了解」

「了解」

 

 ラピッドラビット二匹が先陣で突っ込んできた。

 

(サンダーストーム、サンダーストーム)

 

 ラピッドラビットの足止めをしたくて雷魔法を放ったが、ビープシープまで射程に入ったかどうか・・・・・・ウサギは無傷で羊が一匹こけた・・・・・・麻痺は一匹だけか。

 

 少し前に出ていたオリビアがラピッドラビットの一匹を槍で串刺し、もう一匹をプレートメイルで受けて槍の石突でイレーネの方に弾いた。

 イレーネは空中に浮かんだラピッドラビットを突き上げるように刺突で連打・・・・・・地面に落ちてからも動き出せないように刺突を鋭く繰り返す。

 

 オリビアは串刺しにした一匹を空中に放り上げてヴィルマとアミルの間に落とした。

 アミルが地面に押さえつけて、ヴィルマが追い打ちの連撃をかける。

 

 ラピッドラビットが右へ左へ飛ばされるので、博徒のスキルがかけにくい。

 

 オリビアの方は空いた二本の槍で突っ込んできたビープシープを右の槍で脳天に激しい突きをかまして、左の槍で足をかけて激しく転ばした。

 

(状態異常耐性ダウン)

 

 転がったビープシープにようやく博徒のスキルをかけた。

 

 こっちに来た三匹は皆に任せて、麻痺しているビープシープに止めを刺そう。

 前に進んで、転がってるビープシープに三本の剣で連打して・・・・・・煙に変えた。

 

 ラピッドラビットを石に変えたイレーネがオリビアがいなしているビープシープに横から刺突を繰り返し・・・・・・石化させた。

 雷魔法はもういいか。石化と麻痺になった残りの三匹を皆で削って全滅させた。

 

 羊の肉とウサギの肉を二つずつ拾って、次の獲物を探して歩き始めた。

 

・・・・・・

 

 アミルと午前中の内容を共有。

 

「帝都でダマスカス鋼防具の受託契約をもらってきたんだ。

 ダマスカス鋼のプレートメイルと盾、それと額金だ」

「ミラちゃんと分担して作りますね。

 ダマスカス鋼の装備品はあまり作ってないので、ミラちゃんも喜ぶと思います」

 そっか。ダマスカス鋼だとアミルが作ることが多かったかなも。

 

「まあ、納品までかなり余裕があるから、楽しみながら作ってくれたら」

「はい。プレートメイルはなかなか作れないので、きっと楽しめると思います」

 確かにプレートメイルや大楯は必要素材数が多いし、タケダ家では利用者も少ないからあまり作ってないかもしれない。

 

「そういえば、ドブローで隻眼の男と会った」

「隻眼!ど、どんな人でしたか?スゴイ人なのでしょう?」

 そんなスゴイ奴だったかな。

 

 昼間から大酒を飲んでいて、とてもアミル達に紹介したい男ではない。

 むしろ遠ざけたい感じだ。話題にするのではなかったか。

 

「まあ、なんというか癖の強い男だった。

 だが、空きスロット5つの聖槍をもらったので腕は確かのようだ」

「聖槍・・・・・・確か隻眼じゃないと作れない武器でしたね」

 あの部屋には隻眼でなければ生成できないオリハルコンの武器や防具が置いてあったものな。

 

「隻眼になるには、ひらすら装備品を生成して、スキル融合をしなければならないそうだ」

「それは楽しそうですね。特にタケダ家では融合が失敗しないですから」

 普通は成功確率が十分の一だから、確かにそうだな。

 

「まあ、隻眼よりも今は目の前の装備品を一つ一つ丁寧に作ることでしょうけど」

「隻眼の男も似たような事を言っていたな」

 目の前のことを全力でやれないようでは鍛冶師だろうが、隻眼だろうがダメだろう。

 

 やっぱりアミルは将来は立派な鍛冶師になるし、隻眼にもなれると思う。

 

・・・・・・

 

 二戦目の相手は、ビープシープ、ラピッドラビット、パームバウム、ウドウッドが一匹ずつ。

 各個撃破で全く問題なく終了。

 

 その後も危なげなく接敵するモンスターを次々に撃破して回る。

 肉のドロップも多いので、モチベーションも高いままに探索は進んだが・・・・・・時間切れだ。

 中間部屋に辿り着いたので、本日の探索を終了にした。

 

 今日は探索を始めた時間が遅かったので、42階層を走破することは流石に無理だった。

 

「今日の探索はこれで終了にしよう。

 明日、またここから再開して午前中には42階層の攻略を終えよう」

 

 いつもより短い時間だったが、皆それなりに楽しめたようだな。

 44階層を突破すれば、45階層からはモンスターが一段階強くなるから気を引き締めないとな。

 迷宮攻略の勝負は多分45階層からだろう。

 帝国解放会の正規会員の試験も45階層からだと、会長のエステル男爵も原作では言っていた気がする。

 

 ゲートを自宅の玄関に繋げてワープで帰宅した。

 

・・・・・・

 

 食事と風呂を終え、会議の時間。

 

「明日の迷宮組はターレ迷宮の42階層の走破を午前中に終えて、

 午後からは43階層の探索に入る予定だ。

 護衛組は明日はクーラタルの33階層か?」

「はい、旦那様。ドライブドラゴンの階層になります。

 ターレ迷宮の23階層で既に経験していますが、

 10階層上がることになるので注意して臨みたいと思います。

 特にフレイヤとドロテアは初めての経験になりますから」

 迷宮組のメンバーが誰もいない状況でのドライブドラゴン戦は初めてだ。

 

 だが個々人のレベルも上がっているので問題ないだろう。装備の方も万全だし。

 

「カラダン、奴隷商館の引継の方はどうだろうか?」

「引継そのものは順調ですが、ウェイランド家所有の奴隷を一定数売却しなければなりません。

 なので、今しばらくは時間がかかるかと思います」

 最悪、売れ残ったのはこちらで引き取るか。

 

「建物と土地を購入したばかりで、ザビルの拠点の準備もできてない。

 そちらの準備状況を見据えながら、引継の完了タイミングを考えてほしい」

「承知しました」

 

「防具屋の方は?」

「そちらも順調です。騎士団の関係者が購入されているようです。

 竜革とダマスカス鋼の防具の売れ行きも悪くありません」

 防具納品の受託契約を受けていて、余剰の在庫もそれなりにあるから暫くは問題ないか。

 

 その後はチクルスから生薬生成の報告やエネドラから増築関係の進捗報告等を受けた。

 増築の方はさすがに時間がかかるので待つしかない。

 

「では、これで会議は終了とする。皆、夜遅くまでご苦労だった。しっかり休んでくれ」

 

 お休みの挨拶をして、解散とした。

 

 自室に戻って、今日のまとめ。

 

■情報▶

 

■人材育成/採用(ユキムラ)▼

①人材育成 ※新規加入メンバー中心にパワーレベリング。迷宮での習熟訓練を行う

<軍事系>

ユキムラ(百鬼夜行Lv72/英雄Lv72/勇者Lv72/遊び人Lv72/魔道士Lv72/刺客Lv72/博徒Lv72)

アミル(鍛冶師Lv72/冒険者Lv53)、ヴィルマ(百獣王Lv66)、イレーネ(刺客Lv66)

 ※アミル:隻眼のジョブ取得条件は不明のまま。装備品のスキル融合数を増やす

オリビア(竜騎士Lv72)

レドリック(剣聖Lv33)、モニカ(剣聖Lv28)、レイモンド(冒険者Lv41)

ケリー(百獣王Lv38)、マリー(百獣王Lv38)、フラウス(斎王Lv29)

ラファ(魔道士Lv40/巫女Lv42)、ヘルミーネ(冒険者Lv32/騎士Lv44)

ミラ(鍛冶師Lv47/剣匠Lv33⇒剣聖)、マヤ(剣匠Lv60/剣聖Lv1) ※マヤの最終ジョブは要検討

ドロテア(魔法使いLv49⇒魔道士)、フレイヤ(竜騎士Lv42)

 

<後方支援>★:育成保留中

エネドラ★(武器商人Lv47)、チクルス★(薬師Lv34)、ポーラ★(沙門Lv18)

カラダン★(奴隷商人Lv15)、ミモザ★(薬草採取士Lv45⇒薬師)

ピコ★(冒険者Lv20/防具商人Lv7)、ビンス★(冒険者Lv8)、リック★(冒険者Lv8)

 

<ザビル>(ザビル拠点始動後に育成予定)※目標ジョブは面談後に決定する

 1)迷宮探索/護衛:マテウス(剣匠Lv13)、ニケ(戦士Lv27)、ヒューゴ(神官Lv8)

 2)後方支援:ミシェル(商人Lv19)、ナナ(農夫Lv12)

       サライ(防具商人Lv9)、ティナ(村人Lv2)

 3)未定  :マチルダ(村人Lv9)、レベッカ(村人Lv2)

 

②採用

 後方支援メンバー、護衛メンバー、迷宮探索メンバーを拡充(逐次奴隷商館巡りをする)

  ⇒迷宮探索メンバー、護衛メンバーの拡充を図る

  ⇒帝都の奴隷商館でオリビアの契約に成功。今後も竜人族、魔法使い入荷時に連絡を依頼

 

 ザビルの奴隷商館で有望そうな者がいればタケダ家に組み込む

 

■軍事(ユキムラ/レドリック)▶

 

■商業/取引(ユキムラ/エネドラ/カラダン)▶

 

■開発(エネドラ/カラダン)▶

 

■生産(チクルス/アミル/ミモザ)▼

①強壮丸(72個/日)【約64800ナール/月】(チクルス/ミモザ)

 万能丸は10個/日(麻黄5個)で生産中

 

②ダマスカス鋼の額金(量産中)

 

③装備品作業受託(ドブロー:アミル/ミラ)

 ⇒期日までにミラが中心となって防具を生成する。

  1)ドブロー分(竜革防具):二回目契約まで納品完了。三回目実施中

 

  2)帝都分(ダマスカス鋼防具):初回契約作業実施中

   ⇒ドブローの隻眼バルドルフ宛の手紙配送依頼を受領(受渡済/返信未)

 

■その他/クエスト▼

①カードハンターとの取引(ベイル)

 ⇒コボルトハンター経由で依頼中(次回8日後、訪問予定)

 

②ダマスカス鋼工房の対応(ドブロー)(継続実施中)

 ⇒防毒のダマスカス鋼盾を納品し、ダマスカス鋼150個を受領

 

③ゴッゼル士爵への対応(ベイル)

(1)ゴッゼル士爵家支援対応

 ⇒士爵家へ支援策(装備、住居、生薬)の契約を締結

 ⇒ドロップ品、モンスターカード等を逐次引取り中(記録簿管理)

 

(2)アイリス家支援対応

 ⇒三人の装備品を納品済。個別取引は随時実施中

 

④剣術指南所の対応(ターヘラ)

(1)ケリー&マリーの奴隷契約対応

 ⇒ターヘラの商店との食料移送契約は締結済(初回に追加で90日間の延長契約実施済)

 

(2)業務提携

 ⇒子供達の習熟作業完了。正式作業開始

 

⑤ベイル旧宅の商店開業準備

(1)カラダンの商人ギルド加入【完了】

 

(2)従業員育成

 ⇒ピコ、ビンス、リックは冒険者ジョブ取得済

 ⇒ピコは防具商人ジョブを取得済(ギルド登録はザビルで商人として登録済)

 

(3)石鹸販売店舗の検討(ザビルを候補としてカラダンが検討中)

 

⑥ハルツ公爵領迷宮探索依頼(ボーデ、ハルバー、ターレの迷宮のいずれか)

 ⇒ターレの迷宮探索中(33階層まで到達報告。41階層まで攻略済、次は42階層)

 

⑦鏡工房の装飾品注文対応(ペルマスク)(対応中)

 ⇒瑪瑙のブレスレット2点を納品済(70万2000ナール)

 ⇒琥珀のネックレス3点は納品済。次回取引未定

 

⑧クーラタル拠点増築対応(敷地2倍、居住スペースを3倍に拡大)

 ⇒本日、土地を購入。合わせて柵の作成もオネスタさんに依頼済

 ⇒大工店(親方:ヨルゲン)と増築工事の契約締結済

 ⇒工事は既に実施中(工事期間:一期(40日)、二期(80日)

 

⑨ザビル出店計画(メイン:奴隷商館/サブ:防具屋)

 ⇒店舗は別で出店する計画で既存奴隷商館の業務を引継ぎ実施中(30日間)

 ⇒防具屋、石鹸販売店については、奴隷商館と併設する

 ⇒出店先の建物3棟と土地を購入済。奴隷商館の引継完了後の拠点活動開始

 

⑩ドブロー鉱山対応(落盤事故対策)【完了】

 ⇒ワーレン会長から依頼があり、対策用の試作品作成(設計図を渡し、アミルが作成済)

 ⇒試作品を持ち込んだ結果、高評価につき帝都の鍛冶師協会への紹介状受領

 

・・・・・・

 

 今日でこの世界に来て85日目。

 90日目で季節の終わりを迎えるから、大規模オークションのイベントが控えている。

 まずは重要度が一番高いエリクサーもしくは威霊仙の落札を目指したい。

 現時点で500万ナール以上の資金が手元にある。

 ザビルに拠点を購入した後にこれだけの資金があるのは嬉しい誤算だ。

 これなら、資金勝負になったとしても、落札が可能かもしれない。

 

 

 

(コン、コン・・・・・・)

 

 ドアを開けると、少し頬を赤くしたエネドラが立っている。

 彼女とは最近仕事以外ではなかなか二人っきりで話をする機会がなかったな・・・・・・優しく抱き上げてベッドに誘う。

 

 まずは取り留めもない話をしながら、俯せにした彼女をマッサージ。

 彼女の仕事の頑張りを労うように丁寧に首、肩、腰、脹脛を揉み解していく。

 体が適度に温まり、柔らかくなったところで俯せの彼女に抱きつく。

 今日も甘えたい気分だ。

 

 表情は見えないが、きっと優しく笑みを浮かべているはずだと思いたい。

 背中に顔を埋めていると、向き直って胸に埋められた。

 もう自分の好きなことが全て見透かされている。

 

 彼女の香りを満喫しながら、ゆるりゆるりと着衣を剝がしていく。

 こちらは元々上半身裸だ。

 

 彼女の胸の先端を嬲りながら周囲をなぞり、脚の裾野へと指を下ろす。

 少し全身を震わせ始めた彼女の表情を楽しみ、顔を下にずらして彼女の中心の先端を舌で緩やかに嬲る。

 

 のけ反ってわずかに浮いたあばらを上の両腕で撫でながら、更に舌を動かして翻弄する。

 

「旦那様、もう・・・・・・」

 彼女が可愛く涙目で誘う。

 

 彼女の口を蹂躙しながら、侵入を果たした。

 ゆっくりとしたストロークで動き始めると、彼女の小さく可愛い声が漏れ始める。

 下から俺の背中を右腕だけで抱きしめようとする彼女に愛おしさが臨界に達しそうになる。

 

 狂おしいが・・・・・・陥落寸前の彼女をもう少し堪能したい。

 快楽に屈しそうになる彼女もひたすら耐えようと口を結んでいる。

 

 だけど絶叫する準備のために全てを溜め込んでいるようにも見える。

 

「あああああっ!」

 

 目に涙を浮かべた彼女が声を上げた瞬間、彼女の坩堝に自分の欲望の全てを吐き出した。

 

・・・・・・

 

 何度もお互いに貪り合い、体力の尽きた彼女は今は静かな寝息を立て寝てしまっている。

 

 なんとかエリクサーを手に入れたいな。




お読みいただき、ありがとうございます。
次回投稿日は2026/1/10(土)の予定です。
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