異世界迷宮と戦乱と   作:HMI

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015.12階層の攻略

 朝起きると、ベッドには俺一人の状態。

 

 昨晩は、賢者モードからの、賢者⇒魔王⇒魔王⇒魔王 の魔王三連投。

 合計一人2回ずつだったが、色魔のジョブがなくてもなんとかなるものだ。

 アミルは二夜連続の登板ということで、そちらの方が連投という話も。

 

 そういえば、原作でもドワーフ娘はムッツリという描写があったような。

 ムッツリはドワーフ娘の基本属性なのだろうか?

 ドワーフ♂は鍛冶馬鹿で、ドワーフ♀はムッツリ...偏見が過ぎるか?

 

 無駄な考えを巡らしながら、日課のストレッチ。

 余計なことを考えている方が、体をほぐすには丁度良いのだよなぁ。

 

 十分ほぐれた頃合いを見計らってる訳ではないのだろうが、ドアをノックする音が。

 エネドラが朝食の誘いに来たので、階下に降りた。

 昨晩のことを思い出すと、エネドラの昼と夜の顔のギャップが怖い。

 

 俺が食卓に着くと、朝食開始。

 

 アミルは俺と目を合わさず、挙動不審な態度。エネドラは完全に普通の振る舞い。

 コントラストがおもしろい。俺の方も真似してポーカーフェイスだ。

 チクルスがニヤニヤしてるのは気のせいだろうか。

 意外に黒いなチクルス。自分も経験したからか?お前も翌朝は似たようなものだったのに。

 パーティを解散しないから、こういうことになってしまうのだよなぁ。

 

 朝食を頂きながら雑談をした後、今日の予定をざっくりと確認。

 12階層からは攻略の難易度が上がることをアミルに改めて伝えた。

 

 さすがに、迷宮探索までには、挙動不審がなくなっているとは思うが、大丈夫だろうか。

 従業員の心身には注意を払わねば。我が家はホワイト企業を目指しているので。

 

 食事を終えて、二人に感謝の言葉を伝えて迷宮組は準備にかかった。

 階下に降りると、既に三人は揃っていた。

 二人に見送られ、クーラタルの迷宮にワープした。

 

 

 クーラタルの12階層の新規モンスターはサラセニアだ。ボスはネペンテス。

 雑魚モンスターのドロップ品は附子、ボスドロップは半夏。

 原作によると、12階層以降での新規出現モンスターは11階層までのモンスターよりも一段強いらしいが、こればかりは戦ってみないと分からない。

 サラセニアは消化液を遠距離攻撃で飛ばしてくるので、早めに倒したいところだ。

 そして、12階層からはボス戦で雑魚1匹をお供に連れてくるので、その対応も必要。

 

 アミルに任せるのは11階層までのモンスターで、エスケープゴートとニードルウッドか。

 ニードルウッドは4階層下の新規出現モンスターだから、ほとんど出ないかもしれないが。

 

 グリーンキャタピラーとサラセニアは俺が優先的に倒す。

 前衛モンスターはアミルの分担を除き、オーバーホエルミングとデュランダルで俺が力押し。

 11階層まで取っていた方法がどこまで通じるか。

 

 この階層からは、俺のレベルも一つは上がるので必要経験値十分の一を付けた。

 その分、結晶化促進とMP回復のボーナスポイント付与は外す。

 それでも足りないので、詠唱省略を詠唱短縮にした。

 

 ボーナスポイントの初期値をズルしたのに足りないなんて。

 探索者のレベルが上がったら、ワープを外して、詠唱省略にしよう。

 

ボーナスポイント(238)(初期値198+40(Lv上昇分))

・キャラクタ再設定(1)

・武器6(デュランダル)(63)

・防具5(アルフレイル)(31)(防御力2倍、魔法ダメージ削減、状態異常無効、レベル補正無視)

・鑑定(1)

・パーティジョブ設定(3)

・パーティ項目解除(1)

・索敵(5)

・拠点構築(5)

・必要経験値十分の一(31)

・獲得経験値二十倍(63)

・シックスジョブ(31)

・詠唱短縮(1)

・パーティライゼイション(1)

・ワープ(1)

余剰ポイント(0)

 

 これから、厨二病全開の呪文を叫ぶ姿をアミルに見られるなんて、どんな羞恥プレイ?

 詠唱短縮だから、まだマシだけど。

 いきなり叫んだらアミルが驚くから、とりあえず連携の一環とか言って誤魔化そう。

 原作主人公も、確かそのようなことを言っていた気がする。やはり師匠の言葉は役に立つ。

 

 シックスジョブで、基本4ジョブに剣匠と僧侶を追加。

探索者Lv41 英雄Lv41 鬼武者Lv41 遊び人Lv41 剣匠Lv41 僧侶Lv41

 

 遊び人はサラセニアの弱点属性の初級火魔法と、腕力中上昇をセット。

 

 アミルの事を考えると僧侶は外せないし、パーティライゼイションのフォローは必要。

 サラセニアならオーバーホエルミングでファイヤーストーム2発を撃って、後はひたすらデュランダルで片づけよう。

 

 基本は力押しだが、ファイヤーストームで補完させる感じだ。

 

「迷宮の道幅が今までよりも広がってる感じだな。

 たぶん、12階層からは階層全体の広さも今までより広いかもしれない。

 全てを探索すれば、今までより時間がかかるかもしれないな」

「確かに広がっていますね。やはり12階層からは攻略が難しくなるのですね」

 

「ああ、今まで以上に慎重にいこう。

 新しいモンスター、植物の形をしたサラセニアという奴だが、そいつは俺の方で引き受ける。

 まずは数の少なさそうな集団から戦ってみよう」

「はい。分かりました。頑張ります」

 アミルも力強く頷いた。

 

 アミルは神妙な面持ちだ。もう挙動不審な感じはなくなったようだ。

 今から挙動不審の振る舞いをするのは俺の方なのだが。

 

「この階層では、しばらくの間は俺が魔法を使う時に魔法の名前を伝えようと思う」

「えっ、何故魔法の名称を?」

 そりゃ、今まで伝えてなかったのに変だよな?

 

「しばらくは連携の訓練も必要だろう。12階層のモンスターは一段階強いみたいだしな」

 もっともらしく説明してみたが、頬が熱い。

 

 この階層の戦い方のブリーフィングが完了して、探索を開始した。

 

 初めの戦闘は、サラセニア2匹、エスケープゴート1匹だ。少し難易度高めだったか。

 オーバーホエルミングをかけてからのファイヤーストーム二発を撃つ。

 エスケープゴートはアミルに任せて、俺は奥にいるサラセニアに向けて走る。

 

 近づいて剣匠のスラッシュを使ってデュランダルの一撃で倒し、その後もデュランダルの連撃でサラセニア2匹を煙に変えた。

 弱点属性の魔法2発とデュランダルのスラッシュなら、なんとか倒せるか。

 この後、攻めのバリエーションを変えて、どの程度が限界なのかを確認する必要があるかな。

 

 数やバリエーションにもよるかもしれないが、全く歯が立たないという訳ではなさそうだ。

 

 アミルの方に戻ってエスケープゴートとの戦いを見る。

 

 Lv12のエスケープゴートとはいえ、今まで通り戦えているようだ。特に危なげはなさそう。

 俺が背後からエスケープゴートに斬りつけて、煙に変えた。

 

「エスケープゴートの方はどうだった?今までより手強い感じだったか?」

「いえ、あまり差は感じられませんでした。大丈夫だと思います」

 俺はアミルの言葉に頷き、探索を再開した。

 

 戦闘の半分くらいはサラセニアが出現してくるが、ほとんど俺が倒しているので危険はない。

 一度だけサラセニア3匹が前に並び、奥にグリーンキャタピラーがいる集団に遭遇したので戦闘方法を変更した。

 

 遠距離攻撃に注意しながら、一定の距離を取りつつ徐々に後退していき、俺がファイヤーストームをひたすら撃つというパターン。

 結局、遠距離攻撃はあったものの、距離を取っていたので何事もなく殲滅した。

 

「このような戦い方もあるのですね」

「そうだな。

 相手の編成によっては、自分達の危険が少なく、

 相手の被害を多く出来る戦い方も考えた方が良いと思ってる」

 アミルも何か考えながらも、頷いてくれた。

 

 アミルには、今後は俺の替わりにパーティ全体の司令塔の役目を担ってほしいと思っている。

 俺が前へ前へと中央突破して突出するから、俺以外のメンバの統率をしてもらえると助かる。

 今は俺とアミルの二人しか探索メンバがいないが、今後は増えていく。

 原作では一番奴隷の彼女が前線の指揮を執っていたが、こちらは俺自身がオーバーホエルミングを使って突撃をかけるケースも多いので、指揮を執れないことがある。

 中衛に位置して詠唱中断の槍を持ちながら、残りのメンバの統率をするイメージだ。

 

 統率するためには各メンバの動きを把握するだけでなく、各モンスターの特性を押さえた上での戦術を理解して、メンバに指示を出すことやフォローが出来るようになると良いのだが。

 原作の彼女は、主人公のパーティに入る前は仲間のパーティメンバから信用されていなかったみたいな描写があったけど、どこで統率するための知識や経験を得たのだろうか。

 

 探索経験が少ないアミルに望むのは厳しいけど、気配りの出来るアミルには期待したいな。

 

 そのためにも迷宮を歩きながら、俺の戦う際の考え方や武器の特性、モンスターの特性などをペラペラとしゃべりながら、アミルとの会話量を意図的に増やしている。

 歩いてばかりの迷宮探索だと単調になりがちなので、ダレない配慮している面もある。

 

 アミルは鍛冶師に憧れていたこともあって、どのような武器が使いやすいのか等、今まで以上に積極的に質問してくるようになった。

 実際に鍛冶師になり、装備作成が楽しくなってきたのもあるのだろう。

 

 アミルのお兄さんの話にも出てきたが、装備の種類が一緒でも鍛冶師の創造性によって装備の見た目や使い勝手は様々のようだ。

 アミルのような専属のお抱え鍛冶師がいれば、装備する者にとって使いやすいものが出来上がり、探索が円滑に進むのかもしれない。

 戦う者と作る者のコミュニケーションがうまくいけば好循環が生まれる可能性もある。

 そのためにも素材を潤沢に収集することや迷宮でキッチリ戦うことが重要なのだろうな。

 

 昨晩話をした皮の装備品についても、いろいろ試行錯誤しているようだ。

 出来栄えが楽しみだ。

 

 途中、魔物部屋を見つけたので俺一人で入って殲滅。全滅していたパーティはなし。

 サラセニアが多かったので魔法を放った回数も多かったが、デュランダルで斬った回数も多かったので何とかなった。

 このやり方も、いつまで通用するのか要注意だな。

 

 異世界転移した直後の村で索敵の検証をしていた頃は、魔物部屋を索敵スキルで魔物の有無を確認しながら、ワープで出入りして魔法で削る方法を使おうと考えていたよな。

 迷宮に慣れて、いつの間にか雑になっていたかもしれない。

 俺が迷宮で死ぬとアミル一人では迷宮から脱出するのは困難だし、今後の生活が立ち行かなくなるので慎重に対処しないと。

 

 いつもより時間はかかったものの、ボス部屋以外の全てのエリアをクリアした。

 

 二人で、そのままボス部屋に侵入。

 チクルスを一時的に通常部隊に入れておき、俺達の配置が終わった後に小荷駄隊に戻すと扉が閉まってボス戦が開始された。

 オーバーホエルミングをかけた後の近距離からのファイヤーストーム2連発とデュランダルのスラッシュで雑魚を倒し、ボスはその後の連撃であっさり煙に変わった。

 有利な状況から始められるから全く危なげない。

 通常の雑魚モンスターとの戦闘よりも楽なくらいだ。

 12階層以降のボス戦闘は暫くはこの対応で攻略が可能に思えた。

 

 この方法ばかりに依存すると、俺以外のメンバの戦闘経験が不足するからバランスは考えなければならないか。

 原作でも狼人娘やドワーフ娘がボス戦での戦闘経験を指摘していたし、俺達も注意が必要だ。

 

 硬直のエストックもあるし、博徒の利用も試してみるか。

 オーバーホエルミングかけて、博徒のターゲットにした一匹を硬直のエストックで連打して、他をデュランダルで倒すのも試してみたい。

 戦闘のバリエーションが追加出来そうなので、最適解を探ってみよう。

 

 ボス対応の確認も出来たので13階層に抜けた。

 攻略時間は3時間くらいで、やはり長くなった。

 

 12階層の魔物部屋、ボス部屋含めた戦果は、大量の附子と糸、ヤギの糸。毒針とブランチが少々。ブランチが一つ。モンスターカードはなし。

 これでチクルスが生薬生成に使う附子は十分に確保できた。

 つぼ式食虫植物のモンスターカードは欲しかったな。HP吸収に使えるカードだったか。

 

 

 ベイルの12階層の小部屋にワープ。

 水分補給をしながら、少し休憩して12階層の攻略を始めた。

 

 

 ベイルの12階層の新規モンスターはロートルトロール。

 ボスはロールトロール。回転攻撃が要注意だ。

 雑魚モンスターのドロップ品は不明、ボスドロップは鉄。

 鉄の素材は所持してないから、ボス周回して集めても良いかもしれない。

 暇があればだが。まあ今日は無理だろう。

 

 ボスの回転攻撃に注意が必要だが、小荷駄隊外しの裏技で対応してしまおう。

 

 アミルに任せるのは11階層までの既出で、スローラビットとコラーゲンコーラルあたりか。

 

 ロートルトロールとニートアント、スパイスパイダーは俺が優先的に倒す。

 ロートルトロールはパンチ攻撃が強力だったか。

 突進攻撃ではない近接戦闘はオーバーホエルミングで対応だ。

 前衛モンスターはアミルの分担を除き、オーバーホエルミングとデュランダルで俺が力押しするのは、クーラタルの12階層の攻略と同じだ。

 

 初戦はロートルトロール1匹とスローラビット1匹。体格差がヒドイ。

 アミルにスローラビットを任せて、俺はロートルトロールと打ち合い。

 とはいえ、オーバーホエルミングとスラッシュでのデュランダルの敵ではなかった。

 ドロップは錫のようだ。アミルの話では装備品用ではないらしいが、何に使うのだろうか?

 

 アミルの所に戻って、スローラビットを後ろから斬りつけて戦闘終了。

 印象としては、ロートルトロールは思っていたほど怖くはない。

 肉弾戦は馴染み深いし、あまり恐怖を感じない。こっちは刀剣で戦うのだが。

 アミルに任せても槍で距離を取れば少しヒヤッとすることもあるが、膠着状態に持ち込むことくらいは出来そうだ。

 最終的には俺が仕留めることには変わりないが。

 

 ロートルトロールも火魔法が弱点ということで、ファイヤーストームを二連発している。

 この魔法とデュランダルの運用でクーラタルとベイルの12階層はいける感じだ。

 ザビルの12階層はケトルマーメイトだったか。

 こいつは火魔法が弱点ではないので、遊び人の構成に変更が必要だ。

 ザビルは明日以降の攻略だから、明日また仕切り直しだ。

 

 アミルとも各モンスターとの弱点魔法、耐性魔法の話を重ねながら、攻略を続けた。

 12階層以降は、朝から晩までミッチリと攻略に時間をかけて、やっと3迷宮をクリア出来るか出来ないかといったくらいだ。

 手強いと言えば手強い。

 堅実にやってるからとも言えるが、逆に堅実にやりさえすれば攻略が出来るということか。

 ただ、長く戦わないければならないので、体力と集中力の勝負になる。無理は禁物だ。

 

 当面の攻略方針としては、少なくとも22階層までは、堅実にいきたい。

 23階層からは、またモンスターが一段階ほど強くなる。

 22階層まで進めば、Lv50になるジョブの次の上位ジョブが解放されているはずだ。

 特に魔道士が使えるようになれば、雷魔法が加わって、戦いに幅が出来る。

 鬼武者の上位ジョブが獲得できるかは微妙だが、何かサプライズもあるかもしれない。

 まだ無理をするような階層ではないので、じっくり行こう。

 

 順調にエリアをクリアにしていくが、さすがに昼までに全てクリアするのは無理だった。

 中間部屋にたどり着いたところで、午前中の探索は終了にした。

 

 ワープゲートを開いて自宅に戻った。

 二人に声掛けをして、俺達は自室で着替えと汗を拭う。

 

 12階層以降は予想通り、広くて、モンスターは強い。

 だが、今のところ予想を大幅に上回っているという程ではない。なんとか戦える。

 これから階層が進む程、強いモンスターの割合が増えるので、苦戦も予想される。

 やはり戦力の拡充が出来ると安心だ。

 

 正直なところ、今日中に一人は増員できると、かなり楽になる気がする。

 本日面談予定の二人だが、エネドラ達に受け入れられるかは、ちょっと微妙だ。

 まあ、こればっかりは相性もあるから、成り行きに任せるしかない。

 俺が強権発動すれば決まってしまうだろうけど、各人の自主性を重んじると方針を出した以上、彼女たちの意見を尊重することは重要だ。

 

 階下に降りて、俺が席に着くと食事が始まる。

 今日も昼の量としてはやや多めだが、出されたものを全部ペロリと平らげてしまっているので、少な目にしてほしいとも言えない。

 迷宮での体力消耗が激しいのか、丁度良い量なんだよな。

 

 他の三人はどうなのだろう。

 三人とも商館にいた時には大して食べられなかっただろうから、暫くは問題ないだろう。

 働き過ぎではないかと思うくらいだから、カロリーオーバーはないだろう。大丈夫だよね?

 

 食事をしながら、午前中の作業や迷宮攻略の内容について話した。

 迷宮組は12階層からエリアが広く、モンスターが手強くなったが今のところ順調と説明。

 ベイルの12階層の攻略が残ってるので午後から再開して、終了したら迷宮メンバの面談に行くことを改めて伝えた。

 

 エネドラとチクルスは石鹸の試作をしているが、今のところは石鹸の凝固待ち。

 結果が良ければ普段の風呂とかで使ってみるらしい。まあ、楽しみながらやってほしい。

 

 食事を終えてアミルとベイルの12階層の探索を再開した。

 相変わらずロートルトロールが多い。

 突進系ではないので、距離を置いて魔法攻撃で削ることもできる。

 適度に削った後に、デュランダルを使ってMP回復を試みると割とあっけなく殲滅できる。

 

 アミルの戦闘訓練には全然なってない事だけが唯一の懸念点だ。

 魔物部屋も俺一人で入って殲滅。今回は残念ながら全滅していたパーティがいた。

 今回から慎重を期して、ワープでマメに出入りして、索敵で殲滅状態を確認しながら削り倒すように方針変更した。

 初めから、そうしろよという話だ。

 

(取得品)

鋼鉄の剣2、鉄の剣1、シミター、鉄の盾、鉄の槍1、ワンド1

硬革の鎧2、革の鎧4、革の靴6、革の帽子4、革のグローブ6

 

 このくらいのグレードの装備品で12階層に挑むのが一般的なのだろうか?

 どの程度のレベルの探索者達だったのか分からないので装備品だけでの判断は無理か。

 

 ベイルの12階層はクーラタルよりは苦戦していない印象だ。

 大きなダメージを受けることなく、ボス部屋以外の全てのエリアをクリアした。

 

 ボス部屋の攻略は午前と同じだ。チクルスを一時的に通常部隊に入れておいて、俺達の配置が終わった後に小荷駄隊に戻してボス戦開始。

 オーバーホエルミングをかけ、近距離からのファイヤーストーム2連発とデュランダルのスラッシュ。あとはデュランダルでひたすら斬りつける。

 ボスのロールトロールのローリング攻撃が出ることもなく、お供のロールトロールとともに煙に変えて終了。

 やはり、このボス攻略方法は有効だ。

 

 ボス攻略もアッサリ終えて、13階層に抜けた。

 1階層あたりの攻略時間はクーラタルとベイルで、それほどの差はないようだ。

 

 12階層の魔物部屋、ボス部屋含めた戦果は、大量の錫とショウガ、毒針。ウサギの毛皮とコーラルゼラチンが少々。鉄が一つ。モンスターカードはなし。

 正直、この大量の錫をどうしろと。倉庫に入れておくしかないな。

 

ユキムラ タケダ(鬼人族 ♂ 17才 自由民)

探索者Lv42 英雄Lv42 鬼武者Lv42 遊び人Lv42 剣匠Lv42 僧侶Lv42

装備 デュランダル 硬直のエストック エストック ダマスカス鋼の盾

    アルフレイル ダマスカス鋼の額金 硬革のグローブ 竜革の靴 身代わりのミサンガ

133万6530ナール

 

アミル(ドワーフ族 ♀ 16才 奴隷)

鍛冶師Lv32

装備 ダマスカス鋼の槍 ダマスカス鋼のプレートメイル 硬革の靴 ダマスカス鋼の額金 革のグローブ 身代わりのミサンガ

 

エネドラ(人間族 女 27才 奴隷)

探索者Lv15

装備 革の靴

 

チクルス(人間族 女 18才 奴隷)

薬草採取士Lv20

装備 革の靴

 

 これで、今日の探索は終了だ。

 アミルと共に、自宅にワープした。

 12階層の攻略で大きな問題が発生しなかったので、少しだけホッとした。

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