フランちゃん遊園地へ行く   作:黄昏の跡地

2 / 3

【この世界線のLCB】

実はダンテが言い出しっぺ、「倒した敵とかを味方に出来たら面白くない?」と冗談交じりに言ったらイサンとファウストがガチ目に乗り気になってしまいそうなった。作中描写ではまだだけどしれっとソーニャも拾ってたりしてるし8章入ったらN社E.G.O.コンビも拾われる事になる


7-2【そりゃバレるわ】

 

視線の先に居たのは紛れもなくリンバスカンパニーの囚人の内の1人にはあの第2眷属でもあるサンチョことドンキちゃんもいた。

 

「あれは?」

 

「リンバスカンパニー……通称がLCBで各地に点在している黄金の枝の回収班みたいなものなんだけどまさかワザリングハイツも超えてたとは思わなかった……けどさ?1個文句言っていい?」

 

どうしてキャサリンとかネリーとかも一緒にいるの?ネリーN社に再就職したんじゃないの?キャシーに至っては死人の癖してスっと囚人たちと一緒に行動してるのまあまあ理解に及ばないんだけど?

 

「ドンベクもいて……流石にエイハブ船長は居なくてユーリが居て……クローマーもさすがに居ないのか良かった」

 

「もしかして知ってる世界線じゃない?」

 

「多分っていうか確実に違う、だってお母様が第一眷属でこの都市に住んでたって言ってたから」

 

「そうね、幾人か見慣れた方もいらっしゃいますし……挨拶行ってきてもいいかしら?」

 

「話がややこしくなるし大人しくしててよお母様」

 

興奮は何処へやら……気が付けば臨戦態勢に入ってて何時もの仕事ムーブに入っちゃったせいで素直にラ・マンチャランドを楽しめてないんだけどLCB居るから仕方ないよね?

 

なんて考えていると後ろから赤いドレスを着用したペストマスクの様な仮面を被った女の人がやってきた……片方しか鋏のパーツあるのを見るにあの赤いのって硬血なのかな?

 

「どうされました?何かご不便な事でも御座いましたか?」

 

「ああいえ、そういうのじゃなくて……ちょっと会いたくない団体様に会ったって言うかなんて言うか」

 

「ああLCBの皆様方ですね?恐らく黄金の枝を取りに来ただけですのでお気になさらない方が良いですよ?あっ血袋と戦闘を始めましたね、折角ですので観戦しましょうか」

 

話しかけてきた人の言うようにチラリと見ると人格をおっ被って戦闘を開始していた……ファ?

 

「……ブフッ!?いや……それは卑怯じゃん管理人さんや」

 

「どしたのフラン」

 

中身を知っているからこそ吹き出すのは仕方ない事だろう、心配で声を掛けてきた姉様に見たものを指差すと姉様も吹き出した……見間違いだったらどれだけ良かっただろうかどうして魔法少女2人も居るの?

 

「ヴァルプルギス産の人格スっと入手してるのなんなのあの時計頭……」

 

「ええ……あ……ええ?何あれ」

 

何が凄いって?殆どがE.G.O.人格被ってんのよ?流石に性能面であれなのかホンル、ヒース、イシュ、グレッグ、ムルソー、シンクレアは別の人格だったけど全員酷いよ?ホンルとヒースは終止符、イシュはツヴァイ、グレッグは黒獣-巳、ムルソーは親指カポ、シンクレアも親指ソルダートっていう暴力に暴力を上乗せしたかのような面々だった……どうして8章に出てくる人格もおっ被ってんのよ巫山戯んなよ

 

「……あれ血袋だけじゃ対処し切れないわよ?火力の暴力でひたすら押し潰してるし」

 

「あちゃあ〜あれは無理ですね、あっ血液バー食べます?人の血液と提供して下さった人工血液で作ったものなんで味は保証しますよ?」

 

「あっどうも……あっおいひい」

 

圧倒的な観戦ムードの中もしゃもしゃと血液バーを食べるのまあまあシュールでは?そういやキャシー地味にリウ人格使ってるのか……お嬢様が肉弾戦してるの好きだよ私

 

「あっ終わった」

 

「はっや……そりゃあれだけ人数いたらねぇ?」

 

「血袋の再生産しないといけないのはまあ仕方ないことですがあそこまでこっ酷く返り討ちに遭うのはスタッフとしては遺憾の意を示しますよ、あっアリシア様、お嬢様方、この後も是非是非ラ・マンチャランドを楽しんでってくださいね?オススメはあちらに見えているニコリーナ様が経営されていらっしゃるファンタジーブラッドシューティングです!それでは良き夢を!」

 

そう言いながら小走りで去っていく血鬼……いい人だ

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

ブラッドシューティングの中に囚人たちが入っていくのが見えたからとりあえず扉の隙間からこっそりと見る様にする、お母様は中に入らないの?って聞いてくるけど敵情視察をせずにどうしろと?そもそもとして関わりたくないしLCBとは

 

「……館内放送されてるお陰でかこっちには気付いてない見たいね」

 

「そうね……シューティングかぁ私たちの得意分野だけど具体的にはどんなのかしら?」

 

「元は的当てみたいな感じらしかったけど今じゃ血袋をひたすら潰すタイプになってたのは覚えてる、けどそれはあくまで作中描写なだけでここは別のになってたりしそうだけども」

 

「と言うと?」

 

「そもそもの世界線が違う……まあ言うなれば並行世界線って奴かな?メンバーの方を見るに倒したないしは味方と判断された対象も囚人として共に行動出来るようになってるっぽいしブラッドシューティング自体の内容も変わっていても可笑しくは無いんだよね」

 

いや……当たって欲しくは無いんだけどもバスにお留守番でクローマーとかエイハブとかいたら笑うよ?ぶっちゃけイシュメールとシンクレアの精神がズタボロになってそうだけども

 

「ねえフランレミィ、1人こっちみてるけど」

 

「えっだ……うっわぁムルソーこっち見てるし」

 

恐らく気配に気付いたのだろうかムルソーだけこっち見てた……見ないで気付かれるから、そんな思いとは裏腹に無情にもバレるのはすぐ側だった

 

《おやおやっ!?そんな入口の所で中をじっくり見ていないで入ってきて頂いてもいいんですよ!?ささ!怖がることはありません!》

 

「ヴェッ!?バレた……」

 

「そりゃバレるわよ、それじゃあ入りましょうか折角だし」

 

「そうね、私正直どういう物なのか気になっていたのよねぇうふふ」

 

「お母様随分と楽しそうで……ええ行かなきゃ行けないの?」

 

別に嫌々言ってる訳じゃないよ?ただ関わりたくないだけ……え?それは駄々こねてるだって?煩い燃やすよ?

 

色々相談しているうちにキャシーことキャサリンがこっちに来た……囚人服結構似合ってる

 

「あの、少しよろしいでしょうか?」

 

「は……はい」

 

「突然お声掛けしてしまい申し訳ありません、私ワザリングハイツ元当主のキャサリンと申します。何かご不便でもお掛けしましたでしょうか?」

 

「あ……えと……フラン……ドールです、その……」

 

ふっつーに声かけられてテンパってしまい言葉が出てこない、私ってこんな人見知りだっけ?なんて考えていると後ろから姉様が抱き着いてきた、何事?

 

「こんにちは、この子の姉のレミリアって言います。始めて来る場所なんでこの子緊張しちゃってねぇ〜許したげて……でまあ特に不便は掛けられてないんだけどちょっと後ろから様子を見てただけだから気にしなくていいわ」

 

……不躾な妹で申し訳ない、話が着いたのか中に入ることにしたけど結構天井高いし広いしで不思議な空間だった。

 

「お帰りキャシー、怪我は無いか?」

 

「ええ平気よヒース、この人たち血鬼にしては随分と利口的で話してて退屈しなかったわ……紹介します私の友人たちのLCBの皆様です」

 

 

……あっやっばユーリとキャシー揃うと涙腺が緩くなっちゃう

 

 

少女説明中……

 

 

結局決壊して涙が溢れてしまったので理由の説明をしました……恥ずかしいけどイサンさんとファウストが納得したかのような顔で肯定してきた

 

「確かにそれは有り得る世界線ですね、硝子窓による人格抽出と似たようなものであるとファウストは推測します」

 

「然り、硝子窓はありえざる可能性の世界を映し出すものなりけり」

 

「要するに……別の世界線じゃキャサリンさんとユーリさんは死んでいるって事ですか?」

 

「加えてネリーとエイハブがN社に拾われてます」

 

「「ええ……」」

 

諸々の説明(Limbusほんへの噛み砕いた解説)すると皆反応が結構面白かった、そりゃそうだもん死んでるやつが生きてて生きてるやつが死んでるって……しかも敵判定されてるのに囚人扱いされてるのは……うん

 

「そういえば御三方は血袋……ではないですね血鬼なんですか?」

 

「母が第一眷属なんです、私と姉様はその娘ってだけです」

 

『だ……第一眷属ぅ!?』

 

<つまりそれって……第二よりも上位の存在がずっと見てたってこと?>

 

「正確には下の娘のフランがLCBの皆様方と関わりたくないから様子を見たいって言い出したのがきっかけね、私は大人しく顔を出した方が後腐れ無いと思っていたんだけどもねぇ……それはそうと自己紹介ね、私はアリシア・スカーレットと申します。元々この都市に住んでいたんだけど辟易しちゃって次元跳躍装置で飛んでっちゃいました♪今日来たのはキホーテからの招待状を受け取って来たのよ」

 

そうお母様が言うと直ぐに奥の方からズドドドドドドと物凄い足音が聞こえてきたと思ったら赤いドレスを着た人がスライディング土下座でダイナミックエントリーしてきた……それはそうとロージャさん、ドンキちゃんらや私に抱きつくないしは抱き着かれに来ないで下さい動けません

 

「わ……我らが父上様のご盟友様にご挨拶を申し上げさせて頂きます!私当ファンタジーブラッドシューティングの管理人を務めさせて頂いてます理髪師のニコリーナと申します!この度のご来場誠に!誠にありがとうございます!先程は御無礼な発言をしてしまい申し訳ございません!」

 

「うふふ、良くってよ……それにそんなに気にしなくていいわよ?顔も上げて?折角の素敵なドレスが台無しになってしまうわよ?」

 

「あ……ははぁ!寛大なお言葉とお心!痛み入ります!……んんっ!では改めて当施設のご説明をしても宜しいでしょうか?」

 

そう言うと奥からゾロゾロと血袋が出てきた、そこは全く同じなんだ……ん?ちょっと待ってじゃあ血袋の材料何?

 

「ルールは至って簡単!彼処に見えております私たちお手製の血袋を如何に早く殲滅出来るかです!元々はシューティングの名前の通り射的でやろうかという話だったのですが臨場感と緊張感、それから危機感を持って頂きたくこの様なスタイルになりました!さあさあ誰がやりますか?」

 

<これ普通に考えて私たちがやるべきなんだろうけど……折角だから実力を見てみたいな>

 

「……じゃあ私やる!もう諦めて遊ぶ!」

 

「おちびちゃん何とかなるの?」

 

「伊達に500年は生きてないわよ!」

 

ロージャさんとドンキちゃんをひっぺがして血袋達の前に立つ……よく見たらちょっと糸見えるから本当に人形なんだなあれ。そう考えつつレーヴァテインを両手に持って

 

「それじゃあファンタジーブラッドシューティング……スタート!」

 

ニコリーナさんの開始の合図と共にかけ出す、楽しませてもーらおっと





【血液バー】

少量の人間の血液とK社制作の人工血液(味は割と人間のに近い物)を混ぜ合わせて出来上がった血鬼専用完全栄養食。

最初期は豚やら鶏やら牛やらの血を混ぜてたがこれがまあゲテモノで大不評、パッパが頑張ってK社と取引をして売上の一部を提供する代わりに貰った人工血液と作った結果こちらが採用された。

余談だが変なナノマシンの類は一切入れてなくて純粋に巣にある病院とかに提供する為のものを増産して出荷してるそうな

【ラ・マンチャランド】

P社の外れの裏路地の広間にスっと建てられたアミューズメントパーク、血鬼達の楽園でありながら人との繋がりを持つ為に用意されており入園料の少量の血液の提供をするだけで大半のアトラクションに入れる破格の値段設定、追加で血液を提供するとキャストの人達との写真を取れたりもする
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。