玄関から帝都の冒険者ギルドにワープして、図書館に向かった。
既に、陽がだいぶ落ちかかっている。アミルは図書館で気持ちよく過ごせただろうか?
書物から何か有益なものが見つからなくても、今は別に良い。
アミルの気持ちの整理が少しでも出来て、リラックスできれば良いのだから。
俺も久々に迷宮攻略を楽しめて、ストレス解消できた。一石二鳥になってると良いのだが。
図書館に着くと、パーティ効果でアミルのおよその居る方向が分かる。
俺が図書館の入口に近づいていくと、ちょうどアミルが出てきた。
アミルもこちらに気づいて出てきたのだろう。
近距離限定だけど、待ち合わせをする時には便利だよな。
アミルに手を振ると、アミルも小走りでこちらの方に近づいてきた。何か嬉しい。
「図書館は楽しかったか?」
「はい。これほどの量の書物を見たのは初めてだったので、驚きました」
「また来ても良いと思うぞ。
いろいろな情報に接していると、将来、きっと役立つこともあるだろうからな。
返却された金貨はそのまま持っておいて、明日の試験の後に必要に応じて使ってくれ。
じゃあ、ベイルに戻ろうか」
「はい」
合格したら、定本とか入会金とかで金貨1枚くらい必要だったはずだ。
人気のないところを確認して、ゲートを開いて、俺たちは新居にワープした。
アミルは荷物を置きに二階に上がったので、俺はハーブティーを淹れて食堂でまったり。
アミルが降りてきたので、二人でハーブティーを飲み、旅亭に夕食を食べに出掛けた。
玄関を出ようとしたら、ドアにメモが挟まってることに気づいた。
いつから挟まっていたのだろう?メモはルークからでカード落札の通知。
ドアを使わずにワープで移動していると、こういう弊害があるな。
ワープを使う時にも、ドアの隙間にメモがないか、まめに確認した方が良いな。
旅亭に着くと、オリーブオイル12個を渡して木札をもらい、二人分の食事を受け取った。
テーブルに着いて、食事をしながら話す内容は、ほとんどアミルの図書館関連だ。
図書館はとにかく、書物がたくさんあり、アミルにとっては非常に楽しい場所だったようだ。
ただ、どこに何があるか分からないので、受付でどのような文献を探しているのか確認してからでなければ、お目当ての本を探し出せないそうだ。
まあ、元居た世界みたいに分類記号とか、検索システムはないだろうしな。
鍛冶や迷宮、モンスター関係、各街の成り立ちを記載したものや、国の歴史の文献もあり、チラ見しているだけでも非常に楽しかったらしい。
鍛冶師の武器・防具製造、モンスターカード融合に関する情報もあったそうだ。
迷宮のモンスター出没傾向やモンスターのドロップ品についてもメモしてきたとの事。
ただ、情報が多すぎて、全て記録するのは無理だったようだ。
情報のすり合わせは、また別の機会にやろう。何よりも本人が楽しめたことが一番だ。
明日の試験前に十分リラックスできたのではないだろうか?
まあ、不合格になる心配はないと思っているが。
そして、モンスターカード融合の確率の低さなどについても情報があったようだ。
「ばらつきはあるようですが、兄から聞いていた話と同じで、
10回に1回くらいしか成功しないそうです」
「スキルつきの武器は作成するのが難しいらしいな。
武器とモンスターカードの値段を合わせた10倍ぐらいで取引されているんじゃないか?
ただ、人気、不人気があるので、それから更に値段が変動するのだろうけど」
「はい。兄の話では、防具よりも武器の方が高値で売れる傾向があると言ってた気がします」
空きスロットの件は、正式に鍛冶師になってから話をするか。
今、その話で混乱させて明日の試験に影響が出ると困るし。
その後、俺の方はベイルの迷宮の9、10、11階層の攻略を終えたことをサラッと説明。
10、11階層は毒攻撃をしてくるモンスターが多いので、注意を払ったこと等。
実際には、ボーナス防具を装備していたので、毒は関係なかったのだが、アミルを油断させないための方便だ。
「ご主人様も迷宮探索、お楽しみできたようでよかったです」
ばれてーら。まあ、別に悪いことはしてない...はず?
「ご主人様は、毒攻撃の対策をされているのですか?」
「対策もしているが、俺の場合は攻撃力が足りない場合は魔法攻撃を先にしてから、
相手を切り刻んでいくので短時間で殲滅できているのが大きいのだと思う。
攻撃を受ける前になるべく決着つけるようにしているな」
実際に、今日もフラガラッハで先手を取って、切り刻んでたよな。
「たしかにザビル迷宮の魔物部屋殲滅もあり得ないくらい、早かったですものね」
今後、自分のパーティメンバと魔物部屋に入ることはあるのだろうか。
無理して、魔物部屋の攻略を一緒にする必要はないと思うのだよな。
「ただ、もっと上の階層に行こうと思えば、装備の強化は必須だからな。
アミルの装備も俺の装備も、もっと良いものにしたいと思っている。
それに迷宮探索のメンバを増やさなければならない。
いつまでも二人で迷宮探索という訳にはいかないから」
「そうですね。ソロで入っていく人をたまに見かけますが、
大体は四人以上、六人そろっているパーティが多いですものね」
「ああ、エネドラ達を迎え入れて、彼女たちの生活が軌道に乗ったら、
俺たち迷宮組ももっと迷宮探索に集中したいと思っている」
「はい。私も鍛冶師に合格して、貢献できるようになれると良いのですが」
「明日の試験は気楽に受けてくれば良いぞ。緊張していたら、本来の力が発揮できないから」
「はい。分かりました」
図書館に行く前よりは、気分が前向きになっているようだ。
やっぱり情報って重要だよな。あと、周りがプレッシャーを掛けすぎないことも重要だ。
夕食を終えて、ベイルの旅亭を後にした。
帰り道はたわいもない雑談をしながら自宅に戻り、俺は風呂場に直行。追い焚きしないとね。
風呂の水をウォーターウォールで足していく。
アミルは例によって、掃除をするそうだ。真面目か!
適量溜まったところで、今度はファイヤーウォールで湯加減の調整。
しばらくすると、サウナ状態に。この苦行のプロセスだけは今のところ、如何ともしがたい。
適温になったので、アミルに一声かけて、先に風呂を堪能。
今日は快調な迷宮攻略後の風呂なので、湯舟に浸ってると格別に気分が良い気もする。
湯舟から出て、体を拭いて、アミルとバトンタッチ。
アミルも風呂でリラックスして、明日に備えてくれ。
こっちは食堂で明日の計画を再考。
まずは当面の計画目標の進捗だが、
①新規ジョブ取得とレベリング :アミル、エネドラ、チクルスをレベリング
⇒取得可能なジョブはほぼ取得済。自分自身のレベリングはほぼレベルキャップまで実施
⇒鍛冶師を正式に取得したら優先的にレベリング
⇒エネドラ達はジョブの希望を確認した上で、小荷駄隊に入れてレベリング
②資金集め :元の世界から持ち込んだ物品の値付け
⇒ビー玉は2個で13000ナール(残り48個)
⇒次回から4個単位で売却。次回は3日後くらい
⇒ルークと1枚15万ナール、2枚で39万ナールで取引実施。次回以降も2枚単位を希望
③資金集め :魔結晶の結晶化促進(資金に使うか拠点に使うかは要検討)
⇒1日1300ナールほどの魔結晶は可能(レベリングを犠牲にしたボス周回で改善可能)
④パーティメンバの拡充(1人~2人) :避けタンクか、暗殺者候補、竜騎士候補か?
⇒アミルを迎え入れた。次のメンバも前衛が良いだろう
⑤拠点の確保 :ベイルの賃借した家で試行(一カ月契約)
⇒アミルを鍛冶師にしたら、拠点メンバがどの程度のことが出来るのか要検証
⑥モンスターカードの購入の窓口確保 :ルークに依頼中
⇒コボルトハンターとの伝手は入手済。商人ギルドに出向き、ルークに大量依頼中
⇒カード落札連絡があったので、明日の午前中、ルークと商談
⑦鍛冶師による装備の作成 :未進捗
⇒アミルの鍛冶師のジョブ取得済。鍛冶師の正規試験を明日の午前中に受験予定
⇒魔法使い用の装備強化や詠唱中断のスキル付与も考える
⑧ベイル以外の街の確認及びワープ地点の拡大 :次はペルマスクに行ってみる
⇒ザビルまでは到達済。ペルマスクは未。ボーデ方面も未
⑨装備品の充実 :攻撃力、防御力の強化。空きスロット付き装備品の充実
⇒掘り出し物チェックの街巡り。ドブローのダマスカス鋼の工房を探そう
⑩石鹸の作成 :中断中
⇒石鹸を試作して、風呂での普段使いに役立てる
【所属/リーダ】タケダ家/ユキムラ
【名 声】2/1000
【拠点名】ベイルの屋敷<主城>(1/4)
【メンバ】なし
【規 模】4/10(屋敷) 【防衛力】1/100
【維持費】48000ナール/年
【資 金】10100ナール 【食 料】1日分
【ギルド神殿】0/2 【魔結晶】青(3963/9999)
【ギルド】なし
【特 産】石鹸(生産量小上昇)
【倉庫1】(2500)
ダマスカス鋼の剣(空4)、鋼鉄の剣(空)1、鋼鉄の剣2、鉄の剣(空2)、鉄の剣(空2)1、鉄の剣(空)3、鉄の剣25,銅の剣(空)5、銅の剣21、鋼鉄の槍2、鉄の槍5、レイピア(空2)1、シミター3、スタッフ(空2)、スタッフ(空)2、ワンド、こん棒(空)
鉄の盾、ダマスカス鋼のプレートメイル(空)、鉄の鎧(空)1、鉄の鎧4、硬革の鎧2、革の鎧(空)2、革の鎧32、皮の鎧(空)2、皮の鎧31
硬革の靴1、革の靴(空)2、革の靴28、皮の靴(空)5、皮の靴38、硬革の帽子、革の帽子(空)1、革の帽子1、皮の帽子5、革のグローブ(空)4、革のグローブ10、皮のグローブ17
妨害の銅剣5、ほむらのレイピア、盗賊のバンダナ
【倉庫2】(2500)
滋養丸10、強壮丸10、毒消し丸10、抗麻痺丸5、リーフ17
ブランチ101、皮51、ジャックナイフ6、糸121、接着剤2
ウサギの毛皮129、コーラルゼラチン145、ヤギの糸169、羊の毛皮48、絹の糸1、毒針116、猛毒針2
ショウガ31、ペッパー1、ウサギの肉13、ヤギの肉2、オリーブオイル42、パームオイル2、羊の肉1、コボルトソルト75、コボルトスクロース48
(モンスターカード)コボルト3、芋虫1、サンゴ1、サイクロプス1
ユキムラ タケダ(鬼人族 ♂ 17才 自由民)
探索者Lv41 英雄Lv41 鬼武者Lv41 遊び人Lv41 剣士Lv41 錬金術師Lv41 僧侶Lv41
装備 フラガラッハ エストック エストック 鋼鉄の槍 アルフレイル 硬革のグローブ 硬革の靴 ダマスカス鋼の額金
132万5250ナール
アミル(ドワーフ族 ♀ 16才 奴隷)
探索者Lv10
装備 鋼鉄の槍 硬革の鎧 硬革の靴 硬革の帽子 革のグローブ
装備品やドロップアイテムがかなりの数になってきているが、しばらくはこのままだな。
エネドラやチクルスが、どのようなジョブを望むのかは確認してみないと分からない。
商人や薬草採取士を目指すかもしれないし、違うかもしれない。アミルの鍛冶師だけは確定。
二人のジョブ次第で、この大量のアイテムをどう使っていくかを考えよう。
俺には用途不明のものが結構あるので、処分に困るんだよな。
どうせ売却しても大した金額にはならないし。売却以外で役立つ用途を考えたいな。
売却するのは、考えても無駄と分かってからでも遅くはないはず。
幸い、拠点構築のスキルで、冒険者2人分のアイテムを収納することが可能だ。
生薬系は原作でも結構出てくるから分かるけど、その他はチクルスに訊けばわかるだろうか?
エネドラは商売になりそうな素材とか分かるだろうか。
この世界はあまり情報流通とか遅れてそうな気がするから無理かな。
まあ、相談すれば何か良いアイディアも浮かぶかもしれない。
装備系の素材はアミルが正式に鍛冶師になって、定本がもらえれば手掛かりがあるだろう。
アミルが風呂から上がったようなので、ハーブティーの準備をと。
明日が受験なので、夜更かしはほどほどにしないとね。
アミルが食堂にやってきたので、少しだけ雑談。
「あの、ご主人様に伺いたいことが...」
「うん?何?」
「ご主人様は、武器や防具で欲しいモノのイメージとかありますか?」
「えーと、具体的には?...というか、質問の意図がちょっと、よく分からないのだけど」
「そうですね。鍛冶師だった兄から聞いた話なのですが。
鍛冶師は素材から装備品を作る時に、使う人をイメージして装備品を生成します」
「例えば、片手剣でレイピアを作るのに使う素材は、どの鍛冶師でも同じで、
生成された片手剣の攻撃力はどの鍛冶師が作っても同じになるのですが、
見栄えというか、出来上がった装備品の形は、鍛冶師によって異なります」
「ああぁ、なるほど。
確かに武器屋に置かれていた装備品は種類が同じなのに、形は結構、様々なものがあったな」
「はい。鍛冶師がイメージした使いやすい武器が、その形になって生成されたのだと思います」
「じゃあ、両手剣の攻撃力を持った片手剣の重量の武器とか作れるの?」
「いえ、それはできないと思います。その種類の武器を生成する素材が決まっているので、
見た目は軽そうに見えても、重量は両手剣のものになります」
「そうか。まあ、そりゃそうだよな」
「俺の戦い方を見てたから、分かるかもしれないけど、俺の戦い方は斬撃の手数を重視してる。
目の前の敵にいかに素早く、剣を打ちつけられるかといった取り回しの良さを重視したいな」
「素早くですか?」
「ああ、例えば、俺がよく使ってる...アミルにも貸したことがある、
固定の武器のフラガラッハだが、両手剣でも、それほどデカい剣ではないだろう?」
「あの凄い剣ですね」
「あれは、素早く斬るには、ちょうど良いサイズなんだよな。
実際、俺が使ってるエストックと比べても、見た目、それほど大きくも見えないだろう?」
「そうですね。攻撃力は全然違いますが、
見た目とか、ご主人様の剣の軌道は、それほど違わないですね。
あれっ?エストックは突く攻撃も多かったですかね」
「ああ、アミルはよく見てるな。
フラガラッハ以外の武器を装備する場合でも、
フラガラッハと同じような見た目の両手剣や片手剣が俺の理想的なイメージに近いかもな」
「なるほど。ご主人様は魔法も使われますよね。
後衛や中衛に回って、リーチの長い槍や魔法使い用の武器を使わないのでしょうか?」
「後から加わる探索メンバによって変わるかもしれないが、
今のところは前衛にずっといることを考えている。
この先も多分、自分の攻撃力がパーティ内で一番だと思ってるからな」
「最大の攻撃力を、一番効果的に敵モンスターの集団にあてるためには、
前衛がもっとも適していると思ってるんだ。
魔法も併用するつもりだが、俺の四本の腕を使った攻撃を効果的に使うことを考えるとね」
「確かに、今も迷宮では、全て一撃で倒していますものね」
「今日、ベイルの11階層を攻略した時に、初めてフラガラッハの一撃で倒せなかったな。
魔法を事前に唱えてから、フラガラッハで攻撃すると、一応、倒せたけど」
「まあ、一撃で倒せるのは極々低階層のコボルトだけ...
10階層や11階層で一撃で倒そうと考えてるのは、ご主人様くらいかもしれません」
いやいや、これからも、いろいろと考えて、最速での撃破を目指すつもりなのだけど。
もちろん状態異常にさせることが最優先なのだが。
だけど、それはモンスターカード融合が関わるので、今は言えない。
「あとは、今は魔法の威力が大したことないから魔法使い用の武器はあまり使ってないけど、
いずれは魔法使い用の武器も強化して使いたいと思っている。
ただ、魔法使い用の武器は1つあれば足りるからな。
俺には四本の腕があるから、最低でも三本は近接戦闘用の武器を使うと思う」
「なるほど、じゃあ、槍は使わないのですね」
「いや、槍を完全に検討範囲から外すわけではないな。
例えば、魔法の威力を上げる聖槍とかであれば使うことは十分ありえるな」
「せ...聖槍ですか?
私が作れるようになるのが、いつになるかは分かりませんが、
そもそも作れるようになれるのかどうか...」
あ、あれっ、またイロイロすっ飛ばし過ぎたか。
アミルの最後の方の声が消え入るようになってしまった。
「ま、まあ、例えばの話だから、言ってみただけだ。
装備品も、種類が同じでも違う用途のものがあるから、
その可能性は完全に排除しないと言いたかっただけだ」
「話を元に戻すと、武器ならフラガラッハをイメージすれば良いということだな」
「はい、分かりました」
良かった。受験前に、変なプレッシャーをかけるところだった。大丈夫だよね?
「ただ、鍛冶師になった直後は、初めはミサンガから作るだろう。
その次の装備品に挑戦するのは、ミサンガを結構、作った後になるんじゃないのかな?」
「さすが、ご主人様はよくご存知ですね。
私の兄も初めのうちはミサンガばかりで、全然、お金にならないとボヤいてました」
「まあ、うちは装備品作って儲けようとか考えないから、あまり気にしなくてよいぞ」
「はい。地道にコツコツとやっていきたいと思います」
経験値系ボーナス割り振りで20倍の経験値取得するので、爆速成長かもしれないぞ。
先日、探索者のレベルを急激に上げたけど、忘れてるみたいなので、指摘するのは止めよう。
「あと今更だけど、アミルには鍛冶師となってもらった後、
今後も迷宮で一緒に探索してもらうつもりなのだけど、大丈夫?」
「はい。お任せください。
鍛冶師として、どこまで活躍できるかは分かりませんが、ドワーフの憧れのジョブですし、
鍛冶師が迷宮で戦うのは当たり前ですから。
それに、この荒れた世の中で戦いは避けては通れません」
俺の方がよっぽど覚悟が出来ていなかったのかもしれない。
この世界の人たちはハードモードでも、たくましく生きることが普通のようだ。
なんだか、微妙な気分だが、せっかくのやる気に水を差す訳にはいかない。
「俺の使いたい武器の件は、また鍛冶師に正式になった後にでも、話をしよう。
今晩は明日に備えて、もう休んた方が良いだろう」
「はい。分かりました」
よしよし、明日に向けて、今日は良い終わり方が出来た気がする。明日は頑張ってくれ。
アミルとの雑談は終わりにして、自室に戻った。
モンスターカード融合の件とか、口にしなかったし、今日の俺は上出来ではないだろうか?
・・・・・・・
暫くするとドアをノックする音が聞こえた。
ドアを開けると、アミルが俯き加減で立っている。
えーと、明日受験だよね?
・・・・・・・
迷宮以外でも、つい手数の多さで勝負してしまう。
調子に乗って、アミルをダウンさせてしまった。
魔王のバトルイメージを実体験で教えてしまったのだが、明日の受験は大丈夫だろうか?
昼も夜もヒャッハーしてしまった...調子に乗りすぎだ。反省。