玄関に戻ると、二人は食堂で休憩していたようで、帰宅の声掛けをした。
「お帰りなさいませ、ユキムラ様。ハーブティーを直ぐ淹れますが、いかがでしょうか」
「ありがとう。いただくよ」
アミルと二人で、チクルスが淹れてくれたハーブティーを飲み干して、食堂を後にした。
倉庫の方にドロップアイテムを収納しながら、二階に上がっていくアミルに視線を向ける。
疲れて、俯き加減だ。今日の迷宮での不調に心を痛めているのかもしれない。
収納を終えて、自室に戻って汗を拭った。装備を外して、アミルの部屋に向かった。
ドアをノックすると、アミルが出迎えてくれた。
目が少し赤い。もう少し来るタイミングを遅らせた方が良かったか。いや、違うな。
「ちょっと話がしたいので、部屋に入っても良いだろうか?」
「はい」
アミルと二人でテーブルの椅子に座る。
机の上に転がってるものが目に入った。そういう事だったのか。馬鹿だな、俺は。
「アミル、今日はすまなかった。俺の指示が悪かった」
俺はアミルに頭を下げた。
「え?ご主人様は何も悪くないです。私が戦闘でうまく立ちまわれなかったので」
「そうじゃない。戦闘でも戦闘以外でも、この家で起きることの全責任は俺にある」
俺は俯き加減のアミルの視線が戻ってくるまで待った。
「俺とアミルには、会話が足りないようだ。
そして、今日、アミルが戦闘で調子が悪かった原因を作ったのは俺であることが明らかだ」
「えっと。おっしゃっている意味が私には分かりません」
アミルは困惑した顔で、首を横に振る。
「そうだな。この後、ちゃんと説明するけど、まずは今から迷宮に行こうか?」
「は、はいぃ?」
「戻ってきたばかりで悪いが、装備を付けてくれ。今からベイルの3階層に行く」
「...分かりました」
会話が足りないと言っておきながら、会話を省いて行動する矛盾。我ながら強引。
一階に降りて、エネドラ達にも話さないと。
「ちょっと、今から迷宮に行ってくる。直ぐに戻るから心配しないで」
そして、これまた子供のような説明。アミルと二人でベイル3階層の小部屋にワープした。
索敵で、2匹が徘徊している集団を見つけて、手ごろな場所にワープした。
相手はコボルトとニードルウッド。
「アミルはこの剣を使って。
俺が敵を封じるので、アミルは思い切って、剣をぶん回して倒せばよいから」
「はい。分かりました」
アミルにデュランダルを渡して、俺はダマスカス鋼の槍でニードルウッドを牽制。
コボルトは適当に蹴りを入れて転ばす。
この階層に来ると、コボルトを殴ったり、蹴ったりばかりな気がする。
アミルはコボルトを倒して、すぐニードルウッドの所に来た。
俺が正面からニードルウッドに向かい、アミルは横からデュランダルで攻撃して煙に変えた。
「あの、これは一体何の意味が?」
「ああ、ちょっと待って。もう2、3匹倒してから説明するから」
俺は次の獲物を索敵で探し、アミルにコボルト1匹とニードルウッド2匹を倒してもらった。
「気分はどう?」
「ええと、特に問題ありませんが」
「うん、じゃあ、ザビルの9階層に向かうぞ」
「...分かりました」
ザビルの9階層の小部屋にワープ。索敵で3匹の集団を探し、手ごろな場所にワープ。
「ここからは、武器を元に戻すので、午後の9階層の攻略と同じように戦っていくぞ」
「はい。分かりました」
アミルにニードルウッドをとってもらい、俺はグリーンキャタピラーとチープシープ。
オーバーホエルミングをかけ、チープシープを片づけ、グリーンキャタピラーに向かう。
糸を吐かれる前に、煙に変え、アミルの戦っているニードルウッドにゆっくりと近づいた。
アミルはニードルウッド相手に的確に突きを入れ、枝の攻撃を槍で躱しながらいなしている。
ニードルウッドの背後からデュランダルを一閃して、煙に変えた。
「どうだった?午後の戦いよりも、攻撃も防御もマシな対応出来ていたと思うけど」
「そうですね。心持ち、余裕を持って対応できていたような気がします」
「アミルは屋敷で戦闘の合間に糸の素材を使って、防具製造していただろう。
通常よりも無理をして、たくさん作ったから、それで精神的に疲れていたんだと思う。
多分だけど、朝、迷宮行く前とか、昼ごはんの後とかにミサンガを作ってたのじゃないか?」
「はい。たくさんミサンガを作って、次の装備品に進みたいと思っていたので」
「さっき、ベイルの3階層でコボルトを倒したのは、減ったMPの回復のためだ」
「あの剣にはMP吸収のスキルが付与されているのですか?」
俺は黙って頷いた。
「ここから先の話は帰ってからにしようか。エネドラ達が心配しているかもしれないので」
「はい。分かりました」
二人で、自宅に戻り、エネドラ達に帰宅を告げて、二階の自室に戻った。
装備を解いて、アミルの自室を訪ねた。
「先程の話の続きだけど、戦闘の直前に装備品を作成したりするのは止めた方が良いと思う。
俺が、期限も数もちゃんと決めずにミサンガを作ってくれと言ったばかりに、
アミルに無茶をさせてしまった。本当に悪かったと思ってる。許してほしい」
アミルは首を横に振った。
「私も、ミサンガを作るとき、ご主人様に確認を取れば良かったのです」
「つまりは、それが、俺達二人には会話が足りないということだな」
俺は、四本の手をヒラヒラと振りながら、アミルに情けない顔で同意を求めた。
「そうですね。会話が足りない...のかもしれません。
私は急に鍛冶師になったことで、舞い上がっていたのかもしれません」
「俺も、アミルが鍛冶師になったので、嬉しくてミサンガを頼んでしまったのだろうな」
二人で顔を見合わせて笑いあう。
「だが、迷宮は命のやり取りをする所なので、笑ってばかりという訳にもいかない。
この反省をちゃんと次に生かさないとな」
「次に...ですか?」
「ああ、ダメなのが分かったなら、どうするのが良いのか、ちゃんと考えて改善しないとな」
「そうですね」
「この話は、エネドラ達も交えて相談しようか。
チクルスが今後、薬草採取士を目指すかは分からないが、二人にも関係する話だし」
「二人にもですか...?はい、分かりました」
まあ、課題は夜の会議で話し合おうって決めたのだから、その場を有効に使おう。
「あの、会話が足りない...ということであれば、私も気になっていることが」
「うん?何?」
コミュニケーションの量が増えるのは大歓迎だぞ。
「前に、モンスターカード融合の有効なやり方があると、ご主人様はおっしゃってましたが、
それが気になって、気になって...」
下から上目遣いで、そのような言葉をかけるのは反則ではないだろうか?眼福ですが。
アミルは、こういうの、どこで覚えてくるのだろうか?
「ああ、その話も会議の場で話をしようか」
「はい。ミサンガもちょうど20個作成しましたので、お願いします」
良いように転がされている気がするのだが。まあ、前向きになったとポジティブに考えよう。
チクルスが夕飯の準備が出来たと呼びに来たので、三人で食堂に行くことにした。
夕飯は既に並べてあり、見ただけで二人が一生懸命作ってくれたのが分かる。
焼いた肉、サラダとスープ、パン、昼に食べたのとは、ちょっと違うお浸しっぽい何か。
そして、今回も果物が添えられている。
果物が毎回出てくると、ベイルの旅亭より贅沢に感じられるな。
四人とも食卓について、夕飯を食べ始める。
俺が味わってる様子をチラチラと様子見してくる二人。
「見ての通り、美味しく頂いているよ。ありがとう」
二人の顔に笑顔が。感謝の言葉を伝えることは本当に重要だ。
アミルの件もあって、コミュニケーションの大切さを痛感させられたばかりだし。
チクルスの方から、料理の素材についての説明が...でも固有名詞が俺の知らないものばかりで頭に入ってこない。ハハ。
笑って誤魔化しているようでは、相互理解にはほど遠い。
「厨房や調理器具、食器とかで何か困ったことはなかった?」
「4人分...いえ、7、8人分までの食事を作るのであれば、特に問題ないと思います。
旦那様が用意してくれた食糧庫が非常に便利で、
材料や料理した食事をそのまま保存しておけるので重宝しております」
食糧庫は確かに俺も便利だと思ったのだよな。
「そうか、これからも必要なものが見つかったら、渡したお金で自由に買ってきてくれ。
もし足りなかったら、言ってもらえれば追加でお金を出すから」
「承知しました」
そのあとは、午後の迷宮の進捗や、魔物部屋で全滅したパーティが居たことを共有。
エネドラから、
「二人で将来の話を相談したので、夜の会議でお話しさせてください」
「ああ、分かった。話を聞かせてほしい。俺からも相談があるんだ」
『夜の会議』と言われて、ちょっとドキドキしたのは内緒だ。
昨晩のようなことではなく、まあ、ただの会議だよね。
チクルスの方からは、
「ユキムラ様のお洋服を少しお直ししてみました。
出来上がったものはお風呂場のカゴの中にいれてありますので、
ご不自由な点があれば、教えてください」
「ありがとう。使わせてもらうよ」
俺の四本腕対応とか、大変だったと思うのだけど、出来栄えが楽しみだ。
食事を終えると、俺は風呂場に直行して、追い焚きモードに。
二人は今日一日で決めてしまったのかな。それとも、今晩は相談の頭出しだろうか?
ウォーターウォールを二重掛けしながら、今日の相談事に想像を巡らせる。
まあ、今晩その場で結論を出す必要はないだろう。
いろいろと意見を交わせば良いアイディアが出るかもしれない。
サウナモードに移行したが、その場に留まり、ストレッチしながら凌ぐ。
アミルのミサンガの件は、本当に失敗した。
原作主人公は初めはともかく、その後は慎重に事を運んでいた気がする。
アミルも言っていたが、鍛冶師を得て、俺の方こそ舞い上がっていたのかもしれない。
ブラック企業の社長にはならないとか、思ってたのではなかったのか?
司令塔の俺がこれじゃあ、ダメだよな。戒めないと。
パーティを解散した翌朝にミサンガを生成させてしまったのも良くなかった。
セブンスジョブでMP補正が高い時ならともかく、鍛冶師の単独ジョブ状態で生成したからMPの消耗が激しかったのかもしれない。
いずれにしても、俺が迂闊だったということだ。
それにしても、MPは時間経過とともに回復するのじゃなかったのか。
昼食の後にミサンガをいくつか作ったとしても、2、3時間もすれば回復すると思うのだが。
連戦が続くと回復しない?ちゃんと休まないとダメなのだろうか?
だとしたら、魔法使いは魔法を放った後は、相当時間をおかなければならないのか?
だから、吸精のスタッフが重宝されるのかもしれない。
MPの最大値と現在値が明示されないから、全く分からないんだよなぁ。
あとは、自分が、この世界の人と異なる体質ということも十分あり得るのだろうか?
原作のチート知識に引き摺られて、アミル本人とのコミュニケーションが足りなかった。
俺は、頭でっかちの大馬鹿野郎ということだ。
改善できる点...共有する情報量を増やして、コミュニケーションをもっと密にしよう。
秘密にすべきことは秘密にして、オープンにすることはオープンに。俺に出来るだろうか?
俺のこの世界の常識とのズレや、異世界チート知識のすり合わせをしておかないと、これからも失敗が増えるだろう。
迷宮で取返しのつかない失敗をしたら、それで終わりだからな。
この世界はゲームのようでゲームではないし、戦っている人間はリアルに死んでしまう。
初めの宿屋に戻って、復活もしない。やり直しは出来ない。
夜の会議で三人とちゃんと話し合いをしよう。そのために会議の場も作ったのだし。
風呂の準備が終わったので、食堂のアミルに声をかけて、先に風呂を頂く。
頭と体を洗って、湯舟で伸び伸びストレッチ。
本当にデカい湯舟にして良かった。
前の世界でも、温泉などでなければ、ここまで体を伸ばせなかったし。
水を少し増やして、湯温も上げて、フタをして体を拭く。
チクルスの直してくれた俺の下着と部屋着...良い感じだな。
俺はゆったり目の服が好きなので、こういうのが有難い。
これも、ちゃんとチクルスに感謝の言葉を伝えなければ。
風呂場を出て、女性陣とバトンタッチ。チクルスがお直しした服の出来栄えに感謝の言葉。
三人は嬉しそうな顔で風呂場に去っていった。
後ろ姿を見送る俺はちょっと寂しい...いやいや、俺はジェントルマンだから。
二階に上がり、筆記用具を持って、食堂に。頭を社長さんモードに切り替え。
ハーブティーをすすりながら、今日、相談する内容をメモしていく。
やがて、三人が風呂から出て、食堂に集まってきた。
揃ったところで、ハーブティーをそれぞれ淹れて、会議を始めた。
「初めにエネドラ達の話から、聞かせてもらえるかな」
「まずは、私たちの将来について、希望を聞いていただきまして、ありがとうございます。
二人で話し合ったことを、お伝えさせて頂きます。
私は商人、チクルスは薬草採取士で旦那様に貢献していきたいと考えます」
少し硬い表情だけど、エネドラは自分達の目標について語ってくれた。
「それは、俺が初めに設定した目標だからというのではなく、
二人の希望ということで理解して良いのだろうか?」
「はい。私たちは、没落する前の実家では、
それぞれ、商人、薬草採取士をやろうとしておりましたので、それが叶うことにもなります」
「エネドラは商人と言っていたが、
ただの商人?それとも武器商人、防具商人、奴隷商人のいずれかを目指すということ?」
「今は商人ですが、最終的には武器商人を目指したいと考えています。
元の家でも、武器商人で身を立てていくつもりでした」
「なるほど。エネドラは暫くは探索者としての経験を積んでいくということで良いのかな?
探索者Lv30になれば、武器商人のジョブが取得できるよね?」
「はい。探索者の経験を積みたいと思います」
「チクルスも薬草採取士で経験を積んでもらうということで良いのかな?
さすがに薬草採取士の上位のジョブにはそう簡単にはなれないだろうけど」
「薬草採取士の上位ジョブである薬師は15年から20年程度、修行しなければならず、
各街の薬師ギルドにも一人いるかいないかの存在と伺っております」
チクルスは真剣な表情で俺に説明してくれた。
「まあ、15年はかからないと思うけど、
薬師を目指しながら、生薬生成をしていくということで良いのかな?」
「はい。頑張りますので、よろしくお願いいたします」
二人が俺に頭を下げて...これで、将来的な目標は決まったかな。
じゃあ、直近のやることを決めないとな。
商人ギルドや薬師ギルドへの加入(復帰?)について相談。
結論から言えば、奴隷身分であっても商人ギルドへの加入は問題ないらしい。
何人もの奴隷身分の商人を抱えた者がいたことが過去にはあったらしい。
薬草採取士についても同様。
毎年の会費を払えばよく、商人が3万ナール、薬草採取士であれば5000ナールくらい。
それくらいなら、俺の方で問題なく払える。
武器商人や防具商人への転職は、鍛冶師ギルドと同様、ギルド神殿を使って行うそうだ。
会員であれば、ギルド神殿での転職は無料で出来るとのこと。
鍛冶師の時は受験費用がかかったのに、何か釈然としないな。
まあ、商人ギルドは年会費が高いからなのだろうか。
薬師は、ハードルが高いのかな?15年修行とか、ちょっと大変だよな。
戦闘職でもないから、パワーレベリング出来ないと、生薬生成だけでレベル上げは厳しいか。
エネドラとしては、ギルド加入はベイルよりもクーラタルの方がお薦めだと言う。
クーラタルの商人ギルドの方が手広くやっているので商機が多くなるというのが理由。
俺の商人の伝手はルーク・アシッド、ビッカー、アンナの3人だと改めて伝えた。
ルークはハルツ公爵お抱えの大商人の家の者なので、かなりの伝手ではないかとの指摘。
ビッカーはベイルではそこそこの商人らしい。アンナについては情報なし。
ちなみに、加入した街のギルドに所属することになるのだが、ギルドやギルド神殿の利用そのものはどこの街でも可能ということだった。
つまり、クーラタルで加入して、ベイルの商人ギルドでギルド神殿を使って転職しても良いとか、クーラタルで薬師ギルドに加入して、生成した薬の売却をベイルの薬師ギルドで行っても良いということだ。
商人ギルドは、同じ街の中では談合するのが普通で、他の街の商人とは反目する場合があり、どの街のギルドに所属するのかによって、行動に制限を受ける可能性があるようだ。
その後は、当面はベイルを拠点にするものの、将来的にはクーラタルに家を間借りするのが良いのではないかと話した。
クーラタルは迷宮探索者の街で、装備やモンスターカードの入手、各種素材や消耗品の調達に便利であることが俺の選んだ理由だと説明した。
家の賃貸費用はとりあえず、一年で10万~20万ナール程度を見込んでいる。
部屋数は10部屋以上を想定していて、ベイルのこの屋敷同様、水回りは特に重要視しており、敷地も広い方が良いと希望条件を提示した。
家の規模は大きくなるほど、後で説明する拠点構築のスキルに好影響があるかもしれないので、なるべく大きな邸宅を狙いたいこと。
後で賃貸から購入に切り替えて、増築可能な敷地があるのが望ましいと付け加えた。
そして、各ギルドへの加入を近いうちに行う...前に、身なりを整えることを提案した。
ギルドに加入する商人や薬草採取士なら、それなりの服装で、周りから侮られない程度の体裁は必要だと伝えた。
「それについては、旦那様にも言えることですね」
うん、ぐうの音も出ないが、俺には四本の腕というハードルが...そこそこお高めの既製品を買って、お直しするという路線だろうか?
みんなの服や俺の服のチョイスはエネドラ達に任せたいと、早々に白旗をあげた。
「お任せください」
エネドラも何故か、力こぶのポーズ。そんなキャラだったっけ?まあ良いけど。
手加減をお願いしたいです。こちらの世界の洋服とか、俺はあまり興味ないのですよ。
ギルド加入に向けての準備をしながら、実際に取り扱う商品についても相談した。
商人のエネドラは、スキルつきの武器・防具をメインの商品に据える。
オプションとして、迷宮とは関係のない高級商品、具体的には石鹸の商品開発だ。
石鹸の開発は別に失敗しても致命傷にはならないので、気楽に取り組んでほしいと伝えた。
スキルつきの装備については、難色を示されたが、後で詳細を説明すると言って逃げた。
「石鹸は、既に風呂で利用している俺の故郷から持ってきたモノの劣化版を作りたい。
既に一度、試しに作っているので、それを改良して付加価値の高いものにしたい」
石鹸の作り方や改善方法、石鹸の類似商品についても後日相談したいとだけ話しておいた。
次に薬草採取士のチクルスについて。
現在、生薬生成の素材が、リーフ十数個しかないので、使い切ってしまうと素材がなくなる。
ザビルの11階層まで攻略した後は、クーラタルの迷宮も攻略対象とするため、12階層、13階層でドロップする附子と遠志が早い時期にそれなりの量を入手出来るので心配不要だと伝えた。
生成した薬については、迷宮攻略用に一定数確保し、残りは売却する予定と伝えた。
次はモンスターカード融合の件だ。こいつの説明は厄介だ。
お読みいただき、ありがとうございます。
今回、MP回復のトラブルを描写しました。
アクティブスキルを持つジョブのMP回復はどうなっているのだろうかというのは、
鍛冶師に限らず、執筆していて結構、悩みました。薬草採取士等もですね。
原作者様の感想返信では、自動回復する...という言葉があったのですが、
自動回復というのが、明確な休憩をしなくても時間とともに勝手に回復するのか、
休憩しないと回復が鈍るのか、どうなのだろうか?...と。
原作の読み込みが足りないのか、ちょっと判断がつかなかったので、
今回はちゃんと休憩しましょう...ということにして、このエピソードを作りました。
魔法使いに吸精のスタッフを持たせるぐらいだから、そう簡単には回復しないのでは?
...と思ったからというのもあります。
魔法使いのMP消費が他のジョブよりも激しいというのもあるのかもしれませんが。
原作者様の感想返信では、MP回復量はMP値に依存するみたいな記載があったので、
魔法使いよりはMP値の低そうな鍛冶師は、MP枯渇に陥りやすいのだろうとも思いました。
まあ、本作主人公は迷宮で浮かれていないで、アミルの面倒、ちゃんと見ろってことですね。
あと、以下はベイルの賃貸物件の見取り図的なものです。薄っすら赤い線がドア。
御覧の通り、Excelで作っているのがバレバレですが。
自宅内での振る舞いを描写するのに、見取り図がないと難しいので、作った感じです。
もっと早く、御覧頂きたかったのですが、画像表示に苦戦しました(恥
【挿絵表示】