異世界迷宮と戦乱と   作:HMI

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061.はじまりの村(その2)

 ヘルミーネは控えのジョブに騎士があり、ラファには魔法使いがある。

 つまり、この二人は貴族の関係者だ。

 まさか、狼人族の巫女をやっている者が魔法使いのジョブを持っているとは思わなかった。

 

 見なかったことにして、この二人を置いていくか。

 いや、状況を確認してからでも良いか。

 

「お前達二人は貴族の関係者か?」

 ヘルミーネは首をどちらにも振らない。それはYesと言ってるようなものだ。

 

「置いていかれたいということだな?」

 ヘルミーネは激しく首を横に振った。

 

「この二人の盗賊っぽい男達が、ラルゴって奴のパーティーに入っているか知っているか?」

 ヘルミーネは首を横に振った。

 

 知らないって可能性もある。既に一人は殺してしまったが。

 Lv14の盗賊の腹からは、血が流れて床を赤く染めている。

 

 このまま、ここに長居はできないな。

 小屋の棚やら、誰のものとも分からないリュックの中を探ってみるか。

 

 リュックの中には、手紙が3通あった。

 記載されている言語は3つともバラバラだ。

 ああ、これは見たらダメな手紙だったな。

 はじまりの村の村長には説明できないネタだ。

 

 貴族同士のグダグダの揉め事。この村も俺もそれに巻き込まれたのか。

 まだ、こちらの存在に気づかれていないから、逃げ切ることは可能だ。

 だが、この手紙を置いたまま帰る訳にはいかない。持ち帰ろう。

 

 そして、思っていたよりも金貨と銀貨があった。金貨は30枚以上もある。

 少人数の盗賊達が持っている量じゃないな。

 やはり、あの冒険者と戦士は怪しいな。何かの工作活動費用だろうか。

 

 ああ、昨日の作戦の従士達の家宅捜索を思い出してしまった。

 俺のやっていることの方が刑事物の家宅捜索に近いや。

 

 探す場所は少ないから、家宅捜索は直ぐに終わった。

 あとは盗賊二人とギエロの処理、そしてこの二人をどうするかだな。

 

 石化して、まだ生きている盗賊は始末するしかないか。

 ただ、この二人の前でやる訳にはいかないな。14才の少女の前でやることではない。

 

「置いてはいかないから、大人しくここで待っていてくれ」

 涙目の女とこんな会話していると、なんかギャングかヤクザになった気分だ。

 今更、ベビーフェイスを演じるつもりもないのだが。

 

 石化した盗賊と盗賊の死体をドアから引き摺り出して、窓側の裏の方に運んだ。

 デュランダルで石化した盗賊の首を一刀両断し、二つの左腕も回収した。

 

 索敵のマップを見ても、まだラルゴっぽい赤い点は見えないか。

 

 しかし、やろうとしていることが昨日と同じでウンザリする。

 ベイルの迷宮の1階層の中間部屋にワープした。索敵で魔物部屋を確認。

 魔物部屋は昨日殲滅したばかりだから満員御礼ではないが、そこそこリポップしている。

 

 魔物部屋に入ってニードルウッドを殲滅した。

 小屋の外の壁にゲートを繋いでワープで移動。

 

 二つの死体をゲートから魔物部屋に放り捨てた。

 だが、装備品を回収するので迷宮に飲み込まれるのを待つことに。

 その間にブランチを回収。

 モンスターカードのドロップもなしと。別に期待もしてなかったけどさ。

 

 やがて二つの死体は迷宮に飲み込まれ、装備品だけが残った。

 

 アイテムボックスに回収して、小部屋の中の壁にゲートを繋いでワープした。

 索敵で確認すると、赤い点が小屋に向かって近づいてきた。

 ラルゴが戻ってきたか。

 どこに行ってたのだろう。

 

 おっと、小屋ではなく、ギエロの居る方向に向かっているな。何故だ?

 やっぱり、あの二人の盗賊はパーティーに入っていたのかもしれないな。

 パーティー効果で見えるのがギエロだけだから、奴の所に近寄っているのかもしれない。

 考察は後回しだ。

 

「直ぐに戻ってくるから、待っていてくれ」

 二人にそう告げると、ギエロの横たわった繁みの近くに回り込む。

 繁みの傍に隠れながら、索敵でラルゴの動きを追いかける。

 

 やがて、ラルゴが近づいてきた。

 

「おい、ギエロ、どうした?」

 

(オーバーホエルミング、状態異常耐性ダウン)

 

 ラルゴの背後から、硬直のエストックで連続刺突。

 こいつは少し硬そうだから、多めに刺突。

 

 身代わりのミサンガは切れてはいないか。頑丈な奴だ。

 

 スキルの効果が切れて、ラルゴがこちらを振り向く。

 

「お前は?・・・・・・」

 その後の言葉がラルゴは続かなかった。石化が始まったのだろう。

 

 ラルゴの顔を見ながら、動かなくなるのをゆっくりと待った。

 動かなくなったラルゴからも、身代わりのミサンガを回収。

 

 近くのモンスターを撫で斬りにしながら、小屋に向かった。

 

「待たせたな」

 二人に声を掛けながら猿ぐつわを外してやり、後ろ手に縛られたロープを切断した。

 

「私はどうなっても良いから、ラファ様を助けて下さい。お願いします」

 いきなり愁嘆場かよ。違うか、忠義の騎士ってやつか。

 

「もう我が家はありません。ヘルミーネは好きに生きてもらって構いません」

 もう、俺を置き去りにして小芝居やってんじゃないよ。

 

「お前達二人は、帝国の出身じゃなくて別の国の者か?」

 ヘルミーネは首を縦にも横にも振らない。つまり、Yesということか。

 

「あの二人、ラルゴとギエロって男達は帝国の出身じゃなくて別の国の者か?」

 同様の反応。はぁ、面倒くさい事に巻き込まれたか。

 

 まあ、手紙の内容から想像がついていたのだが。

 ここで考えてばかりいても仕方がない。

 

「お前達、立てるか?」

 ラファもヘルミーネもヨロヨロと立ち上がった。

 この二人、裸足で歩かされてきたのか。足がボロボロだ。

 

 水が入った桶を二人の前に置いた。

 

「ちょっと沁みるだろうが、足を洗ってこれで拭いてみてくれ」

 自分のリュックから取り出した清潔な布を2枚、それぞれ渡した。

 

 二人が足を洗っている間に、ジョブ構成を変更。

 僧侶と神官をセットしておくか。

 やがて洗い終わったところを見計らって、滋養丸を10粒取り出して5粒ずつ渡した。

 

「それを飲んでくれ」

 ヘルミーネがラファに自分の分を全て渡そうとするのを制して、二人に均等に飲ませた。

 その傍ら、手当と全体手当を無詠唱で実施。

 

「ありがとうございます。かなり楽になりました」

 と言った途端、ラファのお腹が鳴った。

 赤面するラファ。生きている証拠だから仕方ない。

 

「すまないが、今手元に食べるモノがないので我慢してくれ。

 俺の所に来れば、食事は提供してやる予定だ」

「はい。大丈夫です」

 大丈夫に全く思えないけど今は打つ手がない。

 

「これを履いてくれ」

 アイテムボックスから取り出した皮の靴を二人に手渡した。

 今日は、装備品の寄贈のため多めに持ってきていたので靴はたくさん収納してある。

 

 服もボロボロな感じなので、皮の鎧も取り出して、それぞれに渡した。

 ラファはともかく、ヘルミーネはちょっと、体のラインが丸見えになるのだがボロボロの恰好よりはマシだろう。

 ジャケット系の鎧は持ってきてなかったのだが、わざとではない。

 

 ヘルミーネは自分の事は全く気にせず、ラファの恰好がまともになったことを喜んでいた。

 

 リュックに入ったペットボトルを見られないように出して、手持ちのコップに水を注いでラファに差し出した。

 

「喉が渇いてるだろうから飲んでくれ」

 ラファに渡した後、今度はヘルミーネに・・・・・・と、3往復ぐらい水を飲ませた。

 水分を与えられていないのに、猿ぐつわなんてされてたからカラカラだったのだろう。

 

 ラファの目が赤い。まだ14才の子供だからな。

 その割には頑張っているとは思うが、今は気が張ってるだけかもな。

 

 これで、ここでできることは全て終わったか。

 

「じゃあ、ちょっと外に行こうか」

 二人を誘って・・・・・・ダメだ。まだヨロヨロしている。

 壁にゲートを開き、石になったラルゴとギエロの傍にゲートを繋いで連れていった。

 

「この二人・・・・・・ラルゴとギエロはお前達二人にとって、どういう奴なのだ?」

「ラファ様の家を没落させた憎い仇の配下です。殺してやりたい・・・・・・剣を貸して下さい!」

 ヘルミーネだけでなく、ラファも厳しい表情をしている。

 

「ラファ・・・・・・と言ったか、お前の意見も同じか?」

「はい。この手に剣を・・・・・・」

 付き合い切れないな。

 

 要は他国の貴族同士の争いに、俺や近隣の村は巻き込まれたってことだろう?

 あの3つの手紙を読んだ限り、そうとしか思えない。

 

 ブラヒム語で書かれた手紙を見ると、ウーゴの襲撃だって原作の縄張り争いに敗れて流れてきたって話ではなく、今回は他国貴族の介入を思わせる内容だったぞ。

 今日討伐した盗賊二人も、その延長で集められていた気がする。

 やっぱり、この世界は原作とは似て非なる世界だと実感したよ。

 

 石になったラルゴとギエロの首をデュランダルでラッシュを使って刎ね飛ばした。

 さっきのエストックの攻撃が効いていたおかげか、あっさり刎ねられた。

 

「なっ、一撃?」

「これで終わりにしろ」

 別に一撃じゃないけどな。

 

 デュランダルをお前達に貸す訳にはいかないし、エストックを貸してチマチマ削るのを見てるのもダルイ。

 お前達フラフラで剣なんか振るえないだろう?

 何より貴族の茶番劇に付き合う気はない。続けて二人の左腕も切断した。

 

「それでお前達はこれからどうする?騎士団の詰所に行きたいのなら送ってやるけど」

「それは困る・・・・・・密入国者扱いにされて、犯罪奴隷として奴隷商館に売られてしまう」

 でも、今も奴隷だから同じようなものではないのか?

 

 密入国ってことは他国出身の者と認めたことになるな。

 助けてやってみたものの、今は少し醒めた目で見ている。我ながら身勝手だな。

 

「私をあなたの奴隷として売って、その金でラファ様を助けてもらえないだろうか?」

「ヘルミーネ、いけません!」

 ああ、もう面倒臭いな。

 

 ここは、はじまりの村・・・・・・英雄が生まれる村か。

 誰が付けた名前から知らないが、『はじまりの村』の名に免じて、この二人を助けるか。

 そうでも思わないと助ける気力が全く湧かない。

 

 貴族共の小競り合いで多くの人間が迷惑しているんだよ・・・・・・ラファは成人前だから免責か。

 ラファだけ助けても、面倒を見てくれる奴が居ないと面倒だし、貴族の情報が少し入ってくるかもしれないから我が家にも利があるか?

 無理やり、この二人を迎え入れる理屈を考えるなんて甘ちゃんだよな。

 

「貴族として生きることはできないが、我が家の奴隷として二人を迎えることはできる。

 俺がお前達にしてやれることは、そこまでだ。

 もしくは二人まとめて騎士団の詰所に行くか、どちらでも良いから選んでくれ」

「えっ・・・・・・」

「ヘルミーネ、この方の下に二人で行きましょう。二人でならなんとかなります!」

 いや、この小芝居見てるのがツライから早く決めてほしいのだけど。

 

 貴族ってスゴイな。この小芝居も貴族の嗜みなのだろうか。

 なんだか、カメリアオイルをぶっかけたくなってきたぞ。

 

 はじまりの村に行って、ほむらのレイピアと装備一式を寄贈するだけのはずだったのに何故こんなことに。

 

「決まったか?」

「はい。二人でお世話になります。よろしくお願いいたします」

 お世話したくなくなってきたのだけど、一度口にしたことだから仕方ない。

 

 この二人の奴隷手続きはどうしようか。

 正式にやった方が良いよな。

 俺でもスキルでできるだろうけど、書類とか残らないし。

 アランの所だと拙い気がするから、アルマーにやらせるか。

 

 あいつも経験が積めて、WinーWinか?

 うーん、俺だけが損してる気分になるのは何故だろうか。

 他国貴族の手下っぽい二人を始末した手間に見合わない?

 金と装備が少し手に入っただけだしな。

 

「お前達二人は、もう貴族として生きてはいけないことになる。

 俺は迷宮探索者で商売もやってるから、

 配下の者は迷宮探索をしたり、商売を手伝ったりしてもらっている。

 家事を主にやっている者もいる。

 お前達は何ができるのだ?」

「えっ・・・・・・」

 この二人は元貴族だが、それだけに甘やかしたらダメだ。

 

 既に命を救ってるのが甘いという話は置くとして。

 奴隷としての覚悟がなく奴隷になった元貴族か。

 知識奴隷にするか?・・・・・・でも、それだけだと増長するように思えるな。

 

 と言っても、ヘルミーネはともかく、ラファに夜伽などトンでもない。

 15才未満は全く受け付けられないよ。

 ケリーとマリーはあどけないけど色気を感じた。

 だが、このラファには全くそのような気が起きない。

 異世界補正で15才未満はダメになっているのだろうか。

 

 いずれにしても、ラファは原作で言うところの、エルフヒロイン枠ではないってことだな。

 俺のゲーム脳がそう言っている。

 

 元の世界の年齢を思い出し、アミルに手に出している時点で、元の世界ならアウトなのだが。

 帝国解放会での入会儀式で『小さい子最高!』って叫んでいた貴族がいたが、俺には無理だ。

 

「我が家で身請けする以上は、我が家の役に立ってもらうぞ。

 自分達が何ができるのかを考えて行動しろ。

 我が家に居る者はみな、そうしている。例外は認められない。

 どのようなジョブについて、どのようなことをするのかちゃんと考えてもらう」

「分かりました。二人で考えてみます。ヘルミーネ、一緒に考えましょう」

 ラファの方が若いから柔軟なのか?

 

 それとも元の貴族としての爵位のせいで責任感があるのか、いずれにしても大したものだ。

 ヘルミーネの方はラファ想いが行き過ぎていて、感情的な行動をしているような気もする。

 

「これが最終確認だ。本当に我が家の奴隷になることで良いのか?

 覚悟は本当に決まったのか?」

「はい。大丈夫です。ヘルミーネ、あなたもよろしくって?」

「はい。ラファ様、大丈夫です」

 お前は、俺じゃなくてラファに忠誠を誓ってるだけだな。

 

 急に切り替えるのは無理だろうが、これはエネドラの雷が落ちそうだな。

 ヘルミーネと俺の上に。

 ラファに指導してもらった方が良いかも。普通は逆なのだが。

 

 ラルゴとギエロのインテリジェンスカードは既に出てきていたので回収した。

 これで回収したインテリジェンスカードは4枚だ。

 だが、このカードはベイルの騎士団の詰所にはそのまま持ってはいけないな。

 

「ちょっと待っていてくれ。この二つの死体を処理してくる。

 今から開くゲートは絶対にくぐるな。危険だから」

 

 この近辺を索敵で確認して、モンスターが近くにいないことを確認。

 ベイルの1階層の魔物部屋にゲートを繋いで、魔物部屋の中を覗いた。

 遠くに一匹のニードルウッドが見えたが、ラルゴとギエロの体を魔物部屋に運び入れた。

 

 魔物部屋にいたニードルウッドを煙に変えた。暇つぶしだ。

 後は二人が迷宮に飲み込まれるのを待つだけだ。

 やがて迷宮に飲み込まれたので、残った装備品を回収。詳細な確認は後だ。

 

「お前達二人の荷物は、あの小屋にないのか?」

「ありません。何も持たずに連れてこられました」

 マジか。じゃあ、今日戻ったらイロイロ買いそろえなくてはならないな。

 

 また、エネドラの負担が増えるか。いや、チクルスあたりは大喜びしそうな気も。

 

「では、早速だが、我が家に移動するけど良いか?」

「はい。問題ありません」

 答えているのは、ラファばかりだな。

 

 ラファはリーダー役に向いてるかもな。

 

 ゲートを開いて、自宅の玄関に繋げた。

 

「まず、俺が入るから後からついてきてくれ。行った先には危険はないから」

「はい。分かりました」

 

 

 俺が先頭でゲートをくぐった。次がラファ、最後がヘルミーネだ。

 

(侵入者を検知しました。侵入者は2名です・・・・・・侵入者を検知しました。侵入者は2名です・・・・・・)

 

 

 げっ、これが拠点構築スキルの侵入者検知か。

 この二人はグレーでいきなり建物の中に出てきたから、検知に引っ掛かったと。

 

 しかも、脳内でどのあたりに居るか通知されるな。今回は玄関だけど。

 通知はリーダーじゃないと解除できなかったっけ。

 チクルスからリーダーを俺に代えて・・・・・・

 

「ユキムラ様、その二人から離れてください!」

 レドリックが実剣を持って、走ってきた。

 

 とりあえず、侵入者検知を解除。

 

「申し訳ない、レドリック。

 この二人は近いうちに俺の奴隷になる者だが、うっかりそのまま連れてきてしまった」

「そ、そうなのですか」

 すまねぇ、すまねぇ。

 うっかり連れてくるってなんだよ。自分で言っていて訳分からん。

 

 なんか道端で捨てられていた犬を拾ってきて、見つかってしまったみたいだ。

 

 エネドラ達もやってきた。

 

「全然、似ていない双子なのですね」

「うっ・・・・・・」

 チクルス、分かっていて言ってるだろう?この二人の年齢は倍近い差だぞ。

 

 だが、誰にも相談せずに連れてきたからなぁ。

 やむを得なかったとはいえ、肩身が狭い。

 

「エネドラ、後で理由をちゃんと説明するが、

 この二人は明日、我が家の奴隷としてアルマーに手続きしてもらう予定だ。

 彼女達は誘拐されて、食事や水浴びなどが暫くできてなかった状況だ。

 胃に優しいモノでも食べさせてやってくれ。

 忙しいところ悪いが、面倒をみてやってくれないだろうか?」

「お任せ下さい。旦那様」

 あっ、エネドラにスイッチが入ってしまった。横にいるチクルスもか。

 

「じ、じゃあ、宜しく頼むぞ。

 俺は急いでコボルトハンター達の所に行ってくる」

「はい。ごゆっくりと」

 エネドラはゆっくりと何をするのだろうか?ちょっと怖くて訊けない。

 

 さっさとベイルに退散しよう。

 

 レトロゲームなら、『ユキムラはにげだした・・・・・・』と表示が出るところだ。

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