デュエマプレイヤーは「カードが全ての学園島」で成り上がるそうです。   作:タク@DMP

17 / 46
第17話:それは彼女の聖戦(リグヴェナロク)

 ──戦う事を嫌った少女。

 されど、彼女は望んだ。

 自分を守るためのチカラを。

 自分の代わりに戦ってくれる存在を。

 故に彼女は生まれた。

 

「──今日からオレが代わりに戦ってやる」

 

 喧嘩には絶対に負けなかった。

 デュエルでも絶対に負けなかった。

 だが、誰もが彼女を恐れ、結果的に一人になった。

 

「一人じゃねえよ。オレが居るんだからな」

 

 彼女は──少女の唯一無二の「友達」となった。

 虚ろでからっぽで、戦うことでしか存在意義を満たせない──空のような少女。

 

「だってオマエは、逃げる事しか出来ねえ臆病者だ。だから、代わりにオレが戦ってやる」

「ッ……」

 

 空木こころは、その人格を「友達」と呼びながらも疎んだ。

 それは、彼女の臆病の裏返し。

 「代わりに誰かにやってほしい」と願った事で生まれた存在。

 

「だって、オレが此処にいるのは、オマエが臆病だって証明だからなァ……!!」

「違う……私は臆病者じゃない……!!」

「オマエの戦うための才能は全部、オレが持って行っちまったからなァ……オマエは出涸らしなんだよ、こころ。ククカカカッ!! 弱虫のオマエは、オレに頼らなきゃいけねえんだ……ッ!!」

 

 名前は──(シエル)

 善良で、臆病な空木こころを反転させた──彼女の中の悪魔。

 

「そうだ、オレに代われこころ。オレが代わりにやれば全部、全部上手くいく……ッ!!」

 

 戦う事でしか己を満たせない空虚な人格。

 彼女は、こころの代わりに戦う一方で、いつもいつも、いつも──こころを「臆病者」「出涸らし」「弱虫」と詰り続けた。

 

 当然だった。

 何故ならば──こころが臆病でなければシエルの存在意義は無いも同然、だからである。

 

 

 

 ──しかし。

 ある日、そのバランスがとうとう崩れた。

 

「そ、そんな! デッキを返してくださいッ……!」

「負けたんだから当然だ。オマエ達のような弱者にこんなデッキは勿体ない」

 

 戦極学園の鉛ハジキが、無銘学園の1年生たちに絡み──デッキを賭けたアンティルールを強要していたからである。

 その現場を、こころは目撃してしまったのだ。

 しかし──強いストレスが無ければ、空腹でなければシエルに入れ替わる事は出来ない。

 

『カカカカッ!! 無様だなあ、こころ!! オレに入れ替わらない所為で、オマエが弱い所為で下級生共を助けられないッ!! やっぱりオマエはオレ無しじゃあ何も出来ねえんだよ』

「……ッ」

『なんだ? 鉛ハジキにデュエルを挑むのか? やめておけ! オマエじゃあ無理だ! 引っ込んでおけよ、弱虫! 今はオレは助けられねえんだからな……仕方ねえんだよ!! 弱者はああやって搾取される、仕方ねえことなんだ』

 

 シエルにとって、その罵倒は──いつものように己の存在意義を確認するためのものだった。

 こころが弱くなければ、シエルに存在意義はない。

 しかし──

 

 

 

「黙って下さい」

 

 

 

 ──目の前で下級生が絡まれているのを見て、そして──あまつさえそれを「見過ごせ」というシエルにとうとうこころは堪忍袋の緒が切れた。

 こころは──絡まれている下級生の元に歩いていた。

 

『ああ!? テメェ、オレに逆らうのか!! こころッ!!』

「貴女がやれないなら、私が代わりにやりますッ……!! 見て見ぬフリなんて出来ない、あの子達は泣いてるッ!!」

『無理だッ!! 無駄だッ!! やめろッ!! オマエの黒単アビスなんぞで勝てる訳がねえだろ!! 止まれッ!!』

「それなら──貴女のデッキを代わりに使いますッ!! 後輩たちを、見過ごせませんッ!!」

『止まれッ!! 臆病で弱虫で出涸らしのオマエにッ!! 出来る訳がねえッ!!』

「貴女は私で、私は貴女ッ!! 使いこなせるはず……ッ!!」

 

 ──しかし。

 結果はご存知の通り。

 鉛ハジキに、いきなり初めて使うデッキで勝てるはずが無く。

 喰らいつくように挑んだ2戦目で使った黒単アビスでも結果は敗北。

 結果的に──こころは思い知ることになった。

 

 何処までいっても──自分とシエルの差は大きいのだ、と。

 

「それでも、照陽さんと一緒なら……私は……」

 

 だが、そんな自分相手でも照陽は手を差し伸べてくれた。

 少しでも自分で戦えるように、強くなれたなら──

 

 

 

「無駄なんだよ全部。無駄だからやめろ」

 

 

 

 ──だが、それさえもシエルは否定する。

 それはシエルにとって──彼女自身の存在意義を否定するに等しい行いだったからである。

 

 

 

「戦うのは……オレの役目だ、こころ……ッ!!」

 

 

 

 シエルにとってデュエルとは聖戦(リグヴェナロク)

 己の存在意義を賭けた──戦いだ。

 

 

 

 ※※※

 

 

 

「2マナで《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》を展開ッ!!」

 

《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》 闇/火文明 コスト2

禁断フィールド

 

 

 

 ──それは、禁断の領域。

 ドラゴンにとっての究極の初動が《メンデルスゾーン》ならば──コマンド種族にとっての究極の初動は《FORBIDDEN SUNRISE》だと誰もが答えるだろう。

 真っ白だった空間は一瞬で、禁忌の太陽が昇る焦土へと塗り替えられる。

 そして、その領域を制御するための4つの封印が置かれるのだった。

 

《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》

封印:残り4

 

「コイツが存在する限り、オレのコマンドはコストが2軽減される」

 

(ただし、それは封印が残っている間だけだ)

 

 《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》に置かれた封印──裏向きの4枚のカードは、同じ文明のコマンドが出る度に墓地に置かれていく。

 そしてこのフィールドは封印が全て墓地に置かれれば山札にシャッフルされる。

 

(つまり、《FORBIDDEN SUNRISE》が軽減できるコマンドは最大でも4体までということになる。盤外カードが絡まないオリジナルルールなら猶更だ)

 

「僕は2マナで《場和了GO-YAMA58》を召喚だ」

「それだけか? じゃあ、早速アクセルを掛けていくぜッ!!」

 

 シエルのマナが3枚、タップされていく。

 彼女の背後から影が沸き上がった。

 無数の触手が生え、立ち込め、そして這い上がる。

 それは魂を求める虚にして究極の肉体。

 

(──授業でやってたところか……ッ!!)

 

 その姿に当然、照陽も覚えがあった。

 魂と肉体に別たれたアビスベル=ジャシン帝。

 その肉体が独りでに動き出し、暴走した怪物。

 

「……あいつは飯を食って飢えを満たす。だけどな、オレは飯を食っても腹は膨れねえ。空っぽなオレを満たすのは──血沸き肉踊る戦いだけだ」

 

 シエルの導きに従い、それは顕現する。

 無数の触手を生やした巨大な蛇神。

 またの名を──もう1つのジャシン。

 魂を持たぬ虚ろなる存在。

 

(アビス使いのこころさんが二重人格で……その片割れが使うのが──よりによってコイツか!!)

 

 

 

「飢えを満たせ、《究極の虚(アルティメット・シェル)ジャシン=ヴリドガルド》!!」

 

 

 

(別たれたジャシンの片割れ、肉体のみの存在──ヴリドガルド!!)

 

 ──大きく口を裂いたヴリドガルドが獲物を捕捉し、牙を剥く。

 その圧倒的な悍ましさを前に、流石の照陽も身震いするのだった。

 

究極の虚(アルティメット・シェル)ジャシン=ヴリドガルド》 闇/火/自然文明 コスト5

G-NEOクリーチャー:デーモン・コマンド/アビスロイヤル パワー7000

 

「惹かれ合ったんだろうなァ。器だけの存在のコイツと、戦いだけしか己を満たせないオレ。そっくりだからなァ!!」

 

 その空っぽの器を満たすべく、ヴリドガルドは「食事」を始める。

 触手がシエルの山札に伸びた。

 そこから表向きになるのは3枚のカード。

 

「──超魂レイド発動ッ!! コイツの進化元となるクリーチャーを、コイツの下に置くッ!! 選ぶのは《デスライガー》!!」

 

 そして、魂となる存在を得たことで《ヴリドガルド》は動き出す。

 狙いは場に居る《場和了GO-YAMA58》だ。

 

「《ヴリドガルド》はマッハファイター!! そのまま破壊するッ!!」

 

 爆散する《GO-YAMA》。

 それを見て歯噛みする照陽。

 並大抵のクリーチャーの前では《ヴリドガルド》に破壊されてしまう。

 

(というのも、この《ヴリドガルド》はとても面倒な効果を持つ。先ず、マッハファイターでスレイヤーという点だ。特にスレイヤー!! バトルした相手を破壊する効果の所為で、こっちのクリーチャーは確実に死ぬ)

 

 更にバトルに負けてもG-NEOによる耐性がある《ヴリドガルド》だけは生き残ってしまう。

 どんな相手でも確実にバトルで破壊する──それが《ヴリドガルド》の恐ろしい点なのだ。

 

(恐らく白銀さんはゼニスを一度は展開出来たんだと思う。だけど、《ヴリドガルド》のスレイヤーで水晶マナを大きく減らされて──負けてしまったんだろうね。だが、このデッキなら問題はない。スレイヤーなら《御代紅海》の効果でスルーできるからね……!!)

 

「喧嘩なら誰にも負けねえ……ッ!!」

「なら、これならどうだろう。《コハク》を召喚して、そのまま《一音》に進化ッ!!」

 

 手札を使い切る勢いでの展開ではあるが──完全態の《一音の妖精》が照陽の場に立つ。

 御札がシエルの周囲に現れ、クリーチャーと呪文を完全にロックした。

 

「これで君は1体しかクリーチャーを──」

「ヴァーカが!! 要するに、そいつの後続を断てば良いだけの話だッ!! 4マナで──《ヴリドガルド》をGーNEO進化ッ!!」

 

 ──尚。

 1体だけで十分だと言わんばかりにシエルは《ヴリドガルド》を進化させる。

 

 

 

「──《魔誕の導師 ブラックルシファー》!!」

 

《FORBIDDEN SUNRISE》残り封印2

 

 

 

 現れたのは獣の顔を持つ悪辣なる導師。

 その杖が振るわれれば、墓地のカードが《ブラックルシファー》の下へと重ねられていく。

 

「しまった、そいつは……ッ!!」

 

 そして照陽もそのクリーチャーの効果はよく知っている。

 進化元が3枚揃った時、それが《ブラックルシファー》の本領発揮だ。

 

「《ブラックルシファー》のメガメテオバーン3発動ッ!! 相手のクリーチャーは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ッ!!」

 

《魔誕の導師 ブラックルシファー》 闇/火/自然文明 コスト6

G-NEOクリーチャー:デーモン・コマンド パワー11000

・登場時とターン開始時にマナゾーンと墓地からカードを最大1枚ずつこのクリーチャーの下に置く(今回は墓地のカード)。

・メガメテオバーン3:攻撃時に3枚進化元を墓地に送る事で、次の自分のターンのはじめまで、相手のクリーチャーが出た時、そのクリーチャーを破壊する。

 

 照陽の身体に黒い呪縛印が刻まれる。

 そして、杖から放たれた衝撃波でシールドが2枚砕かれた。

 相手にロックを掛けたつもりが、今度は照陽の方がロックを掛けられてしまったのである。

 着地したクリーチャーは《ブラックルシファー》の効果で即座に破壊される。

 つまり──

 

(場に出ても、直ぐに死んじゃうってことじゃなイ!!)

 

 このロックが掛かった状態で相手の展開を大幅に制限。

 そして、砕け散ったシールドは照陽の身体を切り裂いていく。

 

「トリガー無し……ッ!!」

 

(参ったぞ……! 《ブラックルシファー》の効果で横展開が出来なくなった! これじゃあ《一音の妖精》からNEO進化させないといけない……!)

 

 歯噛みする照陽。

 最早《一音の妖精》を維持しながら《御代紅海》を出すプランは瓦解した。

 何故ならば、進化元なしで《御代紅海》を召喚した瞬間、《ブラックルシファー》の効果で蒸発してしまうからだ。

 

天戸照陽:《ブラックルシファー》の効果でこのターンまで出したクリーチャーが即座に破壊される。

 

(一手一手は致命的じゃないが、それが複雑に絡み合って僕を確実に追い詰めてくる!! これが──火闇自然ヴリドガルド!!)

 

 しかし、手が無いわけではない。

 横展開が出来ないにせよ──今場には進化元のある《一音の妖精》が居るのだから。

 

「僕は4マナで《一音の妖精》を《PERFE910-御代紅海》に進化ッ!! 《ブラックルシファー》の破壊効果は《御代紅海》で無効化されているよッ!!」

 

 《ブラックルシファー》の衝撃波を受け止め、降臨したのは《御代紅海》。

 構成カードは3枚になっており、既に完全耐性を得た後だ。

 しかし、肝心の《ブラックルシファー》のパワーは11000。

 バトルで勝つことは出来ない──

 

(ならば無視して顔面に攻撃するしかない!!)

 

「《PERFE910-御代紅海》の下に重ねるのは《アルジェン・ゴルギーニ》!! ブレイク時効果で山札の上から2枚見て──シールドを2枚追加だ!!」

 

《PERFE910-御代紅海》

・超魂Xにより、ブレイク時にシールドを追加するかマナを加速

 

「──そして、W・ブレイクッ!!」

 

 砕け散るシールド。

 その破片が──シエルの肌を切り裂く。

 鮮血が飛び散り、その様を見て──照陽は息を呑んだ。

 これは真のデュエル。シールドの破片は刃となってプレイヤーを襲う。

 

「……まさか怖気づいたなんて言わねえよなあ、天戸照陽ッ!!」

 

 傷ついているのは──シエルでもあり、こころでもある。

 それを実感する度に戸惑いが生まれる。

 しかし。今此処でシエルを止めるには、真のデュエルで彼女を捻じ伏せるしかない──

 

「オレはなァ、怒ってるんだッ!! 自分のデッキを勝手に使われて、挙句の果てに無様に負けられたッ!! あんな奴に、デッキを触る資格はねぇんだよ!!」

「……それは確かに良くない、デッキはデュエリストの魂だ……ッ!! でも──ッ」

「そうだ。こころは分かっちゃいないんだ。このデッキを使いこなせるのは、他でもないオレだッ!! オレだけなんだッ!!」

 

 嗜虐的な笑みを浮かべ、シエルは言い放つ。

 

「──戦いこそがオレの存在意義ッ!! 弱虫は引っ込んでれば良いんだよッ!! 《ブラックルシファー》の効果発動ッ!! 墓地からカードを1枚重ねる──」

「ッ……!! 探しているカードは……」

「そうだ。此処まで見えねえとなると、恐らくデッキの中にそろそろ眠ってるんじゃねえか……? 《ブラックルシファー》を《ヴリドガルド》に進化ァ!!」

 

 再び場に現れる蛇神。

 同時にフィールドに重ねられた封印もまた1つ墓地に送られる。

 残る封印は1つ。軽減で出せるコマンドも、残り1体だ。

 

(ロックを解除した……《御代紅海》が居るとあまり効果が無いからか! 多分、狙いは──超魂レイド!! という事は恐らく……!!)

 

 ──超魂レイド。

 それは、デッキから3枚を捲って進化元となるクリーチャーを下に重ねる能力。

 もしもその中に超魂Xを持つクリーチャーが居れば、その恩恵を大きく受ける事が出来る。

 

「──《ヴリドガルド》の下に重ねるのは……やっぱりそこにあったかッ!! そろそろ見えると思ったぜ、4枚しっかり積んでるんだからよッ!! 来い、《~墓碑に刻まれし魔弾の名~(アレクサンドル・エピタフ)》!!」

 

 これこそまさに、シエルの狙い。

 彼女はずっと、封印や素引き、そして超魂レイドで《~墓碑に刻まれし魔弾の名~(アレクサンドル・エピタフ)》を探していたのである。

 素引きすればマナに置いて《ブラックルシファー》に重ねる。封印で墓地に落ちても《ブラックルシファー》で重ねる。

 

「これで全ての準備は整ったァッ!! テメェをズタズタにする準備がなァ!!」

 

 だが、そのいずれでも《~墓碑に刻まれし魔弾の名~(アレクサンドル・エピタフ)》は来なかった。

 故に──最終手段でデッキから掘り起こしたのである。

 相手の墓標に敗北の二文字を刻む──キーカードを。

 

「《ヴリドガルド》でテメェを攻撃する時──先ずは侵略進化を宣言ッ!! 墓地から出すのは《S級不死 デッドゾーン》ッ!!」

 

 ──《ヴリドガルド》の身体が裂け、そこから飛び出すのは紫に染まった廃車の機体。

 赤いマントを翻し、それは戦場をズタズタに蹂躙する。

 

《S級不死 デッドゾーン》 闇文明 コスト6

進化クリーチャー:ソニック・コマンド/S級侵略者 パワー12000

S級侵略[不死(ゾンビ)]:闇のコマンド(自分の闇のコマンドが攻撃する時、自分の手札または墓地にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)

 

 これで4体目のコマンドの登場。

 《FORBIDDEN SUNRISE》はデッキへ戻される。 

 だが同時に墓地のカードが1枚、シエルの手に渡った。

 

(完璧だ。これで、あいつを黙らせることが出来るッ!!)

 

 猛攻が──始まる。

 

「《デッドゾーン》の効果起動ッ!! 《御代紅海》をパワーマイナス9000して破壊だッ!! 言っただろがッ!! 何もかもが無駄だってなァ!!」

 

 戦場を爆走する《デッドゾーン》。

 そのアームが《御代紅海》を引きずりまわし、そして爆砕する。

 パワーマイナスは数少ない《御代紅海》の弱点だ。

 

(クソッ、最近毎回出す度に何らかの手段で突破されるな、僕の《御代紅海》!!)

 

「更にッ!! 《~墓碑に刻まれし魔弾の名~(アレクサンドル・エピタフ)》の超魂クロス効果を解決ッ!!」

 

《S級不死 デッドゾーン》

・超魂Xにより、自身よりもコストが小さいクリーチャーを墓地から場に出す。

 

 デッドゾーンのアームが地面に突き刺さる。 

 そこから引きずり出されるようにして──現れたのは最初に墓地へ落とされた《ヴリドガルド》だった。

 

 

 

「──さあ、地獄を楽しみなァッ!! 再び来い、《究極の虚(アルティメット・シェル)ジャシン=ヴリドガルド》ォッ!!」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。